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2010年5月21日 (金)

全国委員会に行ってきました①

去る5月8日(土)9日(日)東京は本郷の「ふたき旅館」で全国委員会が開催され、首藤・佐藤・中村・西村で参加してきました。

 延べ60名の参加、私にとっては充実した2日間(?)でした。

■8日(土)午後 公開講座

 子安 潤さん(愛知教育大学)

公開講座のゲストは大阪高生研もお世話になた子安潤(愛知教育大学)さん。講演タイトルは「生活を学びに、学びを知的に・対話的に」です。

子安さんは、まず、ベネッセの調査から、学習時間の減少・部活動参加率の減少などを指摘して高校生の生活が不活性化しているとこと、また社会的貧困に高校生の生活が直撃されていること、そしてその中でも友だちに高い期待を寄せながら、互いに理解できない現実をかかえていると分析。その中で、「・・・(高校生を)社会システムに適応させるのではなく、共に社会を批判的に捉えなおしつつ、(社会を)構築する人」に育てることの大切さを述べられました。

 

 次に、上位の受験校から困難校という階層化された学校と学習状況を指摘した上で、生徒の学びが「貧困な学習状況と孤立化」しているとし、「・・今を読み解く学び、今の世界に参入して捉えなおす学びに変える。」ことの重要性を指摘されました。そして、そのためには2つの教材が必要で、一つは「(認識?の)誤謬をただす教材」そして「対立を探す教材」です。特に後者は、生活の中に埋め込まれた事実の中に対立をさがそうというもので、事柄の中に政治性や対立関係を見つけようという教材です。

 

 そして、その対立の上にたって、対話的な学びをしようと子安さんは提起されます。その対話的な学びとは、青年を真理に誘うソクラテス的な問答法(子安さんはこれは誘導尋問であると否定)ではなく、合意をつくりだすコミュニケーションとしての対話だと言います。そこには、生徒はもちろん、教師自らも生徒との対話から生まれた真理や道理には従おうとする姿勢が必要であるというわけです。したがって、教師の教材や発話には、対話にふさわしいテーマが必要で、教師には生徒の発話の意図や事情への想像力が必要であると言います。

 

  ざっと2時間の講演はこうした筋立てでお話しされたと思いますが、議論も活発になされました。

 

(首藤広道。つづく)

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