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2012年4月 2日 (月)

【立ち読み】「高校生活指導」192号② 先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”①

                           
  今号の大阪執筆は、「センセーのワザ」遠足編。「史上最強の遠足」の無人島編です。
                                       
                                       
                                       
              先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”
                    ―失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!―

クラス作りは遠足から

「クラス作りは春の遠足から」という言葉がある。1年間のHRづくりを見通したとき「春の遠足」で仲良くなり、次に「球技大会」や「体育祭」で目標に向かう集団や組織づくりを学び、秋の「文化祭」では、生徒が自治の主人公として成長する…そんな見取り図を、担任は描くものだ。

ところが、「授業確保」「行事精選」の流れが強まる中、HRづくりのだいじなスタートである「春の遠足」は軽視されがちになった。お手軽な「業者お任せ」の遠足が増え、その分、生徒は自分たちでつくる活動の楽しさを知る機会が減った。

これは生徒にとって不幸なだけでなく、私たち教師にとっても不幸なことだ。生徒と一緒になって活動を作る―企画、段取り、交渉、演出など、その過程で失敗も含めて教師自身が学ぶところはとても大きいのである。とりわけ、春の遠足はまだスタートだからこそ、失敗をおそれず冒険ができるといえる。

ところが、学校は今、正反対の方向に行こうとしているかのようだ。
 「今の学校は失敗しながら伸びていくゆとりがない。教師を育てられない学校が、子どもを育てられるだろうか。」…あるベテラン中学教師が、若い教師の自殺という痛ましい事件にふれて語った言葉である。ことあるごとに成果を求められ、失敗が許されない空気は、若い教師を萎縮させ、失敗から学ぶことを許さない。これでは教師が育たない。

そんな現場の状況をきりひらく、実践的生徒指導ワークショップ「先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足” ―失敗おそれず、アレンジ、チャレンジ!―」が、大阪で行われた。ネーミングの意図するところは2つ。

(1)学校では失敗をおそれてなかなかできないアイデアを、学校を超えてみんなでわいわい出しあい、これまでやったことがないような「遠足」を作ってしまおう。
(2)教師が、その準備段階から生徒になりきって遠足をやってみることで、自然に生徒目線で活動を考え、学べるワークショップにしよう。

(城塚俊彦)

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