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2009年3月22日 (日)

【立ち読み・「高校生活指導」180号④】第2特集は「反貧困」の高校教育

「今号の高校生活指導は、私個人的にですが、教員以外の、 教育に関心のある人に売れるなぁというか、買って読んでほしいなぁと 初めて思った骨太なものでした」(京都・Kさん)

第2特集は骨太企画。

大阪高生研がここ数年追求してきたテーマの報告です。

      

◎◎◎

      

2009年の幕開けは、連日の「年越し派遣村」の報道からはじまりました。「子ども、若者の貧困」の広がりと深刻さが多くの人の知るところとなり、「これではあかん」「何とかしたい」という模索も始まりつつあります。

   

    

しかし、私たちがふだん学校で関わっている「子ども、若者の貧困」の実態は、どれほど意識化され共有されているでしょうか。社会的な貧困と個人的問題が並列的にあるいは対立的に語られること―たとえば「あの子の家庭、授業料は払わないのに携帯代は払ってるんだろ」とか、「かわいそうだけど、もっとがんばれるはず」というようなことはありませんか。

     

90年後半から続く新自由主義「構造改革」のつめあとは、学校現場でも広く深く突き刺さっています。授業料減免率の増加など端的な経済的貧困はもとより、「自己責任」論、数値目標にあおられる成績主義、生徒指導の囲い込みと排除、「学びの貧困」状況(高校生活指導179号子安論文)など、「追い込まれ感」は急速に強まってきました。

     

実はこの、「追い込まれていて他に方法がない」=選択の自由が奪われている状態こそ貧困であると、湯浅誠は指摘しています。このような視点から、子ども・若者を見るとき、「個人的な問題」と片づけられてきたことの中に、貧困の諸相と瀬戸際に追い込まれている彼らの姿を統一的に捉え返す可能性が生まれます。そして、その捉え返しは、生存権(憲法25条)、教育権(同26条)、労働権(同2728条)の新たな学びやその社会的実現を模索する実践を生みだすのではないでしょうか。それはまだ十分に意識化されたものではないかもしれませんが、未形の模索をことばにし共有していくことが、いま、求められています。

          (編集担当:井沼淳一郎)

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