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2012年4月の投稿

2012年4月30日 (月)

【速報】31人!

今年の「史上最強の遠足」も天気に恵まれました。

駅前のスーパーで各班ごとに買い物、渓谷沿いの廃線跡を歩き、河原でバーベキュー。
全員でレクを1つ行って、源泉かけ流しを売りとする温泉へ。
老若男女31名、それぞれに楽しみました。

各人感想はまた後日掲載しますね。

2012年4月29日 (日)

いよいよ本日! 「史上最強の遠足」第3弾!!

遠足最終案内です。前日になって参加者が急に増え、30人に達しそうです。でも網は3つしかない…。
まあ、なんとかなるでしょう。

暑くなりそうです。懐中電灯、タオル、水筒、お握りお忘れなく。
買い物後長く歩くので、空きペットボトルに水道水を凍らせたものを一本あれば便利でしょう。ビールや肉の保冷用に使えます。

今から準備できる人は1人1本凍らせてきてください。飲むのにもいいしね。
ハイキングがメインなのでバーベキューは基本焼くだけ、切ったりしないですむように考えていますが、果物ナイフ程度あれば何かと便利かもしれません。誰か持って来てくれるとありがたいです。

出発
旧福知山線廃線跡へ
途中、河原でBBQ&レクリエーション
武田尾駅着
電車で移動
JR 宝塚近辺で温泉入浴(泉質に定評ある、中山寺・「宝乃湯」を予定していますが、合議で。

http://www.meitou-takaranoyu.com/
16:30 解散予定

2012年4月28日 (土)

さあ、「史上最強の遠足」第3弾は明日だ!

史上最強の遠足参加予定のみなさま。
本日(24日)までで、「史上最強の遠足」参加希望者は、26人と子ども1人となりました!すごっ!

教師だけでなく、保護者の方、研究者、教育に興味を持つ学生さんなど、メンバー多彩。
天気もよさそうです。

【旧福知山廃線跡ハイキングとBBQ】
とき:2012年4月29日(日)
集合: JR福知山線 西宮名塩駅 。すぐに班分け・阪急オアシス名塩店で買い物。

出発
旧福知山線廃線跡へ
途中、河原でBBQ&レクリエーション
武田尾駅着
電車で移動
JR 宝塚近辺で温泉入浴(泉質に定評ある、中山寺・「宝乃湯」を予定していますが、合議で。

http://www.meitou-takaranoyu.com/
16:30 解散予定

【持ち物】歩きやすいくつと懐中電灯を忘れずに!ご飯は炊きません。おにぎり持参してください。

【役割分担】 省略

 さあ、楽しみです。

2012年4月27日 (金)

【立ち読み】「早蕨」4月号⑦ 出会いの日を豊かに②

(入学式後、教室に来られた保護者の方と。)

保護者の表情には一様に疲れの色が見える。なにせ体育館での各分掌長からの「説明」ときたら、さっきまでの祝賀ムードからうって変わって、「高校は義務教育ではありませんので」をマクラに「あれをしたら退学」「これをしたら原級留置」と、適格者主義による「べからず」のオンパレード。担任からも同じような「説明」(説諭?)があると思うと、ウンザリと言うところだろう。

 「6組保護者のみなさん、入学式と学校生活ガイダンス、本当にお疲れ様でした。あらためまして、入学おめでとうございます。6組を担任することになりました藤田隆介と申します。私、『口べた』なものでして…」

 などと前口上を述べながら、学級通信保護者版を配布する。内容は先ほど配った生徒版と大差ないが、違いは自分の「親父」としての10数年間を綴っているところ。現在高校2年になる一人息子のこと。学校では「先生」などと呼ばれている自分も一人の「親父」としてはずいぶん悩み、動揺し、苦しんできたこと。そして、そんな自分を支えてくれたのはクラスの保護者のみなさんであったこと。

「これまで、クラスの保護者のみなさんには『親の先輩』として、いろんなアドバイスをいただいてきました。ここ数年は思春期の子を持つ『親仲間』として、子どもの成長を交流し合ってきました。みなさんとも、たくさん学び、交流しあいながら…」

 これまでの子育てと重なるのか、そんな話に目頭を熱くしておられるお母さんの姿もある。この後の「わが子自慢アンケート」や学級通信、クラス懇談会でそうした保護者の思いをたっぷりと。「『モンスターペアレンツ』など存在しない!」は小野田先生の口癖だが、そういえば、クラス担任を持って19年、一度も「クレーム」を受けたことがない。それは私のクラス担任としての仕事が完璧だったからなどでは決してない。50才を過ぎても粗忽で、若い頃から失敗と後悔の連続だったが、それでも基本的な教育の姿勢をよく理解し、辛抱してくれていたのだと思う。

 最後に「子育てアンケート」を紹介しておこう。

(……と言いながら、以下略。藤田隆介。「早蕨」4月号。「大好評の子育てアンケートってどんな?」という購読希望の方は、左記、「メール送信」へ)

2012年4月26日 (木)

全国大会回想記 その①

 大阪高生研の西村です。これから、月一回登場予定です。でも、いきなり期限を失念していました。
 さて、何を書こうかと考えたのですが、全国大会のブログなので、わたしが参加した全国大会をいくつか回想してみたいと思います。わたしがはじめて参加した全国大会は1991年の京滋大会でした……。

続きは、 http://tokyotaikai2012ouen.blog.fc2.com/

「東京大会応援ブログ」の更新ペースがいよいよあがってきました。
管理人・アンドウさん(三重)、お疲れさまです。

昨日4/25付けは大阪から西村さんが出稿。これから月1回ペースで書きます。
こちらもごひいきに!

2012年4月25日 (水)

【立ち読み】「早蕨」4月号⑥ 出会いの日を豊かに①

(新入生との出会いの日=入学式。ベテラン教師のこだわり演出です)

(前略)それでも、40人の生徒たち一人ひとりにとって、今日は人生で一度きりの大切な日。やはりこの出会いを忘れられない一日にしたいものだ。

「はい、ここが6組。中庭側の一番前から、出席番号順に6人ずつ掛けていってくれるか。」
「うゎ…」無言のまま教室に足を踏み入れた生徒たちが、一瞬声をもらしたのは、机の上が一面桜色に染まって見えたから。

 机の上には桜色の和紙に印刷した一枚ずつの学級通信。「待ってたで」の大きな見出しに生徒たちは吸い寄せられていく。心地よい静寂の中で、学級通信の読み合わせが始まる。

「『入学おめでとう。』今日、何度も言われた言葉だ。もちろん、ここにいる一人一人の思いはそれぞれだ。第一希望を果たせずに複雑な気持ちの人もいるだろう。それでも、あえて僕は君たちに贈りたい。入学おめでとう。そして、ありがとう。」

 これは生徒を迎える演出の一つ。このあとも「演出」は続くが、今回はこの後の保護者向けのワザを伝えておきたい。あ、クラス開きで「6組はこんなクラスにしようぜ!」とアツイ思いを一気に語る人もいるようだけど、あせらないあせらない。なにしろ一年は短いようで長丁場。とりわけ1年生の1年間は格別長く感じられるから。この日は自己紹介にとどめるのが藤田流。

 さて、生徒向けのクラス開きが終わる頃、保護者が教室にやってくる。そのまま教室に招き入れ、生徒の横に保護者を立たせて一緒に挨拶や諸連絡をする担任もいるが、やはり「完全入れ替え制」の方がよい。ここからは「大人の時間」を楽しみたいから。

(藤田隆介。つづく。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年4月24日 (火)

西谷文和さん、シリアから無事帰還!

今回も、秘密警察に追われフィルムを取られたり、なかなか危ない目にも遭いながら、帰ってこられました。

取材のもようはブログにて。
http://www.nowiraq.com/blog/

さっそく27日(金)には、コメディの松元ヒロさんと「想定外のコラボ」。
以下、西谷さんから。

<以下>

  一昨日、無事シリア周辺国から帰国しました。
添付のコラボをやります。関西にお住まいの方、日程つきましたら、ぜひお越しください。

※ 「想定外な」コラボのお知らせ。 4月27日(金)午後6時半より、吹田メイシアターで、松元ヒロ&西谷文和「想定外な」コラボ を行います。ヒロさんのコントと私のアフガン&シリア報告です。入場料前売2千円。ツイッター見たよ、と受付で言ってもらえば前売で入れます。

2012年4月23日 (月)

180人の学生さん相手に講座しました。

近年、教師志望者急増の大阪大学の教育実習事前指導を、われわれおまかせHR研究会が担当しています。

今年は約350人の学生さんの指導を2回に分けて。
昨日行われた第1回めを参観いただいたT先生(他大学で教職担当をしておられる方)から、以下の感想をいただきました。

ありがとうございます。
ご了解いただいて、転載。

<以下>

大変勉強になりました。特に印象に残ったことを、忘れないように書きながらお礼に代えたいと思います。

1.「おかませHR研究会」のみなさんによるチームワーク
 単に現職教員が集まっただけでは、今日のような実践の中身に踏み込んだ直前指導はなかなかできないのでは、と思います。日頃からの研究会や会誌発行の積み重ねがあってはじめて、四つのテーマすべてについて各「担任」がそれぞれの教室で責任をもってコメントする、などという離れ業ができているのだと思いました。

2.阪大教職課程の4年生の柔軟さと意欲
 本日は1組と2組の発表を見学させていただきました。

実質的には昼休みの1時間半ほどの間で準備して発表にこぎつけるだけでかなり大変なのではと思いましたが、学生諸君が教職に強い関心をもって柔軟な発想で発表に工夫をこらしていたのが印象的でした。

 また、講座内容が単に教育実習の2~3週間を扱ったものではなく、日頃の高生研の活動テーマそのものである、難しい内容だったと思いますが、学生諸君は、気後れせず取り組んでいたように見受けられました。

 大阪大の教職課程では、1年生から総合演習でスクールインターンシップに全員参加していることは以前から知っていましたが、佐藤先生や首藤先生の特別活動論や生徒指導論の授業を受けて興味と実力を高め、小野田先生の太っ腹な指導に支えられながら、たくさんの意欲的なメンバーが育っているのを感じました。

(講師も含めた数かもしれませんが)1年間で100名近くの学生が教職の道を選んでいる、と今朝、小野田先生から聞きましたが、生活指導への興味やセンスをもったかなりの数の学生が、毎年大阪で教師になるとしたら、その面では大阪の教育を明るくする要素になるだろうと楽しみになりました。

3.大阪大学が「おまかせHR研究会」を信頼していること
 小野田先生がいらっしゃるためとはいえ、重要な教育実習生の事前指導の多くの時間を「おまかせHR研究会」に任せている点で、大阪大学もなかなか太っ腹で素晴らしいですね。

 ないものねだりのような感想を、この際もう一つ率直に書かせてください。かなりの割合になると考えられる中学校での実習に行く学生に対して、高校との共通点と相違点など、もう少しフォローがあればよかったのかもしれません。

 中学校では教育実習生に対して、高校以上に服装やマナーなどの外面を求める傾向が強いようにも感じます。本日は、授業中に飲み物を出していたり、帽子をかぶったままの学生もいましたので(私自身、そんな実習生でしたが)、そうしたフランクな雰囲気のままで教育実習に行くと、それだけで管理職などには警戒されるかもしれません。

 それも承知の上で、何かあっても学生を徹底して守る、という大阪大学の覚悟でしたら、もちろん素晴らしいです。

 取り急ぎお礼まで。

2012年4月22日 (日)

【立ち読み】「早蕨」4月号⑤ チャリンコでいくパワースポット・南大阪編

(前略)

 今回紹介するのは、JR阪和線北信太駅下車3分・南西へ300m、楠の大樹(落雷により半分消失)のある葛葉(くずのは)稲荷神社です。葛葉伝説で有名なところです。大阪の阿倍野に住んでいた安倍保名(やすな)と信太の森の狐(葛の葉姫)とが情を交わし、後の大陰陽師安倍晴明が生れたと言われています。姿がばれ森に帰らなくては行けなくなったとき襖に書いたとされる「恋しくば 尋ねきてみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」という歌はとても有名です。幼い晴明が母恋しく聖神社の近くにある池のほとりで出会うシーンは泣かせます。江戸時代古浄瑠璃「しのだづま」・歌舞伎の題材に使われています。 境内には、白狐が姫に化けたとき、姿を写したという「姿見の井戸」・子宝に恵まれるパワーストンがあります。狛犬の代わりに、目つきの鋭い狐が祭られています。

 余談ですが、狐の好物お揚げさんなので、大阪では、年配の人はきつねうどんを頼むとき、「しのだ頂戴」とよく言います。

 駅から南方に鶴山台団地の山手にある「聖神社」(ひじり)を目指します。かなり急な坂道が続きます。車でも15分はかかります。かつて自衛隊一帯まで神域で「信太の森」と呼ばれ広大な広さを誇っていたらしい。聖神は「日知り」の神、暦の神を祀ています。紀元は古く675年天武天皇の勅願によって建てられています。本殿は(国重文)、1604年豊臣秀頼が、造営していて、桃山文化を伝える建物で色も荘厳であります。一度尋ねてみてください。

 ひと駅進むと信太山駅があり、26号線沿いに出てもらうと大阪府立弥生博物館・池上曽根遺跡(国史跡)公園を訪れてみるのもいいですよ。弥生犬かわいいです。(レプリカ)・住居跡もなかなか立派に復元されています。

(F。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年4月21日 (土)

4月29日(日)は、史上最強の遠足第3弾!「旧福知山線廃線跡をたどるハイキング&BBQ」です。②

首藤です。遠足の件です。

BBQの近くにトイレがないのがちょっと自分にとっても不都合なので、ちょいと車で名塩までいって1駅乗り、武田尾駅から親水公園まで歩いてきました。当日とは反対ルートです。ハイカーがたくさん廃線跡を名塩方面から歩いていました。なかなかよいところです。

親水公園はBBQ禁止でした。親水公園下の河原ではたくさんの人がお弁当を広げていました。その対岸には広い河原があって、そこでは3人ほどが火を起こしていました。火のあともありました。

この岸には、橋をわたって左に行きます。5分ほど歩くと、左に行く脇道があり、突き当りを右に行くとこの河原にでます。橋をわたるたもとにトイレがあり、親水公園と武田尾駅のトイレも10分ほどでいけます。名塩から一気にここまで歩いてもよいと思うのですが。

2012年4月20日 (金)

【立ち読み】「早蕨」4月号④  イケ麺ズ&スイーツパラダイス① 行けるモンなら行ってみて!

Kigi(三日市・パン)

 行きたい店があるとスマホで調べて、地図アプリで店の前まで案内してくれる時代になった。そんなネット社会に流されず、昔ながらの素材と製法にこだわった、ぶれない店が三日市町にある。どのパンもどこか懐かしく、どこかやさしく……。なかでも、クリームパンは秀逸である。そのクリームパンを職場の女性教員M川文豪に与えてみたところ、次のような感想を綴ってくれた。彼女の世界観に酔いしれたあなたは、きっと「幻の店」を探したくなるはず。ただ、店の情報は、三日市町の「Kigi」のみ。

  それは、彼女の瞳を一瞬にしてとらえた。ゴールテープを切った直後の陸上選手のようにつややかに光るからだに、数枚のアーモンドチップが乗っている。絶妙な焼き加減によってできたらしい表面のムラが、彼女の唾液の分泌を促した。こらえきれず彼女はそれに顔を近づける。ほのかなバターの香りが一瞬にして彼女を包み、唇がそれに触れた瞬間、さらに強い香りが彼女の全身を突き抜けた。しばし恍惚とした表情を浮かべていた彼女は、はっと我に返り、少し頬を赤らめてそれを口に含んだ。ゆっくりと唇から離れていくその切り口からは、淡黄色のクリームが顔をのぞかせた。

(下略。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年4月19日 (木)

今年も阪大で「教育実習事前指導」やります。

4/21(人間科学部会場)と5/19(外国語学部会場)です。

4/21は180人の学生さん相手に現役教師22人が集結。
今年は、希望者で「ベテラン1」「若手(初担任)1」のクラス開き(グループ分けゲーム)を見て、合評しあおうという企画(4/21)も考えています。

●全体のコンセプト
この講座の目的は、教育実習に向かう学生に実習に関して有用な情報を得てもらうことである。同時に、「社会」実習の事前指導として、教育現場で悪戦苦闘している私たちと触れ合うことで、これからの社会や人生を考える一助としてもらえればなおありがたい。

 本受講者には、免許を得ても教師を目指さない者も一定相当いる。しかし、教師にならなくても「教育」には関心を持っていてもらいたいし、それは自身の学校(小中高)時代とは何だったのかを考えてみることを抜きにしてはあり得ない。大仰だが、受講者が自分の学校観、教育観、教師観、生徒観の芯を探ることができる講座足り得ることが目標となろう。

 近年「おまかせ」に若手教員が多く参加するようになっており、この講座でも彼らの力を活かしたい。4時間目の「現役教員に聞く」を、「ベテランに聞く」「若手に聞く」という両面で学生に考えさせたい。

 最終的に、しっかり問題意識を持って教育実習に行けるように、各人がその問題意識を形成するに役立つ講座にしたい。

<見学希望の方は左記へメールを>

2012年4月18日 (水)

4月29日(日)は、史上最強の遠足第3弾!「旧福知山線廃線跡をたどるハイキング&BBQ」です。①

 今年もやってきました、「史上最強の遠足」。

  前2回が、「遠足」とはいいながらメインが料理コンテストに置かれていたのにくらべ、今回は本格的なハイキングがメイン。とっても気持ちよさそうなコースです。
下のアドレスで写真が見れます。

http://kobe-mari.maxs.jp/takarazuka/mukogawa_haisen.htm

現在、大人17名、子ども1人が参加表明。。

さて。いちおう時程は下記の通り。

【旧福知山廃線跡ハイキングとBBQ】

とき:2012年4月29日(日)
集合: JR福知山線 西宮名塩駅 午前10時 (大阪9:20発丹波路快速篠山口ゆきに乗車)
すぐに班分け・阪急オアシス名塩店で買い物。

10:45 出発
11:00 旧福知山線廃線跡へ
      途中、河原でBBQ&レクリエーション
15:00 武田尾駅着
      電車で移動
15:30 JR宝塚近辺で温泉入浴
16:30 解散予定

持ち物:歩きやすいくつと懐中電灯を忘れずに! 

(井沼。つづきます)

2012年4月17日 (火)

【立ち読み】「早蕨」4月号③ 年度初めのPTA学級委員決定の裏ワザ(後)

(中村さんの「決め方」については「早蕨」を直接読んでいただくとして、チャレンジャー中村が語るラスト部分を立ち読み)

(中略)

 「そんなヤリ方、一種の詐欺やないか」とのやっかみと叱言を頂戴しそうだが、決め方は各人多様であっていい。大切なことは「これから」である。電話口で拝み倒して引き受けてもらったのなら、遠慮しておとなしくしても良いが、地区委員と銘打って拍手で認証までしたのだから、学級PTA活動を構想せねばならない。「ご一緒に何か」~新たな課題がひとつ増えたわけだ。うまくいくか否かはやってみなければわからない。自信も見通しもない。でも、こういう教育活動の“模索”が、教師を教師たらしめるのだと思う。

ここで思い浮かんだ四字熟語は、「竜頭蛇尾」(りゅうとうだび~はじめは勢いよいが、終わりはふるわない様子)。いい意味では使われぬ、出来れば忌避したいことば。しかし自分の教員生活を思い起こしてみると、まさに「竜頭蛇尾」のオンパレードだ。授業で班学習、班一票制のクラス討議、班ノート、班長会議、学年保護者会、学級通信、学年通信……ことごとく崩壊消滅。(中には後年リベンジしたものもあるが)「蛇尾蛇尾」である。(ダビダビってUAEの首都?~それはアブダビや!?)

 でも、「蛇尾」に終わった、というのは「竜頭」という当初の志があってのこと。竜頭なくして蛇尾はないのである。「もし、うまくいかなかったら……」と怖じ気ついていて第一歩が踏み出せない……のでは教師としての成長はありえない。「沈香も焚かず屁も放らず」
 あなたは、そんな教師を目指しますか?
   

(おわり。中村貴彦。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年4月16日 (月)

【立ち読み】「早蕨」4月号② 年度初めのPTA学級委員決定の裏ワザ(前)

 4月号特集は「クラスびらきはコレで決まり」。

 何かとアタマの痛い「PTA学級委員決定」を、保護者会組織に変えてしまう、中村氏の“妙技”です。

<以下>

何か良い方法はないものか!?そこで考えたコト

  入学式後の保護者を交えた、クラス開きを「PTAびらき」と銘打って(よくよく考えてみると、保護者全員が一同に会するのは、この時限り)そのままPTAの学級委員の選出までコトを運んでしまおうという魂胆。
 
 多くの学校のパターンでは、入学式が終わると、生徒は担任とホームルーム教室に戻る。保護者は体育館に残って、教務・生徒指導・進路・1学年の主任…他から挨拶と若干の説明(約30分)を聞いた後、各ホームルーム教室へやってくる。

 この日の目的は、とにかくPTA学級委員の選出だから、新入生のクラスびらきは短時間に簡潔に済ませる。「これから毎日顔を合わすわけやから、今日はこれくらいで勘弁したる」と早々に終え、準備に入る。

 ポイントは地域ごとに固まって座ってもらうこと。クラスの生徒の通学範囲を概観し、人数が大体均等になるように4つの地域に分け、それをもとに座席を指定する。(机に小さな名札を置いておくのが良い。地域ごとに色の異なる紙を使うとなおグット。ここは創意工夫でスムーズに保護者が着席できるように)そして、机上に生徒に配布したのと同じ学級通信ともう一枚保護者番の通信を置く。

(中村貴彦。つづく。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年4月15日 (日)

【立ち読み】「早蕨」4月号① まず今回は「表紙」が評判

 ごちゃごちゃ言わない。
 まあ、とにかく見て!

  http://tokyotaikai2012ouen.blog.fc2.com/

(「早蕨」4月号。購読希望の方は左記にメールを)

2012年4月14日 (土)

さあ、新学期。堺で「ホームルームづくりのツボ!」講座

  なんとかかんとか1週間。
 長かったなー。

 ほっとひと息ついたところで、堺でホームルームづくりの講座。
 のこの講座、若手の城塚、ベテラン中村の2人出演です。

<以下、主催の府高教堺支部ビラより>

府高教堺支部presents!!
    みんなで、つながる・つくる・パクる ホームルームづくりのツボ!

 新学期。新しいクラスのスタートです。でも、生徒から見れば、クラスは外から押しつけられた“いれもの”に過ぎません。クラスを、生徒たちがなかまと出会い、信頼しあい、おたがいを出せる居場所(ホームルーム)にしていくには、担任のホームルームづくり指導が必要なのです。あなたのホームルームが変わるヒントがいっぱいのお話!!

●無人島遠足、修学旅行で海鮮丼グランプリなど、縦横無尽の若手実践家

「春の遠足で、クラスが変わる!」

          商大堺高校 城塚俊彦さん

●継続は力!毎日学級通信の何気ないことばにベテランのワザが光る。

「学級通信で、ホームルームをつくる」

         和泉総合高校 中村貴彦さん

2012年4月14日(土) 14時開会~17時終了

    ビッグアイ(国際障害者交流センター) 泉北高速鉄道泉ヶ丘下車200m

☆どなたでも参加できます。

2012年4月13日 (金)

西谷文和さん、今度はシリアへ。

ジャーナリスト・西谷さん、最近不穏なニュースが続発のシリアへの取材です。
無事帰国して、「想定外のコラボ」を見せてください。

以下、西谷さんから。

<以下>

4月13日からシリア周辺を取材してきます。帰国後、すぐに私のアフガン&シリア報告と、コント・パントマイマーの松元ヒロさんとの「想定外な」コラボを行います。関西地方に在住の方で、お時間都合つく方はぜひお越しください。
ハシズム・コントもあります。

日時:4月27日(金) 午後6時開場 6時半開演
場所:吹田メイシアター小ホール (阪急千里線吹田駅下車すぐ)
入場料:前売り2千円 当日2500円。
お問合せ、申し込みは06-6357-7006 かんきょうムーブまで。

2012年4月12日 (木)

よってたかって東京大会2012

高生研東京大会応援ブログ担当・アンドウです。
この大阪高生研ブログから、少しでも誘導できないかということでPRです。

すでにアナウンスされているように、今年の8月に行われる高生研東京大会=第50回大会は、新高生研へと転換する大会となります。高生研の歴史と多様な会員の更なる思いが新高生研としての新たな展開へと発展しつつあります。

そんな大会を少しでも盛り上げていこうというのが、この大阪高生研ブログであったり、わが『ふいのまじわり 東京大会応援ブログ』http://tokyotaikai2012ouen.blog.fc2.com/であるのです。思い返してみれば、こんな応援ブログの発想は、大阪高生研発案のもと、7年前の東京大会からスタートしたのです。

現在、大阪高生研はこのように完全毎日更新のブログとして、地域や自分たちの情報発信のメディアとしてブログを超えているように思います。

一方、わが『東京大会応援ブログ』は、趣かやや違います。ブログ的と言っていいか分かりませんが、お昼の休憩時間にちょいと覗いてリラックスするような、そんなブログになっています。もちろん、大会が近づくにつれ、情報発信の役目も担っていくつもりです。

1月からスタートしてきたのですが、執筆者が思うように揃わず今に至っています。漸く、この2週間は隔日で更新しています。5月からさらに執筆者を増やしていくつもりです。

いろんな人間が、よってたかって東京大会応援ブログに集う!

このことが、ブログを見る人を刺激し、視野を広げ、大会参加者としてその気にさせるばかりか、自らがどう関わるかも感覚を研ぎ澄ませてくれるはずです。

すでにサトウさんは、4/11の『東京大会応援ブログ』記事

http://tokyotaikai2012ouen.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

でその触媒役効果を発揮してくれています。

これからは、是非多くの人に書いてもらおうと

「月1書いて、あとは箸休めの『東京大会応援ブログ』」

をこれから合い言葉にしていこうと考えています。

『ふいのまじわり 東京大会応援ブログ』 是非、ごひいきに!

                                              東京大会応援ブログ担当 アンドウ

2012年4月11日 (水)

ブログ紹介: 【堺からのアピール:教育基本条例を撤回せよ】

当ブログに書いた記事が、「堺からのアピール」ブログ(下記)に転載されたからか、きのうは多くのアクセスをいただきました。

ありがとうございます。

1日1000を超す、「堺からのアピール」ブログ、以下、管理人氏から。

<以下、転載>

大阪市立音楽団を廃止しようとする際、音楽士36人について橋下市長は、事務方が策定した事務職への配置転換案をけとばし、分限免職をとなえました。実は今回成立した府職員基本条例関連の条例には、余剰人員を分限免職できる規定が盛り込まれているのです。

「区民センターやプールの統合(全市で8~9へ)、市立小中学校の廃止(2年で1/3廃止)などなど、公共サービスから次々と撤退する案(7月決定!即実施)を打ち出していますが、その際そこで働く労働者について「分限免職」ができる規定なのです。

府立高校も同様。3年連続定員割れ(私立高校授業料無償化、少子化、学区撤廃で続出は必至です)で統廃合の対象となった学校に勤める教員も、その対象。これはあまり知られていません。君が代不起立への懲戒処分と並行してこのような首切りが公務部門でまかり通る可能性が出てきました」

「『統廃合で余った教師の分限免職』規定は残っていた!」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/5051221.html
「尼崎市長の危うい橋下評価」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/5034868.html
「歌わせる自由があれば、歌わない自由もある筈」
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/5011988.html

2012年4月10日 (火)

【立ち読み】「高校生活指導」192号⑥  実践! 日本的ゼロ・トレランスとの闘いかた

今号の第2特集は「強制、排除の教育を乗り越える」。
3つの実践に対して、井沼さんが論じています。

そのラストぼ部分を立ち読み。

<以下>

実践! 日本的ゼロ・トレランスとの闘いかた

(前略)

 
 2006年教育基本法改定を契機に厳罰主義への政策的な傾斜や「ゼロ・トレランス的指導」が強まってきたことを、現場は実感している。国家的な流れに抗するのだから、これを実践で乗りこえるのは容易なことではない。じっくりと腰を据えてかかりたい。

ところで、文科省の「ゼロ・トレランス」把握は、以下のような特徴を持つ。

①「(処罰)基準の明確化とその公正な運用」という理念そのものは、日本に導入したい。
②ただ、日本の生徒指導は、反社会的な問題行動より、不登校などの「非社会的な問題行動」に対処するため「健全育成活動」や「カウンセリング対応」に重点を置いてきた。
③団塊の世代教師が大量に退職し、世代交代が進む中、生徒指導のマニュアル化が必要。

つまり、ゼロ・トレランスは導入するが、反社会的行動の排除よりも非社会的行動の矯正に重点を置く「日本的ゼロ・トレランス」を考えているのではないだろうか。それは<行動に関する詳細な罰則>規定を尺度に生徒を細かく監視しながら、「包摂」に向かう生徒指導を生み出すと思われる。 

事実、現場では、毅然と規律を遵守させると同時に生徒の話をよく聞き、面倒見の良い教師こそ力ある教師として、一定の若い教師のあこがれとなっていたりする。長野報告の最後が、「『排除』ではない『包摂』の高校教育を模索していきたい」と締めくくられているところにも同じ危うさを感じる。

私たちの実践は、「排除しないが、包摂(抱え込み)でもない」、異なる価値観を持つ者の参加を保障しあい、粘り強い討議と活動を通じて、お互いの合意と不合意を共有(不合意の合意)していく方へ進みたいと考える。

2012年4月 9日 (月)

春4月。早蕨4月号も完成しました!

いよいよ、大阪の公立高校では今日から新学期。
日程を合わせたように、桜が咲き誇っています。
思いのほか冬が長く肌寒い日が続いた。
でも、しっかり日は長くなり、生徒たちの明るい声が校舎に響きます。
早蕨総元締めの井沼さんから送られてきた案内です。
お楽しみに。
<以下>
早蕨4月号は、S高校グループが総力を結集して完成!
昨日、発送作業を終えました。

まもなく皆さんのお手元に届く予定ですが、
表紙デザインのあまりの斬新さに、きっと驚かれることでしょう(笑)
これは、編集を一手にやってくれた城塚さんの遊び心。

もちろん、中身も、新年度にふさわしい特集「クラスびらきはこれで決まり」から、S高の次なるホープM川さんのHR実践はじめ、読み応え充分。
お楽しみに!

2012年4月 8日 (日)

【立ち読み】「高校生活指導」192号⑤ 先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”④

~まとめにかえて~

常に教師は「生徒目線で考えろ」「生徒目線で語れ」と言われ続けている。生徒目線は重要なことではある。しかし、生徒目線と同時に「遠足で生徒に何を学び取ってもらうか」という教員目線を決して忘れてはならない。史上最強の遠足では、企画段階から当日のBBQまで「限られた条件の中でどれだけ楽しめるか」という条件をクリアにしなければならない。生徒には「サバイバル」で好奇心をあおり、その中で教員は「学ぶ機会」をつくる。常に教員は両者の視点を持ち合わせ無ければならないことを再確認できた遠足だった。

経験の少ない若手教師が、いちばん望んでいることは何なのだろうか?史上最強の遠足をとおして、私たちがつかんだこと、それは『安心してやってみる』ことではないかと思っている。これらの学びを、机上だけで、あるいは中途半端なワークショップで、これほど学べただろうか。大の大人がバス1台借り切って、高校生になったつもりで大まじめに遠足をやってしまう、こんな大きなシチェーションがあって初めて、学びが自然に身についたのだと思う。

事実、参加者の本校教員は、卒業生たちと「同窓会in無人島」を実行し、「オリジナル料理選手権」と「○○なMVP」を実践した。また、ある若手教師は、修学旅行のなかで「丸1日クラス遠足in北海道」と題し、市場で魚介類等を買い出して海鮮丼グランプリ(K-1グランプリ)なるものを実行し、雪の中でのBBQを成功させた。

 現実の学校には、失敗が許される空気が次第に失われてきていると感じられる。だから、こうして経験を重ねることで、実行してみようという思いを強くすることができる。1人ではできないことも、仲間と寄り合えばできるのだということを再発見させられる。学校が違っても、同じ志をもった教員たちがつながりを持ち、つくりあげ、学び合えたことで、明日、またがんばれると思えた。それが若い教師の一番望んでいることではないだろうか。

(おわり。城塚俊彦)

2012年4月 7日 (土)

【立ち読み】「高校生活指導」192号④ 先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”③

~失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!~ Part2
 昨年の梅雨入りは予想外に早く、週間予報では雨……。しかし、晴れ男N先生のおかげで、なんとか天候にも恵まれました。N先生の「丁寧に企画した遠足は晴れるんやぁ」という根拠無き言葉は2年連続当たっていた……。

参加者29名。バスでの班決めは、4種類の7コマ漫画を1コマずつバラバラに配り、ストーリーを頼りにしながら、みんなで話し合い、班を決めるというもの。7コマ漫画の1コマ目だけ印を付けていて、その人がストーリーを予測しながら1人ずつ集めていく。みんなで話し合いながら班集めしていく過程が楽しく、その中で名前を覚えたり、その人の個性が見えてきたりした。

今回のBBQのテーマは「料理の鉄人」。出されたテーマに沿った料理を作らなければならない。「仲間由紀恵に食べさせたい料理」「金本選手に食べさせたい料理」「ジョニー=デップに食べさせたい料理」「大橋のぞみに食べさせたい料理」のテーマに沿って、途中のスーパーで買い出しをする。

きれいな芝生広場と目の前には太平洋。「うちのクラスだけ感」を演出するには完璧すぎるロケーションである。各班、趣向を凝らした料理が出そろった。「大橋のぞみ班」はポニョをテーマに、アルミホイルの器を魚の形にし、中にフルーチェと果物できれいに盛りつけて出品。BBQでデザートが食べられるというところに票が集まり、審査の結果は2位。ジョニーデップは海賊ということで、海賊焼きにスペアリブ。とってもおいしかったのだが、審査員にスペアリブを食べさせなかったのが敗因。「金本班」は、スタミナのつくガーリックライス。それを野球のボールに型どり、紅ショウガでボールの縫い目を再現。バットはフランスパンで中にはスタミナのつくものばかり。いぶし銀の金本だけに、燻したチーズが入っているという手の懲りようだった。「仲間班」は彼女が沖縄出身であり、チキンラーメンのCMに出演していたことからヒントを得た「チキンラーメンゴーヤチャンプル」。ただ混ぜただけにもかかわらず、これが意外とおいしい。なんと審査の結果、優勝となった。

その後は、旧日本軍の要塞跡の見学である。(無人島の友が島は、砲台跡などが当時の雰囲気がそのまま残っており、あまりのリアルさに言葉を失う。)あっという間に時間は過ぎ、帰りの船が来てしまった。と思いきや、海パンに着替えて海に飛び込むどうしようもないヤツがやっぱり現れる!「お~い!もう船出るぞ~」「あ~現実に戻ってしまう…」
参加者みんな、友が島を背に少し寂しげな笑顔で満ちあふれていた。

(つづく。城塚俊彦)

2012年4月 6日 (金)

教員採用辞退率13、4%に③

(きのうの続きです。4/3日記事から読んでください)

Aさん

応答、ありがとうございます。

>教員の分限処分については、議員(議会)でなく、教育委員会が決めること。
この、某議員さんの発言が「ひとりごと」あるいは「自分の好感度をあげる(もちろん、一部のひとむけ)ための発言」であることを懇願しています。
なお、「学校がなくなったら分限」という条文は条例にはありません。(ですよね?)

 Aさん。
ぼくは、この条例(「案」ではなく、通ってしまったこの「条例」)の1番コワイところはこれじゃないかと思っています。

維新発議の「基本条例案」が「何もそこまで書かんでも・・・」と思うほど分限規定を細かく書いてた(書きすぎ!)のに対し、実際に可決された2条例案はあっさりしてて、Aさん言われるように、この中に「廃職による免職」規定はありません。

これは当初の教育基本条例案にはあったので、「よかった。消えたのか」と思っていたら・・・違うんです。

「職員基本条例」と一緒に出された、「職員基本条例の施行に伴う関係条例の整備に関する条例」の第8条にしっかり規定されていました。

http://www.pref.osaka.jp/jinji/jourei-ikenkoukan/shokuinkihonjourei.html

以下です。

(廃職又は過員による降任又は免職)

第八条 法第二十八条第一項第四号の規定による降任又は免職の処分は、転任その他の方法によっても過員が生ずる場合にすることができる。(中略)

7 任命権者は、事業の全部又は一部を国その他公共団体以外の法人又は一部事務組合に譲渡し、又は移管する場合において、当該事業に従事する職員に事業の譲渡又は移管を受けた者に就職する機会が与えられているときは、原則として当該職員を免職することができる。
8 任命権者は、第一項又は前項の規定により免職する職員について、職員の退職管理に関する条例(平成二十三年大阪府条例第六号)第二条に規定する人材バンク制度その他別に条例で定めるところにより府以外の法人その他のものに雇用されるよう支援に努めるものとする。

(下略)

「なくなった学校の教員が分限免職の対象」とは書いてないけど、「3年連続定員割れ」→「統廃合(廃校)」→「府全体で教師が過員」となった時点で、堂々と「分限免職」にすることができる。

もう1度書きますけど、たとえ給料が安くなっても、「財政難のなか、それで子どもたちの教育環境がよくなったり、非正規の教師(講師)が正規採用になるのならまあいいかぁ」と自分に対して言い訳できる部分がある。だから、「しゃあないなあ」と、まだ大阪の教師をめざすことはできるだろう。

でも、この分限「処分」(←何で処分なんだ?)の規定だと、「教師」自体ができなくなる。

教師のなかには、自分の学生時代に、たとえば行事で感激したりとか、クラブでかけがえのないものを得たとかの経験があり、「この感激を次代を担う子どもたちに伝えたい」ということでこの職を志した人が少なからずいます。

それは、「安定職だから」とか「給料がどうのこうの」ではない。
ズバリ、「教師になりたい」のです。

そんな人が、せっかく教師になったのに、運が悪ければ事務職や塾の先生に「配転」させられるとなると、ぜったい「そんなリスクのある大阪はやめよう」と思うはずだ。

「ヤバイぞ大阪!!」。

教員採用辞退率13、4%――。
今でこそ「辞退」増が問題になっていますが、この規定が知れ渡ると、「ゼニカネで教師めざしてんじゃないぞ」層が、確実に大阪の教員採用試験を「受験せず」となる。

まがりなりにも、「生活指導」を研究・実践する高生研に属する教師の1人として、この条例の詳細についても、しっかり勉強し広報していきたいと思っています。
   
  (おわり。以上 サトウ)

2012年4月 5日 (木)

教員採用辞退率13、4%に②

4月3日の「学校がなくなったら分限」の記事
http://osaka-kouseiken.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-de98.html

に対し、研究者のAさんから、以下の質問をいただきました。

ありがとうございます。

<以下・ご本人の許可得て転載>

教員の分限処分については、議員(議会)でなく、教育委員会が決めること。

この、某議員さんの発言が「ひとりごと」あるいは「自分の好感度をあげるため(もちろん、一部のひとむけ)の発言」であることを懇願しています。

なお、「学校がなくなったら分限」という条文は条例にはありません。(ですよね?)

確かに、地方公務員法には、分限処分に関して

第二十八条  職員が、左の各号の一に該当する場合においては、その意に反して、これを降任し、又は免職することができる。

一  勤務実績が良くない場合
二  心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合
三  前二号に規定する場合の外、その職に必要な適格性を欠く場合
四  職制若しくは定数の改廃又は予算の減少により廃職又は過員を生じた場合

と書いてありますが、まだ「一」に該当するとして分限免職になった例は極めてわずかとはいえ聞いたことがありますが、「四」に該当するという例は全国で少子化がすすみ統廃合がどんどん行われているこのさなか、(少子化がすすむスピードが速いのは大阪のような都市よりは過疎地を多くかかえる県であることはいうまでもありません。

統廃合の問題は過疎地を多くかかえる県のほうが深刻)、一度もきいたことがありません。というか、終戦直後のどさくさ(?)の時期以来、発動された例がないともきいております。

もし「四」をつかえば、訴訟は確実におきるでしょうね。訴訟が終わるころには某市長は、大阪市からいなくなって国政に進出でもしているでしょうか。

(引用ここまで)

Aさん、ありがとうございます。

でもAさん、「廃職又は過員による降任又は免職」の規定は、今回の「条例」のなかに、しっかり残ってたんですよ。
                (明日記事に続きます)

2012年4月 4日 (水)

【立ち読み】「高校生活指導」192号③ 先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”②

                                        
              先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”
                    ―失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!―

~つながる・つくる~ “史上最強の遠足”のねらい
 “史上最強の遠足コンペ”では、①ねらい②クラス分析③行き先・活動内容④費用⑤交通手段⑥生徒の役割分担・準備の活動⑦教員の役割⑧その他注意事項など、考えるべき条件が細かく指定されていた。中でも、クラス単独ではない学年の場合は、同僚を納得させ、協力してもらえるようなプランを考えることが1番難しい。それゆえ、遠足のプランニングでは“教員の役割分担”に力を入れたい。

もうひとつ、遠足という活動のねらいを定めるためには、クラスの現状分析が大切である。例えば、「クラス替えがない持ち上がりのため、グループが固定化しており、お互いを一方向から決めつけるような意見が目立つ」と現状分析し、「自分の意見を大事にしつつ、普段話さない友だちを知り、メンバーのつながりを再確認してほしい」といったねらいを定めるのである。活動内容の“焼そば大会”は、単に焼いて終わりではなく、クラスのメンバーをランダムに班分けし、事前に大会に出品する「オリジナル焼きそば」を考え、班で買い出し、調理。できあがったオリジナル焼きそばは、班ごとに工夫した点などのプレゼンを行ってみんなで試食、審査を行うというもの。企画名は“T&S-1グランプリ!(各班が鉄板焼きとソバ料理の腕を競う企画)”とした。

コンペの結果は1票差でこの企画が優勝。この様子は、翌日の朝日新聞でも報道された。一方で、インターネット上の書き込みサイトでは「温泉でBBQ!学校の先生は暇だな!」という批判も受けた。だが、この企画はそんな批判をものともせず、様々な先生の手によってどんどん進化していくことになった。

~失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!~ Part1
遠足当日。前日まで雨が心配されたが、嘘のような青空で気温もぐんぐん上がった。朝、バスの出発に遅刻する生徒を演じた教師とそれに大まじめで対応する担任役の若手教師とのやり取りなど全てが「実践的」に進んでいく。

バス内では、班に分かれて自己紹介・他己紹介、そして班長選び。多彩なやり方が展開され、ぎごちなかった気持ちが少しずつ柔らかくなっていく。

途中、バスを大型スーパーに横付けし、T&S-1グランプリの買い物へ。買い物という活動を通して、出会ったばかりの人たちが関わり合い、それぞれの個性が見えてきた。そして、いざ、料理が始まると、皮から作る本格餃子あり、班員全員の好きな物ぜんぶ入れた料理あり、和歌山出身が多い班の特性を活かした梅入り焼きそばあり、と各班の個性がさらに際だった。だが、何よりも「なりきってやってみる」ことが今回の面白いところ。サボる人、火おこしを一生懸命する人、他の班を偵察しに来てはつまみ食いをする人など、それぞれが「そんな生徒いるよね」と思える生徒になりきっていた。(いや、素の先生もいたに違いない)

帰路の道中、「○○なMVP」も秀逸だった。みんなが思い思いに印象に残った人を「○○なMVP」として紹介するのだが、「うちわあおぎ過ぎMVP」、「縁の下の力持ちMVP」、「全くやる気なしMVP」など、プラス面だけでなくマイナス面も発表されていく。しかもそれが誰かを非難するのではなく「こんな風に見てくれていたんだ」という、みんながみんなを認め合える空間に仕上がっていくのだ。その空気の変化を、私たちはしっかりからだで感じていた。
この「史上最強の遠足」。翌年も行われた。行き先は、昨年のコンペで惜しくも次点となった「無人島」。
      (つづく。城塚俊彦)

2012年4月 3日 (火)

教員採用辞退率13、4%に①

毎日新聞の報道です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120330-00000011-mai-soci

 2月、某所で、維新の議員さんに高校生が質問する機会がありました。

「3年連続で定員割れして学校が統廃合になったら、そこに勤める先生はどうなるんですか?」

議員さんの答えは、

「事務方の仕事をしてもらいます。それでも先生が余る場合は、ハローワークと協力して、学習塾の講師などの仕事をあっせんします」

職務命令違反や最低評価での「分限免職」が取り沙汰されてるけど、この、「学校がなくなったら分限」の条項はかなりコワイ。

給料安いことには耐えられたとしても、「たまたま勤務した学校が統廃合の対象になり、そのことによって府立高校教員でなくなった」はシャレになんない。

この件が明らかになったら、採用辞退者はもっと増える?!(続きます)

2012年4月 2日 (月)

【立ち読み】「高校生活指導」192号② 先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”①

                           
  今号の大阪執筆は、「センセーのワザ」遠足編。「史上最強の遠足」の無人島編です。
                                       
                                       
                                       
              先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”
                    ―失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!―

クラス作りは遠足から

「クラス作りは春の遠足から」という言葉がある。1年間のHRづくりを見通したとき「春の遠足」で仲良くなり、次に「球技大会」や「体育祭」で目標に向かう集団や組織づくりを学び、秋の「文化祭」では、生徒が自治の主人公として成長する…そんな見取り図を、担任は描くものだ。

ところが、「授業確保」「行事精選」の流れが強まる中、HRづくりのだいじなスタートである「春の遠足」は軽視されがちになった。お手軽な「業者お任せ」の遠足が増え、その分、生徒は自分たちでつくる活動の楽しさを知る機会が減った。

これは生徒にとって不幸なだけでなく、私たち教師にとっても不幸なことだ。生徒と一緒になって活動を作る―企画、段取り、交渉、演出など、その過程で失敗も含めて教師自身が学ぶところはとても大きいのである。とりわけ、春の遠足はまだスタートだからこそ、失敗をおそれず冒険ができるといえる。

ところが、学校は今、正反対の方向に行こうとしているかのようだ。
 「今の学校は失敗しながら伸びていくゆとりがない。教師を育てられない学校が、子どもを育てられるだろうか。」…あるベテラン中学教師が、若い教師の自殺という痛ましい事件にふれて語った言葉である。ことあるごとに成果を求められ、失敗が許されない空気は、若い教師を萎縮させ、失敗から学ぶことを許さない。これでは教師が育たない。

そんな現場の状況をきりひらく、実践的生徒指導ワークショップ「先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足” ―失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!―」が、大阪で行われた。ネーミングの意図するところは2つ。

(1)学校では失敗をおそれてなかなかできないアイデアを、学校を超えてみんなでわいわい出しあい、これまでやったことがないような「遠足」を作ってしまおう。
(2)教師が、その準備段階から生徒になりきって遠足をやってみることで、自然に生徒目線で活動を考え、学べるワークショップにしよう。

(城塚俊彦)

2012年4月 1日 (日)

本日、神戸で土肥信雄さんトーク

先の近畿北陸ゼミで語っていただいた土肥信雄さん(元東京都立三鷹高校校長)たち3人の教師を追ったドキュメンタリー『"私"を生きる』。いま、神戸、新長田で上映中。

そして今日の上映のイベントとして、土肥さん登場です。
土肥節炸裂体験ふたたび。
詳しくは、 
http://doi-toshikuni.net/j/ikiru/ へ。

2012年3月30日(金)~4月10日(火) 神戸映画資料館
■上映開始:11:00
[4月4日(水)4月5日(木)は休館]
■3月31日(土)、4月1日(日)のみ3回上映
11:00/13:40/16:45
【トークイベント】

4月1日(日) 13:40の回上映終了後
ゲスト:土肥信雄さん(出演者)

(トークイベントは、当日11:00および16:45の回のチケットをお持ちの方も参加可能です)

『"私"を生きる』

■監督・撮影・編集: 土井敏邦
■編集協力: らくだスタジオ・森内康弘
■デザイン: 野田雅也
■製作: 『"私"を生きる』制作実行委員会
■配給・宣伝: 浦安ドキュメンタリーオフィス、スリーピン
■日本/2010年/日本語/カラー/デジタル/138分

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