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2012年5月13日 (日)

【立ち読み】「早蕨」4月号⑪ 「派手め」対決! 近ブロ、小野田・土肥シンポ報告①

 大阪大学・小野田報告抜粋です。

土肥先生からは「自分より派手なしゃべり方をする人に出会うとは思わへんかった。あんなカラフルな服着てくるのは反則や」と会った瞬間にも、彼の講演最中にも言われましたが、もはや綾小路きみ○ろさんのようないでたちと話し方になっている私です。

(中略)

 橋下市長らは「このままではダメだ」という現状批判を出発点として、即座に「だから壊すしかない」と一足飛びに結論づけていきます。では「壊してからはどうなるのか?」という質問には「それは平成の時代の人たちが考えればいいことだ」とうそぶきます。未来の社会がどうなるのか、人々の幸せをどのように保障するかという見通しは、実は何も描かれていないし、持ってもいないのです。

いじめ・不登校・学級崩壊の多発――それは大問題です。でもそれらは、既存の制度を崩してしまえば、あっという間に直る病気のようなものといえるのでしょうか? 9月の条例案を修正して2月に再提出された3条例案は「これでうまくいく」という保障はどこにもなく「現状ではダメだから」という根拠のない「仮想の利益」を振りまき、「管理」と「強制」と「競争」の中に、教職員だけでなく、子どもも保護者も投げ込み、その結果は当人たちが「自己責任」としてとらされていく構造はまったく変わっていません。「架空の効能書き」の提示による不満の吸収と、はけ口への批判・攻撃を、巧みに使っています。やっぱりそれは騙しでしょうか、一種の集団ヒステリーにも似たものでしょうか?

 イチャモン研究をやってきた私が、その立脚点としたものの一つが、社会全体を覆う暗い閉塞感でした。目の前30センチにちらつく「敵」が憎くてたまらない。それを攻撃して排除しても、なおも今度は次の敵が30センチ前にあらわれ続けるのです。本当は背後にいて「あいつをやっつけろ! そうすれば、お前たちはもっと楽になれるぞ」とささやいている人物(存在)が問題なのでしょうが、その正体がなかなか見えにくくなっています。

(下略。「早蕨」4月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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