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2011年9月 1日 (木)

【立ち読み】「月刊生徒指導」9月号  生活現実からの職業観・勤労観の形成

  9月号の特集テーマは「走り出せ!キャリア教育」。
 おまかせHR研究会随一の「キャリア」論客・首藤さんが書いてます。

生活現実からの職業観・勤労観の形成~アルバイト経験を題材にした授業とキャリアデザインノートの取り組み~/首藤広道(大阪府立高等学校教諭)

(前略)

キャリア教育をとらえなおす

キャリア教育では「望ましい職業観・勤労観」を育成するとしています。しかし、さきほどのAくんにとっての望ましい職業観・勤労観とはどのようなものとして考えるべきでしょうか。これはキャリア教育でめざされる「人間関係形成能力」にもかかわってくる問題です。(キャリア教育は、「4領域8能力」、すなわち、①「人間関係形成能力」としての「自他の理解」「コミュニケーション能力」。②「情報活用能力」としての「情報収集・探索能力」「職業理解能力」。③「将来設計能力」としての「役割把握・認識能力」「計画実行能力」。④「意思決定能力」としての「選択能力」「課題解決能力」の育成に主眼をおく。)

 そもそも「望ましい職業観・勤労観」を教えられるものなのでしょうか。たとえば「職業を通じての自己実現」や「社会参加」などの理念が教科書に書かれていますが、現実の労働現場の前では時に空疎ですらあります。

 「職業観」や「勤労観」は実際に働き、いろいろな経験を経て漸く形成されるものだと言えないでしょうか。その意味では、生徒のアルバイト経験を授業でとりあげると、今の若者がどのような職業意識をもっているかうかがえて興味深いものがあります。彼らは使い勝手のよい労働力として位置づけられながら労働市場の重要な位置を占めています。
彼らの感想を聞くと、「頼りにされているのがうれしい。」「お客さんがありがとうと言ってくれるのがうれしい。」「先輩や同じバイトの人と仲良くできてうれしい。」など、率直な意見が出ます。一方で、「店長がうざい。」「先輩やいっしょに働いている人とうまくいかない。」「仕事がだるい。」「仕事がつまらない」という声もあります。彼らの率直な思いの背景にあるのは、労働条件の問題や職場の人間関係の問題です。そしてそういう環境の中で彼らなりの職業観・勤労観をつくっています。わたしはそこから出発する必要があると考えています。
               
(以下略。学事出版「月刊生徒指導9月号」 特集:走り出せ!キャリア教育)

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