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2010年1月15日 (金)

「盛会御礼!!大阪総会」③ 初日から濃密! 山野講演

牧口です。

 総会初日である10日の学習会・講演には、大阪府立大学の山野則子先生をお招きしてお話を伺いました。山野先生は、子供の現状やスクールソーシャルワーカーの必要性について、具体的な統計や資料に基づいてお話しされ、また実際の支援のあり方についても踏み込んだご説明がありました。貧困や親からのクレーム、子どもたちの自尊感情の低さといった、最近の私たちの課題とまさに一致するお話で、多くの点で示唆に富むものでした。出来うればもっと十分な質疑及び意見交換の時間を持ちたかったと切に思いました。

 一番に感じたことは、私たちが昨年東京からお招きした、「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」の共同代表である北村年子さんからお聞きしたお話と、山野先生のお話にかなり共通点があるということです。北村さんは「お母さんがもっと自分を好きになる本」というご著書を出しておられます。また上記の全国ネットと関連して、ホームレスの人たちを襲撃してしまう子どもたち、また被害を受けるホームレスの人たちの双方に寄り添って、どうすればそうした両者の「最悪の出会い」を防げるかを模索しておられます。

 北村さん曰く、「ホームレスとは、人ではなく、状態である。だから誰でもそうした状態に陥る可能性がある。逆に、ホームとは人が安心していられる場所のことであり、災害におびえる人、戦時下に暮らす人にはホームがないと言える。また、襲撃をしてしまう子どもたちも、受験のストレスや親からの虐待があるとすれば、ホームを持たないと言えるのではいか」と言うのです。だからこそ、人は他者から認められ、自己を肯定するプロセスが必要なのであり、自己尊重感を育てていくことが大切なのだそうです。

 
 山野先生が、親からの質問や相談に対し性急に答えを提示するのではなく、自ら考え、対応を模索できるようにサポートすることが大事だとお話しされたことや、「給食費の未納や不登校、ネグレクト」といった問題を抱える母親には、その真のニーズを探り、周りが「何かをしてあげる」のではなく、母親自身がボランティアに参加するといった主体的な活動の中から自信を取り戻していくといったことが大事なのだとお話しされたことが、北村さんの言う「自己尊重感」と関連しているように思われました。

 総会の初めから、内容の濃い充実したものになりましたね。2月14日に大阪府立大学で行われるセミナーにも参加させていただこうと思い、早速申し込みをしました。

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