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2009年12月17日 (木)

【立ち読み】無言…MUGON…むむむごん……(上)

 ウチのクラスの生徒たち、時間があまるとすぐ「センセー、レクしよー」と言ってくる。「レクって?」と返すとたいていが「何でもバスケット」。

 

高校生の経験と発想で、「時間も場所も限定されていて、道具もない…」となると「何でもバスケット」が手っ取り早い。しかし、私はここで妥協したくないというか、これが余り好きではないんだなー。

 

こちらが生徒同士の人間関係を把握していて上手に「誘導」しないと、生徒にとっては盛りあげたいゆえの冗談でも見逃せない発言があったりで、「レク」なのに楽しめない生徒が出かねない。しかも、下の階のクラスに「お騒がせしてすみません」ということも十分あり得る。

 

ここは逆に、教室を「静寂」な空間として自分の心・相手の心に向き合うチャンスとしてみてはどうだろう。

 

【29発目】無言で、「心理テスト」(20分)

エンマ帳に、「心理テスト」を2~3つ、それぞれ封筒に入れたものを常備しておく。何かのついでにたまたま見つけたものをコピーして持っているだけなのだが、教員同士でも「当たってる~!」と評判だったものもあり、意外に使える。

 

時間が余りそうになったら、

私「テストするで~!抜き打ちテストや~!」

生徒「えー!!そんなんなしや、聞いてへん!」

私「だから、“抜き打ち”なんや」

 

と、一瞬生徒をドキッとさせつつ、真剣な面持ちで、「みんなには、今、自分と向き合ってほしいと思ってる」。封筒を厳かに取り出し、授業やHR内容といかにも関連付けて意義を語り、生徒を「心理テスト」の世界へ誘う…といっても、すでに勘のいい生徒は「なんや、心理テストやん」となり、他の生徒も「普通の小テストじゃないのか」と再び騒然。

 

彼ら、「心理ゲーム」「心理テスト」に興味津々なので、やること自体にそんなに苦労はないが、面白くなるには、静かにやれるよう、“演出”が必要。

 

まずは目をつぶってもらう。こどもだましみたいだと拗ねる高校生をなだめすかして、目をつぶる。

 

そして、「心理テスト」の問題を読み上げる。「絵本の読み聞かせ」のようにちょっとばかり声色を演技。生徒に、「心に浮かんだものは何ですか? でも、決して口に出してはいけませんよ」と釘をさす。

 

生徒は自分の心に浮かんだものが一体何だったのかと解説を知りたがるし、クラスメートの答えも知りたくてしょうがない。やがて解説をするが、ここでも「自分の心に浮かんだ答えを口に出してはいけません」とする。「えー」「うそー」「私が!?」などの声は漏れ聞こえるが、このジレンマで、普通の「心理テスト」が「自分の心に向き合う」静寂の時間となる。チャイムが鳴ったあとは、秘密をバラすもよし、後はご自由に、とする。

 

ちなみに、今までで最も評判のよかったものは、室井滋『心ひだひだ』の「あとがき」にあったもの。

 

(『月刊HR』(学事出版)1月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」 今月の担当 岸田康子)

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