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2010年5月25日 (火)

全国委員会に行ってきました②

 全国委員会で、夏に行われる札幌大会の実行委員会が行われました。そこで出てきた大会の魅力について書きたいと思います。

 ●大会の初日は全体会Ⅰ・講演
講師は北海道教育大学大学院の庄井良信さん。演題は「自分の弱さをいとおしむ-臨床教育学へのいざない-」です。庄井さんの専門は学校臨床心理学。「ケア」の思想とケアの基盤となる「ホーム」の教育的意義を明らかにして、互いの安心が保障される関係と環境づくりについてお話しされるとのことです。庄井先生は北海道では講演にひっぱりだこの人だそうで、現地でも期待が高まっていると聞いています。子ども・教師の声をていねいに聞き取ることで見えてくること、そして、困難を乗り越える道筋を探求する共同の視点・道筋が見えてくることを期待したいと思っています。

●全体会Ⅱ 基調発題と討論
我らが(?)田中容子さんの基調発題と全体討論。「授業を生活指導から問い返す-わかる・できるという実感を育てる-」です。●田中基調の特徴
全国委員会では田中容子さんが基調発題原案を報告され、参加者で議論を深めました。田中容子さんは英語の先生。ぼくも田中先生の授業を生徒の立場で受けてみたかったと真剣に思います。基調発題の中味は項目をあげると次のようになります。
1,生活指導の観点に立つ教科教育の現代的意義
2,主体的な学びを構成する要素-場を創り出すために-
3,学びの「枠組み」と「場」の創出
4,実践編
 田中さんは「どのようにしたら生徒たちと学びの空間を創れるのか」という問題設定からはじまります。その前提にあるのは、「彼らのしんどさ、わかったという実感のない授業にいるつらさに応える責任があると思いました。」という教師としての田中さんの思いです。そして、「現代の若者たちにとって学校はどんな役にたっているのか」「現代を生きる若者たちに求められている力を学校は育てることができているのか」という問いから、自らの英語教育を生活指導の観点から問い返していくのです。理論と実践が田中さん流に統合されたすぐれた基調発題で、とても具体的でわかりやすいと思いました。おそらく、大会での議論もかみあっておもしろくなると思います。期待が高まります。

●一般分科会
ここはタイトルだけ紹介します。『2年目の文化祭を目指して さらにその後』(生徒会実践 田山地範幸さん)『わがままなA子が成長できた理由(わけ)』(HR実践 前田浪江さん)『3組はひとつだ』(南 俊和さん)『ひとと出会い、つながり合うコラボ授業』(授業実践 岡山和美さん)『レボリューションK』(HR実践 高杉みなみさん)『「はたらく・つながる・生きる」力を育てる現代社会の授業』(授業実践 井沼淳一郎さん)『教師のライフヒストリー』(北海道・教師の学校)
今年の一般分科会の特徴は、北海道でずっととりくまれてきた教師の「ライフヒストリー」です。先生の来し方を聞き取り、それを演劇などの形で発表するというもの。1日がかりです。どのような内容になるか注目されます。また、生徒会・行事・HR実践・授業実践と内容もそれぞれ充実しています。どれにでようか・・・今から、悩みますね。

                         (首藤広道。つづく)

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