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2010年1月14日 (木)

【立ち読み】生徒の隠れた“ホンネ”を引き出す小ネタに挑戦①

 普通科の現在校に異動した時のこと。「今どきこんな学校があったんやな」と、一緒に移ってきたN先生と話し合っていた。私は社会科で世界史を担当していたが、生徒は静かに教師の話を聞き、そこそこ真面目にノートを取り、当てればそれなりに答え、板書も適度にするなど、落ち着いた授業が展開されていた。しかし私にはこの静けさが馴染めず、息苦しくて仕方がなかった。

 前任校では、思った事をすぐに口に出す連中が何人もいて、本音で意見交換をする事ができたし、私語やいらぬことをしている輩に注意をしつつ、緊張感を持って授業を進めることができた。

  ところが、現任校では、生徒が何を考えているのかがつかめなかった。面白い話でのなごみ作戦も空回りをして、冷や汗しきりである。何とかこの硬直した生徒(いや私自身)の緊張を和らげることはできないかと始めたのが、「ぼやきノート」作戦である。

 【33発目】ぼやきノート(5分)

  B7の紙切れ(裏紙利用)に、タイトル=「ぼやきノート」、名前欄、囲み枠を印刷し、その紙片を授業の終わりに配布する。何を書いてもらうかは、色々である。授業の中身に関わって、例えば「市町村合併について○か×か?」等。また「最近気になるニュースは?」「効果的なダイエットは?」「好きなテレビ番組は?」「初詣で神頼みをした内容は?」など、私が聞いてみたい内容で書いてもらう事も多い。

 書いてもらった事をそれなりに取り上げ、評価をする。色々な意見が飛び交い、面白そうなものは、活字にしてプリントにし、次の時間に紹介している。前任校では考えられなかった文章をびっしりと書いてくれるから、うれし涙が溢れてくる。次第に一人一人が見えてきて、個別のやりとりができるようになってきた。授業も一方通行では、面白くもないし、成果も少ない。生徒と噛み合ってこそ、授業の一言一言が生きてくるーなどと勝手に思えてくるから不思議である。

  (つづく。『月刊HR』(学事出版)2月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」 今月の担当 高山亨)

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