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2010年10月28日 (木)

【立ち読み】芸術の秋に思いをのせて(中)

      【63発目】目指せ「俳句甲子園」(30分)
 
 せっかく俳句や川柳の楽しさを知ったのだから、自分たちでも作ってみたい。とはいえ、作って個人で楽しむだけでは少し趣もない。そこで、発表する機会を設けてみるのはいかがなものだろうか。
 近年、少しずつ注目を浴びている俳句の全国大会に『俳句甲子園』がある。『俳句甲子園』ではチーム対抗でディベート形式が採用されているが、まず、ひとチーム5名程度に別れ、グループで兼題にあった俳句を詠む。(このとき兼題は「文化祭」などにすると振り返りとして使える。)そして、グループの中で「一押し」「二押し」「捨て難し」の3句を選び、それぞれ選んだ句のよいところを1分程度で説明し、相手チームは分析、質問、批評をする。両チームの質疑応答が終われば、審判が判定をする。
 この形式のよいところは、自分たちの選んだ句のよいところをクラス全体で共有することができるし、場合によっては鋭い意見なども出たりする。大事なことは、決まり切った形式の感想文ではなく、短い言葉でいかに肝心な部分を表現できるか。
行事ごとに振り返りをしていれば、全国大会も夢ではないし、クラスで「俳句甲子園」に出るという目標を持ってみてもおもしろい。

【64発目】オリジナルの季語作り(20分)

俳句で行事ごとの振り返りをするからといって、季語を「体育祭」や「文化祭」で済ましてしまうのももったいない。せっかくだから、季語も作ってしまおう。作るといっても、仰々しくするのは肩がこるので、既存のやり方―KJ法―などを積極的に使いたい。
まず、5名グループに分かれ、模造紙と付箋を配布して、振り返りたい行事で印象に残っているワンシーンをできるだけたくさん付箋に書かせて挙げさせよう。挙げるだけならたくさん出てくるが、そこで、「リレーでバトンを落としたこと」といった言葉が出てくれば、「途切れたキズナ」という具合に表現の仕方を変えさせてみる。この作業の意味は俳句のフレームに当てはめるという意味もあるが、なぜその言葉を選んだかを考える機会も含まれている。俳句という限られた文字数で表現するには、なぜその言葉を選んだかが相手に伝わることが大事であるし、いいトレーニングにもなる。こうして生まれた季語が多くの生徒の支持を得れば行事の思い出も深まるだろう。

(つづく。『月刊HR』(学事出版)11月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 三木啓司)

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