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2010年4月23日 (金)

【立ち読み・「高校生活指導」184号】 長野仁志 「生徒が“はたらくこと”を自分のテーマとするには・・・」(上)

 今号の第2特集は「高校生が自分のこととしたテーマ」。
 生徒の「当事者感覚」に迫る授業を問うてます。

 (前略)

 授業で考えてみると、生徒にとって学校で習うことはたいていが「押しつけ」のようなものに見えているのではないか。学習指導要領で学校ではこれとこれを習うものとされ、ご丁寧にもその内容やどの程度まで教えるかまで細かく定められている。国が生徒にとって〈必要なこと〉=〈関係あること〉を決めて、学校で教えなければならないとしているわけである。それに沿って教科書がつくられ、多くの場合、教科書どおりに授業はすすんでいく。際限ない私語を注意して、「おれ、土方になるから世界史なんかいらんねん!!」と斬り返されては二の句が継げなくなる。その発言をした生徒には世界史を学ぶニーズはない。その一方で、受験というニーズがあって勉強する生徒や世界史の勉強が好きという生徒も多いのかもしれない。

 このように学校とは、多くの場合、上から権力的に当事者になることを求められている場なのではないか。財政の授業をやっていて、国の借金の話しを生徒にしたときのことである。「国民一人当たりにして600万を超える。すごい負担になる。税金を今以上払わないとあかん!どう思う?」と生徒たちに無茶振りしてしまった。すかさず、ある女子生徒が「そんなん、知らんし!!」と応えた。私は彼女の発言を引き取らなかったけれども、今思うと「知らない」というのはどういう意味だったのか。まず考えたのは、「私には問題は引き受けられない」ということである。(後略)

(つづく。『高校生活指導』184号(春号)発売中。大阪高生研会員メンバーの原稿を抜粋掲載)

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