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2011年11月17日 (木)

【立ち読み】早蕨10月号⑤ 「文化祭でメイド喫茶ってええの?」

●「食品バザー」…教師になって初めてです。

 今年のわがクラスの文化祭出し物、「食品バザー」になりました。
「よし。本格的手打ちうどんをやろう。今、大阪のうどん界で新進気鋭の名店、大鶴製麺所がうどん教室をやってる。そこで修行だ!」
 意気込む担任の前にはだかる保健所の壁。
「手打ち」だとか「自家製」だとかの「ブンカテキ」なものはことごとくダメで、「インスタント」とか「レトルト」を大推奨。
 ならば、とばかりにこれから行く沖縄研修旅行にちなんで、

○テーマ <沖縄>。教室を沖縄色に染め、ナマ沖縄民謡つきの民謡喫茶だ!

 の案も出たものの、少数否決。
 結局生徒たちが選んだテーマは……「メイド喫茶」。
 店名も「萌エゼリア」という怪しい(パクリ?)ものに決まった。
 えっ? 文化祭でメイド服着た女の子が
「お帰りなさいませ、ご主人さま!」
 ええのん?

●「メイド喫茶」は「巨大企画」になり得るか?

 教師になって以来、
「文化祭の出し物は何やってもいいで。でも、とことんやるで」 と言い続けてきました。
 今年もその方針できたので、「メイドだから無理」のアタマごなしはできない。
 かと言って、早くもどこでメイド服を買おうか、と盛りあがる生徒たちに、あとから「メイドは×」とは言えない。
 先生方に個人的にリサーチすると、「やっぱり文化祭にはそぐわないでしょう」の声がいくつもある。
 担任としては、文化祭指導委員会に、「メイド喫茶はありですか? ダメなら早い段階でダメと言ってやって」と正式に問い合わせるとともに、生徒たちには、

・メイドは男女差別ではないか。
・いやらしいイメージがあるのではないか。
・果たして「文化」と言えるのか。
・やりたくない生徒がメイド役を無理やりさせられるのではないか。

 など、いくつかいただいた懸念を伝えました。
 さて、生徒たちは? メイド喫茶は?

(下略。佐藤功。「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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