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2007年11月の投稿

2007年11月29日 (木)

「憲法本」売りある記~原鶴温泉編~③

ワークショップのラストは「さあ、あなたはどう反応しますか?突然の校長提案」です。ある学校で実際にあった夏休み明け突然の校長提案。21世紀の学校づくりをみすえて校長が考えた21項目のビジョン。授業改善のとりくみとか学力向上の補習充実などなど・・・。これをどううけとめるかというワークショップをしました。

 参加者の方々に管理職・生徒・教職員・保護者にわかれていただき、各班で、「これはぜひやってほしい2つと絶対やってほしくない2つ」をあげてもらうディスカッション。その上で、各班から代表2名にでていただいて四者協議会をやりました。司会は臨時首席教諭の長野が務めました。

 管理職がぜひやってほしいとしたのが、補習授業の充実。おもしろいことに生徒と教職員が絶対やってほしくないのがこの補習授業でした。それで、保護者代表を巻き込んで、この補習について議論をすることに。学力向上の必要性を訴える管理職に対して、授業の充実こそ急務で放課後まで余裕がないと主張する教職員。クラブもできなくなるなど余裕がなくなると生徒代表。そこに、保護者もからんで四者四様の主張が繰り広げられ、なかなかおもしろい討論となった次第。

 時間が十分とれなかったのが残念でした。でも、教師以外の立場で考え、発言することでいろんなことが見えてくるという効果があったと思います。頭から拒否して対立するのではなく、一致点と不一致点を明らかにして、どういう基準で4者が共同していくか・・・。そういう視点で教育を考えていくことが大事なのではと改めて思った次第です。

 ワークショップの「ふりかえり」で参加者から「このワークショップの意義は何か?みんなでコミュニケーションをとりながらいろいろ考えるという意図はわかるが、ワークショップで何をめざすのか、狙いが不明」という指摘が出されました。おまかせHR研究会得意のワークショップですが、こういう考え方が正しいという特定の狙いがあるわけではありません。最後にまとめのようなことも言いますが、参加者が感じたままを大切にするというのが基本です。それゆえに、事後の「ふりかえり」で参加者のいろんな感じ方をだすことが大切なのかもしれませんね。司会をしていてそういう思いを新たにしました。

 そんなこんなで、無事にお仕事も終了し、おいしいものを食べて、露天風呂で晩秋の風情を満喫。夜は、集会スタッフやクレスコ編集担当のAさんを交えて地元のお酒を飲みながら歓談・・・。夜は楽しく更けていきました。

 翌日、3人組は久大線で日田へ。幕末の儒者広瀬淡窓の私塾「咸宜園」や酒蔵へ行き、お昼はうなぎ屋へ。運よく天然うなぎが入ったとかで、「せいろ蒸し」でさっそくいただくことに・・・。美味でした。日田をあとにして日田彦山線で、田川まで。かつて炭鉱で栄えた町の昔日の面影をしのびながら温泉と散策。そこから小倉へ出て、旧知の福岡高生研方々と旧交を温めた次第・・・。なかなか楽しい行商でした。

おまかせHR研究会は一人分の旅費と温泉があれば全国どこへでもはせ参じます。ぜひご用命ください。(おわり)

2007年11月27日 (火)

「憲法本」売りある記~原鶴温泉編~②

 さて、私たちの出番「ワークショップ」です。この集会では過去ワークショップの分科会をやったことがなかったそうです。気合いが入りました。参加者は30名を超えました。組合経験の長いベテランの先生に混じって20代30代の若手も参加されていました。

 ワークショップは3部構成。まず1発目は「憲法を語ろう人間マップ」。縦軸に「学校で憲法を語っている」横軸に「自分の定年までに憲法が改正されていると思う・思わない」でみなさんに座標軸の点になっていただきました。授業で積極的に憲法を語っていると仰るベテランの先生。「自分はあと、定年まで30年もある。9条は変わらないかも知れないけど、その他の条文で変わるものもあるかもしれないなあ。」とおっしゃる若い先生・・・。それぞれの思いが座標軸上に表現されていておもしろかったです。これは1月20日の発刊記念シンポジウムでもやりますので、ぜひご期待下さい。

 次は、「若い先生を組合教研によぶアイディア100連発」で、ブレーンストーミング。モノで釣る系、出会い系、学べる系・・・。アイディアがどんどん出てきました。予断を排して声をかければ意外に気軽に参加してもらえそうですよ。

2007年11月26日 (月)

「憲法本」売りある記~原鶴温泉編~①

おまかせHR研究会の長野です。でましたね。『今こそ学校で憲法を語ろう』(青木書店)いろんなところで反応があって、なかなか好評をいただいているようです。載せられた実践を竹内常一先生がしっかり一刀両断することで次の課題をしっかり読者と筆者で考えることのできる点が持ち味かな・・・と思っています。「憲法を語る」中身が豊さと広がりをもって展開していく・・・。そんな期待を感じさせます。

「おまかせHR研究会」はさっそく行商に打(売)ってでています。記念すべき発刊後の初行商は、教職員組合共同闘争推進連絡会(教組共闘)全国教職員学習交流集会in福岡原鶴温泉です。記念講演は、この本の巻頭を飾っていただいた渡辺治先生。「参院選後、安倍政権崩壊と憲法改悪阻止の展望」と題して、憲法をめぐる政治状況から闘いの展望を笑いを交えて縦横を語っておられました。やはり、われわれの運動が、憲法を支える大きな力となっていること。しかし、さらにいっそうの運動の広がりと深まりをつくっていくことが、国会内の力関係に大きな影響を及ぼし、情勢を好転させる力になることを語っておられました。

渡辺先生が講演の中で、この本の発刊について紹介していただいたおかげで、会場外での書籍の売り上げも好調でした。また、各地の組合の生き生きとした活動報告や不当解雇撤回の争議を戦う私学の先生(女性)のお話には励まされました。

2007年11月21日 (水)

いよいよ発刊! 『今こそ学校で憲法を語ろう』

大阪の教師たちのアツカマシイ呼びかけに、憲法学者の渡辺治さんや教育学者の竹内常一さんなど、「すごい人たち」も「今、学校は大事だよ」と即諾、一緒に執筆してくださったこの一冊――『今こそ学校で憲法を語ろう』が完成、発刊の運びとなりました。(渡辺治・佐藤功・竹内常一編著。11月20日発売。青木書店より)。

編著者の1人、佐藤は、「この本は思いっきり生活指導本だ」と言ってます。「憲法」というと社会科の専売特許のようですが、この本、執筆者は社会科の教師だけでなく、理科教師や小学校教師、イラクに行ったジャーナリスト、司法書士さん、と、実にさまざまなメンバーたち。大阪高生研会員やつながりのある著者たちが、「国民投票法が成立しても、学校はいらん“自主規制”をせずに堂々とあらゆる場で憲法を語ろうよ」と呼びかけているところが特徴です。

とかく「護憲だ」「改憲だ」と、ウチワの論議になりがちの憲法談義。「語ろう」本ですから、それを超えたところで、「もっといい憲法とはどんなだろう」と考えあっています。若者教師たちも一緒に執筆に加わり、憲法や憲法学習についての忌憚のない考えを述べています。

以下、各種ブログ等で紹介。参照くださいね。

「ザ教室・しおちゃんマンブログ」(11月20日付け)http://shiozaki.info/mt/
「ちょっと変わった司法書士の毎日」(11月12日ほか)
http://blog.goo.ne.jp/k-mie_2006/

「ヒロチの教育活動レポ」(11月15日付け)http://edush.ti-da.net/

ご注文はhttp://www.7andy.jp/books/detail?accd=31984686ほか。

2007年11月19日 (月)

常任委員会報告と総会ご案内

みなさん、こんにちは。事務局長の首藤です。今日は、土曜日の代休でお休み。のんびりできるか・・・と思いきや仕事や家事が山積み。あっという間に昼近くです。

さて、昨日、常任委員会を開催しました。現在、常任委員会は大阪高生研総会の議案書討議・シンポジウム準備に勤しんでおります。1年間の活動をふりかえると、ホンマいろいろやってきたなあと実感します。高校教育の課題に鋭く切り込んでいると自負しています。総会では、大阪高生研の画期を告げるような(「ほお!」とどよめきが起こるような・・・ことはないかな?)発表もあるかもしれません。こうご期待!!会員のみなさん、早蕨会員のみなさん。また、高校教育に関心のある方々、ぜひご参加ください。

さて、総会の目玉はなんと言ってもシンポジウム「高校で本当に必要な学びとは何か」Ⅲです。現在までに次のように企画が固まっています。これは絶対聞き逃せませんよ!ぜひご参加ください!!総会の予定は次のとおりです。

2008年大阪高生研総会

日時:2007年12月27日(木)9:30~17:00

場所:たかつガーデン(近鉄上本町 地下鉄谷町9丁目)

午前:1.「大阪の文化祭見てある記2007」速報版

   2.総会(活動報告・総括・決算・予算など)

   3.報告①「高校で本当に必要な学びとは何か」ⅠⅡ

    報告②「いま、どのような集団づくりを構想するか」

    報告③「今こそ学校で憲法を語ろう」

午後:シンポジウム「高校で本当に必要な学びとは何か」

    報告①湯浅 誠さん(NPO法人「もやい」事務局長)

    報告②上間陽子さん(琉球大学)

    報告③井沼淳一郎さん(大阪府立高校教員)

    参加者で討論                           

 格差と貧困。社会の二極化構造がすすんでいます。そうした中で私たちの目の前の生徒たちは高校で学ぶことの意味をどうとらえているのでしょうか。「受験のための勉強はおもしろくない。」「勉強なんて何の役に立つの?」そうした生徒の問いかけに、私たち教師はどのような「学び」を構想すればよいのでしょうか。湯浅さんは、貧困にあえぐ若者を支援する活動で注目を集めている方です。『貧困襲来』などの近著で若者のおかれている状況を分析しています。湯浅さんには貧困についての考え方や若者支援のとりくみなどを具体的に語っていただきます。また、上間陽子さんは、都立大学「高卒者の進路動向に関する調査」研究員として若者からの聞き取り調査をしてこられました。そして、井沼淳一郎さんには、現場での授業実践を語ってもらいます。このお三方の話をベースにして、今の時代に必要な「学び」について参加者のみなさんとご一緒に考えたいと思います。こうご期待!! 参加申し込みはメールにてお寄せください。                       

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