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2011年7月13日 (水)

【立ち読み】早蕨・6月号⑤  新天地、頑張ってます!①

「2校目」は思いもかけず、超進学校。
 Iさんの手記です。 

(前略)そしてこの春転勤…異動先は学区のトップ校!望まれることは“質の高い授業”。3月の転勤発表で耳を疑ってから、不安が先行していましたが、楽しみでもありました。田舎出身の無知な私は、前任校のような学校があることすら知りませんでした。そのため教員採用試験に合格した際は、現任校のような学校をイメージしていました。出身校のイメージに近い学校に行けることへの楽しみ。そして初体験の転勤。新任の任期上限まで勤めた私は、仲の良かった同期や後輩までも転勤していき、取り残されていました。そんな彼らに追いつける。初物づくしを味わえる楽しみ。

 前任校の授業は、基礎基本から。数学担当の私は四則演算などから授業を始めました。一般入試を受ける生徒はほとんどなく、就職や専門学校、推薦よる進学が多数を占めるため、授業に課せられたノルマというものはほとんど存在しません。そのため高校数学の内容も大幅にカットし、ゆっくり時間をかけて進めていました。

 それが一転、現任校では京大、阪大の合格率を上げるための授業を、生徒からも保護者からも望まれます。教科書のレベルを超える“質の高い授業”をすることが教師の一番の務めです。授業終わりには必ず個別質問があり、職員室にはすぐには戻れない。昼休みや放課後には必ず数名が質問のため職員室を尋ねてくる。テスト前には数学教員全員が廊下で質問攻め、個別指導。大変な面もありますが、新鮮であり、これまでできなかった数学でのキャッチボールを彼らとできることが楽しく感じられます。もちろん自分の数学のレベルを上げるための勉強や教材研究にかける時間はこれまでの比ではありません。家に持ち帰って、自分の子供が寝静まってから日付が変わるまで仕事は、転勤してからの日課です。これまでの生徒指導にかけた時間がすべてそのまま教材研究の時間になりました。ただそれも楽しい。

 そんな現任校の生徒にも気になる生徒がいます。中学校で上位の成績しかとったことがなかった彼らも、高校では1位から最下位まで順位がつく。まさかの今回の数学の中間テストで1ケタ得点だった…。

(つづきます。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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