おすすめ情報

本の紹介

« 「高校入試だよ!?全員集合」 | トップページ | 「大阪ええじゃないか」関連企画「高校入試だよ!?全員集合」本日開催です。 »

2012年11月29日 (木)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑨ 大阪府の若手教員のつぶやき②

(中学校で教師3年目を迎える26歳の教員)

(前略)まず、私をはじめとする若手教員の多くは、これらの条例が制定されたことや、その条例の内容に関して、あまり大きな反応を示していません。

  その背景には、これまで学校現場で経験してきた「無力感」があったり、はたまた「その場での瞬発的な行動の有効性」があるのかもしれません。
 
 教育行政への要望を通すことの困難さ、多数の先輩教員の中で埋もれる若手の意見、または意見すること自体難しい雰囲気は、若手の教員に「無力感」を感じさせ、感じたままに行動・発言することを躊躇させます。その反面、私たち若手の教員は、その場その場での瞬発的な判断や、慎重に選ばれた言動を効果的に用いて、日々の学校現場での問題に対応し、その「有効性」を実感しています。

(中略)

 あまりに抽象的で、緊急性を感じないもので、私たちが対応するには規模が大きすぎるものに感じられます。つまり、この多忙な学校現場の中では「あと回し」にされる問題になっているのです。むしろ、まだ問題になっていないだけマシで、学校現場では、起きてしまった問題の対応に追われているのが日常なのです。

ただし、条例によって引き起こされる問題を軽視しているわけではありません。特に、教員評価に生徒や保護者の意見が反映されるという制度は、生徒や保護者と信頼関係を築く上で、大きな障壁になることが容易に想像できます。また、制度改変の流れに抗うこともかなわず、良い制度に再び戻すことには手が届かないということも想像できます。それならば、どのような制度であっても臨機応変に対応できる力を身に つけ、どんな問題が生じても解決できる力を持って準備するというのが今の若手教員の素直な気持ちかもしれません。

 少し消極  的な感じもしますが、これが現代っ子先生の未熟で発展途上な現状かと思います。

(「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

« 「高校入試だよ!?全員集合」 | トップページ | 「大阪ええじゃないか」関連企画「高校入試だよ!?全員集合」本日開催です。 »

早蕨(さわらび)」カテゴリの記事