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2010年7月の投稿

2010年7月31日 (土)

充実の6時間!

速報です。
大阪高生研7月例会が行われました。

午前の部「報告者を招いて札幌大会基調を読む」、午後の部、「自己責任・アリとキリギリス論ってどうよ!?ワークショップ」とも充実のラインナップ、50人を超す参加者で大盛況!

「いやあ、今日はおもしろかった。勉強になったわ」(ジャーナリスト・西谷文和さん)

例会後の懇親会(交流会)も「全生研」や「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」の方々はじめ27人もがそろってわいわいと。

「参加者の半数以上の人が交流会まで残ってるってスゴイこと」(熊本高生研・Sさん)

「次は近畿の全生研と高生研でぜひ合同で何かしましょう」を約束し、明日から行われる全生研大会(滋賀・長浜)に向かう全生研の方たち&対談をされる竹内常一さん、北村年子さんを見送ったわれわれでした。

詳しい内容・感想は、後日アップします。お楽しみに。

2010年7月30日 (金)

多謝 50000アクセス突破! 多謝 例会50人申し込み!

   当大阪高生研ブログ、右上にアクセスカウンターがありますが、昨日、めでたく「50000」を超えました。
 ありがとうございます。

 日刊学級通信感覚で、「小さなことでも少しずつ。手間ヒマかけずにあちこちからネタをかせぐ(パクる)」をモットーに、無理せずの「ほぼ毎日更新」。
 毎日、60~100ぐらいの安定したアクセスを数えています。

 担当の1人・サトウのところへも、ときどき懐かしい人からのメールや電話が。
「ブログ見てます。今度の例会、久しぶりに参加しますよ」とか。
 うれしいことです。

 さて、いよいよ今日は7月例会。
 午前の部(基調学習会)20名、午後の部(ワークショップ)50人の申し込み。
 午前は京都から発題者の田中容子さんが来てくださいますし、午後は全生研の柏木修さんの実践をもとにしたロングランの会なので、熊本、滋賀、京都、兵庫、北海道、愛知など、遠方からも続々申し込みいただいてます。ありがたいなあ。
「朝の5時に宮城出発して参加します」とおしゃる方もおられるとか。

 では、「素敵な他流試合」を楽しみましょう。

<午前の部詳細>

  http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-fa8d.html

<午後の部詳細>

  http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/cat21844510/index.html

2010年7月29日 (木)

 「北海道 余市・小樽プレツアー」詳細がまとまってきました(下)

8月6日(金)の予定です。


9:00 北星余市高校視察および交流
      北星余市高校長より約30分 その後校内視察および教職員有志との懇談
  (オプションとして、ニッカウヰスキー工場見学)
10:30 北星余市高校出発
13:30札幌会場到着 約1時間30分ほどかかるので、12時少し前に余市発    
     (途中小樽近くで昼食を取るか、余市・海鮮工房(余市駅近く)

  なお、当初募集案内に書いてあったとおり、

・参加条件 札幌大会協賛企画です。全国大会参加者限定企画とします。
・会費 8800円(バス代、謝礼、宿泊費、一部見学費)

です。

2010年7月28日 (水)

「正しくキレるチームづくり」②

(前回記事より続きます)

 続いて中嶌(なかじま)さんは、労働相談の事例から若者の労働実態を語っていきます。そこはまさしく「就職すれば違法に当たる」という状態。フツーに働き、フツーに結婚し、フツーに子育てできない人生。かつては通用していた「人生モデルの崩壊」がそこにあります。なぜそうなったのか。どんな選択肢があるのか。中嶌さんは、そこを明らかにしつつ、「正しく、賢く、キレよう」とよびかけます。そんな中嶌さんのもとを多くの青年が訪れ、イマドキの労働組合運動をつくっていきます。

  青年部が大切にしていることが5つ。それは「知識よりも体験する機会をつくること」「解決できることを活動の中心にすえること」「双方向型の情報共有」「参加したい人が参加する、できるようにする」「強みのコラボ」です。そして、「対案を作りだせ」!という追求。時にユーモアをまじえて語るその口調は生の現実に裏打ちされたリアリティがあります。そして、この5つの提案は、どこか「生活指導」に通じるものがあるんじゃないか・・・。そんな思いで聞いていました。

 休憩のあと、質疑応答と討論。
 中嶌さんのお話しから敷衍して、「若者に必要な力とは何か」「労働組合とは何か」を議論しました。中嶌さんのとりくみから言えることは、学校では、生徒たちが民主主義を経験することがやはり重要なのではないか、たとえば、学校で組合にあたるものと言えば生徒会ですが、「校則を変える」にしてもいわば生徒がなし崩し的に規則をやぶって形骸化させていくみたいなところがあるけれども、そうではなくて正しくキレて正しい手続きで変えていく経験が重要ではないかという指摘が出されました。

 
 また、おじさんおばさんの組合員からは、なかなか今の若い人は組合に定着しない、自分の要求が片づいたら去っていってしまう現実もあるという嘆きがでたのですが、これいついては、「やれやれ」ではなく「やろうやろう」を大切にしている中嶌さんのスタンスが参考になると思いました。中嶌さんは、運動が目の前の現実・課題に応えているのか、そして未組織の人たちにも「共感」を広げていくというのが大切だ指摘していましたが、大事な視点だと思いました。
               (つづきます)

2010年7月27日 (火)

「北海道 余市・小樽プレツアー」詳細がまとまってきました(上)

 現地コーディネートを行ってくださいます安達尚男さん(余市・ビバハウス)から、以下の最新予定版が送られてきました。

 着々と「熱烈歓迎!」の準備、ありがとうございます。
 小樽・小林多喜二あり、余市・ビバハウスあり、北星余市高校ありの充実版です。 

<プレツアー(予定) ※状況によって変更もあります>

8月5日(木)
 11:00 新千歳空港出発(余市・株エアバス・35人乗り)
  集合場所 空港内JAL 側到着口(旗を持ってお出迎え)
 13:00 小樽運河到着(昼食など自由行動)
 14:30 小林多喜二の息吹に出会う
   案内人 寺井勝夫氏(小林多喜二祭実行委員会委員長)
   小林多喜二碑(旭展望台)、デスマスク(小樽文学館)、旧北海道拓殖銀行小樽支店の建物(多喜二の職場)、小樽商科大学(旧小樽高商~多喜二の学び舎)   
さらに時間があれば、多喜二がタキと出会ったお店跡など。
 16:30 余市へ移動 17:00 鶴亀温泉(入浴・夕食)
 19:15 鶴亀出発~余市教育福祉村・ビバハウスへ 
 19:30 大阪高生研企画「この人にきくin余市 安達俊子氏に聞くふたたび」
 22:00 公式日程終了 センターハウス泊まり(大?宴会)

            (8月6日情報は、つづきます)

2010年7月26日 (月)

明日からピースおおさかで。長島義明写真展

   去年の大阪大会交流会で「平和だったころのアフガニスタン」写真&トークを披露くださった、写真家・長島義明さんが森ノ宮のピースおおさかで特別写真展を開催されます。

 タイトルは「写真にみる戦争と平和」。
 7月27日~11月23日までの長丁場です。

 いままでも、たばこを吸いながら写真展の場におられることの多かった長島さん、「去年、阪大で話し聞かせていただいた……」と話しかけると、きっと「ああ、あのときは……」と会話弾むと思います。

「ぜひもう一度、アフガニスタンに行きたい」
 長島さんのアフガン再訪が実現する日はいつの日のことでしょうか。

 写真展の詳細は、以下です。

   http://www.peace-osaka.or.jp/news/pdf/pdf100630p1.pdf

2010年7月25日 (日)

正しくキレるチームづくり」①

 みなさん、こんにちは。首藤です。

 今日は、某教職員組合教研でのお話し。講師にお招きしたのは地域労組おおさか青年部書記長の中嶌聡(なかじまあきら)さん。最近、テレビや新聞でもとりあげられています。

 組合の教研に中嶌さんにお話ししてもらったねらいは2つ。中嶌さんから学んで、最近元気がないと言われるおじさんおばさんの(自分のことです)の組合活動の参考にすること。そして、「高校で本当に必要な学び」を考えてみようということでした。なお、中嶌さんは「はたらくを学ぶ」の研究会にも参加していただいています。大阪高生研にも縁の方です。

 中嶌さんのお話しのテーマは「正しくキレるチームづくり」。その前半が「若者の貧困の実態と対抗方法」、後半が「青年部のチームづくり」です。まずこの道に入ったきっかけからお話しにひきこまれます。大学卒業後、大手人材派遣会社に就職。2年と3ヶ月働いてその後退職してこの道にすすんだ中嶌さん。「新しく正社員をとるのではなくて派遣で雇いませんか?使わない手はないですよ!」と営業活動をしていたそうです。派遣の人から「正社員の仕事ないですか?」と言われる矛盾に、こういう仕事をすればするほど世の中悪くなるばかり・・・。その時、労働組合が残業代をかちとったニュースなどに接し、労働組合を知ったそうです。中嶌さんは「残業代なんか、何それ?」と思っている世代。それが労働組合が残業代を払わせたというニュースを知って一念発起して退社したというユニークな経歴をおはなしされました。ここだけでもおもしろいでしょ。
                                   (つづきます)

2010年7月24日 (土)

【立ち読み】待ち遠しきは夏休みすぐ過ぎ去りしものも夏休み(下)

【54発目】秋風吹いて屋上へ(20分ネタ)

 これは、夏の盛りにやるのはちょっと危険なんで、秋風が吹きはじめるまでお待ちください。準備するのはブルーシート(クラスの人数分、座れる枚数をご用意ください)。もし時間が十分にあるならお弁当や飲み物を持っていくのもピクニック気分でいいでしょう。最近は危機管理や風紀上の問題があって、屋上に生徒が自由に出入りできるところはないと思います。なかなか行けない場所だからこその非日常感があっていいんですが、天候や気温を見ながら、実施できるタイミングを見計らってください。元気のいい子は走り回ったり、鬼ごっこなどのゲームをしたがるでしょうが、落ち着いてきたら、ブルーシートに集まって、のんびり寝転がって空を眺めてみましょう。シートなしでもある程度解放感を味わえますが、シートに寝そべって真上の空を眺めるのはまた格別です。何もしない時間、ただ風を感じ、空の青さを感じる時間は、都会生活に疲れた高校生には、案外強烈な印象を残してくれるようですよ。

(おわり。『月刊HR』(学事出版)8月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 牧口誠司)

2010年7月23日 (金)

参加者30人突破! 「自己責任・アリとキリギリス論ってどうよ!?ワークショップ

 事例報告をされる柏木さん(全生研神奈川)の実践が朝日新聞に大きく載った。
 その後、大阪版では当ワークショップの案内が生活面に載り、その他、マガジン9条 
http://www.magazine9.jp/oshirase2/ 

レイバーネット  http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1279319973499staff01 法学館憲法研究所  http://www.jicl.jp/voice/index.html  など、各方面で紹介いただいています。

 それもあって、ここ数日、申し込みが続々。
 北海道、東京、愛知、岐阜、熊本……居住地いろいろ職業いろいろ。
 高生研関係の方以外にも全生研、ホームレス問題の授業づくり全国ネットなど、組織を超えた方々が集まりコラボします。

 満員の際は札止めになります。
 どうぞ早めの申し込みを。

   <以下ご案内再録>

「自己責任・アリとキリギリス論ってどうよ!?
         ~ホームレス問題の授業から考える~」
 実践者による授業報告とワークショップ
 ホームレスの支援ボランティアに取り組む小学生のビデオを見た中学生が率直な思いで書いた「違和感」。これをめぐって、「自己責任論」について問い返す授業が始まります。結局「努力していない」キリギリスは社会保障の対象になり得ない(自業自得)のか? 全生研神奈川の柏木修先生をお迎えし、その実践記録をもとに、大阪高生研・佐藤がコラボで作るワークショップ。さらに、竹内常一(元國學院大学教授)さん、北村年子(ホームレス問題の授業づくり全国ネット)さんも大阪に駆けつけて、討論を深めます。

日時 7月30日(金)9:30~12:00「大阪高生研7月例会・北海道大会基調発題を読む」
  13:00~16:30「自己責任・アリとキリギリス論ってどうよ!?
         ~ホームレス問題の授業から考える~」
   実践者による授業報告とワークショップ」

〇とき 2010年7月30日(金)12:30 開場・受付  13:00 開会
〇ところ クレオ大阪西(JR西九条駅より歩5分)
〇進行予定
・DVD「『ホームレス』に出会う子どもたち」視聴
・柏木修氏実践報告(途中まで)
・ワークショップ「柏木さんの実践を引き継いで、あなたならどうする?」
・討論(北村年子氏ミニ講演や竹内常一氏分析等も含みます)
 終了予定16:30 (その後、交流会を予定しています)
問い合わせ・申し込みは 
taikanokaisin@occn.zaq.ne.jp(事務局)まで(定員52名)

2010年7月22日 (木)

【速報】札幌大会交流会で、西谷文和さんの「「最新アフガン報告会」(中)

今夏の札幌。アフガニスタンから帰ってきた西谷さんを呼んでおられたのは、医療九条の会・北海道。
それも報告会の日時は、札幌大会期間中の8月7日(土)ときた!

  http://iryo9jyo.dosanko.org/100807AfghanReport.pdf

「西谷さん、1日前の8月6日(金)夜はあいてませんか?」
「8月6日ですか? (手帳を見ながら)う~ん、残念。この日は大阪市内の小学校で講演してますねー」

 でも、ここであきらめないのが大阪高生研。

「6日の講演はどこで? 何時まで? えっ、大阪市内で午前中? ならば、3時関空発の飛行機に乗れますね。1日前に来てよ、札幌に」

 無理なお願いに「マジですかぁ? じゃあ、行きまっかぁ?」と、乗りのいい西谷氏、6日夜、急きょ立ち上がった交流会でのアフガン報告を快諾。
(さらにその後さらなる「乗り」で、高生研大会アフター企画「新得ツアー」まで、西谷氏同行されることになりました(自腹!で))

最近の西谷氏の口ぐせ。

「私たちは、平和は当たり前の空気のようなもの、と感じているかもしれない。しかし世界には『戦争しか知らない子どもたち』がいる。そしてその子どもたちを空爆する米軍は、沖縄から飛び立っている」
 
「沖縄」といえば、今回の札幌大会には、あの、沖縄高生研元代表・比嘉靖さんも参加されるじゃないか。
(問題別分科会の報告者)

http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-31b4.html

「比嘉センセ、つきましてはもう1日、語っていただけませんか?」
ここは、「比嘉・西谷コラボ」で、最新沖縄・アフガンを語ってもらおう――急きょ沖縄におられる比嘉さんにTELし、大阪プレゼンツ2つめの交流会がたちあがったわけです。

   (つづく) 

2010年7月21日 (水)

「史上最強の遠足」プレイバック!④

  これで最後です。

 帰りのバスでは、「○○なMVP」を行ないました。そして、感想も書いてもらいました。(帰りのバスに関しては、「史上最強の遠足」をそのままやらせていただきました。)
久々の高校生らしいことをして、嬉しかったのか、みんな真剣に書いてくれました。書いてもらった内容は幹事の子に読んでもらいました。そして、料理の優勝班とビーチバレー大会の優勝班とMVP賞(名前が多かった子)に豪華賞品(お菓子の詰め合わせ)をプレゼントしました。

みんな大満足で、また楽しい思い出を作ることが出来ました。「来年もやろう!」という声も出たりして(笑)卒業してまだ半年ですが、みんなの成長を垣間見れて、嬉しかったですし、元気をもらえました。

「史上最強の遠足」で行なった行程を少しアレンジしましたが、実践できてよかったと思います。今回は卒業生ということもあり、私も気を緩め過ぎている部分もあったり、ある程度彼らたちに任せた部分がありましたが、それで見えたところや気をつけるところなどがわかったので、今度は現役生で実践してみようと思います。

長々と書きましたが、又感想を頂けたら嬉しいです。
                           (S高校・D。おわり)

2010年7月20日 (火)

「ホームレスを考えた 中学生ら修学旅行で/紙上討論で」

 7月30日の「ワークショップ・「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ!?」で事例提供いただく柏木修さん(小田原市立白山中)の実践が、7月18日付けの朝日新聞にどかっと載りました。
 取材・執筆は、昨年、大阪高生研でお話をうかがった氏岡真弓編集委員。
 柏木さんの授業展開を、さすが氏岡さん、ていねいな取材でわかりやすくまとめてくださってます。

 http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY201007190135.html

 なお、柏木さんと一緒に取りあげられている岐阜県の岩川太郎先生も7月30日のワークショップに参加申し込みずみ。
 北村年子さん(ジャーナリスト)含めて、30日は当記事関係者、勢揃いです。

  どなたでも参加できますが、会場のキャパは定員50名。どうぞお早めの申し込みを。

★ワークショップ★
「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!
主催:「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ実行委員会
(発起人(五十音順):柏木修(全生研神奈川)、北村年子(ホームレス問題の授業づくり全国ネット)、佐藤功(大阪高生研)、竹内常一(高生研・全生研))
共催 大阪高生研(7月例会)

〇とき 2010年7月30日(金)12:30 開場・受付  13:00 開会
〇ところ クレオ大阪西(JR西九条駅より歩5分)
http://www.creo-osaka.or.jp/west/index.html
○会費 1000円(会場費、資料代ほか。高生研・全生研・ホームレス問題の授業づくり全国ネット会員は割引あり)
〇進行予定
・教材DVD「『ホームレス』と出会う子どもたち」視聴
・柏木修実践報告(途中まで)
・ワークショップ「柏木さんの実践を引き継いで、あなたならどうする?」
・討論(途中、北村年子ミニ講演やワークショップに関する竹内常一コメント等あり)
(終了予定:16:30。17:00まで延長の可能性あり。その後、交流会も予定しています)
問い合わせ・申し込みは 
taikanokaisin@occn.zaq.ne.jp(実行委事務局)まで

詳しくは、http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-f805.html 以下の記事を参照ください。

2010年7月19日 (月)

【立ち読み】待ち遠しきは夏休みすぐ過ぎ去りしものも夏休み(中)

【52発目】夏の思い出披露(5~20分ネタ)

 夏休みは朝から晩までクラブ漬けだった、って子も多いでしょうが、中には心に残る思い出を作った生徒もいるはず。休み明け最初の日に夏休みの思い出を書いてもらい、時間が余ったHRの時に一人一分程度で報告してもらう、というのはいかがでしょう。全員じゃなくても、何人か面白いエピソードがあれば使えます。できればA3ぐらいのサイズの厚紙にキャッチコピー的な見出しを書いておき、教卓の中に入れておきましょう。トランプのカードを引く要領で、「今日はこの人!」とアトランダムに選んで言ってもらうことにすると、ゲーム的な要素が加わってさらに面白いかも。

【53発目】お手軽席替え術(5分ネタ)

 なぜか生徒は席替えが大好き。でも時間がない! そんなとき、年に一回だけ使える「五分で席替え(ただし、仕込みは二〇分)」のワザを伝授しましょう。その仕込みというのは、口でいえば簡単なことですが、椅子の裏にチョークで番号を書いておくってだけのことなんです。でもこれ、いちいち一人で椅子をひっくり返して書いていったら結構大変です。掃除の際に椅子を机の上に上げさせて、「今日は椅子を下さなくていいからね~」と言っておきましょう。そして生徒がみんな帰ってから番号を書いておきます(番号を書いたシールを張っていく、という方法なら、さらに時間が節約できます。要は、生徒にばれないように椅子にナンバリングできればいいわけです)。で、生徒に悟られてしまわないように番号を書いた椅子は元に戻しておきます。後は生徒が「席替えしよう!」と言い出すのを待つばかり、です。黒板に座席表を書き、アトランダムに数字を書いていって、生徒に「椅子の裏を見てごらん。それが新しい席だよ」と言えば、あっという間に席替えは完了です。若干反則気味ですが、気になる生徒、配慮すべき生徒がいる場合は、その子の椅子の番号を覚えておいて、こちらが意図した席にする、ということもできます。

(つづく。『月刊HR』(学事出版)8月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 牧口誠司)

2010年7月18日 (日)

前任校の卒業生が本書きました。

サトウです。
高校在学中、停学6回。ムチャクチャやんちゃで多くの教師を悩ませたけど、とにかく学校が大好き。最後には卒業式で、最高に素敵な答辞を読んで卒業していきました。

「あのとき、学校やめんで本当によかった」


 今、彼は地元で起業し、電気設備会社の社長をしています。
 彼と同じように、「学校なんてもうやめたる!」と叫ぶ生徒を、私はときどき彼の会社に連れていきます。


「まあ、ヤケ起こすな。あとでぜったいやめんでよかったと思うから」

 高校生相手に自分の経験を語る彼は、「それでもやめたい」という生徒には、

「よしわかった。やめたあとの仕事先が決まってないなら、ウチで働け」

 自分の会社に雇ってくれます。

「中退者は学校に合わないだけで、ものすごいパワーを持つ者もいる」

 昨今の就職難のよのなかで、ただでさえ仕事がないうえ「中退」というハンデをかかえた若者を積極的に雇用してくれる地元中小企業経営者――その「すさまじい」までの原点を書き綴った本です。

● はねまる著『普通に普通の普通科で』(日本文学館) 1050円

本の内容はさておいて、彼のことを、ラジオ(ABC「ドッキリハッキリ三代澤康司」)が3回に渡って紹介してくれたんだけど、そのなかで、「中退」「虐待」「保護者クレーム」など、彼独特の熱い視線で、世相語ってます。
「学校」や「教育」について、多くは「そやそや、よく見てくれてるな」と共感しますが、そのなかで、「派遣村」に対しては、「世間の甘えの最たるもの」とひと言で切り捨てています。

「みんなイヤでもがんばってるんや。オレだって血ィ吐きながら、社員と家族守るためにがんばっている。ズルイぞ、派遣村!」

大阪高生研では30日に「自己責任」ワークショップを行います(右欄参照)が、さて、彼の問題提起はどうだろう?

トーク内容のすべては、下記で。お時間あったらぜひ聞いてやってくださいな。
(↓これできけます)

http://wwis.dip.jp/imr/pre/miyo.mp3

2010年7月17日 (土)

「史上最強の遠足」プレイバック!③

(前回記事、無人島に行く「遠足型同窓会」、スーパーで班ごとに買い物をして……つづきです)
            
みんな真剣に食材を選び、野菜とかは2班でシェア―買いをするなどして、ワイワイ買い物を楽んでいました。

 「地の島」到着。

 少し時間が早かったので、ちょっと休憩(海を見てはしゃぐ)してから調理にかかりました。
みんなそれぞれの1品を作り始めました。料理は、豚キムチ、オムそば、サーモンのマリネ、お好み焼き、ホットドック&焼きそばパンでした。お好み焼きはちょっと失敗だったかなーと思いましたが、どれもおいしく出来上がりました。
O先生にはご飯を炊いて頂き、カレーも作って頂きました。

 班で一つの料理を作るというのは、協力することや出来上がった達成感などを学べますが、「『皆で挑戦した・頑張った』という思いにもなれるなー」と思いました。いろんな発想があるのでお互いに刺激にもなっていたように思いました。
 そして、ビーチバレー大会!!これはかなり盛り上がりました。(負けた班が片づけ…罰ゲームです。)

   (S高校・D。つづきます)

2010年7月16日 (金)

【立ち読み】待ち遠しきは夏休みすぐ過ぎ去りしものも夏休み(上)

【はじめに】
最近は世知辛い世の中になって、教員の夏休みは減らされる一方ですが、それでもしばらく授業から遠ざかっていますので、休み明けはなかなかエンジンがかかりません。生徒も暑くてへばった顔をしているし、こっちもはじめからハイテンションで授業をやる気にならないのが正直なところ。ちょっとした小技を駆使しながら、少しずつ学校生活のリズムを取り戻したいものですね。

【51発目】一瞬で課題の返却が出来るワザ(5分ネタ)

これは同僚が編み出したワザなんで、偉そうに披露するのは気がひけるんですが、便利なんでぜひ使ってみてください。
夏休みの課題など、名前の入ったプリントを返す時、一人一人の名前を読んで配っていたのではとても時間が掛かってしまいますね。列ごとに回収したからまた同じように返せばいいや、と思ってたら席替えしていたり。そんなとき、生徒の力を使って一瞬で処理してしまいましょう。
やり方は簡単(でも生徒にはゆっくり説明してあげないと、理解できない子もいるみたいです)。①答案を列ごとに生徒の人数分ずつ機械的に配る。②生徒は選ばずに(ここが重要)上から一枚ずつ取って後ろに回す。③自分が持っている答案を、持ち主に渡す。これだけです。要領の悪い子は自分のを探そうとしたり、自分の席の近くの生徒のを選ぼうとしたりしますが、それをしていると時間がかかってしまうので、「選ばない、上から順番にとって回す!」ことを徹底してください。注意しなければならないのは、他の生徒に知られてはいけない個人情報がある書類についてはできないことと、新学期早々でまだお互いの名前と顔が一致しない時もできないということです。一年経っても全員の名前を覚えていないとぼけた生徒もいますが、その時はさりげなく座席表を見せてあげましょう。

(つづく。『月刊HR』(学事出版)8月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 牧口誠司)

2010年7月15日 (木)

「史上最強の遠足」プレイバック!②

(きのうの記事のつづきです)

まず、行きのバスでは、2つのサプライズを用意しました。

 その① 幹事の2人が、出欠をとります。その時に幹事の1人がいないことをみんなに気づかせ、その子の名前を呼びます。するとその1人が短大の制服を着て、バスガイドとして登場します。そして、1日の流れを説明。
みんな、制服にビックリしていました。ガイド役もまあまあだったでしょうか。(笑)

 その② もう一人参加者がいないことをみんなに話します。そして、いきなり音楽が流れて、バスの後部座席からなんと歌いながらO先生登場!!(30分ほど隠れていただきました。)
 これにはみんなビックリ&大喜び♪♪

2つのサプライズが終わると、全員にマイクをまわし、近況報告をし合いました。

次に班で座り、料理について話し合いました。 
 幹事たちは、「地の島」でビーチバレー大会をする計画で班(5班)を事前に作っていました。その班をもっと活用せねば!と、私が提案したのが「史上最強の遠足」で行なった「ST-1グランプリ」ならぬ「オリジナル料理選手権」です。これに、幹事ものってくれました。
 1人¥1000(1班3、4人)で、1品料理を作る。教員二人が審査員。
 スーパーで班ごとに買い物をしました。

(「当日いきなり買い物」は、先日の「遠足」で学んだワザ。つづきます)

2010年7月14日 (水)

「史上最強の遠足」プレイバック!①

S高のDです。
 先週の遠足(※大阪高生研6月例会企画「史上最強の遠足」)お疲れ様でした。そして、楽しい一日有難うございました。

 私は、バスの手配役をしました。バス会社と何度も連絡を取りながら、交渉の仕方を勉強する事が出来ました。そして、座席表だとか、マイクが使えるか、音楽が流せるか、など事前に聞いておかなければならないことがたくさんあることがわかりました。(バスレク班さんからの問い合わせで気づきました。有難うございます。)

 当日、バスが来るまでドキドキしてました。でも、バスが来て、皆さんが乗り込んだらほっとして、買い物やいよやかの郷では、満喫している自分がいました。(笑)本当に楽しかったです。有難うございました。

そして、早速「史上最強の遠足」の一日をプレイバックするように、昨日卒業生たちと、一年前に行った「地の島」へ行ってきました。 題して「6くみ~ず同窓会 in 地の島」です。(3年6組でした。)
人数は卒業生18名と教員2名(1年前、一緒に行っていただいたO先生と私・Dです)
行程は次の通りです。
 学校集合 ⇒ バス出発 ⇒ 初島近くのスーパー(松源)で買い物(班で食材を購入) ⇒ 「地の島」到着 ⇒ 班で調理開始 ⇒ みんなでいただきます ⇒ ビーチバレー大会 ⇒ 負けた班が片づけ(みんなで) ⇒ バス出発 ⇒ 学校到着・解散

今回の遠足は、3人の女子(短大が一緒)が立案、企画、連絡、準備をしてくれました。(私はバス・渡船の手配と打ち合わせに参加。)

        (つづきます)

2010年7月13日 (火)

 夏にこんなのやります。「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ⑤

7月30日(金)予定のワークショップのご案内、長くなりましたが、もう1回だけ。

 一緒に発起の柏木さんから全生研のMLに案内を載せていただきました。
 竹内先生も後押ししてくださっているようで、早くも愛知教育大の方や京都の方からも申し込み。現在参加者は28名。熊本高生研からも遠路お2人が参加されます。大阪高生研の皆さんも「当然行くよ」という方、50人定員なのでお早めに意思表示くださいね。

 さて、このワークショップ、タイトルは「自己責任」「アリとキリギリス」論を『斬る!』だとか『打ち破る!』ではなく、『「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?』と問いかけのカタチになっています。
 これは、前回にも書きました、サトウ個人の問題意識によるところが大きいです。

 ぼくら教師は、生徒たちに「がんばれ」と言うことばを、ホント、よくかけます。
 最近、「がんばれはよくない」という言辞も聞くけど、サトウはあえて、「がんばれる者はがんばるのが基本だ」と生徒に迫っています。

 
「がんばれない情けない自分がいてもいいやん。でもそれをしっかり認めたうえで、どうしたらがんばれるのか、いや、がんばりたいと思いたくなるのか、一緒に考えていこうよ」 と。

 
 結局は「キリギリスさんもアリさんをめざそうよ」と言ってるし、「自己責任論はダメだ」という一方で、「これだけ手を尽くしたんだから、結局それに乗る、乗らないはアナタ次第よ」なんて、実質的に、選択を相手にゆだねていることもよくあります。
 そして、感覚的に、それではいかんなあという思いはあります。
 でも、実際のところ、どうなんだろう?

 だから、「「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?」。
 この日1日で結論出るとはとうてい思えませんが、何らかの示唆を自分自身いただけたらなあ、と、一番楽しみにしているのは(いつものとおり?)サトウ自身です。

 う~ん。立派な「勤務地を離れた自己研修」だ。
 しっかり夏休みの研修扱いで参加しよっと。

<当日のプログラム(予定)>
①生徒たちもみた、DVD「『ホームレス』に出会う子どもたち」視聴
②柏木修氏実践報告(途中までで止めてもらいます)
③「ストップモーション」形式で、ワークショップ「柏木さんの実践を引き継いで、あなたならどうする?」(参加者で班をつくり、授業展開案を考えます)
④討論(ここで適宜、竹内さんや北村さんのミニ講演・コメントももらいます)

 会場費、資料代として1000円の参加費。ただし、高生研、全生研、ホームレス問題の授業づくり全国ネット会員は割引あります。
 終わってから、時間の許す範囲で、交流会を近く(西九条or福島)で行います。

 50人定員の部屋を取りましたが、高生研以外の方の参加も見込まれ、定員超えのウレシイ悲鳴もあるかも? できるだけきちんと参加確認を行います。「いくよ」と言っていただける方、実行委員会形式のこの会ですから、「実行委員として仕事やったげるよ」と言っていただける方、ぜひ、お早めにtaikanokaisin@occn.zaq.ne.jp(サトウ)までメールくださいね。

2010年7月12日 (月)

【速報】札幌大会交流会で、西谷文和さんの「「最新アフガン報告会」を企画(上)

 昨年の大阪大会交流会でイラク情報を報告してくださったジャーナリストの西谷文和さん。先月(6月)もアフガニスタンに取材に出かけ、そのもようは6月29日の「報道ステーション」にて放映されました。

 そんな西谷さんが、なんと高生研札幌大会の期間中に札幌の「医療9条の会」に招かれ、報告を行うらしいで……そんな情報をいち早く知った大阪高生研・西村、「せっかくだから高生研でも報告してくださいよ」の打診に、フットワークの軽い西谷氏、

「いいですよ」

 と即答。おまけに大阪高生研企画の「新得アフターツアー」まで同行を模索中だとか。

「08年10月から10年1月まで、撮影してきたアフガン、イラクの映像を新作DVD「GOBAKU」にまとめました。DVDは一枚1千円で7月下旬から販売しますが、以下は予告編です。現在進行形で進む「オバマの戦争」の実態をぜひご覧ください。
このような戦争を続ける米兵は、沖縄から出撃していますね。
そんなことも含めて、ぜひ広げて行きたいなと思っています。

http://www.youtube.com/watch?v=jLQm2xsNcnM&sns=em

でご覧ください」(西谷さんからのメール転載)

 上記、DVDの内容、前回DVDにも増して目を覆いたくなるようなもの。
 2つめの「大阪主催交流会」の内容についても、以下、連続で紹介していきます。
               (つづく)

2010年7月11日 (日)

夏にこんなのやります。「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ④

(つづきです)

 生徒のなかに巣くう「自己責任」論や「がんばっているアリは助けるべきだけど、がんばってないキリギリスは自業自得(=アリとキリギリス)」論は、私たち「教師」や「学校」のなかにいっぱい渦まいているものなのかもしれません。

 おりしも、今年の全生研の全国大会は、おまかせHR研究会がサブ本拠地とする滋賀県・長浜が舞台。高生研大会(札幌)が例年より1週間遅れの日程だったために、7月31日(土)~8月2日(月)までの大会日程は、高生研とカブりません。なおかつ全生研、今年の大会テーマは、「<反貧困>に取り組む子ども集団づくりの課題を明らかにしよう」ということで、7月31日(土)の初日には、竹内常一さんと北村年子さんのジョイントシンポがある。もちろん、そこには柏木さんも来られるだろう。何かできないか?

 さっそく、柏木さんにメールを送り、「全生研大会前日の7月30日(金)に一緒に何かしませんか。大阪で」とお願いしたところ、快諾。
「全生研のメンバーにもホームレス授業のメンバーになっている人もいます。そちらの方や全生研メーリングリストでも呼びかけましょう」
  こう言ってくださり、先の5月、高生研全国委員会(東京)の帰りに柏木さんと初対面、概要の打ち合わせをしてきました。

 大阪高生研も最近の研究テーマと合致することから、「7月例会」にからめて全面応援。しかし、組織同士のコラボとなると、組織の機関決定等必要となるので、柏木、サトウが個人で発起した実行委員会が主催。ここに竹内常一さんも「行くよ」と言ってくださり、柏木さんと連絡を取ったり、おおさか生研の方や全生研ML登録の方に声かけしてくださってます。北村年子さんも30日から来阪予定で、「ホームレス授業」のメンバーにも伝えてくださってます。この4人を発起人として、今回のワークショップが立ち上がりました。

 さて、場所は西九条のクレオ大阪、50人入る研修室を押さえました。「ワークショップのあと、長浜に移動する方がおられた場合、西九条は便利だ」という、もちろん、「鉄」のナカムラのアドバイスも受けての選定です。

 さて、どうなることやら?
(もう1回つづきます)

2010年7月10日 (土)

 夏にこんなのやります。「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ③

 つづきです。

 
  この女生徒の「ホンネ」の声に触発?されたのか、出てくる出てくる。「ホームレス」支援の方からすれば、「これはキツイなあー」と思われるまでの生徒たちの声、続々。

 
●ホームレスに無料でおにぎりをわたすことは、捨て猫にエサをやっていることと似ているのではないか。「無料」でわたしていることによって、「人間」として見ていない。「かわいそうな人」と思っておにぎりを渡している。そういった活動は、自分の自己満足ではないか。
●ホームレスって、リストラとかされて、もう働く気を失って「頑張って努力」をしない人だ。そこから、たくさん努力すればいいが、もうあきらめている。そこで手助けをすると甘やかしている。ダンボールを集めたぐらいでホームレスは努力したつもりだろうけど、違う。ホームレスの人は自分をなぐさめている。死ぬ気になれば、人は何でもできる。それをしようとしていない。おにぎりを渡すことによって、自立しない。これでいいやって思ってるだけ。逃げ。
●やっぱり自分がいけなくてホームレスになったわけだから、甘えてちゃいけないと思う。高校などを中退したのも自分のせいだし、派遣会社に勤めたのも自分がいけないと思う。
●いくらあのDVDを見てもやはり「ホームレス」の人は「こわい」などと思ってしまいます。
●私も気持ち悪い、汚いと思う気持はぬぐえない。

 さて、この「生徒会本部役員の女子生徒」の意見を、柏木さんは「意外」ととらえ、「この意見を何とかして変えてもらうための教材を用意し、考え直させたい(※もちろん、「道徳的な教え込み」にならないよう)」と考えて授業を展開されておられます。しかしサトウの感覚では、この生徒の意見は、決して「意外」なものではない。生徒たちのなかに(あるいは教師なかにも)数多く見られるものではないか。そもそも、「あの人たちの生き方に共感はできない。かと言って、暴力をふるったりするのは絶対だめだ」と考えることは、1つの到達点として「あり」なんじゃないか、とも思いました。

   さて、この感想をどうみる? このあとの指導は?

             (つづきます)

2010年7月 9日 (金)

新潟“行商”に行ってきました。

 佐藤です。
 
 
 先の週末、新潟の公立、私学の組合の先生方にお招きいただき、おまかせHR研究会の“行商”をしてきました。
 中村、西村、牧口、佐藤の4名。
 ナカミについては、「札幌大会応援ブログ」に牧口さんが書いていますので、どうぞそちらをご覧あれ。(7月7日付け)
 
 さて、乗りのいい参加者各位のご協力を得て、われわれのワークショップが晴れて終了。
 最後に夏の札幌大会ご案内をおこなったところ、参加者の1人、A先生(新潟・某私学勤務)が、
「続いてご案内させていただきます」
 と、立ち上がりました。
 
「来週、新潟高生研の例会があります。興味ある方、ぜひ、ご参加ください」
  
 不勉強の佐藤は、新潟高生研と言えばいつも西村さんとプロレスごっこをしている若手のTさんやその同僚、Nさんしか知らなかった。
 しかし、Aさんが続けておっしゃることには、
「参加者数は少ないけれど、2ヶ月に1回、ずっと例会を続けています」。
 
 その夜の懇親会では、A先生の実践(※露骨な「組合つぶし」を企てる経営側&その息のかかった学年団教師たちとたたかいながらクラス実践をすすめていったもの。思わず「沈まぬ太陽」を思い出した)をじっくり聞きました。
 ほかの新潟の先生たちからも、
 
「高校生活指導、毎号楽しみなんですよ。最近の特集テーマ、おもしろいですね」
「若いころの自分の夏休みは、私教連の大会と高生研の大会をはしごするのが恒例でした。高生研に育ててもらいました」
  
 など、「高生研話」が続々。
 ここ数年、大会や全国委員会に顔を出させてもらい、「最近の高生研」をわかった気になっている自分を恥じました。
 全国500人の会員の方々は、ぼくなんかの全然知らないところで地道に実践を積んでおられ、「高校生活指導」を楽しみにしておられるんだ――。
  
 われわれを新潟に呼んでくれた同組合の若手役員・Yさんを口説いて、札幌大会参加者1名GET!
「新潟からYさんを派遣します。しっかりいまの高生研をみてきてもらいます」
 と、新潟の皆さんから。
 
 
 そう言えば、札幌大会のテーマは「つながりなおし」だったよなあ、しみじみ思い起こした越後の旅でした。

2010年7月 8日 (木)

夏にこんなのやります。「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ②

 つづきです。

 このワークショップが生まれた経緯を書きます。

「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」は、昨秋「この人にきく」でお呼びした北村年子さんが共同代表の1人をつとめておられます。この会、メーリング・リストを持っており、牧口さんやサトウほか、高生研からも何人かが登録しています。
 ここには全生研所属の方もおられ、全生研常任の柏木修さん(神奈川・中学校)が、「ホームレス」をとりあげた授業の記録を投稿しておられました。

(当「全国ネット」が作成した「『ホームレス』に出会う子どもたち」というDVDを見せた際の生徒の感想報告から)

「生徒たちは、自分より年下の子どもたちがこのような活動(※子ども夜回り)をしていることに一様に驚きながら、ホームレス状態の人にも共感した感想を書いていた。
 しかし、ただ一名、生徒会本部役員の女子生徒が、意外な作文を書いていた。
「あまり素直な気持ちになってDVDを見ることができなかった。自分が計画的に生活していなくて失敗してしまったのに、偉そうに語っているのが、ムカついてしまった。やっぱりこう思うことは失礼なのかもしれないけど、気持ち悪い、汚いと思うキモチはぬぐえなかった。
 しかし、そのような野宿生活者に対し、暴力をふるうというのは、よく分からない。『手助け』までした方が良いとは思わないけど、そのようなキモチは、おさえないといけないと思う」 

         (柏木修「ホームレス問題をどう考えるか」より抜粋)

  こんな「ホンネ」の声を大切にされるところが、柏木さん(国語の先生。この時点では会ったことがありませんでした)の「生活指導派」たる真骨頂。この女子生徒の意見を基軸に、授業は連続で展開されていきます。

(つづきます)

2010年7月 7日 (水)

夏にこんなのやります。「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ①

 7月例会担当の1人、サトウです。
 6月例会の「遠足」も好評裏に終え、さて次なる企画は……?

 大阪高生研7月例会は、7月30日(金)、西九条の「クレオ大阪」です。
 午前中は田中容子さん(京都)の基調学習会。
 午後は、全生研常任の柏木修さんとのコラボ。こちら、大阪高生研7月例会と兼ねて、竹内常一さんや北村年子さんも交えてのビッグな会になります。なかなかおもしろい内容になりそう。
 何回かに分けて紹介させてください。

 まずは概要を。

  ★ワークショップ★「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!
                     ~「ホームレス問題の授業」展開を題材に~
 
主催「自己責任」「アリとキリギリス」論ってどうよ?!ワークショップ実行委員会
(発起人:柏木修(全生研神奈川)、北村年子(ホームレス問題の授業づくり全国ネット)佐藤功(大阪高生研)、竹内常一(高生研・全生研))

〇とき 2010年7月30日(金)12:30 開場・受付  13:00 開会
〇ところ クレオ大阪西(JR西九条駅より歩5分)
〇進行予定
・DVD「『ホームレス』に出会う子どもたち」視聴
・柏木修氏実践報告(途中まで)
・ワークショップ「柏木さんの実践を引き継いで、あなたならどうする?」
・討論
 終了予定16:30 (その後、交流会を予定しています)
○参加費 1000円(会場費、資料費等。高生研、全生研、ホームレス問題の授業づくり全国ネット会員は割引あり)

○問い合わせ・申し込みは  taikanokaisin@occn.zaq.ne.jp(実行委事務局)まで

<以上。詳細つづきます>

2010年7月 6日 (火)

7月30日は7月例会。午前中は、これ。

   長い長い1学期、おつかれ様でした。ゴールはそこまで見えてきました。振り返ればこの3ヶ月、「あんな取り組みをしたい」「こんな授業をしたい」の思いはどこへやら、生徒たちの厳しい現実にきりきり舞いでフラフラに。一息ついたこの時期に、じっくりと学んでみませんか?

企画その1「発題者ご本人を招いて……北海道大会基調発題を読む」
 昨年、全国大会レポート『俺ら、日本人やのになんで英語、勉強せんとあかんねん』で参加者の共感と感動を呼んだ、あの京都高生研の田中容子先生(園部高校)が、今年の全国大会基調発題を担当。ご自身の豊富な実践をベースに練られた「基調」は、それ自身が一本のレポートであり、今日の教育問題解決への方途を指し示す研究報告でもあります。はんなり京言葉での優しい語りと、生徒を見つめる瞳のあたたかさと確かさ、時折見せるぞっとするような切れ味鋭い分析‥。そのすべてに、クラクラ。

 わざわざ京都から早朝出発で来られる田中さん。
 大阪南部の某私立高校では「田中容子先生と出会えるなら、その日は3者懇談会を外してでも!」と、早くも大きな反響が。1学期の締めくくり、田中先生の基調に学んで秋からの取り組みに備えましょう。

〇とき 2010年7月30日(金)9:30 開場・受付・開会
〇ところ クレオ大阪西(JR西九条駅より歩5分)

                    (藤田隆介)

2010年7月 5日 (月)

史上最強の遠足!?

みなさん、こんばんは。長野仁志です。史上最強の遠足から1週間が経過しました。大阪高生研のML上では感想がしだいに寄せられつつあります。私自身も本当に楽しかったなあという思いです。

若い先生たちが、いろいろ企画もされて運んでいったこと。泉州再発見というコンセプトで“遠足”の中味をより充実したものになったこと。食材を買ったり、調理をしたりという班活動のとりくみも遠足の醍醐味を味わせてくれましたし、バスレクレーション、お寺参詣、井坂酒蔵などなど、たいへん充実した内容でした。

「次は修学旅行」という声もありますが、今度は大阪市内や北大阪でこういう企画ができるといいなあと思いました。

2010年7月 4日 (日)

北海道大会交流会のご案内

みなさん、こんにちは。首藤です。夏の大会もあと1ヶ月余りに迫ってきました。楽しみな企画も多くて、待ち遠しい限りです。思えば北海道は修学旅行の付き添いで行って以来、7年ぶりかな・・・?

さて、大阪発の交流会のお知らせです。大阪高生研では、8月6日(金)に交流会を企画しています。昨年12月にNHKの福祉ネットワークという番組で取り上げられた「札幌星園高校」のとりくみに学ぶという企画です。札幌星園高校はこの3月に閉校になってしまったのですが、教師やカウンセラー、企業の経験者の方々の協働による進路指導をしていて、そのとりくみの様子が丁寧に取材されていました。その続編も、つい先日NHKの「ヒューマン・ドキュメンタリー」で放送されたところです。今回、この星園高校に研究者としてかかわってこられた北海道大学院生の方に、星園高校のとりくみをいろいろお聞きして、教育と福祉の協働の視点をさぐろうという交流会です。詳細はまたいろんな機会でアップしていきます。ぜひ、よろしくお願いします。

2010年7月 3日 (土)

「史上最強の遠足」は、やっぱり「最強」だった!?⑤

 帰りのバスレク。やっぱり大いに盛り上がりました。Mさんが司会。班長さんと班長に指名された人が今日の感想を発言。

「すごく楽しかった。」「今日のコンセプトは面白かった。生徒になった気分で楽しかった。」「私たちの仕事は子どもたちを愛すること。今日の遠足を生かして生きたい」などなど。

 今日の遠足の原案はKさんですが、Kさんは自分で手をあげて「いよやかの里が、色づけされていくのを楽しみにしていた。南大阪のいいところがわかった。生徒にもやっとわかるようになったと言いたい。」と言っておられました。地元出身の若手・Sさんも「岸和田出身のぼくが、とても楽しかった。自分たちで鉄板焼きをつくるのが良かった。」と発言されていました。今回は、現地企画班にはずいぶん苦労していただきました。その様子はこれまでMLにも流れていたところです。

 ここで、高校生のKさんから、TS-1グランプリの発表です。順位は1位トキ班 2位カピパラ班 3位 ゾウ班 4位クマ班となりました。1位と2位には手作りの表彰状がプレゼントされ、盛大な拍手に包まれました。

 そして、いよいよ大詰め。今日の参加者のいいとこ探しと、参加者一人ひとりへの感謝の意味もこめて「○○なMVP」発表です。

 「○○な」を紹介すると・・・「うちわ扇ぎすぎMVP」「調理ができましたMVP」「全くやる気なしのMVP」「お気楽なMVP」「うそも方便のMVP」「かわいこ100倍のMVP」「炎なMVP」「和歌山なMVP」「元気で素敵なMVP」「1日感謝のMVP」などなど。

 それぞれに書いてある理由が楽しかったですね。担任のHさんも最後にMVPで紹介され、盛大な拍手を浴びていました。

 そして、とうとうなんばに到着。ほぼ予定通り。楽しい遠足を終えることができました。(おわり。首藤広道)

2010年7月 2日 (金)

「史上最強の遠足」は、やっぱり「最強」だった!?④

(昨日記事のつづきです)

ここまで、だいたい時間通りの進行。帰ってくると、片付けがほぼできあがっていました。感謝感謝。そこから、バスに乗って、今度は井坂酒造の酒蔵見学。リクエストでバスレク班が再びゲーム。今度は「伝言連想ゲーム」で盛り上がりました。これは、最初の御題がどんなふうに連想されたのかを振り返るのがミソ。なかなか笑えました。使えますね。

さて、井坂酒造。泉州に残る数少ない蔵元。「三輪福(みわふく)」という銘柄を作っています。ご主人が、酒蔵に案内してくださり、丁寧にお酒の作り方を解説してくださいました。蔵を出るとそこには試飲のお酒が。「待ってました!!」とばかり、ふくよかな味わいを楽しみました。お土産にお酒を買って帰る人もたくさん。私も、2本買いました。そして、一同は岸和田のだんじり会館に向かいます。

 ここでもバスレク。というか、ここでは「○○なMVP」をみなさんに書いてもらいました。「○○なMVP」を3名書けるようになった紙を配って、みなさんが思い思いに印象に残った人をあげて、「○○な」ところを書くというもの。これを帰りのバスレクで発表しようという企画です。H担任の、「こんな風に見てくれてたんやあ。というのを出し合いたい」という趣旨の企画です。みんなの「いいとこ探し」ですね。

 そして、「だんじり会館」に到着。ここでもSさんが手配してくれて、館内を係りの方に案内してくれました。Sさんはだんじりの町育ち。思い入れも一入だったと思います。体験コーナーでは、だんじりに乗る人や鐘・太鼓を叩く人。遠足でこういう「体験」もやっぱり大事ですね。  ……もう1回、つづきます。

2010年7月 1日 (木)

「史上最強の遠足」は、やっぱり「最強」だった!?③

(つづきです)

さて、「遠足」では絶対ないはずのお酒も入って、みな上機嫌。やはり同じ釜の・・・いや鉄板の飯を食うと親密度も深まります。Tさんは川べりで寝そべって、落ちるちゃうかと思う風体。NIさんは、ハーモニカ片手にあっちうろうろこっちうろうろ。みなさん、あちらこちらの班に味見に行きつつ、交流が深まっていきました。昨日は大雨でホンマに心配したのですが、さすがに「晴れ男」のNAさんがいただけあって、雨も遠慮したようです。日差しが強くて日焼けした人多数でした。

 おなかもいっぱいになって、Wさんによるシャボン玉のパフォーマンス。これが、本当にきれいによく飛びました。洗剤とのりの配合についてもレクチャーがあって、こだわりを感じました。

この後、ちょこっと片付けて、一堂は牛滝山大威徳寺に。現地企画班で事前にご住職にお話を伺う段取りをつけてもらっていて、由緒ある寺を参詣。ご住職が、ご本尊の牛に乗った明王を開帳してみせてくださいました。室町時代の創建になるお寺は深い木々に包まれ、雨上がりの水気をふくんだ空気に包まれて、曇天ながら、清澄な感覚を覚えました。5分ほどいったところに「一の滝」があり、雨上がりで、豊かな水量が豪快に流れ落ちていました。マイナスイオン・森林浴でリフレッシュされました。滝つぼに浸かってびしょびしょになっているのは、Mさんでした。

(まだまだつづく)

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