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2010年11月23日 (火)

【立ち読み】相手に伝える&思いやり実感の小ネタ(上)

学校内のビッグイベントである体育祭・文化祭も終わると、クラス単位でのHR時間が増える。楽しいことを企画し実行するリーダーは、先のビッグイベントで育っただろうか? 先輩の指示に従うだけでは次年度のリーダー候補は育たない。クラス運営を通して、自主性と協調性の大切さに気付いて欲しいもの。

【66発目】私の“1分”(10分)

 初任者研修にて「これはイイ!」と思ったものをひとつ。準備物はストップウォッチ。

 クラス全員を起立させ、担任はこう告げる。「これから、このストップウォッチで時間を計ります。皆さんはその間、目を瞑って心の中で1分を感じてください。ここで1分!と思った時点で着席してください。」意外なことに、みんな素直に目を閉じる。「では、計ります。よーいスタート!」お察しの通り、うっすら目を開けて様子を窺う者もいるが、目を瞑らせることにより教室が一気に沈黙の雰囲気となる。

 40秒を過ぎた頃、続々と生徒が座りだす。席に着いた生徒は目を開けてよいが、しゃべってはいけない。まだ座っていない生徒が、腕で腿をたたきながら時間をカウントしている姿が見える。周りの着席するザワザワした雰囲気に釣られて着席してしまう生徒もいる。最後の生徒が着席した時点で計測終了。担任は一番初めに座った生徒と、1分ジャストに座った生徒、一番後に着席した生徒のタイムを記録しておく。

 実のところ、初任者研修で体験したこのワークショップが何を教訓としているのか、肝心のところを覚えていない。しかし、私自身がHRで実践した時にはこのように生徒に言ってみた。

 「一番初めに座ったのはAさんで、41秒でした。1分ジャストに座ったのはBくんです。一番後はCくんで、2分5秒でした。」1分ジャスト近くで座れたことに生徒は喜び、そこから早くも遅くも離れた生徒は悔しがる。しかし、大多数の生徒は自分自身のカウントを頼らずに、周りの雰囲気で座ってしまう。周りに流されやすいということと、周りに気遣いができるという二つのことがわかる。この場では後者について言及。「このクラスには周りを思いやれる人が多いですね。授業でもクラス企画でもその気持ちを大事にして欲しいです。」

(つづく。『月刊HR』(学事出版)12月号発売中。おまかせHR研究会の連載「スキマ時間の小ネタ100連発」今月の担当 豆井洋子)

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