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2012年4月 8日 (日)

【立ち読み】「高校生活指導」192号⑤ 先生がつながる!つくる!学びあう“史上最強の遠足”④

~まとめにかえて~

常に教師は「生徒目線で考えろ」「生徒目線で語れ」と言われ続けている。生徒目線は重要なことではある。しかし、生徒目線と同時に「遠足で生徒に何を学び取ってもらうか」という教員目線を決して忘れてはならない。史上最強の遠足では、企画段階から当日のBBQまで「限られた条件の中でどれだけ楽しめるか」という条件をクリアにしなければならない。生徒には「サバイバル」で好奇心をあおり、その中で教員は「学ぶ機会」をつくる。常に教員は両者の視点を持ち合わせ無ければならないことを再確認できた遠足だった。

経験の少ない若手教師が、いちばん望んでいることは何なのだろうか?史上最強の遠足をとおして、私たちがつかんだこと、それは『安心してやってみる』ことではないかと思っている。これらの学びを、机上だけで、あるいは中途半端なワークショップで、これほど学べただろうか。大の大人がバス1台借り切って、高校生になったつもりで大まじめに遠足をやってしまう、こんな大きなシチェーションがあって初めて、学びが自然に身についたのだと思う。

事実、参加者の本校教員は、卒業生たちと「同窓会in無人島」を実行し、「オリジナル料理選手権」と「○○なMVP」を実践した。また、ある若手教師は、修学旅行のなかで「丸1日クラス遠足in北海道」と題し、市場で魚介類等を買い出して海鮮丼グランプリ(K-1グランプリ)なるものを実行し、雪の中でのBBQを成功させた。

 現実の学校には、失敗が許される空気が次第に失われてきていると感じられる。だから、こうして経験を重ねることで、実行してみようという思いを強くすることができる。1人ではできないことも、仲間と寄り合えばできるのだということを再発見させられる。学校が違っても、同じ志をもった教員たちがつながりを持ち、つくりあげ、学び合えたことで、明日、またがんばれると思えた。それが若い教師の一番望んでいることではないだろうか。

(おわり。城塚俊彦)

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