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2011年11月 9日 (水)

プロメテウスはどこへ

  今、朝日新聞で「プロメテウスの罠」という連載を行っている。生きるための武器を持たない人類にプロメテウスが「火」を盗み出して与えたが、人類はその火を生きるためだけでなく戦いに用いていくこととなったという神話からとった題で、内容は原発のことである。

  今回、教育とは関係ないが、映画を見てあまりにもタイムリーだったので、そのことを書きたいと思う。

  映画の題は「猿の惑星」。映画は、地球が、なぜ猿の支配する星になっていったかという物語である。

  あまり内容を詳しくは書かないが、人間には手に負えないことを、父親のために何とかしようと研究者が作り上げたものが、人間に牙を剥き、人間を滅亡へと導いてゆく。研究者のつくったものは、人間には制御できない。映画の中で研究者の恋人が何度も言う。「人間には限界があると思う。」しかし、研究者は聞き入れない。しかも、それが儲かることを知った男が、ようやく危険を知った研究者の制止を聞かず、大量生産する。  今日も新聞には、福島原発で臨界かなどどいう記事が載っているが、本当だとしたら大変なことである。地震があって、危険なことがみんなにわかったはずなのに、それでも、原発に頼るのか。人間は、自分たちで制御できないものを使うべきではないのである。少し不便な生活になっても、原発は、なくしてゆくべきである。ドイツなどにできることが、なぜ、日本では出来ないのかということが情けない。

  猿の支配する惑星になったのは、猿との戦いに負けたからではなく、人間の自滅であったというのが、あまりにもタイムリーではないか?プロメテウスからもらった「火」はついに原子の火となる。これから、人間はどこへ行くのだろう。自滅を防ぐため、地球の未来の為にも何とかしなくてはと思う、考えさせられる映画であった。勿論、映画の出来はすばらしく、感動的なので、この点でもオススメ!

                                                          河内 愛子

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