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2012年5月 6日 (日)

【立ち読み】「早蕨」4月号⑩ 「舞い降りた奇跡の折り鶴」③

(中略。いよいよ完成です)

7,文化祭前日

 前日は、空き教室を1つ借りて、子どもたちを折鶴アート準備組と、バザー準備組にわけた。折鶴アート組には前の日に並べる作業をしたメンバーをリーダーとして配置し、他の子たちに教えながら残りのパネルを完成させる作戦。「任せたで」と一言言っておけば、あとは担任が何も言わなくても作業が進む。みるみるうちに、ネコバスとトトロが姿を現した。

 中には、自分たちの作っているパネルがどこなのかわからず期待しながら作業を進めていて「これって、もしかしてシッポちゃうん?」ということに気づいてショックを受けたグループもいてかわいらしかった。

 同時進行で、自教室では食品バザーの準備が行われている。そちらは女子を中心にチームを編成し、班長にお願いをしてあったので担任が折鶴アートにつきっきりでも滞りなく作業を進めてくれていた。

 折鶴アートの4枚の各パネルがなんとか完成し、恐る恐る横と合わせてみる。「おお!」という歓声とともに拍手がわきあがった。数名の男子が「教室の奴ら呼んでくる!」と、教室で作業をしているメンバーを走って呼びに行った。

 完成した作品を見て、誰もが「わー」と声を上げる。「すごい」「俺らこんなん作ってたんや」!

毎日の作業では直径1センチほどの鶴、もしくはそれが149羽つながった紐状のものしか見ていなかったので、自分たちがこれを作り上げたことによる感動というよりも、すごい作品を見たことによる驚きの方が最初に来たようであった。そんな中、お調子者でムードメーカーの男子が、作品の中の一つの鶴を指さし「この鶴汚いから俺が折ったやつや」と言い出した。そうすると「これ俺の鶴」「これ俺のんや」と各々言い出す。(もちろん誰が折った鶴かなんてわかるわけはないのだが)そのやりをきっかけに、7月から始まった苦労の日々と、目の前の作品とが重なりだし、「俺らってすごいよな」「頑張ってよかった」という声が上がった。

 文化祭当日は2名の生徒が試合により来ないことがわかっていたので、その日にクラス全員で写真を撮ることにする。

(下略。M。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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