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2011年5月12日 (木)

【立ち読み】早蕨・4月号⑥ 弁護士・下川和男のお薦め本②「ルポ若者ほーむれす」

ご存じ下川弁護士の「お薦め」です。

「ルポ若者ほーむれす」
              飯島裕子・ビッグイシュー基金
                     ちくま新書 760円+税

同書は、ビッグイシューにかかわった20代・30代のホームレス50人に対する聞き取り調査を基にして、「若者ホームレス」の実態を探ろうというもの。

まず、「ホームレス」といっても、通常イメージする「ホームレス」とはイメージ異なり、外見上は「ホームレス」とはわからないということ。炊き出しに並ぶことに抵抗感があり、プレステを持った若者、iPodを握りしめた若者などなど。

もしかすると、私がよく行くジュンク堂の昼間本読みスペースにいる若者もそうかもしれない。  第1章では、若者ホームレスの実態が明らかにされ、第2章では、なぜ若者は「実家に帰らないのか」という疑問に答えて、第3章では、「20代・30代と若く、選り好みしなければ仕事があるのではないか」という疑問に答えて、第4章では、ホームレス状態から脱するにはどうしたらいいのかについて、制度、様々な組織・機関の取り組み、そして脱出への兆しが記されている。

(中略)

本書には、ホームレスには、住居がないという意味でのハウスレスという意味だけではなく、拠り所となる家族(home)がないという意味が含まれているとする(111頁から112頁)。ホームレスでなくなるためには、血のつながりがなくても悩みを相談できる「新しい家族」=HOMEが必要だということである。

本書を読んで、感じたことの一つに、もし「若者ホームレス予防」というものがあるなら、それは、最初の仕事(本書で紹介されている人は正社員であることが多い)の辞め方、そのときに「専門家」に相談する知恵があるかどうかであるように思った。

私は高校へ授業に行くときに、レジュメを作成し、事務所の住所・電話番号・FAX番号・メールアドレスを記載して、これは将来の無料法律相談のクーポン券として私が弁護士である限り有効であるということを強調して配布するが、これからは、卒業後最初に就いた仕事を辞めるときには「絶対」相談しにおいで、という点を強調しなければと痛感した。

(「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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