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2011年1月15日 (土)

習熟度別授業に関する紙上討論①

 某国立大学で講師をしているHです。教養科目「教育学」で取り組んだ「紙上討論 習熟度別授業の是非を問う」を紹介いたします。

この授業は、教育学部とその他の学部の一回生が主に受講しており、山田洋次監督の映画「学校」を観て「学校とは何か?」を考えるところから始めています。
 11月に、コメニウスなどの思想についても話しながら、『習熟度別授業で学力は育つか』の中学校の数学授業を中心に、習熟度別授業の実態を講義しました。それを受けて、習熟度別授業に賛成か反対かを理由とともに書いてもらい、17名の意見をピックアップして翌週に配布しました。そのなかから、賛成ひとつ、反対ひとつを選び、その理由を書いてもらうという流れで紙上討論をしました。

 以下、学生の記述を短縮して一部掲載します。

○習熟度別授業に賛成

・理解するのが遅い子たちは、クラスを分けられたことに劣等感を抱くかもしれないが、それをバネとして自宅学習に身が入るかもしれない。
→この意見に反対:劣等感をバネに頑張れるのはほんの一部の一だと思うし、そこで頑張れるなら一つのクラスにしていてもがんばれるはず。

・目標の高い子が勉強しない子と同じ量の勉強しかできない環境になぜおかれるのか理解できないし、問題数をこなすことが望みなら、それをかなえてあげることも学校の役割ではないか。
→この意見に反対:これでは、エリートとそうでない人の差をどんどん広げていくことになる。この意見は、学習塾では通っても、公的な平等を目指す学校では通ってはいけない。

    (つづく。次回は反対意見を掲載します)

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