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2010年11月28日 (日)

みんなが幸せ大作戦②

(つづきです)

●事前指導
 事前に1時間、来ていただくお2人のプロフィールを、出演されたテレビやラジオ番組をみせ(聴かせ)ながら紹介し、生徒たちにはこの授業の「ねらい」を以下のように伝えました。

<ねらい>
・労働者にはどんな権利が法律で定められているのかを知る。
・その権利をどう使えばうまくいくのかをさぐる。
・いっぽうで、経営者の思いや悩みなどを知る。
・そのうえで、経営者には使用者としてどんな義務が法律で定められているのかを知る。
・「敵」をつくってたたきのめすのではなく、「みんなが幸せ」になるためには、立場の違うものがどう共同しあい、社会をつくっていけるのかをさぐる。

 生徒たちからお2人への質問を書いてもらい、当日は、それに答える形で話しを進めてもらいました。
   中嶌さんへの質問では、「労働組合とかいまいちわからないのでくわしく聞きたいです」「団体交渉は最低どのくらい、最高どのくらいの月日がかかるのですか」と言った組合運動の実情のほか、「どうしてこの活動に参加することになったのですか」と言った中嶌さん個人に対する質問も多々ありました。
 一方、羽田さんへは、「経営者になるときに苦労したことは何ですか」「一番たいへんだった時期はいつですか」「会社側は団体交渉をされてどう思うのか。団体交渉をしてきた相手と会社はちゃんとお互いが納得して和解できるのか」など。そして、お2人両方への質問として、「この仕事について、やりがいはなんですか」「自分のなかで大切に守りつづけているものはありますか」「社会に出て行く私たちに気をつけた方がいいアドバイスがあったら聞かせてください」など、多様な質問がありました。

●本番前の打ち合わせ
 さて、羽田、中嶌お2人ともが、「事前に1度、両者で顔合わせをしたい」と希望されました(羽田さんからは「一緒に飲みたい」と)。
 授業の一週間前、生徒たちに書いてもらった質問を携え、南森町の某居酒屋で中嶌、羽田、佐藤とで「打ち合わせ」と称して飲みました。
 羽田さんは、かつて、「ぜったい理不尽だ」と思うような団交経験を持っておられます。
 会社に多くの虚偽報告をして大損を出した社員が、のちに「組合」と称する人を引き連れ未払い賃金を支払えと言ってきた。
 ていねいに顛末を説明し、「組合」の方にも「それはアンタ(※退社した社員さん)が悪いわ」と言って帰ってもらったものの、「組合とは労働者のためならどんなに非があっても会社を団交で追い詰めるものなのか」との不信が残ったと言います

「いつか生まれてくる自分の子どもにしっかり誇れる仕事がしたかった。人材派遣会社の社員をやめて組合専従になり、収入は3分の1になってしまった。けれど毎日が充実してます」(中嶌さん)
「「家族」は自分のなかで大切にするものの優先順位一番だ。でも、現実は厳しい。会社を倒産させないために、子どもたちの生命保険を担保にしたり、解約したりしてお金を借り、給与の支払いにあてたこともある」(羽田さん)

 これらのイタイ本音話しを共有しあい、「顔を合わせて語り合う、理解しあうのは大事だなあ」を実感しました。

                          (つづきます)

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