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2010年2月の投稿

2010年2月28日 (日)

早いもの勝ち!

3月6日~7日の近畿・北陸ゼミナール、宿舎は「めいめいでお取りください」とのこと。


大阪高生研では、大津のスーパーホテルの2人部屋を若干名おさえています。
「しまった! 予約し忘れていた!」という方は、「至急」で
makiguchis@gyosei.tokai.ed.jpまで申し込みください。

最終締切は4日(木)の12時まで。
男女別、定員内相部屋ですのでご了解くださいね。

2010年2月27日 (土)

<2月例会感想>生物教師がみた現代社会授業(上)

(参加者50人超えの2月例会。大阪高生研MLには、感想も続々。
 さっそくいただいた、某進学校で生物を教えるG先生からです。)

(前略)


なんで、こんなに疲れている(※定期考査前の休日は体を休めないと、それ以外の休日はほとんど部活の付き添いでつぶれています)のに生物の教師が現代社会の授業実践を見に行かなあかんのか?
正直そういう気分でした。

しかし、井沼さんの連載メールを読んで、「これは、行かねばならない」と思うようになりました。

なぜか。

 私は授業にはそれを貫く思想のようなものが必要であると考えています。井沼さんは視点という言葉を使っていますが、私の中では、視点=切り口というとらえ方をしていますので、これはもう立派な思想であると思うわけです。

 井沼さんがそれぞれの生徒に対して行う授業において、けっして適当ではない思想を打ち立てるプロセスがあったはずで、これは教科を問わない問題なのです。最初にこの部分に引きつけられました。

(中略)

要するに、井沼さんが何を目指してどうやって授業を作り、どんな方法で授業を実施しているかを学びたくなったのです。これは、単純な現代社会の授業実践の学習会ではなく、教科を問わず「授業」というものを深く掘り下げる学習会になるに違いない。授業ですからいつもの例会のように(?)遅刻してはいけない(ちゃんと間に合いました)。とどんどん期待がふくらんでいきました。


                                     (つづく)

2010年2月25日 (木)

写真家・長島義明さんから

昨夏の全国大会で夜の交流会に出演くださった写真家の長島さんからメールがきました。
「阪神大震災を風化させてはならない」。

以下、転載です。(記事最下部より連載です)

<以下>

インターネット新聞JANJANに連続掲載していた「阪神大震災の記憶」が21回をもって本日最終回としました。
阪神大震災がおきて15年になり、人々の関心が薄まる中被災地を歩き続け、さまざまな思いを抱いた記憶です。
出来れば大勢の方に読んで頂きたいと思います。
よろしく。  長島義明

(21) 震災後の復興に向けて<最終回> 2010年02月22日
http://www.janjannews.jp/archives/2710649.html

(20)女性の被災者 2010年02月20日
http://www.janjannews.jp/archives/2686266.html

(19)被災者たち 2010年02月19日
http://www.janjannews.jp/archives/2672258.html

(18)岡田家の震災 2010年02月18日
http://www.janjannews.jp/archives/2646782.html

(17)神戸南京町 2010年02月17日
http://www.janjannews.jp/archives/2629354.html

(16)死者と遺族の痛み 2010年02月16日
http://www.janjannews.jp/archives/2618648.html

(15)生活水の問題 2010年02月13日
http://www.janjannews.jp/archives/2601490.html

(14)段ボール紙に書かれた伝言板 2010年02月09日
http://www.janjannews.jp/archives/2570986.html

(13)避難先にて 2010年02月08日
http://www.janjannews.jp/archives/2565328.html

(12)機動隊員の活躍 2010年02月04日
http://www.janjannews.jp/archives/2537171.html

(11)被災者への供養 2010年02月03日
http://www.janjannews.jp/archives/2524286.html

(10)家族 2010年02月01日
http://www.janjannews.jp/archives/2494275.html

 (9)密航して神戸に行く 2010年01月29日
http://www.janjannews.jp/archives/2461653.html

 (8)消滅した長田の町 2010年01月27日
http://www.janjannews.jp/archives/2437194.html

 (7)震災時のボランティア活動 2010年01月26日
http://www.janjannews.jp/archives/2420124.html

 (6)神戸三宮の被害 2010年01月25日
http://www.janjannews.jp/archives/2410128.html

 (5)鉄道の崩壊と被災者 2010年01月23日
http://www.janjannews.jp/archives/2387956.html

 (4)被災地上空を飛ぶ-震災後3日目 2010年01月22日
http://www.janjannews.jp/archives/2384152.html

 (3)人間の非力さを思う 2010年01月21日
http://www.janjannews.jp/archives/2366784.html

 (2)安全神話の崩壊 2010年01月19日
http://www.janjannews.jp/archives/2339378.html

 (1)高速道路を被災地に向かって歩いた 2010年01月18日
http://www.janjannews.jp/archives/2324959.html

2010年2月24日 (水)

2月例会満員御礼! さあ、次は「近ブロ」3月6・7日

2月例会は大勢集まっていただきありがとうございました。
3月は近ブロ。
今年の担当県は滋賀です。
さあ、ご一緒に。

【ご案内】

高生研 近畿・北陸ブロックゼミナール

競争から質の高い学びへ
~もうひとつの教育改革を構想する~

  3月6日(土)午後1時(受付開始)
場所 教育文化会館
大津市朝日が丘1丁目11-3
077-522-4965/JR大津駅徒歩9分
参加費 2000円
1日目1500円 / 2日目1000円

【6日】
3:30-17:20 児美川孝一郎(法政大学キャリアデザイン学部教授)講演
      およびフリーダイアローグ(ワイワイガヤガヤと特定テーマを探究する)
18:00- 夕食交流会(大津駅前「さくら水産」3500円程度/人数制限あり/申込要)*宿泊は各自でホテルαワン(会場から数分)077-523-6677 東横イン琵琶湖大津 077-510-1045

【7日】
9:00-12:00 分科会
 (A)「学力差」を超えて ~共同作業を生かす授業つくり~ (京都/田中容子)
 英語の授業。クラスにいる生徒の間には一見したところ大きな「学力差」がありますが、小さなグル  ープで具体的な作業を共同に行うことで、その外面的な「差」を超えて生徒たちが学習の場に共存し  ています。そんな実践報告です。(田中容子さんは高生研常任委員)

 (B) 初めての進路指導(滋賀/三浦誠)
 特別支援教育の登場で高校の実践は革命的進化を遂げる局面に入ったんだと実感させる報告です。   「進路指導は行き先探しではなく幸せ探しである」という深い経験に裏打ちされた三浦さんの実践は  旧態依然とした高校「進路指導」への問題提起ともいえます。

 (C)「“朝刊太郎”は孝行息子か!?」(大阪/城塚俊彦)
 担任と言えば「学級新聞」というノリで作った通信。どうしたら紙飛行機にならないかと奮闘するうちに見えてきたクラスの課題。学級新聞を利用したクラス運営、果たして、新聞制作ソフト「朝刊太郎」は孝行息子か!?

(問い合わせ・申し込み等は左記「メール送信」よりどうぞ)

2010年2月22日 (月)

大盛会御礼!!参加者50名!!2月例会〈貧困社会を生きるをどう教えるか〉

 大阪高生研2月例会「はたらく・つながる・生きる」力を育てる現代社会 井沼淳一郎さんの授業検討会は50名の参加で大盛況のうちに終了しました。1月の大阪総会を上回る参加者数で主催者としてもたいへん喜んでおります。ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。

 今回は、個人的なつながりを生かしたお誘いが中心でしたが、マスコミ関係者4名をはじめ、金融教育の関係者や行政の方々、また司法書士など、教師以外の参加者が多数おられたというのが特徴でした。東京から竹内先生もお越しいただき、沖縄や鳥取、兵庫などたくさんお越しいただきました。やはり、井沼さんの授業に対する関心の高さが窺えました。

 井沼さんの授業のビデオ上映、班討論による質問、班討論による授業評価、2時間半の時間設定があっと言う間に過ぎていったという感じです。内容の報告については、これからMLやブログなどで順次お伝えできると思います。また、『高校生活指導』夏号でもまとまって報告することになっています。どうぞご期待下さい。

 さて、終了後の石橋駅近くでの交流会も多彩な顔ぶれで、たいへん盛り上がりました。そのままお流れで気の置けない人たちと十三駅でまた飲んでしまいました。こうした語らいもまた明日への活力になりますね。ありがとうございました。

 大阪高生研ではこうした企画をどんどんやっていきたいと思っております。どうぞご期待下さい。

2010年2月21日 (日)

月例会は2月21日(日)⑫  さあ、本日!

参加表明40人突破! 50をうかがう勢い!

<ありがとうございます。以下、再掲>

大阪高生研2月例会・「“貧困社会を生きる”をどう教える」

●現代社会
「はたらく・つながる・生きるちからを育てる授業」検討会
                   報告者:井沼淳一郎
 昨年11月に行った大阪府立福泉高校3年生の授業「“自殺者3万人”社会の背景」の様子をビデオ視聴した後、検討会を持ちます。

 2月21日(日)14:30~17:00 
 箕面学園高校(阪急箕面線「箕面」下車、西へ徒歩5分)

 とにかく井沼さんの授業は、生徒たちがよく語る。
 わが子の小学校低学年時代の授業参観にも似ている。
 教室の空気があったかい。(もしかして彼ら、小学校そのまま!?)
「あ~あ、私らぜったいソンや。バブルはじけたあとに生まれて就職難で。バブル体験した~い!」
 あちこちでかまされるボケ発言のなか、なかなか鋭い発言も飛び交い、それを井沼さんが引き取って皆に問う。
 当日は宇都宮健児弁護士(消費者金融問題や多重債務問題の専門家、そして反貧困ネットワーク代表、「派遣村」名誉村長)も参観に来られた「応答型」のこの授業、さて、あなたは何をみる?
 多彩なゲストがをすでに当例会への参加を表明。
 もちろん、終わってからは交流会ですぞ。

   参加はどなたでもOK。 飛び入り参加、OK!

2010年2月20日 (土)

2月例会は2月21日(日)⑪ 多彩な参加者……さてどないしよ?

2月例会担当・サトウです。

いよいよ明日。今のところ参加予定の方は36人。それも教師だけでなく、司法書士さん、日銀の方、金融アドバイザー、ジャーナリスト、新聞記者さん、他県県庁に勤める公務員の方、民間企業に勤める方、研究者、学生さん……さまざまな方が「行くよ!」と言ってくださってます。

ここへ来て、運営担当する者として、かなりプレッシャー感じてます。
なぜなら、バラエティに富んだ参加メンバー、問題意識がおそらく2つに分かれるだろうから。

教師、特に若手の方が一定数来られます。
その方々は、井沼さんの「対話型」の授業におそらく興味があるのだろう。
なぜ「しんどい」と言われる生徒たちが、あんなにも活き活きと授業に参加するのか。
井沼実践の妙はグループワークも駆使した参加型、探求型の授業であること。
社会科以外の先生も、このあたりを中心に授業ビデオを見られるのだろうな。

一方で、今回、多く来てくださる金融教育や法教育関係の方、ジャーナリストの方たちは、井沼さんが現代社会の授業で何を伝え、何を生徒たちに考えさせようとしているのか、というナカミの話に関心があるのだろう。
遠くからのご来阪、本当におつかれさまです。

「たったの2時間半しか時間ないねんで。どう運営せえって言うネン。ビデオもみるし、井沼さんは参加者を生徒に見立てて、模擬授業までしようとしてるし……」

 以上、運営・サトウの嘆きです。

(つづく。2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2010年2月19日 (金)

2月例会は2月21日(日)⑩ 井沼授業を受けた生徒たちの声

(「内容が大変興味深いので、何とか参加させていただきます」(鳥取から)。東京からの「行くよ」連絡も。さて、井沼 「かなり長文の事前補助資料」、快調に続きます)

小さいけれど、大きな一歩-アルバイトの雇用契約書をもらってみる-

今日は、アルバイトの雇用契約書をもらってみる取り組みの意味を考えたいと思います。「アルバイトしている生徒が大半の学校だったらいいけど、進学校ではどうするの?」という意見もいただきましたが、この貧困化の進む日本で、たとえ進学校といえどアルバイトしている高校生が皆無なんてあり得ないと思います。そして大学生になったとたん、奨学金とアルバイトで生活していく若者が多いのだから、非正規雇用の契約と労働について学んでおくのは世俗的な意味でも必要でしょう。もちろんそれだけでなく、雇用契約書をもらうという行為は、これまで述べたように社会的有用労働と生産関係の本質的理解を深める一歩なのです。

労働基準法第15条は、労働契約にあたっての労働条件の明示(書面にして交わす)を義務づけていますが、そのことによって、「労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきものである」(第2条)という対等性が確保され、「労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者は、…その向上を図るように努めなければならない」(第1条)という、双方の義務が生まれてくるのです。そのことは、高校生といえど、一人の労働者として対等に遇しなければならないこと、高校生から見るなら、使用者は理不尽な他者ではなく、契約関係の中で権利と責任を相互に負った他者として立ち現れてくるのです。また高校生にとって、同じ職場で働く大人は労働においては対等で協同的な他者として立ち現れてくるのです。雇用契約書をもらってきた生徒たちの次のようなことばにそれは表れています。

 ■労働契約書をいただきました。最初、店長に「雇用契約書ちょうだい!」と言ったところ、「そんなもんない!」と言われました。でも自分も負けんと「学校でいる!」と言ったところ、3時間もかけてつくってくれました。(果物屋で働くSさん)

 ■雇用契約書をもらったら、今まで最低賃金より少ない740円で働いていたのに、「学校でいる」って言ったら、750円になってた。(使用者は)最低賃金が748円ってわかっていながら何でそんなことをしたのか、わからへん。(私が)もし、最低賃金が748円って知らなかったら、今も損してるってことになる。この勉強をしててよかったです。(コンビニで働くE理さん)

 ■私は、10年ノートを持っていき、労働契約書の例を渡しました。後日、店長が「いい勉強になったわ。ありがとうね」と言ってくれました。「Hさんのおかげでいっぱいいろんなことわかったし、また教えてね」って言っていただけました。(ホカ弁で2年以上働いているHさん)

 ■依頼状を渡した時に、「学校の授業で使うんでよろしくお願いします」と言うと、「ふぅーん、今の学校はこんなコト習ってるねんなあ。うん、わかった、いいよ。」とOKしてくれました。…雇用契約書のおかげで○○寿司のすごさがわかった(笑)(回転寿司で働くNさん)

■最低賃金以下で働いていたけど、この授業を受けて、バイトの先輩と一緒に店長に話して時給が上がった。しかも今までの差額も払ってくれて、本当によかったと思った。きっとこの授業を受けてなかったら、ずっと損をしながら働いてたと思う。…10年ノートはずっと大切に持っておいて、自分がピンチのときに利用したいと思っています。(食料品店で働くM子さん)

働くにあたって契約書を交わすことは当たり前のことなのに、契約書がそもそも作られない、契約書にサインしても高校生には渡されずに使用者側が保持している、契約書を渡されたが内容がわからずに捨ててしまっている、等々により、ほとんどの生徒が自分の契約書を初めて見るに等しい現実があります。そういう状況でも大げさな要求を掲げるのではなくて当たり前のことを実行してみるだけで、最低賃金違反などの違法状態が改善されてしまうのです。(今年度、最低賃金違反があった6つの職場全てが改善された)まさに、雇用契約書を交わすという行為は、小さいけれど大きな一歩なのです。

(2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2010年2月18日 (木)

2月例会は2月21日(日)⑨ やったー! 参加表明33人。目標上方修正か。

「行くよ」と言ってくださる方が目標の30人を超えました。
他にも「クラブ早く終えたら飛び入りで参加していいですか?」や「同僚誘っていいですか?」も数人。
どうぞどうぞ。
場所は視聴覚室。まだまだ入ります。

井沼さんの「かなり長文の事前補助資料」、続きます。以下。

低賃金できげんよくはたらいてしまうシステム

最低賃金の話やアルバイトにも有給休暇がある話には、生徒はよく食いついてきます。でも…。そこから更に話を進めようとするとすぐに興味を失ってしまうことがありませんか。自分のトクになる(しかも手っ取り早く)知識だけをつまみ食いしようとするのです。

生徒がそんなふうになってしまうのは、実は授業者の側の問題だと思います。授業の根底に、アルバイトする高校生は、「いつでも取りかえ可能な、無知な低賃金労働者」という(かわいそうな)社会的存在におかれている、という認識があるからではないでしょうか。そんなとき、教師がせめて「だまされない、使い捨てされないように」と善意から教えようとすると、かえって生徒は「おいしいとこ取り」の反応を示すだけのような気がします。

もちろん、それが悪いこととは思いません。知らないより知っているほうが、よっぽどマシです。生徒が、法律知識を功利的に利用しようと考えることだってアリでしょう。でも法的知識を教えていくことにはもっと大きな意味があると気づきました。

チェーン展開するお好み焼き店ではたらくM子は、

労働契約書いただきました。店長に依頼状(校長名)を渡したとき、えらいビックリしてた!(笑)「え?こんなたいそうなモンなん!?」ってな感じで。ほんでまあ本部に「学校の調べ学習なので」的な感じで言うてくれて、だいたい1週間経ったくらいに契約書のコピーをいただきました。店長には何回か「店の名前とか消しといてなぁー」と言われました。

契約書見てたら、やっぱ現実ちゃうもんって言うか。よゆー(ママ)で8時間以上働いてるし。あたし自身も労働基準法くそくらえってな感じで、店の為、お客様の為ならよろこんで!みたいな(笑)。休日も週あたり1日以上って書いてるけど、そんなんウソウソ!7連勤以上の人たちもおる、ちょっとぐらいは。

正直、あたし自身、井沼先生の授業受けてて「○○(店名)って法律ムシしまくりやん!」思ったけど、まあええやって思った。それはやっぱ○○好きやし、うん。例えば8時間越えたらアカンとかあるけど、キッチン人足りてへんくてウエーティングでお客さん待ってくれたりしてはったら、そんなん普通に残らなって思う。だってお客さんが待ってくれてるから!すべてはお客様の為に!みたいな。うちの会社はこんな感じなのです。こんな感じで日々バイトしてます☆

と、レポートしてくれました。彼女は、一見、仕事というものを主体的に捉えて働いているように見えます。でも実は「働かされている」のです。巧妙にやる気や意欲まで調達されて、何かわからないモヤモヤやイライラを感じながらも「“はたらく”ってこんなもんでしょ」と思いこまされてきたのです。ハーバーマスは、「システム化した社会が生活世界を植民地化していく」と言いましたが、非正規労働者の労働がマニュアル化され効率化されていけばいくほど、労働者は自分の言葉を失い、使用者のことばに似せて“はたらくこと”を語ってしまうのではないでしょうか。

実は、雇用契約書をもらってくる取り組みは、「低賃金できげんよくはたらいてしまうシステム」に巻き込まれ、飲み込まれている自分をシステムから切り離し、あらためて「はたらくこと」を対象化し、主体的に捉え直す契機として大きな意味があるのだと思います。自分がどのような契約を通じて生産関係を結んでいるのか。それは誠実に履行されている
のか、を検討していくことで、生徒は使用者のことばではない自分のことばで、彼らの労働が生み出す価値と文化を正当に言語化する方向に向かうのだと思います。

(2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2010年2月17日 (水)

2月例会は2月21日(日)⑧ 「行くよ」表明29名。さあ、目標の30人へ。

 ただいま、お名前で把握している21日の参加者数は29名。さあ、目標の30名までもう一歩。
  井沼事前レポート、続きです。

高校生はどのような社会的存在なのか②

アルバイトを通じて高校生がどのような社会的存在なのかを、深く考えるきっかけになったのは、スーパーの八百屋で働くT子のレポートでした。

店長に「学校で使うからください」って言ったら、「自分の契約書、コピーしてって!」っていわれました。先生から教えてもらったのとバイトを比較したら「うちのバイトって労働基準法違反しまくってるなあ」って思った。でも時給とかは守ってるし、言おうとかは思わなかった。店長も「うちの契約書はあかんで」とか言ってた。(笑)

最高で8連勤したことがあります。でも、普通に自分の休みたい希望を出したらいつでも休ませてくれるし、いろいろ良くしてくれるからやめようとは思わない。社員さんもバイトもすっごい仲良くて、私なんか店長にタメ語で話してるくらいです。店長は「そんなん気にならんから良いで」って言ってくれます。

社長は私たちにいろいろな体験をさせてくれます。今で言えば梅のいろいろな漬け方です。バイトの人とパートの人で自分用のビンを持ってきて漬けました。私は梅シロップで今のところうまくいっています。契約書の10項目はきちんと書かれていないかも知れないけれど、こういった体験をさせてくれるバイト、すっごくよいと思います。今のバイト先には、うちの学校の子が知ってるだけで6人もいます。

店長自身が認めるほど、法律的には??の八百屋ですが、T子のレポートの明るさはどこから来るのでしょう。「職場の仲が良い」「やりがいがある」というのは、いま、非正規労働者を低賃金で献身的に働かせる戦略の面もあります。( )けれど、T子がまだ言語化できないにしても彼女の感覚は、労働の本質に根ざす普遍的なものではないかと思うのです。

マルクスは、「現実的な生活過程」を、人間と自然との関係(労働を媒介とした人間と自然の物質代謝)と、人間相互の社会関係(社会的実践)からとらえようとしました。そして人間は「人間生活の社会的生産」において、その時代における「生産諸力」の発展水準に照応した「生産諸関係」(生産における人間相互の関係)を取り結ぶといいます。(牧野広義「現代倫理と民主主義」地歴社2007)

T子のレポートの明るさの土台には、ほんとうに小さなことかもしれませんが、自然に働きかけ、有用な価値(使用価値)を作り出す労働の喜びと、社会的生産を共有し人間の文化にしていく労働の本質的な営みに通じるところがあるのではないでしょうか。T子は非正規労働者であり、労働基準法も守られていない職場にいながら、それでもなお労働主体として人間的尊敬を持って一人前に扱われていると感じています。だとするなら、私たちは、アルバイトをする高校生に対してまっとうな労働者として接し、彼らの労働が生み出す価値と文化を正当に評価する(言語化する)指導を通じて、彼らが労働世界に正当に参加していけるようにすることが大事なのではないでしょうか。

T子と同じ職場でアルバイトするA弘は、労働基準法の授業の中で「うちのバイトはひどいで」とよく言っていたのですが、T子の発表を聞いた後、次のような感想を書いてきました。

アルバイトでも有給休暇があるなんてはじめて知ったよ。しかもバイトでも、ちゃんとした法律を覚えていたら、ちゃんとした話が店の人とできることもわかったし、今までやったら「社員さん」だから間違っていることをしていても何も言えなかったけど、これを機にしっかり話していこうかな。やっぱりいいな10年ノート?

ここでは、法的な知識がたんなる身を守る道具としてではなく、労働主体として社会的生産の文化を担う自分への気づきにつながっていると読み取りたいと思います。それが、「彼ら・彼女らの社会的存在が時代に対してどのような可能性をはらむものなのか」という竹内先生の提起に応えることでもあると思います。

(2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2010年2月16日 (火)

【立ち読み】すきま時間 別れの季節に③

39発目 振り返りスライドショー(10分)

 あめ湯を飲む際、オプションで「一年を振りかえる○秘スライドショー」なども用意できれば、効果は抜群。一枚目の入学式後のクラス写真から、歓声(悲鳴?)が沸く。
「はるか、めっちゃオボコイやん!」
「健太、怖すぎるって!何この髪型?」
 校外オリエンテーションの映像には「そうそう、この夜の翔太がおもしろかってん」「あの頃はリュウとつきあってたっけ」など、思い出話に花が咲く。
 颯太が意外なほどの俊足で、クラスをまさかの決勝レースまで押し上げた体育祭。巨大鍋プリンで盛り上がったクラス企画で、今は教室からいなくなってしまったあの子が見せるとびきりの笑顔。後片付けもせずに帰ってしまった、ほろ苦い文化祭の映像。楽しいことばかり…ではなかったからこそ、見つめ直す意味がある。
 シメは、前回のすきま時間に書いてもらった「あの頃の僕は若すぎて」(仮称)の結果をまとめた学級通信で。
 いろいろあったこの一年をふりかえりながら、あめ湯をゆっくりとノドにしみこませるように飲み込むと、ココロの奥までぽかぽかしてくる。生徒たちに(担任にも?)次への一歩を踏み出す勇気が湧いてくる。
 春はそこまで、来ている。

(おわり。『月刊HR』(学事出版)3月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 藤田隆介)

2010年2月15日 (月)

2月例会は2月21日(日)⑦ 参加者が20名を突破しました!

「行くよ」と言ってくださった方が、20人を超しました。
 研究者の方、ジャーナリストの方、司法書士さん、学生さん、民間企業で働いておられる方……さまざまです。
楽しみだ。

 高校生はどのような社会的存在なのか①   井沼淳一郎

 竹内常一先生は、「運動としての生活指導研究の枠組み」として、「10代後半の若者、その中核としての高校生がいま社会的にどのように位置づけられているのか、彼ら・彼女らの社会的存在が時代に対してどのような可能性をはらむものなのかについての考察がまずサークル論の前提」と、指摘しています。(「高校生活指導」163号)

 竹内先生の指摘は、授業で何をどう教えるかにも深く関わってくると思います。

 私の学校の3年生は約8割がアルバイト経験があり、その多くは商業・サービス業で平均時給は780円程度です。彼らは、資本と賃労働の関係では、主婦のパートと並ぶ安上がりの労働力として位置づけられているのです。たとえば、S也は、雇用契約書をもらってくる取り組みで、次のようにレポートしています。

 雇用契約書の一番最初には契約期間とか書いていて、ちゃんと3ヶ月契約で更新せなあかんと、そこらへんはきっちりしてるかなあ。でも「従事する業務」のところに、「調理補助」って書いてあるけど、仕込みとか店の開店準備とか普通にさせるし、全然、「補助」の領域を超えてる。どこまでが「補助」なん?って思う。始業・終業時間が、18:00~22:00って書いてるけど、「待機」ってやつで普通に1時間とか待たされるし、その分給料でてへんし。ヒマやったら早上がりになるし、まあ、普通に働いててイライラすることが常ですね。

 ここには、「補助」という名目で低賃金におかれ、使用者に都合よく働かされている高校生の姿があります。アルバイトを通じての高校生は、「いつでも取りかえ可能な、無知な低賃金労働者」という社会的存在である、ということもできます。そのように社会的に位置づけるなら、授業のスタイルは、“無知”な若者を少しでも賢くし、取りかえ可能ではない固有な技術や能力を身につける教育が重視されるでしょう。夏の大会で、本田由紀さんが、「“抵抗”とともに“適応”がだいじ」と述べ、結論的には現在の普通科高校(このままでは、社会や仕事に適応する力が育っていない)を改編した新たな専門校化を問題提起していましたが、その根底には、このような高校生・若者観がないでしょうか。

(つづきます。2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2010年2月14日 (日)

2月例会は2月21日(日)⑥ 報告者・井沼さんから

井沼です。

2月例会(2月21日午後)で、現代社会の授業実践を発表させてもらうことになりました。

 現代社会の授業実践のまとまった発表は、10年前の「16歳は何を考えているのか」以来です。前任校の進学校では、教師の求める答を先取りする能力に長けた生徒相手に、「人の誕生から死まで現代社会に生きる人間の直面するテーマは何か」という視点で、1年間の授業を構成しました。

 学力困難な生徒が多い現任校では、「格差と貧困がうずまく現代社会で負けないで生きていく労働と生活に必要な知は何か」という視点で、1年間を構想してきました。

というと、簡単ですが、これがなかなか。単発の授業ではうまくいくものもあるのですが、僕自身けっこう不器用なところがあって、1年間の構想となると納得いくまでに10年もかかってしまった、という感じです。

 いろいろ迷ってきたことがあります。思いつくままに羅列すると、

●「労働問題を教えると、生徒はクラクなる」という意味のことを前に佐藤さんが言ってました。現在の就職雇用状況の悪さ、非正規雇用の劣悪さ、正社員とは名ばかりの過労死寸前の働かせ方、パワハラ、セクハラ、労働組合の小ささ…etc。あげればきりがないほどの問題。もちろん佐藤さんはそうさせない授業をするにはどうすればいいのか?を模索する中での問題提起です。でもほんとうにそんな突破口はあるのか?

●社会科の先生につっこんで聞きます。憲法を教えるとき、憲法前文や9条に力を入れた実践はよく聞くけど、基本的人権の授業は羅列的に解説するだけになりませんか。特に自由権では、表現の自由や良心の自由は力がはいっても、財産の自由はどうですか?社会権で言えば生存権は詳しく教えても、教育を受ける権利や労働三権が生き生きと教えられないのはなぜ?そんな疑問を持ってきました。

●まだあるなあ。学力しんどい生徒に、あれもこれも大切って教えようとすると、どうしても暗記中心、プリントの穴埋め中心の授業になってしまい、行き着く先は、「このプリントからそのまま50点出すから、勉強やれ!」。生徒は「このプリントだけやってたら点あるねん」。それでの取れなかった生徒には、「ここまでカンタンにしたのに、やらないのは生徒のやる気がないせい。もう教師にはどうしようもない」点。ていう負のスパイラル、どうしてますか?

●「社会って、結局は暗記やん」。考えることが大事といくら言われても、考えたことが力になったとはなかなか自己評価できない事実。社会科教育では、とりわけ「正しい社会認識能力」をどう育てるか?が歴史でも公民でも問題にされてきました。でもそれって、左右の違いはあれ、正解主義(教師の求める答先取り能力育成)と、どう違うの?
●上記のこととつながりますが、要は学校で習ったときには「そうだ!」と思っていたことが、世の中では「全然通用せえへん」。先生って理想論言ってるだけでいいよな。先生って現実知らないからだめやねん。そんなん勉強したって役にたてへん…そういう無言の生徒の声にどう答えますか。

<番外編>

●「社会っていいよな。すぐ役立つ知識を教えられて。○○科ではそうはいけへん。」「すばらしい授業だと思いますが、○○科では何をどう教えたらいいのでしょうか」、そんな感想・質問を何度も受けてきました。
そのたびに、そんなん自分で考えてよ!と思いながら、この問題ー人が生きていくうえで本当に必要な学びとは何か?ーは、共有する議論の場をなぜ作れないのだろうか?どうしたらつくれるのだろうか?と思ってきました。これは無茶な問題提起かもしれません。

そんなこんな。「わかるわかる!私もそう」「いや、それは違うやろ!」「あんた、おかしいで」まで、みなさんにいろいろ意見いただきたい。21日の例会が実りある議論になるように、何度かこの場を借りて、いま、授業づくりで思っていることを書かせてください。
                                                        (つづく)


 (2月例会は2月21日(日)14:30~箕面学園高校にて。どなたでも参加できます。資料準備上、左記へメールいただければありがたいです。アクセス  http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2010年2月13日 (土)

牧場での修行時代

「2010札幌大会応援ブログ」に牧口さんが牧場での思い出を語っています。
牧口氏作の数々の唄の原点となった北海道・放浪時代。
 今夏の大会語のアフターツアーで、牧場再訪も企画しています。

   2010札幌大会応援ブログ  http://d.hatena.ne.jp/kouseiken/

2010年2月12日 (金)

2月例会は2月21日(日)⑤ 会場決定! 箕面学園高校をお借りします。

みなさん、こんにちは、事務局長の首藤です。2月例会の場所が漸く決まりました。
会場を提供してくださる箕面学園高校には深く御礼申し上げます。
 
http://www.minohgakuen.ed.jp/mtop.html

2月20日(土)21日(日)には大阪高生研のメンバーがからむイベントが目白押しです。この2日間の学びはすごいことになると思います。
 HPにアップしていますので、ぜひご覧下さい。

http://homepage2.nifty.com/osaka-kouseiken/

①20日(土)9:30~「高校生が判決文に判決!(判決文に通信簿)」京都教育大学付属高等学校教育実践研究集会の1講座
 裁判員制度がはじまり分かりやすくなったと言われる判決文。高校生の視点から書き直す作業を通じて検証するとのこと。
現役の裁判官・検察官・弁護士がそろい踏みで高校生と議論を深めていきます。参加要項は京都教育大付属高校HPから。締め切りすぎても可能です。

②20日(土)夜 北村年子さん「ホームレス」夜回り学習会+釜ヶ崎子ども夜回り同行(釜ヶ崎「子どもの家」)
 「この人に聞く」でのお話しが強く印象に残るフリージャーナリスト北村年子さん。「・・『「ホームレス」と出会う子どもたち』を使って授業したいと思っている方は、1日でも、この子たちと一緒に過ごしていただいて、ともに夜回りにも歩いていただき、まずは、実際に、「ホームレス」に出会う子どもたちに「出会って」いただけたら幸いです。」と仰っています。参加希望の方はお問い合わせください。

③21日(日)9:20~箕面観光ホテル 大教組青年フェスタ 実技講座 「レクレーション とっておきネタ100連発」
 おまかせHR研究会が大教組青年フェスタについに登場です。

④21日(日)14:30~17:00 箕面学園高校 2月例会 報告 井沼淳一郎さん「『貧困社会をどう生きる』をどう教える」
 授業ビデオの視聴と検討会

⑤懇親会予定 箕面駅周辺にて

★どなたでも参加ください。問い合わせ等は、左記「メールを送信」へ。
★2月例会のビラ、メール案内できました。ご希望の方も左記「メールを送信」へ。

2010年2月11日 (木)

【立ち読み】すきま時間 別れの季節に②

  38発目  体も心もあったか~い「あめ湯」づくり(10分)

 まとまった時間がなかなかとれないこの時期、最後にして最大の機会は20日前後にある終業式だ。この一年の健闘をたたえ合って、ささやかな「進級と成長を祝う集い」といきたい。

  まずは体も心も温めるあったか~い飲み物を作りあおう。とはいえ、豚汁やぜんざいなど手の込んだ調理をするほどの時間はないし、準備も間に合いそうにない…。グズグズしていると、廊下に終礼を先に終えた他のクラスの友人がやって来る。それを見た生徒たちから「ウチらも早く帰らせて」なんて声が出てきたら興ざめだ。そんなとき、わずかなすきま時間でも作れて、疲れた心と体を癒し、風邪にもイイ「あめ湯」をおすすめしたい。10分もあればOK。

 材料 水・1000cc、砂糖(キザラ)・200g、塩・少々、片栗粉・15g
生姜・一欠け

①鍋に水を沸かし、まず砂糖を入れて塩少々を加えながら砂糖湯を作る。
②弱火にして水で溶いた片栗粉を少しずつ流し入れ、トロミをつける。
③すりおろした生姜(汁だけの方が口当たりがよい)を加え、味を引き締める。

 
 火が使えないホームルーム教室でもっと手軽に出来るのが、ノドにも優しい「大根あめ湯」だ。こちらは水飴と大根と熱湯だけなので、準備もほとんどいらない。


①大根を1/4本、大きなさいころ大に角切する。
②角切り大根全体に行き渡るよう、水飴を混ぜる。
③しばらくおいておくと、大根の汁気がでてくる。
④大さじ一杯くらいを湯のみのにとり、熱湯を注ぎ入れて完成。
⑤できあがった大根あめ湯に、レモン汁やゆず皮を少し入れてもグッド。

 湯気の立ち上るあめ湯をふうふうしていると、どの子も自然にまったりと優しい顔になるから不思議だ。


(つづく。『月刊HR』(学事出版)3月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 藤田隆介)

2010年2月10日 (水)

2月例会は2月21日(日)④ この日の朝、おまかせHR研究会が大教組青年フェスタに!

(2月例会は2月21日(日)。当ブログ2月4日付け記事をご覧ください。今月例会の特徴は、例会前後企画がめちゃくちゃ充実! ご一緒しましょう。順次紹介)

●2月21日(日)<午前>
大教組青年フェスタおまかせHR研究会講座(箕面観光ホテル)
依頼テーマは、「レクネタ100連発!」
今のところの段取り(予定)は、

  ①ウォームアップのゲーム
  ②クラス開きのゲーム
  ③自己紹介ゲーム
  ④遠足のゲーム(バスレクネタなど)
  ⑤上記①~④の場面にあわせたゲームを各班で分担してひとつ開発する。→発表

  井沼さん、牧口さん、札埜さん、三木さんほか担当。詫磨さんも「書道講座」を担当してるとか。
 義務制を中心にした若手の先生たちがこんなに大量に元気に学び、企画しているさまは新鮮です。
 若手だけでなく、皆でワザをパクリあいましょう。

2010年2月 8日 (月)

【立ち読み】すきま時間 別れの季節に①

 3月に入ると3学期(後期)も大詰め。生徒たちの登校日も、学年末考査とテスト返却日、そして終業式を残すのみ。担任としては進級を控えた大事な時期だけに、欠点科目を抱えた生徒たちへの「追い込み指導」だけに心血を注いでしまいがちだ。しかし、1年間をともにしたクラスがこのまま「自然解散(消滅?)」なんて寂しすぎる。この一年間がクラスとそれぞれの生徒たちにとって、また担任自身にとって、どんな出会いと成長の機会となりえたか、しっかりとふりかえる時間を持ちたい。「檄(気合い入れ?)」と事務連絡に終始しがちなこの時期、わずかなすきまに取り組めるとっておきのネタを紹介したい。

   37発目  あのとき君は若かった(20分)

  3月は入試シーズン。多くの生徒にとって「人生初の選抜テスト」となったあの日から1周年(2年なら2周年)となる。この日が生徒たちの心に残っていないはずはない。「というわけで、来週の火曜日から3日間『入試休業』に入るが…」なんて話しをし始めると、口々に「あ~、あのときは絶対落ちたと思った!」とか「私の教室の試験官、先生だったよね」「もうあれから一年かぁ」「早すぎ~」など語る語る。

 この大切な人生の節目を軸に、この一年の自らの成長について考えてもらおう。作文でも構わないが、生徒には「アンケート形式」の方が評判がいい。タイトルは「あのとき君は若かった」「あの頃の僕は若すぎて」(古いか…)あたりで。

  質問項目の例としては、

①あの日の入試、5科目を受け終わっての帰り道、君は何を考えていたかな?
②ドキドキの人生初面接、本校への志望動機をなんて語った?
③そして運命の合格発表、その瞬間君は何を思った?
④あれから、もう1年(2年)経ったけど、何が一番心に残ってる?
⑤自分自身、ここはちょっと成長したって言えるところはどこ?
⑥自分自身、もうチョイここは変えたいなってところはどこ?
⑦そして来年のこの日、君はどんな君になっていたいかな?

  と言う具合だ。生徒たちは「あの日」を軸に自分自身の歩みに思いをはせる。この時期のLHR定番、「一年間をふりかえって」などというベタな作文書きよりよっぽど生徒たちにとって「これまで」と「これから」を考える機会になるだろう。僕自身、もう何十年も前の「あの日」の緊張を今でもはっきり覚えているのだから。

 (つづく。『月刊HR』(学事出版)3月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 藤田隆介)

2010年2月 7日 (日)

2月例会は2月21日(日)③ 前日夜、「「ホームレス」と出会う子どもたち」と出会う

(2月例会は2月21日(日)。当ブログ2月4日付け記事をご覧ください。今月例会の特徴は、例会前後企画がめちゃくちゃ充実! ご一緒しましょう。順次紹介)

●2月20日(土)
<夜>
北村年子さん「ホームレス」夜回り学習会+釜ヶ崎子ども夜回り同行

「子どもの貧困、なんて、とっくに、20年前、ここで苦しいほどに思い知ったはず。理解しているつもりでしたが、20年たっても何も変わっていない」とおっしゃる北村さん。夜回り学習会での北村さんの話を聞き、その後、“「ホームレス」と出会う子どもたち”に、実際に出会うプログラムです。

沖縄からOさん親子が来られて同行。Nさんも勤務校の人権主担の方と一緒に来られます。「夜回り、なかなか参加しにくいけど、一度経験したい」という方、ご一緒しましょう。

(「一緒に行こう」という方は、左記よりメールください)

2010年2月 6日 (土)

2月例会は2月21日(日)② 前日は裁判官・検事・弁護士そろいぶみ授業だ!

(2月例会は2月21日(日)。当ブログ2月4日付け記事をご覧ください。今月例会の特徴は、例会前後企画がめちゃくちゃ充実! ご一緒しませんか。順次紹介)

●2月20日(土)

①札埜&下川弁護士コラボ授業(9:30~11:25 「弁護士・検事・裁判官そろい踏み授業。裁判員制判決文はわかりやすいか?!高校生がかく通信簿(評価)」
(京都教育大学付属高校。その後、授業検討会や安斎育郎さんの講演もあります)

「2月20日は教室に弁護士・検事・裁判官そろい踏みです。(交渉成功しました)
プロを前に高校生が裁判員制度の判決文を評価するのだからおもしろくなると思いますよ」by札埜さん

ご存じ札埜さんが夏の大阪大会で井沼さんと「コラボ授業」を実演くださった下川弁護士とコラボ。……だけじゃなく、検事さん、裁判官さんもお呼びして、実際の裁判員制度で出された判決文を生徒たちが読み解くという「国語」の授業。

法教育に興味ある方、裁判員制度に興味ある方、附属高校に興味ある方、法曹関係の方を教室にお招きしたいと思っておられる方、札埜さんはともかく(?)として、下川先生に世話になってるアナタ、どうぞご一緒しましょう。
京阪藤森駅前の餃子屋さん、美味しいですよ(関係ないか)。

○参加申し込みは、下記、京都教育大附属高校HPへ。

http://www117.sakura.ne.jp/~kyokyofk/kenkyu/jissen/jissen.htm

2010年2月 4日 (木)

前後にオマケいっぱい――2月例会は2月21日(日)

サトウです。

「若者企画」、お疲れさま。
会場のエル大阪では、例会と同時刻に組合のイベントや水道局のイベントがありました。

「終わったあと、飲みに行ってもどの店もいっぱいで入られヘンのでは?」
と心配してたら、コーディネーター・Mさん、しっかり個室を予約していた!
いやいやなかなかタイシタモノだ。

さて、「若者」に触発されたおっちゃんらもがんばります。
2月例会は「井沼さんの授業をみなで分析しよう」。
「高校生活指導」の次号に載る企画です。

例会担当はサトウ。
ちょうどこの日(前後)は、おもしろそうな企画が他にもいろいろあるので、連続企画としました。
さあ、スケジュールにチェックを。
「これ行くよ」ともう決めてる方、資料準備の関係で、メールで連絡いただければありがたいです。

まずは2月21日(日)2月例会をご案内。

<以下>

大阪高生研2月例会   「「貧困社会を生きる」をどう教える」その他いろいろ



<大阪高生研2月例会・「「貧困社会を生きる」をどう教える」>

●井沼淳一郎授業検討会(授業「貧困化する社会と貧困ビジネス」ビデオ視聴+検討会) (14:30~17:00 場所探索中)


とかく井沼さんの授業は、生徒たちがよく語る。
わが子の小学校低学年時代の授業参観にも似ている。
教室の空気があったかい。
(もしかして彼ら、小学校そのまま!?)
「あ~あ、私らぜったいソンや。バブルはじけたあとに生まれて就職難で。バブル体験した~い!」
あちこちでかまされるボケ発言のなか、なかなか鋭い発言も飛び交い、それを井沼さんが引き取って皆に問う。
当日は宇都宮健児弁護士も参観に来られたこの授業、さて、あなたは何をみる?
多彩なゲストがをすでに当例会への参加を表明。
もちろん、終わってからは交流会ですぞ。

<以上、サトウでした。左記に皆さまからの、「参加するよ」のメール待ってます>

2010年2月 2日 (火)

「店長さん」大募集!

 サトウです。

「この春、北海道へスキーor流氷見に行きたい。でも、資金がなあ」と計画思案中のアナタ!
朗報です。

 財政事情ピンチ!の高生研が、なんと、あなたの北海道旅行を後押し。
 それだけではないぞ、5月、新緑の季節に、花の東京へも行ける……?

そう。特典は、「3月27日~28日の北海道高生研現地実行委員会in札幌」「5月8~9日の高生研全国委員会in東京」へ行ける(交通費タダ! ただし、「店長」の人数多い場合は頭わり補助)。

「上記札幌、東京での書籍会議を仕切る」「店長として大会書籍を仕切る」「次年度への引き継ぎ・援助する」という義務がありますが、そこは歴代書籍担当者や大阪高生研メンバーが全面バックアップしますやん、「名ばかり店長大歓迎!」です。

 
「ウチの若いモンを全国の実践家たちと触れあってもらおう」と考えておられる各支部のベテラン連。
どうぞ挙手くださいな。
ここ数年の「店長」はなぜか20代の若手女性が務めておられますが、決して年齢制限や男女制限等ありません。
「共同店長さん」もありですぞ。

 ここまで読んで「なんのこっちゃ! 意味わからん」とおっしゃる方、アナタの国語力は正常です。
 で、まずは下記、「札幌大会応援ブログ」(下記)の2月2日記事をクリックしてきて。

  http://d.hatena.ne.jp/kouseiken/

 これで謎がとけます。
 
さあ、「やったろ!」「この人推薦!」という方はどうぞ左記へメールを。

 
お待ちしています。

(というわけで、今回の記事は「大阪高生研ブログ」をお読みのアナタに「札幌大会応援ブログ」を紹介しようというコラボ企画でした。失礼御免なすって)

2010年2月 1日 (月)

「盛会御礼!!大阪総会」⑧  山崎さんの実践をきいて(下)

 報告の中では、盛り上がろうと個々が奮闘しつつも、いまひとつつながれない不安な思いがB子やL男・M男の当日突然の演目、出演キャンセルに現れてしまったのでしょうか。そして、体育館の後片付けの不参加にも…。

 
 でも、最後に山崎先生が思いの限りをぶつけた無念の思いは、この日不完全燃焼に終わった生徒の心の中に何かを残したのでしょう。それが、2年後のA子の「1年のリベンジ!」とも思わせる文化祭への強い思いにつながったのかもしれません。

 
 そのあと押しをしたのは、1年の時ギクシャクとしたA子と山崎先生との関係の中で、彼女なりに少しずつ築き上げていった先生への信頼だったのではないかと思いました。3年になってクラス担任として再び山崎先生と出会った彼女は、2年間の経験を踏まえながら「山崎先生とだったら最後の文化祭をやり遂げられる!」と思ったのではないでしょうか。

  それは、文化祭の運営にあたり「くじ引き、ジャンケンはやめて話し合いで決めて」と提起されたり、行事嫌いな子に「助けてくれヘン?」と声をかけ参加のきっかけ作りをされたりと、生徒の声をしっかり聴き、その思いを後押しするように見守り応援しようとされる山崎先生の姿勢をA子が認めていたからのように思いました。

 1年の時「山崎ウザイ!」が口癖だったA子も、教室の天井に自分がデザインした文化祭の垂れ幕が年度末まで飾られていたことは、先生の指導に日々反発しながらも自分の存在を認めてくれている証として彼女の心の中ではつながっていたのではないでしょうか。
 井沼先生が実践分析の最後に『信頼関係』について指摘されましたが、私もこれがポイントかなと思いました。

  早いものでもうすぐ高校生活の1年間を終えようとしている息子の口からは、「ウチの学校は、そして先生たちの関心は、僕たち生徒の方には向いていないようだ…」という言葉がもれています。私学の生き残り競争の中で、大学進学率に躍起になっている学校の現状を肌で感じているようでした。

  親としては、今更どうすることもできず、とにかくそれでも何とか息子にとって意味ある楽しい学校生活を自ら見出してくれることを祈るばかりです。
 山崎先生の今回の報告のように、2年後息子がそれなりに成長し充実した高校生活を終えられることを見守り期待したいと思っています。

 
 貴重な実践報告をありがとうございました。

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