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2007年3月の投稿

2007年3月24日 (土)

「おまかせHR研究会」Topics

報告3弾  さあ、今年も阪大で「1日講座」
 
「おまかせ~」に阪大・教育実習事前指導の要請がきました。4年目だ!

●2007年4月21日(土) 朝8:40阪大病院前集合 10:00~ 16:00。その後、千里中央で反省会。 
●今年度担当:NYさん、NTさん
●去年との変更点は?(今例会での確認案)
 この講座、従来、何の気ナシに登校してきた阪大生たちが、「な、何よ、この異様に暑苦しい教師たち!」と、「おまかせ~」メンバーに驚くというパターンが主流だった。
 しかし、今年のメンバーの大半は、1~3年生次に、SIさん、SHさん、KNさんらの授業経験がある者がほとんど。今までのような「何よ、この人たち!」という反応ではなく、「特別活動」や「臨床(NK、SH)」のときと同様、現場教師の講座なのね、という反応か。それらを意識した内容案を、担当・NYさん、NTさん中心に考えます。

 昨年末の奈良教育大で、突然、若手の先生に「今度、こんなのやるんだけど」と声かけたら、「ぜひ、見学させてください」と、2名ついてきた(彼女らに、突然「全体ゲーム」1つを任せたのもアコギ? いえ、習うより慣れよの親ゴコロ)。
 今回の阪大でも、「若手向けインターン制度・定員8名」をやってみよう、ということになりました。
 あえて「反省会費として1000円、自腹で払ってね。でも、どうぞベテラン教師のナマのHR像を見てって。ぜったい役立つと思うよ」と若手教師に口コミ中心で呼びかける予定。
 すでに何名かの若手教師たちが、「おもしろそう」と興味示してます。
 知り合いで希望者あれば、今年度担当・YN、NTまで当ブログからメールください。

●さあ新店開拓。いざ、萬野屋ホルモン店へ。
 上六に新しい焼肉屋ができた。ちょっとオシャレ過ぎるので敬遠していたが、そこは年に数度の「おまかせ太っ腹宴」。勝山通環状線ガード下「萬野」の支店だけに、特に珍しい部位のナマもんが食べられる。この宴のために、「おまかせ」会議は時間厳守。円卓の雰囲気よく、これはたびたびお世話になるかも? ……というぐらいで、今日の報告はとどめとこう(また行こうね)。

                           <以上>

2007年3月23日 (金)

「おまかせHR研究会」Topics

Bigプロジェクトふたたび始動!!②

●1章 目的別に読む遠足実践編(担当:MSさん、IJさん。各案後の頭文字は、既書きあげ原稿+想定している「書けそうな人」)プラン

1 とにかくなかよくなりたい!というクラスに・・・ これが生徒たちの一番の願いでしょう。でも最初はみんな不安なもの、そこでやっぱり先生の出番!

○何にもなくても、楽しくてなかよくなれるクラス・レク遠足

○体育館(グラウンド)を借り切ってスポーツ大会だ!遠足

2 とにかくバーベキューやりたい!というクラスに・・・ バーベキューや飯ごう炊さんはよくあるが、すべておまかせのあてがいぶちは意外と楽しくない。 そこで一工夫。

○当日お買い物つき、どこでもバーベキュー(NKさん)

○何にもない河川敷で、無料バーベキュー(KYさん)

○武庫川廃線跡ハイキング・バーベキュー&温泉(NTさん)   

○今どきあり?大阪発無人島探検遠足(MSさん)

○友が島で平和バーベキュー(FRさん)

4.多数決とったら遊園地になっちゃった、というクラスに・・・ 最初から気の合うもの同士でしか楽しめない、というのは寂しくないか。ここんとこだけクラスで楽しもうよ。

○バスレクで盛り上がろう遠足(IJさん)

5.うちの学校は遠足はなし!総合学習です、という学校で・・・ 総合学習といっても、どこかの大学見学や施設見学してハイおわり、ではつまらない。「総合」って楽しい やん、 と言わせたい。

○「総合」対応~進路先見学を取り入れた遠足(SAさん)

○総合学習 大阪プチ研(FKさん)

○「日本の文化」にふれる~嵐山~嵐電~博物館コース~(SHさん)

6.学年の遠足係になっちゃった、という若い先生に・・・学年行事で遠足という学校もけっこう多い。学年 全体 を動かすのは一見タイヘンそうだが、学年意識が生まれてあとあとの体育祭や修学旅行もやりやす くなる。

○事前~事後。丸ごと楽しむ班別Cityオリエンテーリング(SIさん)

○プロジェクトA「飛鳥ウォークラリー」(NYさん)

○学年リーダー集団を育てる遠足(IJさん)

7.まだまだ遠足の可能性は広い・・・

○バカな行事 (U司)○「とことん」。夜間ハイク (MTさん)

○うちのクラスだけ、「平和登校日」??(HRさん)

                                          <タヌキプラン・以上>

●ほかにこの日出ていた案(執筆候補者)
・いま、なぜ遠足にこだわるのか(NTさん)
・「秋の遠足」ガイド(NYさん)
・遠足・野外でできるゲーム(KYさん)
・「修学旅行予行演習」としての遠足(NTさん)
・遠足のない学校で遠足をする(SIさん)
・遠足で勉強(SHさん)
・定時制の遠足(NTさん)
・USJでクラスづくり(NYさん)

                           <つづく>

2007年3月22日 (木)

「おまかせHR研究会」Topics

Bigプロジェクトふたたび始動!!①

 「おまかせHR研究会・桃例会」の報告です。

3年越しの新著づくりもやっと大詰め、3月末には『教室のピンチをチャンスに変える実践のヒント100連発』というタイトルで発刊です。この件は、完成時にまた報告(センデン!)させていただくとして、「おまかせ~」が次回取り組むのは――これも5年越しの懸案・「遠足本」の完成です。
●「遠足本」充実版をつくろう
「遠足だけでは売れませんからねえ」 既存の出版社からは、なかなかいろよい返事はもらえない。しかし、行事縮小の声うずまく今だからこそ、「遠足」の持つ意義は大きいと考えるわれわれである。特に3年前の春に作成した手刷りの「特選先行版」は、「1冊1コイン500円」という廉価もあり、(装丁不良いっぱいありながら)ほぼ完売に近い。

「ニーズはある」とみています。

 3章じたて。
1章 目的別に読む遠足実践編
2章 ハウツー編
3章 情報充実編

 2章の「ハウツー」は、夏に今年の遠足を持ち寄り、「ハウツー座談会」と称した合宿を 行う(またまた温泉かー?)。
 3章の「情報編」では、IT技術ににたけた若手新メンバーも参加予定。
 そして。何より「ガイドブック」と一線を画しているのが、1章の「目的別」。
 さっそくIJ氏から、以下の細目案が出された。
 この日のアイディア出しあいで出たものも含めて一挙公開。

                  (以下、つづく)

2007年3月21日 (水)

第2回常任委員会報告

Gyouza

3月21日(水)第2回常任委員会を開きました。概要は下記のとおりです。

1.4月15日(日)和歌山大学の船越先生をお招きしての学習会を開催します。場所:たかつガーデン                        

2.5月20日(日)「春のぴらっと1枚ネタ実践交流会」を開催します。場所:たかつガーデン  今年は例年のパターンに加えて「ピンチをチャンスにかえるワークショップ」もやります。

3.早蕨4月号は4月中旬発行予定です。   

4.熊本大会関係 その他

詳細は後日ホームページにアップします。

今回の会議の場所はどういうわけか営業時間前の餃子屋さん。11:30の営業開始までに会議を終えて、さっそくいただきました。塩ダレで食べる餃子は厚めの皮に旨味がしみこんだお肉が詰まった豊かな味わいでした。やきそばなど麺類もこの店のご主人のこだわりが生きた「いけてる味」でした。その後は温泉にくりだして天気の良い1日、まったりとした休日になりました。 (H.S)

2007年3月19日 (月)

ご案内

2006年1月の大阪高生研総会でもとりあげた「特別支援教育」について、関西特別支援教育ネットワーク主催の第1回シンポジウムが来たる3月21日(水・祝)に開催されます。

場所:聖バルナバ病院  

第1部13:00 基調講演「自閉症スペクトラムについて」

第2部15:10 シンポジウム「当事者、学校現場から」

詳しくは下記Eメールまでお問い合わせください。

 uykysks819122@zeus.eonet.ne.jp

2007年3月17日 (土)

こんなんありかあ!?・・・全国学力テスト・学習状況調査のコワサ

  学校から配られる子どもの連絡網に家庭の電話番号が載っていないことが増えた。個人情報を承諾もなしに知られたくないという思いはフツーの感覚だろう。親がいない時間帯に子どもに電話をかけてきて、もっともらしい理由で名簿を出させようとする不審な勧誘まであるのだから、PTA活動や親どおしのつながりには何かと不便だが、お互いの人権を守るためにはあえて不便でなければならないこともある、と思ってきた。
 ところが、文部科学省が4月24日に実施しようとしている全国のすべての小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力・学習状況調査」は恐るべき内容だ。個人名を書かせて、朝食のあるなしから趣味や娯楽まで調べる。データはベネッセや旺文社系の民間機関に委託される。「本人の同意なしに個人情報を集めることはできない」とする個人情報保護法の精神など、どこ吹く風だ。そもそも改悪教育基本法で、「親の子どもの教育に対する第一義的責任」を明記した与党だから、早晩「正しい家庭、親子」とは何か、あれこれ口を出すだろう。そこには人権感覚のかけらもない。
 「全国学力・学習状況調査」自体、その必要について議論があるだろう。だが日にちがせまっている現在、近畿ブロックゼミで竹内先生がおっしゃっていたように、少なくとも個人名の記名(出席番号も)を拒否できる自由を確保すべきだろう。PTAや地域で学校や教育委員会への申し入れなどできることに取り組みたい。4月の地方選挙で地元議員が取り組むべき、これこそ地域の人権問題ではないだろうか。  タヌキ

2007年3月16日 (金)

ご案内

4月7日(土)おおさか生研が春の大学習会を開催されます。詳細はおおさか生研HPで。

(大阪高生研HPからリンクしています)

2007年3月15日 (木)

熊本大会関係・書籍ブログ更新のお知らせ

 熊本大会書籍担当、フクダ(福岡)です。
 今週は同じ学年の英語科の先生がインフルエンザで1週間休まれ、その代わりに普段行かないクラスへ授業行ったり、進級のかかった追試受験者の指導に放課後付き合ったり、追試問題を作成したりで、ただでさえ年度末でばたばたしているのに、大変な週でした・・・。でも自分のことで精一杯と思いつつ、追い込まれると意外に自分ってタフなんだと
気づかされ、ちょっと自信にもなれました(笑)。明日(日曜)も朝から追試合格に向けて、生徒とがんばってきます!

 さて、書籍ブログ更新のお知らせです。
 今週は高生研書籍係りのブログ作成の立役者、福岡県から杉原さんに自ら元気本の
紹介をしてもらいました。さらに杉原さん、先週末は沖縄(※沖縄高生研春の学習会)で熱いディープな夜を過ごしているはず!もしかしたら帰福したら、臨時でブログ更新もあるかもです!http://blog.drecom.jp/kouseikenshoseki/ また臨時更新の際はお知らせします! 

2007年3月14日 (水)

大阪府立高校後期入試・・・

  新4学区制になって初めての公立高校の願書〆切。結果は、上位と下位が高倍率で、中間が低い。以前は「大阪は真ん中が私学に持って行かれる」と言われたけど、公立の受験生増にもかかわらず、これって、格差社会の現れじゃないだろうか?
 先日、ひとつの学校に学力別のコースが3つある学校の実践を聞いた。グローバルという訳のわからない名の“標準コース”(男子のみ)。クラスは、授業崩壊や相次ぐ喫煙と問題に事欠かない。教室に旭日旗がはられたり、“暴力系雑誌”が回覧されたり、と聞けばコワそうだが、それは、男の子たちが上昇志向とは違った別のかっこいい生き方はないのか、マジに探している気持ちの表れのような気がした。
 格差社会が進むほど、上昇幻想は色あせて、ひらきなおった生き方を生徒と探れるようになるかもしれない。
 ちなみに、あさって受験の娘はただいまインフルエンザでダウン。「最後の給食が~」「卒業式が~」と嘆いている。受験よりも大切な中学生活がふつうにあったって、すばらしいことだと思う。      たぬき

2007年3月12日 (月)

速報第2弾・祝!北陸近畿ブロックゼミナール開催

070311_131101 Sツーリストが探してきた1泊4000円の格安ビジネスホテルということで、期待もしていなかったのが、これが意外にこぎれいで大浴場もあるいい宿。しかも+400円の朝食は、はたはたの干物に野菜たっぷりの味噌汁、目玉焼、さらには淹れたてコーヒーのサービスまでついて大満足の朝だった。
 12時45分に近畿ブロックゼミは無事終了。すぐその足で元祖ソースカツ丼の店ヨーロッパ軒本店へ。霙交じりの天候ながら店の前に待つ人5~6人。少し甘めのウスターソースのしみこんだ人気の味をしっかり食す。レポーターの大役を終えたF氏は、気が大きくなったのか、カツ、ミンチカツにエビフライまでのったトリプルカツ丼を平らげた。
 さらに6人を乗せたステップワゴンは、次なる目的地、今庄へ。目的はもちろん今庄そば。途中、造り酒屋に立ち寄って土産を買う。おいしいお酒には目がないビストロM氏はなんと4合瓶3本も購入した。JR今庄駅傍の蕎麦屋「忠兵衛」は、見事な日本民家。池のある中庭も少し季節はずれの雪で美しい。ストーブの前に主のような猫が丸くなっている姿も絵になる。ここの蕎麦は絶品。ただ1人前が非常に少ないのが難。F氏、2人前を頼むも、物足りなげな様子。
 今庄から少し山に上がり、雪不足で早々営業終了してしまった今庄365スキー場横の温泉に一浴。露天風呂も視界が開けて気持ちいいがなにせ寒い。みぞれ交じりの雪が次第に激しくなり、ニホンザル状態。
 敦賀駅で、京都に帰るMさんを降ろした後、さあ一路大阪へ、と思いきや、なにやらよさげな地魚問屋を発見。「まだ寄るか~」と呆れ顔のT氏ですら、カニ味噌はじめ、いろいろ買い込んでしまうほど、地物の一夜干しがずらりと並ぶ。しっかり買い物を済ませて、今度こそ大阪へ向かうのだった。

 え?実践分析の中味は?そりゃもうよかったよ~。詳しくは早蕨4月号で、レポーターF氏が報告します。

 B級グルメ雑誌に変身しそうな早蕨編集長たぬき

2007年3月11日 (日)

速報・祝!北陸・近畿ブロックゼミ開催

200703101542000

高生研北陸近畿ブロックゼミナールが3月10日(土)に開催されました。初日は約30名の参加。何よりうれしかったのが、福井1名・富山2名・石川1名の高生研会員に参加していただき、また現地福井からは10名を越える会員以外の方に参加いただけたことです。若手の参加が多く、元気がでました。講座A2本・講座B2本とも充実しており、竹内先生も東京からかけつけて来られ、「いまどきの高校生とクラスづくりの課題」と題して講演していただきました。質疑応答まで「改定教育基本法」下の教育を展望したたいへん示唆に富むお話だったと思います。

交流会は大いに盛り上がりました。滋賀4人→大阪7人→京都4人→福井2人→富山2人→竹内先生の全員発言。各県の教育事情や高生研への思いなどが生き生きと語られ、大阪高生研得意の「無遠慮ツッコミ」と相まって笑いにあふれた交流会でした。知事が県内高校生のセンターテスト平均点アップをマニフェストに掲げて学校をしめつけてくる異常ぶりなど、ホンマに腹立つ話もありましたが、そういうことも笑い飛ばして「怒り」を「元気」に切り替えることができるひとときだったと思います。筆者は凡と途中で帰阪しなければならず最後まで居られなかったのが残念でした。(帰宅は00:30でした)

2日目は大阪のF先生の実践レポート分析。事前に読まれた竹内先生が講演の中でも取り上げられた、注目のレポートです。新しいF先生ワールドの地平がかいま見えるかもしれません。(参加できず残念!)

今回の福井開催をお世話いただいた福井高教組・S先生には本当にお世話になりました。心から感謝申し上げます。

詳しい報告は早蕨・HP・ブログにて  (HS)

2007年3月 9日 (金)

『全国通信』の『早蕨』化にモノ申す④

『全国通信』の『早蕨(さわらび)』化にモノ申す
  ~大正建築・油膜張った1人用源泉かけ流し温泉は1泊4000円也。そして4時間話し続ける名物おかみ~ ④

 月岡温泉。泉質は、「美人の湯」と称されるとろとろ系。大旅館も軒を連ねる新潟の奥座敷だが、ここにはぜひ行きたい、いや、行かねばならぬと決めていた、1泊素泊まり4000円也の自炊宿がある。

「熊堂屋」と書いて「くまどや」と読む。

 月岡の源泉湧出地に一番近いこの大正建築の宿には、最近はやりのスーパー銭湯でみかけるような、1人用の湯船が2つあることは調査ずみ。
 言い直すと、その2つの小さな湯船しか持たない宿でもある。
 風呂に男女別もなければ、シャワーなんてものもない。
 あるのは湯のみ。もちろん、源泉かけ流し、緑色・透明のとろ湯があふれる。石油採掘の際に偶然見つかったという月岡の湯は、夜はわからなかったが、翌朝、差し込む陽光のなかでは確かに表面は油膜らしき紫がかったストライプをもつ。
 源泉組合から各旅館・ホテルに配給されている湯量は限られており、何百人定員の大旅館・大浴場に向かうのと同じ成分の湯が、1人用の2つの丸&三角浴槽にあふれながら注がれる。湯船に身を沈めるたびに、ザーザーとあふれ出る湯の音聞くだけでもゼータク感満点。それを「1泊4000円だ」と、すぐコストパフォーマンスを考えてしまうのは、大阪人の悲しい性(さが)か。体のあちこちに感じるピリピリは、それだけ湯が濃密である証し。横で中村が「ひぇーっ」と、頓狂な声をあげる。

 宿についてひと風呂、中村と近所の居酒屋に行って帰ってきてひと風呂、今度は夜中だけ開店のラーメン屋で一食そしてひと風呂、朝起きて当然、ひと風呂。計4浴。これが正しい湯治スタイルだ、文句あっか?
 若干、温泉ルポの文体が嵐山光三郎風になるのも仕方なし。もちろん、他にすることもあまりないので、長湯しながら翌日のワークショップ構想を、2人で練る。練る。いつの間にか、寝る……。

 今回、この宿の名物おかみの話は割愛した。いろりのそばで彼女と夜中2時まで語った内容を書き出したら、とうてい5ぺージや10ページではおさまらない。いくら最近の『全国通信』がブ厚くなったとは言え、某運輸メール便の配達料金制度が変わったとは言え、郵送料金超過もままならぬ。
 そうか。
 ぜひ、ネットで「熊堂屋」と検索されたし。全国の温泉マニアたちが当宿のディープな風情を(写真つきで)語っているが、どのルポも、「独特の雰囲気を漂わせるおかみ」「気さくで親しみやすい」「屈託が無いがちょっと饒舌」程度にしかおかみを紹介していない。
 その理由がやっとわかった。
 ネット・ブログをしても、おかみのマシンガントークはスペース的に「書ききれない」のだ。
 
 翌朝、特急「いなほ」でいざ鶴岡へ向かうため、始発バスで新発田(しばた)駅へ。
「そんなに朝早く出発するの? 私、起きられないよー。勝手に出て行ってねー。おかまいできずにゴメンねー」
 前夜からそう「宣言」していたおかみとは結局翌朝会えずじまいだったが、新発田へのバス車中、中村のケータイに「おはよー&ありがとねー」と、彼女からの出立ごあいさつが飛び込んできた。
 おかみの語りがどんなに長くとも最後まで気持ちよくお相手できたのは、何も日ごろボクが大阪のオバチャンたちの、息をもつかせぬトークに慣れていることだけが理由ではなさそうだ。

(「1人分の旅費と温泉さえあれば、全国どこへでも大勢で参じます。遠方大歓迎!」。  By大阪・おまかせHR研究会 taikanokaisin@occn.zaq.ne.jp

                               (了)

2007年3月 8日 (木)

『全国通信』の『早蕨』化にモノ申す③

『全国通信』の『早蕨(さわらび)』化にモノ申す
  ~大正建築・油膜張った1人用源泉かけ流し温泉は1泊4000円也。そして4時間話し続ける名物おかみ~ ③

 だから今回も山形県をめざすも、なぜかわざわざ新潟空港にIN、おまけに前日(金曜)夕方発の前泊プランとあいなったわけ(結局はソレを正当化したいわけね)。

 こんなとき、「前後泊オプションいつでも可」の中村は、同行者として最適だ。搭乗検査も終えた飛行機搭乗ゲート前で合流するや、74人定員のおよそバスのような新潟便に乗り込む。機内の客は、皆心なしか緊張気味。

 大阪から東に向けて飛ぶ場合、飛行機座席は、右窓側を指定すべし。
 離陸後、機体が向きを変え大阪城が眼下にくるあたりから、鶴見緑地、ウチの自宅マンション、なみはやドーム……と、「いつも」の風景が次々と見えてくる。前任のK高、そして現任校・R高校――さすがに体育している生徒の姿は見えないが、校舎と体育館が真下にうつり、頭の中の地図と一致する。

「へへん。こっちはこの前の休日出勤の代休を今日取ってるんだモンね」

  今は授業中。人が仕事しているときの非行、もとい、飛行はことさら気持ちいい。 ここで、「今ごろウチのクラスの○○は、きちんとそうじ当番やってるだろうか。副担の先生にやっかいかけてないやろか?」などと気にしてはならない。
 担任なんかいてもいなくても、事件は起こるときには起こるし、起こらないときには何も起こらない。しょせん世の中なんて、自分1人いなくても歴史は進む。むしろ、一望している眼下の大阪平野では、嗚呼何百万という人の愛憎がうずまいているんだなあ。なあんて人間はちっぽけな存在なんだろう、と哲学者になりつつ、生駒山を過ぎたあたりから、ポケットに忍ばせた『空中ブランコ』でも読み始める――これぞ至福のときである(ちなみに、この短編集の中では、『女流作家』というお話のラストシーンが好きだ)。

 記録的暖冬ということでまったく雪のない新潟空港から市内へ。
 新潟駅前の郷土料理店の開店時間をお願いして早めてもらい、明るいうちから飲む。
 ノドグロほか冬旬魚と名物へぎそば。そして地酒は麒麟山に初花、白龍。最近焼酎
に浮気気味の身も、やっぱりここでは日本酒だろう。
 きっかり1時間で「適量」を流し込み、今夜の宿は、ローカル線乗り継いだ、月岡温泉。泉質は、「美人の湯」と称されるとろとろ系。大旅館も軒を連ねる新潟の奥座敷だが、ここにはぜひ行きたい、いや、行かねばならぬと決めていた、1泊素泊まり4000円也の自炊宿がある。
                  (つづく)

2007年3月 7日 (水)

『全国通信』の『早蕨』化にモノ申す②

『全国通信』の『早蕨(さわらび)』化にモノ申す
  ~大正建築・油膜張った1人用源泉かけ流し温泉は1泊4000円也。そして4時間話し続ける名物おかみ~ ②

 さて、今回の鶴岡行きを、“実践”と考えて、「元気創出は両面から」の視点で検証してみよう。

 まず、今回の「本業」は、東北ゼミ・ワークショップである。 われわれの担当(ワークショップ)部分はゼッタイ充実させねばならない。きっちり「仕事」をせねばならない。せっかく呼んでいただいた方々から、「わざわざ大阪から呼んでよかった」と言っていただかねば。決して、「なんやアイツら。結局はあちこち行って自分らが楽しみたいだけなのね」などというウワサは、(たとえ(不都合な)真実であろうとも)あくまでもウワサ段階でとどめ、聞き流さねばならない。「しっかり仕事したよなー」の実感伴ってこそ、「遊び」に没頭できるというもの。だから、日夜ワークショップ内容を総括し、研鑽に励むわけである。(ああ、仕事の後のビールは美味い!)

 一方、「遊び心」の部分。当原稿依頼のメインである。 今回の東北ブロックゼミ会場は、庄内空港すぐそばの鶴岡市にある。だから、当日朝一番の飛行機で庄内入りし、ワークショップ終了後、翌朝1番機で帰ってくることも可能は可能だ。 しかし、そんな「仕事だけ」の庄内行きでは、「せっかくの休日、ばたばたとタイヘンだったなあ」という印象しか残らない。月曜からフルに始まる翌一週間、肉体的・精神的疲労がたまるなら、それこそなんのための「元気」ワークショップかわからないじゃない(本末転倒!)。「元気」を伝えに行くからには、まず自分が元気にならなきゃ(と、勝手な大義名分)。

 もともと「1人分の旅費と温泉さえあれば、全国どこへでも大勢で参じます」がウタイ文句のわがおまかせHR研究会。おかげさまで各地から呼んでいただき、ありがたいことです。北は北海道北見や名寄、南は沖縄・那覇や糸満など、遠くからも声かけていただき感謝感激なれど、遠くまで行くゆえ、たいていはわれわれワークショップ担当者当人の「持ち出し」となる。しかしこれも、「出張費にアシが出てしまったよ。なんたる出費!」と考えればダメージ大きいが、「こんな機会なければ行けないところに行けたやん。全国の日々がんばってる楽しい仲間にも会えたやん。そこで幾ばくかの補助をもらえるなんてラッキーやんやん!」と思えれば、気持ち的にも浮き浮きしちゃう。それも「遊ばねばならない」の強迫感は不要。「ここにはこんな楽しいものがあったのね」と、「自分だけが知っている」を見つけ出せたときの、このうえない快感! そう。これぞヤミツキのモトなのだ。

 だから今回も山形県をめざすも、なぜかわざわざ新潟空港にIN、おまけに前日(金曜)夕方発の前泊プランとあいなったわけ(結局はソレを正当化したいわけね)。                                                                                                                (つづく)

2007年3月 6日 (火)

『全国通信』の『早蕨』化にモノ申す①

『全国通信』の『早蕨(さわらび)』化にモノ申す
~大正建築・油膜張った1人用源泉かけ流し温泉は1泊4000円也。そして4時間話し続ける名物おかみ~ ① 

     大阪高生研&おまかせHR研究会  佐藤功

 山形は庄内・鶴岡への出発前夜に『全国通信』編集長・Y氏からメールが送られてきた。今回の「東北ブロックゼミ」についてルポ記事を書いてほしいとの旨。それも、ゼミ本番(つまり「真面目」な部分)についての報告者は別にいるのか、サトウ、中村には、「会場(鶴岡市)に着くまでの珍道中を」というリクエスト。なんでも、全国通信の文面を、ぜひ、「読みたい」「読んで気持ちいい」というやわらかなものにしたいとか。しかしこれには、同行・中村が即座に言い切った。「『全国通信』の矜持(きょうじ)を保て。そんなチャラチャラした記事は、大阪の『早蕨』にでも任せとったらええんや!」そう言いつつも、5秒後には、「じゃあ1泊目の温泉記事はサトウ、翌朝の港町・酒田のルポは中村ね」と役割分担がしっかり決まっていた。

 今回の東北ゼミのテーマは「元気が出る学校」ということで、われわれに与えられたテーマは「元気が出るワークショップ」なるベタなもの。内容は割愛するが、われわれが当日力説してきた「現代教師の元気創出条件」は、「『遊び心』と『本業』の両面充実」というもの。
●遊び心……生活を仕事(学校)一辺倒にしないこと。忙しいなかで、いかに精神的にも余裕ある毎日を過ごすか。それには片足を学校の外へおいた、オプション充実空間を持つことが必須である。「24時間教師」だと、今につぶれちゃうのも目に見えてるよ。
●本業……かと言って、日々の生活=学校での生活から目をそらし、ひたすら勤務時間終了だけを夢みてメイン生活を忍従する毎日は、精神的にツライ。高生研ほかで学んだり、職場の仲間たちと語りあうことでいかに充実した教師ライフを得られるか、という正面突破力もぜったい必要。なんせやっぱりわれわれ、「教師」なんだもの。つまり、「元気」に毎日を過ごすためには、上記両面からのアプローチが必要ではないか、と提案してきたわけ。

 さて、今回の鶴岡行きを、“実践”と考えて、「元気創出は両面から」の視点で検証してみよう。            (つづく)

2007年3月 4日 (日)

若手・ホンネ・元気!

 組合教研で話してきました。「あんまり集まらないだろうな~」と、いつもの経験からタカをくくっていたら、なんと30人近い人!しかも若い先生が半分以上。「ちょっと先輩からのメッセージ」ということで、2人の若い先生が自分の担任経験を話してくれたのですが、これはぐっときた。特に文化祭3日前に学校の統廃合決定のニュースが流れたある学校の先生の話。「先生、私ら悪いんか?」という生徒の問いは切なくて涙でそうだった。タヌキの話も「こんなんクライ!」といつものメンバーから批判はありつつも、でも今、若い先生が燃え尽きてしまう現実からはじめたいと、いつになく気合い入りました。

参加者の感想をいくつか。
 「とてもいい話が聞けました。私と同じような2年目の先生のお話や初めて卒業生を出した先生のお話を聞いて、クラスの様子が目に浮かぶようで共感しました。また集団づくりをしていく上で、ひとりひとり率直な意見を出しあうことが大切だと学びました。生徒との関係を大切にしてこれからのクラスづくりをしたいと思います。」
 「担任業務が管理(しなければならないこと)・ケア(してあげないといけないこと)などに追われてクタクタでした。2年は修学旅行で忙しかったです。異なる意見を大切に互いに違う意見を認め合うという担任としての考え方、とても勉強になりました。」
 「初めて参加しました。私学なのでギャップの大きさに驚きました。なかなかベテランの先生とも『生徒の話ができない』『どうしたらいいかわからない』という現状です。もっと意見交換したいのですが難しいです。今回、ヘルプを出してもいいということをアドバイスいただいたので、上手にヘルプを出せるように、生徒とのかかわり、クラス運営に取り組んでいきたいと思います。」

 いろんな学校の若い先生がホンネで学べる場って元気が出ますね。    タヌキ

2007年3月 2日 (金)

鳥取行商記3

鳥取高生研ゼミの感想:講演
(生徒数あたりの)授業料減免の申し込みは一位大阪、二位鳥取とのこと。「保護者のしんどさ」を背景に、指導困難な生徒(成長の過程でもがいている子どもたち)が本当に増えているのだ、という問題がまず投げかけられました。そして、しんどい生徒、しんどい現実と向き合いながら教員もつぶれそうになっている、という状況も…。講演の中でも述べられましたが、そのような中で、とりあえずの「秩序」をつくり出すために「時抑えとしての管理」を行うことも必要でしょう。しかし、それ以外の話の中で教育を成り立たせるための貴重な視点がいくつも提示されました。その一つが「弱者」の状況を代弁してみる、あるいはパラフレーズする、ということです。(「あなたの考えは○○だと言い換えていいですか?」「そうです。または、いいえ、こういうことです。」といったやり取りを行う調停・相談技法のひとつ。)これは事後、感想を交換する中で「教員の力量によっては不適切な代弁になってしまったり、“うざい”と思われかねないのでは?」という意見もありましたが、「どのような状況の中でも生徒ときちんと向き合ってやりとり(コミュニケーション)をする有効な技法などではないか」「技法というよりそのような仕方で向き合うという姿勢が必要なのではないか」といった意見が出ました。そのほか、「ヘルプを出そう。それは様々な教育談義を起こすことにつながる」「言いたいことが安心して出せる集団をつくる」「ピンチをチャンスに変えるには」等々、興味深い話がいくつもありました。この子の生きづらさに自分は何ができるのか、という視点を見失わなければ担任に慣れていようといまいとさまざまな工夫ができる、ということも確認することができました。(例えば、進路講演会を生徒が集団でサボった→反省文を書かせるのではなく、進路講演会に対する仲間の感想文に対する感想文を書かせる→講演会をサボったことで自分はいかに損をしたか、という振り返りをさせる等) 正直、鳥取県の学校現場で日常体験している「しんどさ」と重さがあまりにも違う、という状況に戸惑ったところもあるのですが、さまざまな示唆を得ることのできたゼミとなりました。(鳥取 I上)

鳥取行商記2

鳥取高生研ゼミの感想:ワークショップについて
きわめて困ったクラスの状況・生徒個人の状況が具体的に提示され、「一人ではなく一緒に解決していく道を考え、学年会を想定して役割演技を行う」という“実習”を行いました。限られた時間で、状況についての認識と対応の方向性を共有し役割演技まで持っていく、というのは難しかったですが、なかなか興味深いところがありました。また、この実習を通して大阪の「教育困難校(受験学力底辺校?)」の状況がかなり理解でき、それが後半の講演の導入にもなりました。

2007年3月 1日 (木)

鳥取行商記1

  先日の、週末、鳥取高生研総会に呼ばれて、I沼とN村が行ってきました。定番のご当地ビンゴからワークショップ「理解しがたいA君と授業崩壊にどうする?」、そして講演、最後は鳥取高生研のワークショップ「イジメ問題、どうする?」と続く中味濃い5時間でした。講演の話は、大阪総会で提案した研究活動総括を下敷きにしているものの、初おろしの話がほとんどで、果たしてこれで鳥取の先生方とかみ合うのか、不安でした。・・・「代弁する」という働きかけは今後も論議を呼ぶと思います。それだけ、実践を左右する提起だと思っています。
I上さんからていねいな感想が送られてきました。ありがとうございました。夜の居酒屋も楽しかったですね。鳥取の人は、日本海の幸が定番かと思いきや意外と肉好き???

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