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2009年5月 1日 (金)

【立ち読み】「早蕨」4月号より① 第2回竹内塾報告 長野実践に対する竹内氏のコメント(上)

「生徒にどう応答するか ――実践を記録の言葉に即して読みひらく――」と題して、竹内常一氏が行った長野実践の分析を一挙掲載。
「長野報告を紹介しつつ、記録の中に拾い上げられている教師と生徒の言葉を取り出し、その意味するところを確かめる形を採った」とされる竹内氏の「早蕨」用の書きおろしです。

(以下、抜粋しながら一部掲載します)
 
(前略)それはともかく、このように教師と生徒の言葉がたくさん拾われている記録を読む場合、そのなかの直接話法の部分にとくに注目し、その「指導言」(指示と評価と対話に関する教師の言葉)が実践の状況にどう関わり、その状況をどう開くものになったのか、生徒にどのように働きかけて、どのような言動を生徒から引き出すものとなったのかを確かめることが大切になります。

いいかえると、教師がどのような実践的文脈のなかで指導言(テクスト)を発したのか、その指導言がその文脈(コンテクスト)の中に閉ざされていた生徒の言葉(応答=ことば)を引き出したのか、そのなかで教師と生徒がその文脈をどのように変えた(脱構築した)のかを問うことが大切なのです。

そこで、以下、記録のなかの長野さんの言葉に注目して、記録を読みひらいていくことにしましょう。

ただし、この記録を読む場合、長野さんが昨年異動となったA高の生徒たちとの関わりについてのべているつぎのような前書きを前提にしなければならなりません。

 私の今までのやり方が通用せず、授業がまったく成立しなかった。生徒ともよくトラブルになった。1年生の生徒は、私が「上から目線」で生徒を見ていると反発した。前任校で「染みついた感覚」のようなものがあって、生徒はそれに拒否感をもったのだろう。そうした生徒の態度は、私には「基本的な(周囲の人々への)信頼感の未形成」と映った。この見方は今でも基本的に変わっていない。

この観点からすると、分析は長野さんが生徒たちの「拒否感」「周囲の人々への信頼感の未形成」を解くことができたのかをテーマとしなければならないと考えます。

                      (つづく)

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