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2009年2月 6日 (金)

3月7日(土)8日(日)は高生研近畿北陸ブロックゼミin阪大⑥ 全体会は河添誠さん

近畿北陸ブロックゼミの楽しみは、首都圏青年ユニオンの書記長として活躍されている河添誠さんの話が聞けることです。

河添さんは既に労働組合の学習会などではあちこちに呼ばれているので、お話を聞いたことがある人もいるかと思います。でも、労働(もしくは労働運動)を通じた若者の成長発達ー諸能力の獲得ーという、教育的視点から彼の話が議論されたことはあったのかな? 

よく知らないのですが、それができるのが高生研だと思うのです。

以下は、河添誠・湯浅誠編『「生きづらさ」の臨界』(旬報社)から、河添さんの発言要旨を抜粋してみました。

(1)労働条件の改善を勝ち取るという狭い意味での労働運動では、支えられない生活の問題を抱えた人たちが集まってきている。
(2)現在の労働市場は、「効率よく器用に仕事をこなし、人間関係を構築すること」が求められるので、「不器用さ」は「空気の読めない使えないヤツ」というように、よりきわだった職場からの排除の理由になっていきます。多様に階層化された正規雇用と多様に階層化された非正規雇用が拡大した現在、若者は不器用さのグラデーションに応じて、階層化された労働に配置されていく。そして、もっとも不器用なものが、超短期の登録型派遣に就かざるをえない。
(3)それゆえ、貧困の中にあるものにとって、「自立」は目標でありながら、自分自身を締め付ける抑圧の言葉となる。
(4)若者に必要な“能力”とは何か。職場のトラブルに遭遇したとき、それに対応できる能力をこそ育てる必要がある。…労働者の権利の知識―雇用契約書の読み方、社会保険・雇用保険の知識など…それをできるだけ具体的に身につけること…解雇されながらも生きていくノウハウこそ必要である。
(5)では、そのような能力をどうやって身につけていくのか。労働現場で孤立して分断された若者にとって、まず居場所としてのユニオンが必要。“自分が誰かに必要とされている”という感覚を取り戻すことが第一歩だ。
(6)団体交渉によって、たたかいとった経験の蓄積は、若者の認識を少しずつだが確実に変化させていく。自分自身の困難が社会的に作られたものであるものとして捉え返しが可能になる。

どうですか?生活指導と重なる部分がいっぱいありそうでしょう。

でも、その一方で、河添さんは学校教育については、次のように述べておられます。

「学校の中で、労働者としての権利教育をもっと具体的にできたらいい…学習指導要領に制度として組み込んで、どこの学校でも教えなければならないものとして入れられないでしょうか。…熱心な先生は、あちこちにいる。だけど点でしかなく面になっていないから、制度化が必要だと…」

ぼくは、ここ、議論してみたいところですね。
                            (いぬま)

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