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2011年12月 2日 (金)

「教育基本条例案」って、どうよ? ~若手教師にガチ・インタビュー~(上)

聞き手:今日は、若手教師は教育基本条例案をブッチャケどう思うかを聞こうと、4人に集まってもらいました。まず、教師1年目のAさんはどう思いましたか?
A:「世界標準で競争に打ち克つ人材」ってところがひっかかりました。これって、「役に立つ人」ってことですよね。なんか、“上から目線”って感じます。
聞き手:それはよくない?
A:いや、必ずしもよくないという訳じゃなくて、僕は、学生時代はエリートを育成するのも必要だと思っていましたから。ただ、うちの学校に勤めて、そこで生きていけない子もいるって知って、なんか違うかなと。そういった子どもをフォローすることも大切だと思うんです。
B:私は、この条例案が実行される学校になったら、逃げたくなります。(笑い)

聞き手:いきなりそれ?
B:私は、100点満点の人間はいないと思うんです。私も全然ダメだし。橋下さんは、教員、生徒、学校に100点満点を求めてる感じがします。エリートを育てる型にはめられると、エリートの子も逃げたくなったり不安になると思います。

聞き手:のんびり屋のBさんらしいね。でも、がんばっていい大学行きたいとか、行かせたいっていう子どもや保護者の声はあると思うけど。
B:学力を身につけることで生徒が自信をつけられたら、すごくいいことだと思います。私は、子ども1人ひとりに応じて目標設定をしてあげたいし、自信をつけてあげたい。でも、「誰かより上に立つために…、エリート集団に入るために…」という目的に向かって学力を向上させるのは、無理があると思うんです。そうじゃなくて学力を身につける過程で学ぶものを大切にするような教育がしたいです。

聞き手:なるほど。Cさんはどうかな?
C:僕は、条例案の背景にある「今の教育への危機感」はわかる気がするし、教育の目標―どういう子どもを育てるのか―をある程度具体的に提示しているところはいいと思いました。
  ただ、それを実現するための方法がよくない。目標だけ提示して、あとは「やれ。やれなければペナルティ」では、下は動きづらいです。こうしたらどうかという例が出されたり、現場からもっといい方法を提案できたらいいと思います。
                          (つづく)

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