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2007年10月の投稿

2007年10月30日 (火)

「おまかせ」行商記 京都編(3)

みなさん、こんにちは。「おまかせHR研究会」行商記 京都編(3)です。

 午後はいよいよNとSの出番。ワークショップです。京都からの参加は7名。数ある中からわざわざ選んでいただきありがとうございました。2:00~5:00の3時間。みっちり頭と身体を動かしました。

 まず最初は、コミュニケーションワーク。いつもの定番「指キャッチ」など、アイスブレイキング・生徒の出会いを演出するゲームの数々を楽しみました。参加者の経験も出し合って交流も深まったと思います。

続いて、突然クラス開きの代役を頼まれた新任教師という設定で、どういうクラス開きをするかというケーススタディ。何のことはない、「おまかせHR研究会」の著書(『担任のアイディア100連発』黄色本)を参加者に貸し渡して、その中からこのケースにふさわしいネタを選ぶという安易な(?)ワークショップ。本を買ってもらおうという下心ミエミエの企画ながら、みな自分だったらどうするか・・・真剣に考えていました。「学校探検」とか「屋上に上がる」とかが出ましたが、元ネタは「近未来の自分への手紙」をやったというN氏の話から、この企画もずいぶん広がっているという話で盛り上がりました。

最後は、ワークショップ「あなたならどうする」。3つのお題から参加者が選んだのが、「え?授業崩壊!?」でした。授業で際限ないおしゃべりを繰り広げるA子さんたちをどう指導するか・・・。というワークショップ。2班で指導方法をロールプレイします。私は2班に参加しましたが、それぞれ自分の経験に引きつけて濃密な議論ができたと思います。

議論の経過を模造紙に書きながらすすめましたが、「生徒の生きる力そのものが減退しているのではないか」「授業そのものの組み替えが必要」「教師にカス!としか言えない生徒に、自分をきちんと語れる力(言葉)をつけてやる必要がある。」「生徒の要望をきちんと聞き、要求を出させるとりくみが授業で必要」「生徒には、わかったという実感がない。そういう経験を積ませることが大切。」・・・などなど、真剣な議論ができました。

2班は、ぶっつけ本番でロールプレイをしましたが、教師役の先生の指導に従わない生徒を演じながら、現実の生徒の気持ちを考えていました。ロールプレイ後のふりかえりで、京都高生研のT先生の、「生徒は説諭ではもう変わらない。授業そのものの組み替えが必要なのでは。」という指摘をはじめ、参加者で今の生徒状況や教師の指導について思いを出し合えたと思います。1班で教師役をやられた担任未経験の女性の先生は、「いろいろ生徒が言ってくることに対して、自分自身が自分を語る言葉をもたなかったなあ。」という感想を述べられたのが印象的でした。

 というような次第で、講師をつとめた自分たち自身も勉強になった行商でした。夕方、おりしも上洛中の沖縄高生研のO氏を呼び出し、先斗町・木屋町で深まりゆく秋の京都の盛り場の情緒を楽しんで帰りました。

 「おまかせHR研究会」は一人分の旅費があれば、全国各地の教研に伺います。ご用命はお気軽に。  

                    (おしまい)

2007年10月28日 (日)

「おまかせ」行商記・京都編(2)

 「おまかせHR研究会」行商記(2)です。午前中のシンポを終わってNさんと合流。そのまま京都府高教から昼食交流会にご招待いただいて、会場レストランに。ビュッフェスタイルで、気ままにさせていただきました。どうもごちそうさまでした。

 会場に入ると、京都高生研のHさんが「うちの娘たちです・・・。」と高校生の一団を紹介してくれました。午前中からの「高校生の広場」に参加していた高校生たちです。15名ほどはいたかなあ。公立、私学、全日制、定時制といろんなところから来てました。司会に促されて彼ら彼女らの自己紹介。高校生平和ゼミナールで原水禁世界大会に参加したことや、私学フェスタのとりくみと公私間格差の問題など、しっかりアピールしてました。久々に社会の現実をふまえてしっかり意見表明する高校生を見たなあ・・・とNさんと感心することしきり。そして高校生たちは、「群舞」を披露してくれました。鳴子を手にしてエネルギッシュに踊る、その若さにこれまた感心することしきり。その後は、会場で原水禁大会報告集やグッズ販売をいそいそとやってました。なかなかやるなあ・・・京都の高校生!

 「大阪から来ました!」とNさんが軽妙な自己紹介。私は横でニコニコと頷くことしきり。

 次に登場してきたのが、理科の先生。仮説実験授業の紹介です。毎年この交流会の「出し物」でやっておられるそうですが、これはホンマにおもしろかった。ネタは3つ。人間の盲点の実験から脳の機能を実感する実験です。その1つを紹介しましょう。何やらよくわからない図というか模様が描かれた紙がみんなに渡されました。その図の中の4つの点をじーっと20秒見つめます。そして、静かに目をつぶってじーっとしていると・・・。なんと真っ暗な闇の中にある人物の顔らしきものが浮かんでくるではありませんか!これには会場も驚きの声があがってました。さっそく家に持って帰って、家族で実験。妻も子どもたちも「すごい!!」とびっくりするやら不思議がるやら・・・。こういう実験は生徒に受けるだろうなあと思いました。

 こういう交流会もいいですねえ。さっそく大阪でもパクリましょうか・・・。

 つづく

2007年10月27日 (土)

「おまかせ」行商報告・京都編(1)

 みなさん、こんにちは。おまかせHR研究会のSです。今日はNさんと一緒に京都で開催された第57次京都高校・障害児学校教育研究集会の特設ワークショップ「教室のピンチをチャンスに変える~こんなときどうする~」で講師をつとめさせていただきました。その報告です。

 午前中は、特設シンポジウム「貧困・格差社会と教育~子どもの学習権を守るために~」に出ました。報告が5本。教師が2本、父母の立場から1本、タクシー労働者から1本、そして青年労働者から1本でした。そして5本の報告をうけて共同研究者の大学教授からまとめの発言がありました。それぞれ、「貧困」が子どもたちの学校での学びに深刻な影響を与えていること、労働者の生活実態が規制緩和の中で「貧困」と言われる状況に陥っていることがリアルに浮かび上がっていました。京都総評青年部の最低賃金で1ヶ月を暮らす「最低賃金生活体験」というとりくみは、興味深く聞きました。最低賃金(京都は700円)ではとうてい暮らしていけないんですね。改めて賃金改善のとりくみの大切さを浮かび上がらせていました。当面は最低賃金1000円をめざしているわけですが、1000円でも年間180万円くらいにしかならないので、やっていけません。ホンマどうしたらいいのだろうと思いました。

 教育の課題として、そうした状況下で生徒たちにどのような力をつけていけばいいのか、そのための手だては何かという課題についてもっと議論できたらよかったのになあと思いました。青年部のOさんは、「若者にも仕事が続かないという実態がある。アルバイト生活からはなかなか抜け出せない人もいるし、自分らしく生きたいという意識から、正規雇用を選ばない人もいる。そうした若者の意識・実態を考えていく必要がある。」と述べていました。

2007年10月23日 (火)

「若者にひろがる貧困」~ワーキングプアの告発~ 11・17シンポジウムのおしらせ

私たちは、高校の教職員や労働組合、青年団体などで作る就職連絡会(正式名称:高校生・大学生、青年の雇用と働くルールを求める連絡会)です。 今、若者だけでなく社会的に広がっている貧困があり、最低賃金ではまともに生活することが出来ません。そして労働基準法以下で働かされ疲弊しきっている若者。これらの実態を当事者自ら告発し、生活保護問題に詳しい湯浅誠さんもお招きしシンポジウムを行います。
  題して、「若者にひろがる貧困」~ワーキングプアの告発~
お忙しいさなかではありますが、ぜひともご参加いただけると幸いです。

日時:2007年11月17日(土) 11:00~16:00
場所:社会文化会館 3階会議室 (千代田区永田町1-8-1)
資料代として300円をいただきます。

第一部 11:00~16:00
内容1:実態の告発
ワーキングプアの青年の実態、「正規でも貧困」の問題、定時制の高校生、多重債務・生活保護で暮らす青年 などなど

内容2:講演 「"溜め"のない若者と貧困」
講演者 湯浅 誠さん (NPO法人 自立せいかつサポートセンター・もやい事務局長)

内容3:社会への告発ととりくみ交流
社会への告発運動とネットワーク、共同、地域に広がる運動の交流

第二部 16:00~18:00
参加者による懇親・交流

主催:高校生・大学生、青年の雇用と働くルールを求める連絡会

問い合わせ:事務局 03-3230-1569(日高教)
ビラ(PDF版):http://www.seinen-u.org/2007.11.17%20syuusyokuren.pdf

2007年10月19日 (金)

大阪の「教育改革」和歌山にも・・・?

  
堀川修です。

 旧聞に属する話かもしれませんが、組合の新聞に先日の支部教研の報告が載りました。 K工業分会のF先生の筆によるもので、ちょっと褒め過ぎ(^_^)v の感がなきにしもあらずですが、以下です。

 第一支部教研は9月14日(金)~15日(土)の両日、かつらぎ町「美嶋荘」で行われた。折しも安倍首相の辞任が世間を騒がせた直後、我々も話題に事欠かなかったが、両日とも50名を超える参加で近来にない盛況であった。
 
 第一日目は、大阪高生研.の中村貴彦、井沼淳一郎両氏を講師に迎えての講演(ワークショップ)で、好評を博した一昨年に続く二回目の登場とあって、これが盛況の真の要因か。まずは中村氏が自身の組合体験と重ねるかたちで、いわゆる「教育改革路線」を
先駆ける大阪府の教育現場の実態を話された。

 これが実にわかりやすく、身につまされる。和歌山県の教育施策は全く大阪府の後追いなんだな。すでに大阪で実施されている成績主義を反映させた教員制度と賃金の実態など、そら恐ろしい近未来を見るよう。

 後半は井沼氏のリードによるワークショップ。今回はさる校長先生の示された二十一世紀構想を基に、我々参加者がそれぞれ管理職・組合員・生徒・保護者の四者に分かれ、それぞれの立場から模擬討論を行うというもの。中にはなりきって現実の管理職以上にそれらしい先生も・・・・・。

 井沼、中村両氏が「増長」したらアカン(^_^;)ので、こんな「分析」などしても、しょうもないのですが、 2年前、私が書記長の時に、「この2人を呼びます」と言ったら、「イヌマ、ナカムラって誰?」とか、「ワークショップやるヤツて○○ちゃうんか?」(○○はご想像におまかせ)などと言われ、ヌエかお化けか、わけのワカラン奴ら、という扱いでした。
 今年は、さすがにそういうことはありませんでした。

 ところで、今年、私の高校から、岸和田市にある府立高校に府県間交流で転出した教諭がいます。最近会ったら「シンドイ、はよ転勤したい」と言うので、 「アホかお前は。楽な高校行かしてもろて。『困難校』の先生がきいたら怒るぞ」と言うと、 「堀川さん、楽なことないんですよ、たとえば…」(以下略)
 「進学校」はそれはそれで大変なのでしょうが、「大変さ」の質が違うんでしょうね。

 今日、副校長「堀川さん、アンタ大阪へ帰る気ないか?J校長が意向をきいといてくれ、て言うてたんや。」と言われました。
 堀川「はぁ、前任校で同じJ教頭から何回もきかれましたわ。そんなに、俺を大阪に放り出したいんですか、と答えたんやけど、、。今は和歌山の方が大阪より働きやすいみたいなのでヤメときます。」と、答えておきました。

2007年10月15日 (月)

10月21日(日)早蕨&例会のお知らせ

 早蕨10月号、ただいま校正が終了しました。現在、Iさんの手で「カット入れ」と表紙制作中です。今回も36ページ立ての大部に。
オススメは大阪高生研での話ではないけれど、子安潤さんの講演記録「国民投票法の下で、憲法をどう教えるか」。早蕨だけの掲載です。
他にも、高生研初会員2人の記事や、8月22日「大いに憲法を語ろう」学習会に参加した若者教師の感想が載り、バラエティに富んだ内容。出来上がりが楽しみです。
 10月21日(日)は、10時から早蕨発送作業。現在、若手3人、おっちゃん・おばちゃん4人の7人で作業予定です。
 お昼は、狭山の隠れ名店「トンカツの鶴亀」で。美食の狩人F氏曰く「おろしトンカツは絶品である」。鶴亀と聞いて、F氏も職場の若手を率いて登場か?
 午後からは、初担任の山崎さくらさんの「初めての文化祭」報告会。ちょっぴり苦いエピソードも含めて語ってくれる予定。さらに、大阪南部の私立高校の養護教諭のNさんも文化祭のレポート持ち込んでくれるそうです。なんと、クラスのゴスペル指導をした話です。
 参加者は、9人~14人? 10人を大きく越えるようだったら、どっか会場がいるかなあ、とうれしい心配です。

 さらに!
 報告会の後に、オプションで、金剛山の夕焼けを見ながら露天風呂?も計画中。これはてんこ盛りだぁー。

 編集長いぬま

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