おすすめ情報

本の紹介

« 【立ち読み】リアルな失敗談で生徒に迫る!?小ネタ3連発(下) | トップページ | 全国委員会に行ってきました② »

2010年5月24日 (月)

充実の5月例会「ワークショップ」③

こんにちは、長野仁志です。5月例会ワークショップの報告③です。

 報告と質疑のあと、家族の思いに寄り添ってアセスメントをするワーク。全部で7班あったのですが、各班1つに絞り、そして他の班と重ならないことを条件に「見立て」を出し合います。これもおもしろかったです。多くの人と議論すると、本当にいろんな見方、そして新たな疑問が次々とできるなあということです。それは、「なぜこういう状況になっているのか」ということに収斂していこうという見立てです。「なぜお母さんはこんなに苦情を言ってくるのか、それは過去のこの体験が不安となって現れているのではないか」「おかあさんの言い分を聞くと、お母さんがまじめな人であるという見方もできるのでは。まじめだからこんな表現をしているのではないか。あんたのことを考えてるんやでということが言いたいのではないか」「おかあさんに関係する大人の人がいない。理解者がいないのではないか。だから学校に電話するのではないか。」・・・出るわ出るわ・・・いろんな仮説・見立てが出てきます。聞いていて私自身は、そういう見方に同感、そういう見方もできるなあと自分自身のこの母親観や生徒観がふくらんでいく思いでした。

各班からいろんなアセスメントが出された後、山野さんから、「いきなり児童相談所に通告」ではなくて、「このアセスメントから、明日からこんなことをやってみようというのを出し合ってください。」と提起があり、また各班10分程度の討論となりました。
 みなさん、「学校が何ができるか」「担任が何ができるか」・・・いろんな意見が各班で出されました。「孤立感を深めているおかあさんだけれでも、誰かとつながりたいと思っている。逆に学校からおかあさんに積極的にかかわりをもっていき、お母さんを認めていってはどうか・・・。」「おかあさんはまじめだから負い目を感じている部分があるので、(セーフティネットの)手続きについてきちんと説明してあげ、おかあさんの葛藤をやわらげる・・・。」などなど、いろいろ各班からは出され、1つ1つに山野さんが肯定的なコメントをされていきます。

 私も、「あの時」をふりかえりながら、「なるほどそういう手もあったかな・・・。」「そうは言ってもなあ・・・。」などと、いろんな思いで意見を聞いていました。こうしてアセスメントやプランニングを関係者で議論することが、個々のケースを一人で引き受けてしまわないで、みんなの課題としていき、担当者に対するみんなの支えを引き出していくことにつながっていくなあと感じていました。

 私自身、「あの時」は、学校の周囲の人にずいぶん助けられました。しかし、こうしたアセスメントやプランニング、そしてモニタリングという一連の流れをきちんとできていたら、もっと違った対応もできたなあと改めて思った次第です。

« 【立ち読み】リアルな失敗談で生徒に迫る!?小ネタ3連発(下) | トップページ | 全国委員会に行ってきました② »

例会・学習会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【立ち読み】リアルな失敗談で生徒に迫る!?小ネタ3連発(下) | トップページ | 全国委員会に行ってきました② »