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2010年8月23日 (月)

生活指導について(下)

 きのうの続きです。
「原稿書いてもいいけど、そもそも私、「生活指導」の意味がわかりませんというTさんに対して、『高校生活指導』秋号編集長の  U先生(埼玉)からのお返事、後半です。

<以下>

 先日、自分の職場で文化祭の食品取扱規程改正をめぐり職員会議で議論がありました。生徒に食品衛生を考えさせる指導をする大事な機会なのだから、生徒の正当な要求には応えるべきだとの改正提案と、ルールを緩めると生徒はさらにもっとひどいことをするからルールを緩めるべきではないとの理屈がぶつかりました。ルールを緩めるべきではないと主張する人たちは、実際には生徒達に事細かな不必要な手続き・ルールを機械的に押しつけるだけで、必要な指導をしていないのですが、その点を議論することが出来ず、この改正提案は否決されました。このとき、ルールを緩めると生徒は際限なくルーズになると不安を煽る理屈に、十分な議論をつくることができずに否決されました。

 こういった、ルールを守らせないと、ルールを緩めたら、生徒はどんどんいい加減なことをして、教師の指導が入らなくなる、学校がますます荒れて大変になる、といった不安をあおる主張は様々な場面で出てきくるのではないでしょうか。(もちろん生徒の安全に関わるような、何が何でも守られなければならないルールもありますし、生徒の状況によりいろいろな場合がありますが)

 学校秩序への適応主義といったらよいのでしょうか。実質的に学校でなされていることの多くが、権威性の維持のためであったり、適応を強いているだけで、生徒が実質的に育つことには役立たないと思える場合が多々あります。生活指導は、それに対抗するものです。

 出発点としてTさんの言われた

>授業中に化粧したり、私語が止まない生徒に、「つまらない・生徒にとって意味ない(と教師ですら思うような)」授業をしているときは、「化粧するな」とか、「しゃべるな」とか言いにくいなあという感性を教師は持たないといけない・・・

 これは、大事な感性ですね。
 おそらく、こういった感性をお持ちの方であれば、様々な場面で生活指導的なことをされているのではないでしょうか。
 テーマは、「生活指導と授業」としてありますが、Tさんが日頃やってこられている、こういったこういった感性から出発した指導を、小さなことでもよいですから、整理して書いてみてはどうでしょうか。

  <以上>

 編集担当のIさんから、「秋号、全部の原稿が揃い整理校正が済み、印刷所へめでたく入稿された」との連絡をいただきました。
 完成が楽しみです。

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