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2010年2月15日 (月)

2月例会は2月21日(日)⑦ 参加者が20名を突破しました!

「行くよ」と言ってくださった方が、20人を超しました。
 研究者の方、ジャーナリストの方、司法書士さん、学生さん、民間企業で働いておられる方……さまざまです。
楽しみだ。

 高校生はどのような社会的存在なのか①   井沼淳一郎

 竹内常一先生は、「運動としての生活指導研究の枠組み」として、「10代後半の若者、その中核としての高校生がいま社会的にどのように位置づけられているのか、彼ら・彼女らの社会的存在が時代に対してどのような可能性をはらむものなのかについての考察がまずサークル論の前提」と、指摘しています。(「高校生活指導」163号)

 竹内先生の指摘は、授業で何をどう教えるかにも深く関わってくると思います。

 私の学校の3年生は約8割がアルバイト経験があり、その多くは商業・サービス業で平均時給は780円程度です。彼らは、資本と賃労働の関係では、主婦のパートと並ぶ安上がりの労働力として位置づけられているのです。たとえば、S也は、雇用契約書をもらってくる取り組みで、次のようにレポートしています。

 雇用契約書の一番最初には契約期間とか書いていて、ちゃんと3ヶ月契約で更新せなあかんと、そこらへんはきっちりしてるかなあ。でも「従事する業務」のところに、「調理補助」って書いてあるけど、仕込みとか店の開店準備とか普通にさせるし、全然、「補助」の領域を超えてる。どこまでが「補助」なん?って思う。始業・終業時間が、18:00~22:00って書いてるけど、「待機」ってやつで普通に1時間とか待たされるし、その分給料でてへんし。ヒマやったら早上がりになるし、まあ、普通に働いててイライラすることが常ですね。

 ここには、「補助」という名目で低賃金におかれ、使用者に都合よく働かされている高校生の姿があります。アルバイトを通じての高校生は、「いつでも取りかえ可能な、無知な低賃金労働者」という社会的存在である、ということもできます。そのように社会的に位置づけるなら、授業のスタイルは、“無知”な若者を少しでも賢くし、取りかえ可能ではない固有な技術や能力を身につける教育が重視されるでしょう。夏の大会で、本田由紀さんが、「“抵抗”とともに“適応”がだいじ」と述べ、結論的には現在の普通科高校(このままでは、社会や仕事に適応する力が育っていない)を改編した新たな専門校化を問題提起していましたが、その根底には、このような高校生・若者観がないでしょうか。

(つづきます。2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

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