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2008年11月の投稿

2008年11月29日 (土)

公立学校の改革・・・

  苅谷剛彦・山田哲也・藤田武志氏ほか執筆の、岩波ブックレット№738『検証地方分権化時代の教育改革 杉並区立「和田中」の学校改革』を読みました。和田中と言えば、民間人校長の藤原和博さんで有名になりました。「よのなか科」「ドテラ」「夜スペ」「地域本部」などの、矢継ぎ早の改革が話題を呼び、賛否両論が語られていますが、この本は、そうした華やかな「改革」の部分と普通の地味な「和田中」の2つの顔を偏りなく描き、むしろその2つの顔がどのように影響し合ったかを分析しようとするものです。

 改革最初の年の1年生が3年生になるまでの経過を継続調査し、1年次と3年次での変化をおっています。興味深かったのが、華々しく改革が行われたにもかかわらず、他中学との比較で、学力テスト成績ではむしろ和田中の方が低くなる結果が出ていて、その背景に和田中生徒の家庭的経済的不利さが指摘されています。それだけなら当たり前といえば当たり前なのですが、分析は踏み込んで、和田中生徒が、3年になるにつれて学校が楽しいという割合が増え、調べ学習などへの意欲が高まっていること、そのかげに部活や居場所づくりという「普通の学校」づくりに藤原校長はじめ教師が取り組んできたことと、「よのなか科」などでのまなびかたがクロスしているのではないかと言うことが指摘されています。

 新自由主義改革にのって、数値目標や目に見える成果ばかり光が当てられますが、むしろしんどい子どもの居場所としての学校の幅が地域本部の大人たちのちから(社会関係資本)を借りて、広がっているところが発見でした。実行委員会では、来夏の大阪大会シンポジウムの企画の検討が続いていますが、和田中改革を冷静に見ることは公立学校のここ10年を考えるとき、意味あるなあと思いました。    井沼

2008年11月19日 (水)

高生研全国大会・大阪大会 第4回実行委員会総会のご案内 

 2009年高生研大会 大阪大会の第4回実行委員会総会のご案内です。

 日時:11月23日(日) 午後13:00~17:00

 場所:たかつガーデン

 13:00 受付 第4回実行委員会総会

   議事:近畿ブロックゼミナールの構想並びに大会構想他

 14:30 学習会

   ゲスト:藤木祥史さん(京都公立中学教員・全生研会員)

 藤木祥史(ふじきまさふみ)さんは京都の公立中学校の教員で全生研会員です。近年、生徒に教師の指導が入りにくい状況が以前にも増して広がりをみせています。教師は問題を抱えた生徒にどう切り込めばよいか。また、どのような集団づくりの道筋を考えればよいのでしょうか。 藤木さんは『共同グループを育てる』(クリエイツかもがわ)の編著者のお一人で、「京都でもっとも有名な実践家(京都高生研のH氏談)」と伺っています。今回の学習会は、「新しい荒れ」の問題を考え、中学校の教育実践に学ぶというテーマ設定です。 こうご期待!!(どなたでも参加できます。)

2008年11月14日 (金)

「縁むすび教育」

高生研会員、あちこちで「縁」を広げています。

●札埜氏、「模擬裁判甲子園」全国優勝。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200811070120.html
(11月12日付け『朝日』朝刊でも、札埜さんは「国語科で模擬裁判を」という主張をしました。

●佐藤氏、「写真家・長島義明氏をアフガニスタンにイカス会」

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200811080077.html
(上記は大阪版。東京版は社会面半面を使った大記事。朝日新聞サイト「アスパラクラブ」の「縁」コーナーで、見られます)

2008年11月 9日 (日)

早蕨10月号、まもなく発行です

  10月号のはずなのに、もう11月も半ば…。申し訳ありません。編集長としては、10月半ば発行の予定で早蕨係と打ち合わせもしてきたのですが、文化祭準備の大波にのまれ、1ヶ月も原稿を眠らせてしまいました。〆切の約束をちゃんと守っていただいた方、本当にごめんなさい。
 僕にとって生徒会部長3年目最後の文化祭でした。「正門警備は大変すぎる」「一般公開はいかがなものか」等、またぞろ蒸し返しがあり、今年も職員間の調整は非常に神経を使いましたが、ふたを開けてみれば問題なく。オープニングでは初めて取り組んだ1/2年のアピールタイム、ステージと並ぶ目玉として野外ステージの活用、教室企画の賑わいなど、生徒の参加度、充実度は大きく前進できたなと思っています。ふだんは問題多発の1年生も、詫磨さんに来てもらっての文化委員学習会の効果がじわじわと現れていました。そして、なんといっても高生研でいっしょに勉強するI先生やK先生のがんばりが光ってました!
 さて、早蕨10月号。今回は第1回竹内塾(6月)の報告がメインです。福本先生の実践報告について、竹内先生が話された内容をリライトされた「高校のHRづくりとは何か」は、若い人にもわかりやすく生活指導実践の根本を伝えるものとなっています。ご期待ください。  
          編集長いぬま

2008年11月 2日 (日)

竹内塾塾生へのお知らせ 

みなさん! 
竹内塾の「実践記録を1本書いてみる」エントリーシート、第1次締め切りを忘れていませんか?と言うよりも、「今回は様子を見て第2次にしよう」なんて考えていませんか?

現在のところ、提出された方は5人です。(そういう私もまだですが)。
ほかの皆さんも、お早めにお願いします。

今のところ、なかなかおもしろそうな。こんな感じです。

①私は生徒の希望をつむぎだせるか?―カウンセリング的な対応をしながら~カウン
セラーに終わらないために~
②生徒参加型の授業とは~充実した50分にするためには~
③非常勤講師として、生徒・担任とどうかかわるか
④指導に従わず、手を焼かせるものの、だんだんお互いに妥協と納得をしながら現在
に至る
⑤生徒会活動は職場を変えられるか? これって、先生対象の実践報告?試みたい。

                     竹内塾・企画班(集約担当) N

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