« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月の投稿

2010年1月31日 (日)

【立ち読み】早蕨12月号⑨ 実は悩んでるんです~授業編~④

  進学校のセンセイも、悩みつきない……。
 以下、G先生の報告です。

 <以下>

 この学校に来てから何回か、生徒が校長室に直訴する光景を見たことがあります。
「授業がよー分からんから、教科担当者を変えて欲しい。」
ストレートにそういうことです。

 また、我々同僚から見ても「ちょっとまずいな」という授業の場合、ひどいときは生徒が床や教室に寝っ転がったり、教師を全く無視してしゃべりまくる、弁当を食べるという光景も見たことがあります。要するに、教科指導をおろそかにすれば学校が荒れるのです。

 学校教育自己診断の結果や私の経験では、この学校の生徒は、受験に対応できる学力も求めていますが、それ以上に学問の面白さを追求したり、多少難しくてもいわゆる最先端の内容に触れるようなことも求めています。

 だからといって、色んな話題を交えて多少背伸びをした内容を分かりやすく授業で取り上げたとしても、進度が遅いと、
「教科書は、本当に終わるのでしょうか?」
と尋ねてくる生徒や保護者がいます。まさにどないせーっちゅうねん状態です。

 また、在学中に塾や予備校に行く生徒も多いので、比較の対象(予備校や塾の講師vs高校の教師)を明確に持って教師を値踏みする生徒も少なからずいます。なかなか大変です。

  そんなわけで、教材研究は本当に大変です。時間があれば、勉強しています。また、授業のある日に休むことはなかなか出来ません。職員室で馬鹿話をするなどという雰囲気がありません。あほなことを言うているのは私くらいです。しかし、こんな私でもやっぱり明けても暮れても授業の準備をしています。タイトルにもあるように、本当に「つらい」のです。(以下略)

2010年1月30日 (土)

「盛会御礼!!大阪総会」⑦  山崎さんの実践をきいて(上)

「保護者の目」からご意見をくださる、まめこさんより。

 <以下>

 総会後、山崎先生の実践報告をもう一度読み返してみました。

  まずは、2年前の文化祭で、山崎先生のクラスが高校に入学して初めての文化祭をどう取り組んでいったのか、一人ひとりの生徒の言動から1年生らしい期待や戸惑いが錯綜するクラスの様子がとてもよく伝わりました。
 それに伴い、山崎先生が何とか子ども達の自主性を尊重しながら、この文化祭でクラスをまとめようと試行錯誤される姿も窺え、その苦悩が伝わる報告でした。

  長年近所の幼なじみと一緒に通った小中学校とは違い、地域の異なる様々な中学校から1つの高校に入学し、たまたま出会ったクラスの生徒達。不安と期待を胸いっぱい抱えて過ごすこの時期の子ども達のメインテーマは、『「友達」と「先生」との関係作り』にあるようです。

  現在、高校1年の息子は、入学前に行われた「オリエンテーション」を終えた1ヵ月後のある日、「あのオリエンテーションがあったから友達ができたんだ」とつぶやきました。そして最近では、「ウチの高校には『文化祭』がない!だから、クラスの中が小さいグループに分かれたままイマイチまとまらないんだよね」とブツブツ…。(それを知りながら、この学校を選んだのはあなたでショ!!と思わず言い返してしまう私ですが…)

 高校に入学して経験する「オリエンテーション」「体育祭」「文化祭」等、こういった学校行事(特別活動)の中で、子ども達はお互いに恐る恐る触れ合い、次第にぶつかり合い、折り合いをつけながら少しずつ理解し合うことを繰り返し成長していくのだろうと思います。

  それは、親の保護・介入の手から離れた自立社会への一歩のようにも感じます。

                           (まめこ。つづく)

2010年1月29日 (金)

本日です! 若者企画再度ご案内。

若者企画第3弾!「性」、「DV」……保健室と担任との連携を考える

 
「性」や「DV」について考えるというものを企画しています。
首藤先生のレポートと山崎のレポートを紹介しながら参加者の勤務校での実践交流ののち、私学高校の養護教諭、若杉雅代先生をお迎えして、保健室の実践から養護教諭と担任との連携などについてお話しを伺おうと考えています。
もちろん、若手教員の質問に応答してもらう予定です。
 日程:1月29日(金)
 時間:19:00-21:00
 場所:エルおおさか会議室602号室(大阪府立労働センター)
 ※定員18名 ※「大阪高生研」でとっています。
 

2010年1月28日 (木)

亭主もすなるブログなるものをご紹介

「緩々日誌」でおなじみの消閑亭さんからこんなメールが来ました。

 「元気ですか。厳しい寒さが続きますが、きのう、庭の小梅が一輪咲きました。水仙も芽を出しはじめています。
このたびブログを開設しました。URLは下記のとおりです。時間があったらクリックしてみて下さい。
表題は「逸予亭(いつよてい)B級評論」です。逸予というのは余暇を楽しむという意味です。

 http://ityti.blog48.fc2.com/

 うまく開いたら「お気に入り」に登録して、時々開いて読んで下さると、いっそううれしいです。当面は毎日書き込みを更新します」

2010年1月26日 (火)

「盛会御礼!!大阪総会」⑥  福田さんの模擬授業感想から

 実際に参加者を(やっかいな?)生徒たちに見立て、福田さんに数学の模擬授業をやってもらいました。

「やらねばならない進度」を進める授業と、福田さんが「これを教えたい」とこだわった「虚数とは?」の授業。

 以下、感想です。

 

●“数学で何を教えるのか”ということに迫る実践だったと思います。“数学はおもしろい”ということが伝わってきて、90分がとても短く感じられました。

 福田先生の数学に対する熱いものが伝わってきて、教育現場の実情とのあいだで揺れているのだと思いますが、何らかの形でそれらを授業に散りばめていけたらよりすばらしいものになるのではと思いました。授業技術はさすが!という感じで勉強になりました。(学生・Nさん)

 

●模擬授業、緊張されたと思います。でも、自然体で生徒と受け答えできてるだろうなと感じました。一方で進度を気にするあまり、生徒の「なんで?」に対応しきれていないように感じました。つまずくきっかけに気づくことの大切さ、間違いから導ける正答がたくさんあること、余裕を持って授業に取り組むことに加えて、教師が楽しんでいる姿を生徒に見せることことの大切さを学べました。(教員4年目Yさん)

2010年1月25日 (月)

【立ち読み】早蕨12月号⑧ 実は悩んでるんです~授業編~③

(「ベテラン」と言われるトシなっても、日々悩みながら・・・。Nさんのつぶやきです)

 教師生活22年間、ほとんどの授業のイメージはこんなん<以下、心の内なる声>である。

 授業前は今でも緊張する。基本各時間50分始まりなので45分すぎたあたりから気分の憂鬱は最高潮である。

 
 教室まで行ってドアを開ける前に、ひと呼吸<“ごくせん”でヤンクミが「ファイトー」とやる気持ち、ほんとよくわかる!>、そして教室に入って生徒達の顔は見られず<いやそうな顔されたら傷つくからである!>、おもむろに教卓にたつ<ほんとは「おはようー」とか、にこやかに「さあはじめるぞー」なんて言いながら生徒達の顔色をチェック、なんてことをするのがベテラン教師と思うのだが・・・>。

 生徒は当然だるそうに「ねむい社会科やー」なんて感じで<「地理いややー」なんて聞こえよがしの声も聞こえたりして>ダラダラ起立するので、こちらも一層テンションが下がる。「はよ立て!自分の席もどれー!前向けー!しゃべるなー!」なんて連呼しながら、適当なころあいで<決してびしっと1年間させた例しはないので、礼もどんどんいい加減になっていくー>妥協し着席させる。出席を取っている時にざわざわがおさまらないと、また頭にくる。

 <「最初から怒らせるなよ~」とばかりに>しばらく騒がしい輩をにらんでいるが、大概は気づいてくれず<物わかりよく振る舞おうと思う下心があるとひきつった笑顔になったりして余計に侮られ、結局>「静かにせんか!!」と怒鳴り、気分が悪くなるし授業の空気も悪くなる。

  となるとせっかく和やかに、生徒をいじりながら導入に入り「雑談だと思ったら授業だったか?」みたいな雰囲気に持っていこう<これはめったに成功しない!>という気は消え失せ、「さっさとノートを開いて黒板写さんかい!今日はノート提出じゃ~」みたいなことをといってしまって自己嫌悪になり、淡々としかも理屈っぽく授業を展開し、1人また1人と生徒が寝ていく。でも自分の持っていき方にそもそも自分で落胆しているので起こしたくても起こせない<おまえの授業がおもろないからやー、みたいなこと言われたらどうしよう~、でもその通りやもんね~>のである。でも多くの生徒が寝てしまったりすると“冷や汗びっしょり”で「ノートかいてなかったら平常点やらんぞ!!」的なことを言い放ち、僕のハートはずたずたに<オレって最低!!>なって一刻も早く教室から立ち去りたくなるのである。でも反応がないと授業ははやく進むのである。(下略)

2010年1月24日 (日)

若者企画第3弾!「性」、「DV」……保健室と担任との連携を考える

大阪の村上洋子です。
このたび「第3弾若者企画」を実施しますのでお知らせします!
 
「性」や「DV」について考えるというものを企画しています。
首藤先生のレポートと山崎のレポートを紹介しながら参加者の勤務校での実践交流ののち、私学高校の養護教諭、若杉雅代先生をお迎えして、保健室の実践から養護教諭と担任との連携などについてお話しを伺おうと考えています。
もちろん、若手教員の質問に応答してもらう予定です。
 
日程:1月29日(金)
時間:19:00-21:00
場所:エルおおさか会議室602号室(大阪府立労働センター)
※定員18名 ※「大阪高生研」でとっています。
 人数把握のため、参加希望の方は、左記にメールください。

2010年1月23日 (土)

【立ち読み】早蕨12月号⑦ 実は悩んでるんです~授業編~②

(第2弾は若手のHさん(社会科担当)です)

 授業に行く度に「先生、何かおもしろい話してや」と言われます。ここで生徒が言うおもしろい話とは「項羽と劉邦」や、「コロンブスの卵」というような歴史上の興味深くておもしろい話ではありません。ただ笑える雑談です。

 僕はたまに授業の最初のつかみとして雑談をします。生徒はそれに味をしめて要求してくるのです。

 「そんな話はありません。さ、授業いきますよ。教科書の128ページを開いてください。」

 という風にバッサリ切って授業を進めればいいのですが、

 「昨日さぁ、男友達の結婚式に行ってんけどな。そこで新郎である俺の友達が新婦にピアノを演奏しながら曲を歌ってプレゼントしたんよ。けっこう感動的やってんけどな。
ただ、歌詞聴いてるとな・・・どう考えてもな・・・それ、別れの歌やねん。明らかに結婚式で歌う曲ちゃうからな。だって、サビの歌詞、“去っていく君の背に冷たい陽が差すよ”やで?他に歌う曲あったやろ~。あの曲チョイスは奇跡やわ。俺、思わず「奇跡や・・・」って言ったもん。二人にとっては思い出の曲なんやろうけど、他の客ザワザワしてたわ~」

 と生徒の要望に応えて一通り笑いをとる僕。生徒は楽しそうに雑談を聞いています。

 ところが
「さ、じゃあ授業いきまーす。今日は産業革命についてやるで~」と授業に入ると、

 
しーーーん!!

 生徒は喪に服したかのように大人しくなってしまいます。
雑談を聞いている時よりも明らかに生徒の目の輝きが薄れています。中には死んだ魚の目のようになっている子もいます。

 僕の雑談を聞いてる時、生徒たちは『次どうなるんやろう?続きを早く聞きたい!』と楽しみながら聞いているように思います。
 ところが、僕の普通の授業は彼らにとっては『あー早く終わらんかなぁ』と思いながら過ごす苦痛の時間に過ぎないのでしょう。この落差に僕は悩んでいます。生徒が僕に求めているのは授業ではなく雑談なのです。 (下略)

2010年1月22日 (金)

【立ち読み】早蕨12月号⑥ 実は悩んでるんです~授業編~①

 先日、「この人にきく」でお呼びした北村年子さん(ジャーナリスト)から、

「大阪高生研の通信にすっごい感動しました。あんなふうに、素直に、教師はつらいよ~ってのが書ける、出せる、なんて、すごい」というメールがきました。

 大好評の「悩んでるんです」、 若者もベテランもみんな悩んでおっきくなろうとしている。
 まずは今年新任のMさんから。

        <ここから>

試行錯誤しながら授業をする日々

(前略)

とはいえ、生徒と向き合う中で何も悩みがないわけではなく、日々これでいいのかと思いながらやっています。昨今、「授業崩壊」とまでもいかなくとも、「授業が成立しにくい」状況にあると言われていますが、自分が勤務する学校でもそういう状況はあると思います。今年は「授業規律」をきっちりやっていこうと、教職員の中で合意をもって指導しているせいか、去年に比べてエスケープや無断早退などは減っているそうですが、それでも生徒が学んだという実感は得られにくいように私自身が感じます。

* * * * * * * * * *

 こうした自分の仕事に対する達成感のなさは何なのか。考えてみると、「授業で教えることは何だろうか」という疑問にあると思います。「授業規律」についてはここでは述べませんが、その疑問の背景には、生徒の「知識」対する不信感―勉強して何になるの―があると思います。高校では7割の生徒が落ちこぼれると言われていますが、自分の学校ではもう少し多いかもしれません。そんな状況だからこそ、「もっと基礎的な学習を取り入れていくべき」との声が上がるのは無理もないと思います。確かに、基本的な計算の徹底や、漢字の定着を徹底は生徒もわかる喜びが得られ、自己肯定感も得ることができると思います。そして何より、今日の就職難の時代に、就職試験で内定を勝ち取るためには「基礎学力」が必要であると思います。

 ですが、それでいいのだろうかという疑問もあります。運良く就職が決まる生徒もいれば、非正規雇用で働かざるをえない生徒もいます。今の社会で最も苦しい働き方をしているのは、非正規で働く人たちであり、最も社会に対して要求をしていなければならない人たちは、失業などによって貧困状態にある人たちと思います。(以下略)

2010年1月20日 (水)

「盛会御礼!!大阪総会」⑤ 大満足!の桂蝶六師の落語講座(下)

さらに、落語は笑いの芸だが、単に笑わせれば何でもいいというものではない。例えば十席の落語のすべてが爆笑ものだったら味わいのないものになってしまうのであり、人間の情が描かれ、ほっとする関係の中でほのぼのとした笑いが生まれるし、何より人が優しくないと後味のいい笑いにはならないというお話には、何か大切なことをうかがったような気がしました。

  さらには落語と狂言の共通点として、どちらの登場人物も(前者の「旦那・丁稚」、後者の「太郎冠者・次郎冠者」)は固有名詞ではなく普通名詞であり、つまりは市井の人物を庶民の視線で描いているものなのだそうです。これと対照的に、歌舞伎と能で同じ「藤戸」という演目があるが、前者で親切な漁師を切り殺してしまう武士(支配者層)はヒーローとして主人公の扱いだが、後者では殺された猟師やその母親(庶民)が主人公である。こうした違いは、能が室町時代というまだ封建体制が確立する前の時代の産物だからであり、歌舞伎は江戸時代、すでに武士の支配が確立した後に成立したものだということが大きく影響しているとのことでした。

  そして、どんなジャンルにしてもそれを語る側の思いがあり、それぞれの時代を背景として語られるべき必然があるというところに、僕自身の今の問題意識と重なるものがありました。今、現代文を担当していて、評論・小説・詩など、どんなジャンルにせよそこには書いた人の伝えたいものが込められていること、そしてそこには時代ごとの背景やその文章が書かれざるを得なかった必然性があること、さらにはその文章を受け取る私たち一人一人も、現代という時代、この社会においてそれぞれの課題を担った存在であることを伝えたいと考えています。

  懇親会の最後に聞きたかったことがあります。僕自身は、よりプロとして専門性を高めたいという思いと、「教師らしくならない」ために様々な努力をしたいという、一見相反するようなことを意識しています。さまざまなことに対して精力的にチャレンジしておられる蝶六さんも、あるいは同じように、芸の道を究めようという思いと、「落語家らしく小さく収まっちゃおもしろくない」という思いを持っておられるのではないかと感じたものですから。

                 (おわり。牧口誠司)

2010年1月19日 (火)

【立ち読み】生徒の隠れた“ホンネ”を引き出す小ネタに挑戦③

【36発目】現代社会カルタづくり(20分)

 「現代社会」で「現代世相カルタ」づくりに取り組んだ。

 社会で起きている出来事(政治・経済・スポーツ・事件等々)をカルタ風に各自5本作ってみようと紙を配る。最初に例を示しながら、最近のニュースもいくつか上げて、考えやすくする。1つしか書けない生徒もいるが、40人いればそれなりに集まるものである。他のクラス分も集まれば、さらにバラエティ豊かにできあがる。

 同じものを整理して、最後に上の句(読み札)と下の句(取り札)に分ける。厚紙のカードに、印刷した読み札・取り札を貼り付けて完成。発表は、実際にカルタ大会を通じて、ワアワアキャーキャーと取り合いながら、初めて我らで捉えた『現代社会』を確認する。生徒がどのような問題をどう捉えているか、が伺いしれる。期待するものが出てきてホッとする時もあれば、こんなことを考えているのかなど、自分なりの授業の反省となる。

  作品を紹介すると…「ストップ温暖化/頑張れ森林」「毎年コロコロ変わる/総理大臣」「名称が問題ではありません/後期高齢者医療制度」「一度でいいから/当ててみたい年末ジャンボ」「流行語大賞/つぶらな瞳のタマちゃんに」「脇シューは/夏の必需品になったかな」「メールで過ごす/休みの日」「頑張れ親父/負けるなリストラ」「危険がいっぱい/出会い系サイト」……迷い易い取り札を揃えるのもおもしろい。

 何年か通用するものもあれば、その年だけの限定世相もあり、後々、先輩作の”何年もの”を紹介してのカルタ会も、昔を懐かしんで歴史の勉強になる。3学期末の余った消化授業にも、カルタ会は人気である。社会科授業のまとめとして有効活用している。

  (おわり。『月刊HR』(学事出版)2月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」 今月の担当 高山亨)

2010年1月18日 (月)

いよいよ始動! 2010札幌大会応援ブログ!

 応援ブログ旗振り役の安藤@三重高生研です。

 大阪の総会、お疲れ様でした。
 高生研の新たな発信(発進?!)が期待できそうですね。

 というわけで、まずは北海道は2010札幌大会にむけて、「応援ブログ」のPRです。

 時計台の街からの風 高生研2010札幌大会応援ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kouseiken/

 大活躍の牧口さんが早速、投稿してくれました。
すでにオープニングを飾ってくれています。

ぜひご覧下さい。

それとどんどん応援お寄せ下さい。
「たまにならブログ記事書いてもいいよ」という方、大歓迎!

 zenkokukouseiken@gmail.comまでお願いします。

2010年1月17日 (日)

「盛会御礼!!大阪総会」④ 大満足!の桂蝶六師の落語講座(上)

  牧口です。

 めちゃめちゃ面白い90分間でした。まずは「落語家は、一番初めにおもしろくない噺を教わる」という意味深な発言から始まりました。笑わそう、笑わそうと肩に力が入るとお客は引いていく、まずは笑いの少ない噺で、話し言葉のリズム感とメロディーを身につけるのだそうです。それを蝶六さんは「体にメトロノームを作る」と仰っていました。

  実際に「東の旅の発端」というその噺を実演される際に、小机・拍子木・張り扇といった大阪にはあるが東京では使われない小道具があって、それはなぜかという話になりました。大阪では、谷九の生国魂神社の境内における大道芸として生まれた落語は、道行く人の足を止めるためにそうした鳴り物が必要とされたそうです(一方東京では、発端は同じだったのですが、すぐパトロンがついてお座敷芸になったとか)。

  さて、蝶六さんの実演を聴き、すぐ後について声を上げましたが、もちろんすぐにはうまくは行きません。それでも声の調子や合いの手に入る拍子木・張り扇のリズムから、話し言葉にとって何が大切かはおぼろげながら感じることができました。さらには落語・狂言・大道芸・義太夫の共通点として、「七五調」のリズムと「二字上がり」というメロディー(これは、実際に聞いてみないと説明は難しいです)があるというお話で、書き言葉でも句読点を教えるのは難しいものですが、話し言葉においては体で覚えるしかなく、そのためのテキストが「東の旅の発端」なのだそうです。実際にこれは伝統芸だけでなくいろんな場面で応用が利くそうで、「二字上がり」を意識してしゃべると言葉が下降せず、言葉の表情が活き活きとするということでした(「大根役者の蘇生法」と言っておられました)。

  蝶六さんが講師として行っておられる声優・俳優の専門学校では、これを一年かけて練習するのだそうです。初めは頭で考え、意識しながら読んでいたのが、何回も言葉にすることで体にしみ込み、お腹に入ってくると、ちゃんとした呼吸と間合いで言えるようになるのだそうです。そうやって一年かけて身につけた成果を、次の年に新入生の前で実演させると、新入生が先輩を尊敬するようになるのだとか。蝶六さん、教師としても心憎い演出です。演劇の世界の人は新しいテキストを次々に考えようとするが、学ぶ方はそれを必死で追いかけてもなかなか身につかない。むしろ同じものを繰り返し読み、「型」を学ぶことで、呼吸術が身につくそうです。ちなみに専門学校生の中で、それまでに柔道や野球など、基礎訓練として同じことを何度も繰り返す訓練を積んできた生徒ほど、「型」がすっと入っていくそうです。

(つづきます) 

2010年1月16日 (土)

【立ち読み】生徒の隠れた“ホンネ”を引き出す小ネタに挑戦②

【34発目】途中のスキマに……BGM作戦 (5分)

  次は、BGM作戦である。プリント授業で、当てられた生徒が板書している間、他の生徒は各自で解き、そして板書の答えと見合わせながら、プリントを埋めていく。その間15~20分とかなり静かな時間が流れる。当てた生徒が「これでいいか?」や「わからない」と質問をしに来て、それへの受け答えも楽しいが、どうもこの時の静けさが気にかかり、私の説明に移る3分前頃を見計らって、区切りのBGMスタートである。

 「この曲が終われば、説明に移るぞ!」という合図がてら、私の好きな曲(「ELT」「平井堅」「キロロ」etc.)を流して、自分癒しをしている。しかし、これに強い反応があった。「もっと流して!」「あの曲も流してえな」「先生、このBGM最高!」「よけいに勉強がはかどるわぁ」~手持ちの曲がなくなれば、次は生徒にテープやMD、CDを準備してもらった。本業からずれない程度に、お互いに楽しんだ。時折、授業に関係した音楽(「18・19世紀ヨーロッパ音楽」や「音で聞く世界史」等)もうまく織り込みながら。

 【35発目】青春を考える曲レポート(10分)

 スキマを本業にしてしまったのが、現代社会の「青年期」の授業で、『青春を考える私のお薦め曲』のレポート課題である。推薦書(レポート)をつけて、その曲が入ったMDなどを提出させた。毎時間ごとに一本ずつ曲を流し、その歌に込められたメッセージを発表者の推薦書をもとに、みんなで読み解こうというものである。

 さすが生徒のベストの1本は、私も納得できるいい曲ばかりであった。レンタル屋にいかずとも、今どきの高校生の好きな曲を手に入れ、ニューアーティストなるものの新たな「発見」をすることができた。(ただ、何人ものファンになってしまい、アルバムを求めてレンタル屋に通うハメになるのだが。)音楽は、途中のスキマを埋めるのに最適のものとなった。

  (つづく。『月刊HR』(学事出版)2月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」 今月の担当 高山亨

2010年1月15日 (金)

「盛会御礼!!大阪総会」③ 初日から濃密! 山野講演

牧口です。

 総会初日である10日の学習会・講演には、大阪府立大学の山野則子先生をお招きしてお話を伺いました。山野先生は、子供の現状やスクールソーシャルワーカーの必要性について、具体的な統計や資料に基づいてお話しされ、また実際の支援のあり方についても踏み込んだご説明がありました。貧困や親からのクレーム、子どもたちの自尊感情の低さといった、最近の私たちの課題とまさに一致するお話で、多くの点で示唆に富むものでした。出来うればもっと十分な質疑及び意見交換の時間を持ちたかったと切に思いました。

 一番に感じたことは、私たちが昨年東京からお招きした、「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」の共同代表である北村年子さんからお聞きしたお話と、山野先生のお話にかなり共通点があるということです。北村さんは「お母さんがもっと自分を好きになる本」というご著書を出しておられます。また上記の全国ネットと関連して、ホームレスの人たちを襲撃してしまう子どもたち、また被害を受けるホームレスの人たちの双方に寄り添って、どうすればそうした両者の「最悪の出会い」を防げるかを模索しておられます。

 北村さん曰く、「ホームレスとは、人ではなく、状態である。だから誰でもそうした状態に陥る可能性がある。逆に、ホームとは人が安心していられる場所のことであり、災害におびえる人、戦時下に暮らす人にはホームがないと言える。また、襲撃をしてしまう子どもたちも、受験のストレスや親からの虐待があるとすれば、ホームを持たないと言えるのではいか」と言うのです。だからこそ、人は他者から認められ、自己を肯定するプロセスが必要なのであり、自己尊重感を育てていくことが大切なのだそうです。

 
 山野先生が、親からの質問や相談に対し性急に答えを提示するのではなく、自ら考え、対応を模索できるようにサポートすることが大事だとお話しされたことや、「給食費の未納や不登校、ネグレクト」といった問題を抱える母親には、その真のニーズを探り、周りが「何かをしてあげる」のではなく、母親自身がボランティアに参加するといった主体的な活動の中から自信を取り戻していくといったことが大事なのだとお話しされたことが、北村さんの言う「自己尊重感」と関連しているように思われました。

 総会の初めから、内容の濃い充実したものになりましたね。2月14日に大阪府立大学で行われるセミナーにも参加させていただこうと思い、早速申し込みをしました。

2010年1月14日 (木)

【立ち読み】生徒の隠れた“ホンネ”を引き出す小ネタに挑戦①

 普通科の現在校に異動した時のこと。「今どきこんな学校があったんやな」と、一緒に移ってきたN先生と話し合っていた。私は社会科で世界史を担当していたが、生徒は静かに教師の話を聞き、そこそこ真面目にノートを取り、当てればそれなりに答え、板書も適度にするなど、落ち着いた授業が展開されていた。しかし私にはこの静けさが馴染めず、息苦しくて仕方がなかった。

 前任校では、思った事をすぐに口に出す連中が何人もいて、本音で意見交換をする事ができたし、私語やいらぬことをしている輩に注意をしつつ、緊張感を持って授業を進めることができた。

  ところが、現任校では、生徒が何を考えているのかがつかめなかった。面白い話でのなごみ作戦も空回りをして、冷や汗しきりである。何とかこの硬直した生徒(いや私自身)の緊張を和らげることはできないかと始めたのが、「ぼやきノート」作戦である。

 【33発目】ぼやきノート(5分)

  B7の紙切れ(裏紙利用)に、タイトル=「ぼやきノート」、名前欄、囲み枠を印刷し、その紙片を授業の終わりに配布する。何を書いてもらうかは、色々である。授業の中身に関わって、例えば「市町村合併について○か×か?」等。また「最近気になるニュースは?」「効果的なダイエットは?」「好きなテレビ番組は?」「初詣で神頼みをした内容は?」など、私が聞いてみたい内容で書いてもらう事も多い。

 書いてもらった事をそれなりに取り上げ、評価をする。色々な意見が飛び交い、面白そうなものは、活字にしてプリントにし、次の時間に紹介している。前任校では考えられなかった文章をびっしりと書いてくれるから、うれし涙が溢れてくる。次第に一人一人が見えてきて、個別のやりとりができるようになってきた。授業も一方通行では、面白くもないし、成果も少ない。生徒と噛み合ってこそ、授業の一言一言が生きてくるーなどと勝手に思えてくるから不思議である。

  (つづく。『月刊HR』(学事出版)2月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」 今月の担当 高山亨)

2010年1月13日 (水)

「盛会御礼!!大阪総会」②  なんと7府県から参加いただきました

こんばんは、会計担当の西村です。 総会お疲れ様でした。

兵庫の地で初めて行われた大阪総会。
いつもの通りというか、いつにも増してというか、濃~い2日間でした。

 首藤さんの報告では、”41名の参加者”との発表でしたが、正確には44名でした。

 今回も大阪だけでなく広い地域からの参加者がありました。
 大阪31名・兵庫6名・京都3名・滋賀・和歌山・奈良・神奈川各1名の7府県から。

 やっぱり、兵庫6名というのは兵庫でやったおかげだと思います。初めて出会う方々が、「これからも交流しましょう」と自己紹介されていました。

 また、研究者の方も3名参加いただき、大会終了後、3名で名刺交換をされておられた姿が印象的です。

 会場の武庫川女子大をお貸しいただいたO先生に改めて感謝します。

「たぶん、ここ何年かのうちに、この地で全国大会が開催されることは間違いない」

 と、私は実感しました。

2010年1月12日 (火)

「盛会御礼!!大阪総会」41名参加で充実した学びの2日間①

みなさん、こんにちは。事務局長の首藤です。2010年大阪高生研総会はたいへん充実した2日間でした。総数41名の参加。2日目分科会も22名の参加でした。ある参加者から次のようなメールをいただきました。「・・・本当に行ってよかったなぁと思いながら帰ってきました。大阪高生研の企画は、いつも思うことですが、テーマや講師の方や内容が、案内以上のことを学べて、行った甲斐あったなぁということです。・・・一部参加しかできませんでしたが、無理してでも行ってよかったです。」事務局としてもうれしいお言葉です。参加されたみなさん、本当にありがとうございました。

 午前の総会では、基本方針・研究活動方針・会計報告と予算審議、そして組織問題が主要なテーマで、2時間半、具体的で濃密な議論ができました。研究テーマとして新たに「教育・労働・福祉をつなぐ」を設定し、これまでの「高校で本当に必要な学びとは何か」「貧困社会と高校教育」を発展させて研究していくと確認されました。もちろんこれまでの基本方針である会員の学びの要求に依拠した活動づくりを追求します。特に、今年は
例会や「この人に聞く」などの活動を重視したいということで一致し、参加者で具体的な問題関心を出し合うことができ、とても有意義だったと思います。予算の面では、今年の全国大会が北海道大会ということで、特別の予算措置を行い、全国大会を盛り上げる企画を考え、実現していこういうことも確認されました。

ちなみに2月例会は2月20日(土) 井沼淳一郎さんの授業をとりあげます。これは『高校生活指導』夏号に掲載されます(担当佐藤功)詳細は別途。ぜひご予定下さい。


つづく

2010年1月11日 (月)

おまかせHR研究会in奈良教育大出張講座③ 番外編・奈良町ぶらり散歩

091225_145602  奈良教育大での「特別活動」実践講座~高校編~は、よく晴れた穏やかな一日でした。 こんな日はぶらり散歩に限ります。午前の部の講座をすませたら、さっそく近くの奈良町へ。(午後の部もピンチヒッターはいったNさん、ごめんね。)

 狭い路地に昔ながらの造り酒屋や奈良漬の老舗、古い町屋を改造したお洒落なカフェが並びます。でも今日のお目当ては、奈良酒造組合が経営する「ささや」。ここは、なんと奈良の地酒が100円~400円で試飲できます。これはオトク!

 写真一番右端の「つげひむろ」は、古代の酵母を復活させて造ったお酒だそうで、室町の頃の日本酒とはかくありや、という味でした。元酒蔵の主人だったマスターの蘊蓄を聴きながらの一杯はなかなかですよ。(井沼)

2010年1月10日 (日)

【立ち読み】早蕨12月号⑤ 中村貴彦の こんな大阪 ワンディウォーク・武庫川編③

サトウです。

 いよいよ本日開幕大阪総会。「参加するよ!」表明は45人を超えました。
夏の大会に来てくれた人、今までの大阪高生研のイベントに参加してくれた人、おまかせHR研究会の「行商」で知り合った人……etc.にメールを送ったところ、きのう、今日に「行きます!」の返信がいくつも。うれしいな。

 それとともに、ここ数日、この「大阪高生研ブログ」の訪問者が連日50人超え、アクセス3桁も目立ってきました(ありがとうございます)。
「ブログ見ました。参加できますか」
某新聞の記者さんや、「卒論で高生研を研究してます」という学生さんなど。どうぞお越し。

 総会はどなたでも参加可。
内容は  http://homepage2.nifty.com/osaka-kouseiken/2010soukaiyoukoumousikomi.bak


武庫川女子大MM501教室へのアクセスは、
http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-c018.html
を参照ください。

中村貴彦の「武庫川ワンデイ・ウォーク」も最終回。
総会後、お時間許せるみんなで訪れましょうか。

  ○○○

“ガイドブック空白区”「鳴尾・武庫川」は 温泉&近代化遺産銀座

  近代化遺産が目白押し

 さて河川敷を20分ほど歩くと、眼前に鉄筋コンクリートの6連アーチが美しい趣ある立派な橋が迫ってきた。1927年築の国道2号線『武庫大橋』だ。花崗岩でできた欄干と照明の意匠が付近の景観と相まって魅力的。尼崎側の堤防から見ると橋越しに旧甲子園ホテルの塔屋が見える。土木学会選奨土木遺産。

 
 武庫大橋のところで堤防に上がるとその袂に「旧甲子園ホテル」が建つ。ここから静寂な住宅地を5分ほど歩くと、右側に立派な洋風の邸宅が。1928年築の『松山大学西宮温山記念会館本館(旧新田邸)』(登録有形文化財)は大阪で事業を興し財を成した新田長次郎(現「ニッタ」の創始者)が郷里の松山で今の松山大学の前身となる学校創立にかかわった縁から、1989年に同大学に寄贈された施設だ。「温山」は新田氏の雅号(和歌山県海南市の「琴ノ浦温山荘庭園」も新田長次郎の別荘で地元では有名。僕も小学校の遠足で行った。国の名勝に指定されることに決まる)。

 
 ふと見ると鉄道のガードをJRの電車が行き交う。JR甲子園口駅が近い。旧新田邸から西へ歩くと駅前の商店街が南西に伸びる。「甲子園口駅前商店街」。すこし歩き疲れたところでお茶で一憩にふさわしい(大阪南部では見かけぬ)“阪神間らしい店”を探す。あるある!? 商店街から一歩逸れたところの小さな白い建物『クヌート』はおひとり様がより似合いそうなカフェ。深夜まで営業の『カフェ&キッチンバー リトモ』も雰囲気佳。蒸しパン専門の『ミスタームシパン』なんてのもある。

  阪神間、とはいっても駅前なればたこ焼屋も多い。数ある中で甲子園口センター街の『てん神』はプルプル食感で上品な味が人気のたこ焼の名店だ。でも今日は素材重視の自慢の「たい焼」!! 国産小麦に沖縄産黒糖でやさしく甘さを加えた生地を薄く香ばしく焼き、アタマからシッポまで十勝特産の小豆でつくった小倉あんを詰める。2匹ずつ10分かけて焼き上げる丁寧な仕事が決め手、「天然たい焼」と銘打つだけあり(1個130円)。
 甲子園口あたりは下町と閑静な住宅地が隣り合う不思議な空気感が漂う。温もりある地元店がその雰囲気を醸し出している。 とにかく一遍歩いてみて。

2010年1月 9日 (土)

さあ、大阪高生研総会(1月10~11日)⑦ 若手実践分析の見どころは、これ。

いよいよ明日に近づいてきました、大阪総会。

2日目(11日9:00~12:00)は若手教員2人による実践分析。レポーターのお2人から、タイトル、見どころ等が送られてきました。以下です。

<山崎さくらさんから>

①タイトル 「生徒の成長が見えた文化祭」
②こんな実践です
担任団の誰もが苦手意識を持つ、賑やかなクラスを受け持つことになった。体育祭を経験した後のクラス、文化祭では誰がリーダーとなり、どのような企画となったのか。
③見どころもしくは参加してくれる方々に聞きたいこと
同じ生徒の過去と現在についてお話ししようと思います。

<福田雅文さんから>

①タイトル「数学の授業=指数・対数」
②こんな実践です
ぜひ、授業の進行の「流れ」を批評ください。
③見どころもしくは参加してくれる方々に聞きたいこと
声の大きさはどうか。字の大きさは。話がコンパクトにまとめられているかどうか、など

 乞うご期待!

 ●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。参加者40名突破しました。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。(なお、会場の武庫川女子大MM501教室へのアクセスは、下記、1月8日付けブログ記事を参照ください)

2010年1月 8日 (金)

さあ、大阪高生研総会(1月10~11日)⑥ 無事行き着いて。武庫川女子大へのアクセスは、これ。

大阪総会、ただいま「参加するよ」と申し込みいただいた方、37名。「目標50名!」に目標上方修正! まだまだ参加者追求中。ようお越し!

  さて、今回、大津先生のご厚意で武庫川女子大学を会場とさせていただいております。大津先生からアクセスについてお知らせいただきました。

http://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/access.htm

 地図は、ここにアクセスして少ししたにスクロールしたところにある、「中央キャンパス」の地図をみてください。

 白字で「中央キャンパス」とある「ャ」の文字があるところあたりに正門があります。そこをはいって、すぐ右手に階段とエスカレーターがあります。それを登って2階へあがってください(少しひきかえすことになります)。

 道路の上をとおって先へすすむと、まず左手に見えるのがMM館という建物です。その2階から入ることができます。

 中に入って5階へエレベーターかエスカレータであがれます。そこに、MM-501という教室があります。階ごとに教室地図がありますので、そこは探してください。

 なお、大阪方面から阪神電車でお越しになる方は、徒歩距離では鳴尾駅からのほうが近いですが、急行停車駅である武庫川駅から来られたほうが近いと思います。

2010年1月 7日 (木)

【立ち読み】早蕨12月号④ 中村貴彦の こんな大阪 ワンディウォーク・武庫川編②

1月10日(日)~11日(祝)の大阪総会、「参加するよ」と言われる方はもうすぐ30人の大台に乗ります。

会場武庫川女子大周辺、いろいろと見どころありそな。

おなじみ、中村貴彦ルポの2回目です。

<以下>

ガイドブック空白区”「鳴尾・武庫川」は 温泉&近代化遺産銀座(中)

近代化遺産が目白押し

 今回の宿舎「旅館水明荘」から武庫川の堤防はすぐ。この時季川面を吹き渡る寒風は身にこたえるが、河川敷を上流に歩いていく。目的は、近代の名建築探訪。阪神間の数ある名建築の中でもイチ押しは、『旧甲子園ホテル』(現武庫川女子大学建築学科学舎)。

 1930年に竣工した甲子園ホテルの施主は阪神電鉄で、1924年完成の「甲子園球場」に続いてこの辺りの開発に意を注いでいたのだ。設計は遠藤新でかつては「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称せられた豪華リゾートホテルだった。1944年から海軍病院として使われ、終戦後は占領軍が接収、将校宿舎やクラブに使用。ホテルとしての活躍は短かった。その後返還され大蔵省管理下にあったのを1965年学校法人武庫川学院が譲りうけ、荒廃していた建物を復元改修、教育施設として再生した。2006年から建築学科学舎。一般公開もしている。  0798-67-0079

   (中村)

●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

2010年1月 6日 (水)

さあ、大阪高生研総会(1月10~11日)⑤ 実践分析は若手の実践2題①

 言うまでもなく高生研のウリは教育実践分析です。これがないと高生研ではない!!とも言えるくらい。来年の大阪高生研のウリは、この実践分析例会に力を入れようということで話し合っています。

 今回の総会では若手2題の実践分析(2日目)。近年、大阪高生研には20代30代の若手がたくさん集ってくれています。今回は、山崎さくらさんと福田雅文さんに登場願います。

 山崎さんは3年生の担任。クラスには1年の時に衝突したA子が・・。そのA子が文化祭のとりくみで。「・・・涙を流しながら、「最高の文化祭にしたいねん、本気やねん」・・・」と訴え、文化祭を成功させていく・・・その軌跡をたどります。また、講師として2校でがんばっている福田さん。数学の面白さを生徒にどう伝えるのか・・・・苦闘の日々が続きます。その苦労を参加者で共有できればと思います。

  というわけで、豪華ラインアップで送る、久々1泊2日の大阪総会。高生研会員・早蕨会員は参加費無料です。会員以外は、早蕨会員になってください。大交流会も予定。宿泊は甲子園球児御用達の宿。格安です。

 ●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

2010年1月 5日 (火)

【立ち読み】早蕨12月号③ 中村貴彦の こんな大阪 ワンディウォーク・武庫川編①

ガイドブック空白区”「鳴尾・武庫川」は 温泉&近代化遺産銀座(上)

 
「今回の大阪総会開催地『鳴尾・武庫川』界隈のことを紹介しろ。」編集長の命を承けたのだがこの地域、ガイドブックにもまず登場しない情報空白区!? でも歩いてみるとなかなか興味深いところなのだ。

 スタートは阪神電車「武庫川駅」。この駅、ホームが武庫川の橋梁上にあって電車を降りるとそこはまさに川の上!! 西出口方面へ行くと、堤防下に1両だけの電車がとまっている。西大阪線が難波に通じた(なんば線)今、阪神唯一の盲腸線「武庫川線」だ。乗り込むと約5分で終点「武庫川団地前」。高度成長期に海岸を埋め立てて造成された大規模団地のお蔭でこの短い支線が成り立っている。

 変哲もない駅前から海の方角へ約10分歩くと「鳴尾浜臨海公園」の入り口。海釣り広場と芝生広場、フラワーガーデン、リゾ鳴尾浜の3つのゾーンから成る施設充実の広大な公園で、阪神タイガースの練習グランドもこの中にある。

  『リゾ鳴尾浜』は海の見える都市型スパリゾート。混浴の露天風呂「かもめの湯」は(残念ながら)水着着用、8種類の風呂とサウナの完備する豪華施設だが大人1700円の入湯料はやっぱり高い。風呂にこだわる!?ならこの地域にはもひとつ『鳴尾浜温泉熊野の郷』がある。イマ時の充実施設だがここも土日祝は千円超… ならば武庫川女子大から歩いてすぐの『クア武庫川』はどうだ!?最近リニューアルしたまち中のフロ屋だが、露店が「温泉」なのだ。鉄分・カルシウムを含む薄褐色泉は“有馬温泉に匹敵”と地元の評。源泉かけ流し?で銭湯価格の410円は総会を抜け出してでも入らぬ手はない。

  鳴尾浜から甲子園方面へのバスは頻発、武庫女のそばにも停留所。風呂はともかくちょっと早出しての総会前の散歩はなかなかいいかも。

(中村貴彦・つづきます)

★朗報!

 温泉好きの大阪高生研メンバーに合わせたように、上記『鳴尾浜温泉熊野の郷』が、日曜祝日のみ、朝風呂(7:30~。650円)をやってる。「会議前のひと風呂」、行きましょかぁ。(by サトウ)

 ●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

2010年1月 4日 (月)

さあ、大阪高生研総会(1月10~11日)④ 全体会は山野則子さん(大阪府大)③

今回の「教育と福祉をつなぐ」は、これまで大阪高生研が追求してきたテーマの延長上にあります。実施要項にある、学習会のねらいを挙げておきます。

●学習会・講演のねらい
大阪高生研では、これまで「高校で本当に必要な学びとは何か」「貧困社会と高校教育の課題」などのテーマで学習を重ねてきました。

2009年夏の全国大会・大阪大会では、全体会「貧困社会とこれからの中等教育の課題」(ゲスト本田由紀氏 山田哲也氏)、問題別分科会「反貧困の高校教育~教育・労働・福祉を結んで~」(湯浅誠氏と竹内常一氏)を開催し、貧困の理解とケアにとどまらない、「社会に参加し、社会を変えていく市民」をどう育てるのかについて考えました。

 今、市民に育つべき高校生をはじめとする多くの若者が自己責任の呪縛にとらわれながら希望を奪われ、自立の道を閉ざされているように見えます。大阪高生研では、今こそ憲法の掲げる「教育権」「生存権」「労働権」など社会権的基本権を学校に生かすことが大切であると考えています。その理念のもとに、教師を中心に地域の大人たちやNPO、あるいは福祉や法律の専門家など教育に関心をもつさまざまな専門分野の大人たちが協力しあい、少年期から青年期の若者たちを長いスパンで市民に育てていくとりくみが必要であると考えています。

 そうした問題意識を前提として、今回の学習会では「教育と福祉をつなぐ」というテーマ設定をしています。今日の学校現場には「貧困」「虐待」「いじめ」「不登校」などさまざまな課題を抱える生徒・子どもがいます。特に高校においては、そうした生徒たちの「疎外」状況はしばしば「教育課程からの排除」につながります。しかし、そうした疎外に、現場教師は十分に対応しきれていないのが実情です。この「疎外」状況を生徒たちが大人の支えと励ましでしっかりと乗り越えるためには、学校・教育と福祉の専門家との協働が必要だと考えています。そうした視点で、高校生を市民に育てる上で、学校・教育と福祉はどのようにつながっていけばよいのか、実情と課題、これからの可能性について考えたいと思います。

学習会では、まず首藤から10分程度、現場からの報告をさせていただきます。それを受ける形で山野さんに、スクールソーシャルワーカーのとりくみを中心に学校と福祉がどうつながっていけばいいのか、課題と展望について語っていただきます。 (首藤)

 ●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

2010年1月 3日 (日)

おまかせHR研究会in奈良教育大出張講座②

(つづきです)

  当講座は、学生約150人程度の講座(各3時間)を午前・午後の2回行います。

 
 いつものようにゲームするなか、いつのまにか人間関係ばらばらの30人程度の「クラス」に分かれ、そこを仮想HRとみたてての「クラスびらき」実演から始まります。
「クリスマスのこの時期に、だるいなあ」「なんでそんなゲームなんかせなアカンねん」と不満顔の学生さんたちが、いつの間にかゲームに、そして議論に白熱して教室内に少しずつ一体感がわいてくる……「クラス開き」を体感してもらいます。

  今年は「教える側」も「ここ数年で教師になった若手」+「ベテラン(=おっちゃん、おばちゃん軍団)」のペアでのぞみました。

  終了後は、毎年、年納め恒例の奈良教教育学系の先生方との忘年会。
  新鮮な話が交わされ、楽しみです。

  今年初体験、三木さんの報告です。

     ●●●

 ムチャ振りが多いと言われるおまかせHR研究会、私もついに奈良教育大学でデビューしてきました。
予想通り、ムチャは飛んできましたが、失敗したと思うことは多々ありつつも、なんとかこなすことができました。
午前で見たことを、午後では早速パクって実践するというしたたかさも発揮し、楽しい1日であったと思います。

 今回一番驚いたことは、学生たちが前向きなことでした。
「生徒に掃除をさせるには」というお題で100連発をしましたが、出てくる発想は若者らしく、非常におもしろかったです。
教育界、暗い話題が多く、こんな時代に教師を目指す学生はどうだろうと思いましたが、彼ら、彼女らの明るさに希望を持つことができました。

 そんな、奈良教での1日でしたが、学生と接して何が残ったか考えてみたいと思います。

 学生の感想の中に、「学校は失敗するところという言葉に考えさせられた」というものがありました。
 これは私が学部時代の指導教官に言われたことを彼らに伝えたからですが、受け取ってくれた学生がいて、温かい気持ちになりました。
 実際に今回の講義でも、「失敗したなぁ」と思ったところはたくさんありましたし、佐藤先生のフォーローのおかげで、最後は上手く着地できたと思っています。

 「できないから助けてほしい」とはなかなか言えない現代社会、ですが、失敗して、助けてもらって初めてわかることもたくさんあります。
 私自身、まだまだ半人前。失敗して学ぶことはたくさんあります。
 そういう新任教師の姿を、これから社会へ出て行く若者に見せることができたのが、一番の収穫であったと思います。

 もちろん、私もまだまだ若者、さわやかにがんばりたいと思います。

                         (三木)

 ●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

2010年1月 2日 (土)

さあ、大阪高生研総会(1月10~11日)③ 桂蝶六さんの「教師がふだんの実践で生かせる落語実習」再演

  総会の魅力は学習会だけではありません。

 落語家桂蝶六師匠をお迎えしてのワークショップ「教師がふだんの実践で生かせる落語実習」は夏の大会の再演です。実は、この蝶六さんのワークショップが参加者からたいへん評判を呼んでいて、出られなかった人から再演を求める声も寄せられていました。かく言う私もその一人。

 大会総括集に、担当していただいた札埜さんのまとめが載っています。そこから、抜粋すると・・・

 「・・・笑い溢れる楽しい交流会だった。予想を上回る人数で教室は満杯。参加した方々も実に乗ってやって下さった。落語「東の旅」を全員一斉に蝶六さんに続いて詠む。書き言葉ではない、話し言葉の句読点の付け方や2字上がりという地を這うようなアジア的な言葉の抑揚のつけ方に全員目から鱗の状態。

 その後は5分弱の落語「明礬丁稚」を蝶六さんが演じて下さり、各自冒頭箇所を練習の後、蝶六さんのご指名で数名が発表。各地の方言交じりで教室は上質な笑いに沸いた。

 蝶六さんとは何度かお会いしているが、実際のコラボ授業形式は今回が初めて。にもかかわらずうまくいったのは、2人とも「ほんまもんの大阪人によりかかって、非大阪人が大阪の先入観を形成している」「ステレオタイプでない大阪をしっかり伝えたい」という点で価値観を共有していたからだ。・・・」 

 私も落語は大好きですが、表現とか間とか、「伝える」ということでは、教師は大いに学ぶところがありそうです。今回は、無理を承知でお願いしての再演決定です。楽しみです。(首藤)

 ●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

2010年1月 1日 (金)

今年も大阪高生研、元気にやります!!

 新年あけましておめでとうございます。事務局長の首藤です。2010年がはじまりました。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 大阪高生研にとって2009年は、夏の全国大会をはじめとしてたいへん充実した1年だったと思います。ひとえにみなさんのおかげと感謝しています。昨年のとりくみの中で、「ベテラン」先生たちは現場に根ざした問題関心を追求し、実践に生かしていたと思います。また、若い先生たちが高生研という枠組みを活用して「おもしろいこと」にとりくむようになりました。また、「学校の先生」以外の「教育に関心をもつ方々」との協働がさらに広がりをみせていることもうれしいことです。

 さて、2009年は「若者たちが未来に希望が持てない時代」という問題がより鮮明になった年であったと思います。その一方で、「政権交代」は私たちこそが国や社会のありようを決める主人公であるということにあらためて確信を持たせてくれたエポックメイキングな出来事でした。そして「社会的なるもの」がせり上がってきた年でもあったと思います。大阪高生研は、今を生きる高校生たちがこの「社会的なるもの」を身にまとい、「社会の主人公」に育つような実践を追求できたらいいなあと思っています。私自身は、高生研の活動の中で「競争」ではなく「共生」の価値観で行動する若者たちの確かな胎動も感じています。大阪高生研は、今年1年、「教育・労働・福祉をつなぐ」を中心テーマとして、「学び」と「遊び」にがんばっていきたいと思っています。次の3連休には大阪総会が開催されます。ぜひご参加いただきますようご案内いたします。

 今年も大阪高生研をよろしくお願いいたします。

●お知らせ
1月10日(日)~11日(祝)は2010大阪高生研総会。右欄参照。だれでも参加できます。左記へメールください。

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »