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2012年12月の投稿

2012年12月31日 (月)

1月14日(月)に大阪高生研の総会&1月例会があります。

こんばんは、事務局次長の三木です。

1月14日(月)に大阪高生研の総会&1月例会があります。

今回は普段の学校生活で遭遇する様々なトラブルをテーマとして取り上げ、「生徒と生徒のトラブル」、「クラスのトラブル」、「同僚とのトラブル」について3名の方に報告をしていただきます。

テーマ設定の理由は、「最近女子同士のトラブルがあったけど、よく理解できなくて」という事務局会議でのつぶやきをもとに、保護者とのトラブルだけでなく、もっとたくさんのトラブルを取り上げてトラブルの背景を探ろうという話しなったからです。

現在の参加予定者は13名。目標は30名です。みなさん、ぜひともご参加ください。

【1月】1月14日(月) 大阪高生研総会  新春に贈る実践報告例会
「“モグラたたき”的指導に疲れたあなたへ
  The トラブル!!~こじれた関係性をどう指導するか~」
    ゲスト 福田敦志さん(大阪教育大)

□場所 クレオ大阪西 研修室(JR・阪神西九条駅歩5分)
□日時 1月14日(月・祝)

<スケジュール(予定)>
 9:30-11:00 大阪高生研総会
 11:00-12:30 The トラブル!!~報告3題
   ①クラスの気になる生徒と
   ②文化祭の指導のなかで
   ③職員室での憂鬱
 13:30-14:30 分散会(①~③の3つのうちどれかに分かれて)
 15:00-15:30 福田さんのお話
 15:30-16:45 討論
 17:30    懇親会

□内容
 教員の日常では様々なトラブルが起きます。たとえば、「センセー、A子がB美にちょっかいを出して、二人がトラブルになっています。」、「センセー、C夫が両親とケンカをして家に帰っていないみたいです。」、「センセー、D五郎が場の空気を読まない行動をして、『行事をがんばろう』というクラスの雰囲気を壊します。もう!!センセー、なんとかしてよ!!」という具合にトラブルが連続して起きることもあります。そして、まるで「モグラ叩き」のように、解決しても、解決してもトラブルが絶えないという「モグラ叩き指導」に陥り、「最近の子はわからん!!」という思いを抱くことも少なくありません。また、保護者への対応であくせくしたり、同僚と意見が合わず、「もう!!なんとかしてよ!!!!」と叫びたくなることもあります。

 そんなときこそ、目の前のトラブルをとにかく解決していく対症療法的指導ではなく、トラブル実践を検討して昨今のトラブルの背景を読み解いて、見通しを持って指導にあたっていくことが必要ではないでしょうか。そんな、「モグラ叩き指導」に疲れたアナタに贈る、大阪高生研新春企画、「The トラブル」にぜひご参加ください。

「参加するよ!」は大阪高生研事務局メンバーまでもしくは左記「メール送信」へ。

 今年も暮れようとしています。
 いろいろとお世話になりました。

 先行きいろいろと心配な新年ですが、少しでもいい年になりますように。

2012年12月29日 (土)

【立ち読み】「早蕨」12月号② 特集 ザ・トラブル①

「早蕨」12月号のメインは「ザ・トラブル」。

数々の「トラブル」をどう見る?
教室で、職員室で、いいや大学でも……。

ホンネを集めてみました。

<以下>

1年生で今まで経験しなかった理解しがたいことが起こったり、3年生になっても荒れを引きずったままおさまりにくかったり、キレたら手がつけられない生徒が増えてきたり…。近頃生徒達が変わってきたと言う声を多く聞きます。また、しめつけが厳しくなるにつれ、職場がギスギスしてきたという話もあります。保護者とのトラブルも増えています。教育現場はどうなってゆくのでしょう?

   これらのトラブルの根源・生徒の変化の原因・これからの教育のありようなどを考えてゆくため、まずはトラブル事例を特集しました。

(「早蕨」12月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月28日 (金)

大阪高生研 2013冬~春いろいろ③ 3月9日(土) 近畿ブロックゼミin滋賀・大津

 今年の「近ブロ」は滋賀担当、大津にて。
 いまのところ以下が決まっています。
 手帳に日程だけ確認ください。

 詳報は、また。

【3月】3月9日(土)  近畿ブロックゼミin滋賀・大津

  大津市教文会館
  講演:藤木祥史さん(京生研)
  テーマ:いじめ問題にどうとりくんだか
  実践分析:「集団づくり」(京都から)
      「授業」(大阪から)
      「特別支援教育」(滋賀から)
      詳報は近日発表

(「参加するよ」はどなたでも。左記「メール送信」でメールください)

2012年12月27日 (木)

大阪高生研 2013冬~春いろいろ② 2月3日(日) 「実践例会&飲み食いしながら映像みよう」の会

 新企画。
 定時制でがんばる若手の実践を映像つきで。
 第2部はぐっとくだけた形で、飲み食いありでいろんな自作映像を鑑賞しあおうという企画です。

【2月】2月3日(日) 「実践例会&飲み食いしながら映像みよう」の会

□「i-changer(アイ チェンジャー)~執行部生徒+若手生徒会担当教員たち制作映画が校長会賞をとった!~」(仮題)
□報告&映像鑑賞 細川千明さん(和泉総合高校定時制)
□日時 2月3日(日)13:00~18:00(ぐらいまで。各自可能な時間まで)
□場所 シネマ館(地下鉄中崎町下車。禁煙)

http://www.eizo-kiroku.com/cinema/placemarks/cinem/

□内容
・前半~細川さんの実践分析。いろんな経緯を経て定時制高校、そして生徒会執行部にやってきた高校生たちに、若手教師たちが映画づくりを持ちかけた。教師たちの「かなり熱血」な呼びかけによってできあがった作品は、やがて府の校長会賞をGET……。「夢中にやってきた実践を振り返られれば」と、実践者。
・後半……会場下は台湾料理屋さん。そこからテイクアウト+持ち込みで調達した飲み物、食べ物を手に、だらだらと映像をみてしゃべりあい、パクリあいしようという企画。映像作品(文化祭映像、学校紹介、クラブ紹介、ほか)持ち込み歓迎(酒、サカナの持ち込みも大大歓迎!)

□参加費 500円(会員無料)+飲み食いアタマ割り実費。

(「参加するよ」はどなたでも。左記「メール送信」でメールください)

2012年12月26日 (水)

大阪高生研 2013冬~春いろいろ① 1月14日(月) 大阪高生研総会

今年もあと数日。

来春、1月~3月も大阪高生研いろいろやります。

【1月】1月14日(月) 大阪高生研総会  新春に贈る実践報告例会

「“モグラたたき”的指導に疲れたあなたへ
  The トラブル!!~こじれた関係性をどう指導するか~」
    ゲスト 福田敦志さん(大阪教育大)

□場所 クレオ大阪西 研修室(JR・阪神西九条駅歩5分)
□日時 1月14日(月・祝)

<スケジュール(予定)>
 9:30-11:00 大阪高生研総会
 11:00-12:30 The トラブル!!~報告3題
   ①クラスの気になる生徒と
   ②文化祭の指導のなかで
   ③職員室での憂鬱
 13:30-14:30 分散会(①~③の3つのうちどれかに分かれて)
 15:00-15:30 福田さんのお話
 15:30-16:45 討論
 17:30    懇親会

□内容
 教員の日常では様々なトラブルが起きます。たとえば、「センセー、A子がB美にちょっかいを出して、二人がトラブルになっています。」、「センセー、C夫が両親とケンカをして家に帰っていないみたいです。」、「センセー、D五郎が場の空気を読まない行動をして、『行事をがんばろう』というクラスの雰囲気を壊します。もう!!センセー、なんとかしてよ!!」という具合にトラブルが連続して起きることもあります。そして、まるで「モグラ叩き」のように、解決しても、解決してもトラブルが絶えないという「モグラ叩き指導」に陥り、「最近の子はわからん!!」という思いを抱くことも少なくありません。また、保護者への対応であくせくしたり、同僚と意見が合わず、「もう!!なんとかしてよ!!!!」と叫びたくなることもあります。

 そんなときこそ、目の前のトラブルをとにかく解決していく対症療法的指導ではな
く、トラブル実践を検討して昨今のトラブルの背景を読み解いて、見通しを持って指
導にあたっていくことが必要ではないでしょうか。そんな、「モグラ叩き指導」に疲
れたアナタに贈る、大阪高生研新春企画、「The トラブル」にぜひご参加くださ
い。

(「参加するよ」はどなたでも。左記「メール送信」でメールください)

2012年12月25日 (火)

【立ち読み】「早蕨」12月号① 文化祭見てある記 第12回

「早蕨」12月号が完成。もう届きましたか?

 まずは、早や12回目となった「見てある記」から。

▷ 2007年 池田高校
 元同僚から今年はなかなかの出来なので是非みてやってくれと頼まれ、朝から体育館ステージにかぶりつく。
 「アニー」主役のはつらつとした演技に観客が一気に引き込まれた。ダンスも相当練習を積み重ねたと思われる。カーテンコールでは涙、涙、涙。「ピーターパン」君は本当に高校生?と聴きたくなるほど、主役を熱演。これまた拍手喝采。

▷ 大阪薫英女学院
 オープニングは体育館で全校鑑賞。歓声の渦に巻き込まれる。薫英パワー炸裂!3年生は売店に取り組む。グラウンドにはテント屋台が立ち並ぶ。テントの装飾は凝りに凝っていて、お客も長蛇の列。「UFO 地球ノ焼キソバニ飽キタトコロヨ~」「Billy’sトルティーヤCAMP 」など屋号キャッチコピーも凝っている。トルティーヤは2日間で900食を焼き上げる。売り子の衣装も手作り。宣伝しながらチケットを売りさばく。1・2年生は民族舞踊部門、創作ダンス部門のコンクール制。夏休みも登校して練習。9月に入ると早朝練習も

▷ 大阪商業大学附属 堺高校
 校門坂を利用した急流すべりは2年2組。工事用のポンプを借りてきて、大量に水を流すことに成功。用意した砂は土のうに約4トン。中庭では、様々な右店や折り鶴壁画も。

(つづく。詫間秀雄。「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月24日 (月)

おまかせの年末恒例行事、奈良教育大学学生向けHR講座を担当してきました。

例年は日程がクリスマスと重なり、学生の不満が渦巻く中で始まりますが、今年は12
月の22日。もしや「好意的に受け止めてくれるのでは?」と思うも、やはり「何で土
曜日の朝から」という不満が聞こえてきて、学生らしいなと思いました。

今年で9年目となる講座、今回はトラブルがあったり、スケジュールが合わなくて講
師の数も少なく、担任一人で講座を取り仕切る姿も見られました。

個人的には奈良教に来るのも今年で4回目。時が経つのも早いなぁと思いつつ、新ネ
タを披露したり、講座を運営したりして諸先輩方からお褒めの言葉を頂戴し、「褒め
られていいのかなぁ」と思う自分は貧乏性なのかしら。

なにはともあれ、無事に一年が終わり、今年も「よいお年を」という言葉で奈良教の
講座を締めくくりました。(M)

2012年12月23日 (日)

編集長の偏執な日々…(下)

 さて、肝心のなかみ。これがもう難産なんですわ(>_<)

 第1特集(タイトル未定)は、「学校の民主主義の再生」をコンセプトに、一方的な生徒指導や上意下達の体制がもはやあたりまえになりつつある学校で、生徒や保護者との対話を成立させ、いっしょに知恵を出し合い、オルタナティブな学校を作りだす実践を探ろうと思っていました。

 でも、いただいた実践記録は、生徒・保護者と出会うことすらままならないでいる現実です。どの実践もいま、現場が苦闘している等身大の実践だと思います。編集委員会では、それでも生徒と対話を成立させるべく実践者が苦労していることを共有し、対話を通じてかくれていた生徒の世界が浮かび上がり、教師自身の指導が揺れ、指導の見直しや作りなおしに向かおうとする、そのことがかすかだけど学校像をずらすことにつながっていくのではないか。もっと「行為」とも呼べないような記録の細部から、どうすれば今、教師は、生徒・保護者と出会えるのか、他者との出会いを学校づくりの共同のほうへつなげていけるのかを探ろうという話になりました。今、その筋で執筆者や分析者に原稿手直しをお願いしているところです。

「ここまでこだわるか~」という声もありやなしや?ですが、編集長は現場を励ます実践のヒントをひとつでも多く届けたいと、編集に偏執な日々なのです。

(井沼淳一郎・「新高校生活指導18歳を市民に」編集長)

2012年12月21日 (金)

編集長の偏執な日々…(上)

「新高校生活指導18歳を市民に」194号ですが、全国各地のみなさまの奮闘で売り上げ1000部に近づいています。売上金の納入も当初見込みの約2倍だそうで、編集長は本当にうれしい限り(^o^)/

 現在、195号(2013年3月1日発行)の原稿校正にかかっています。12月2日は、滋賀で朝10時から夕方5時まで7時間の濃密な校正作業と編集会議。

 僕は195号こそ正念場だと思っています。最初の号の売れ行きはいわばご祝儀相場。本当に買い続けてもいいと思えるかどうかは195号のでき次第でしょう。

「おっ!前よりいいじゃん」となるか、「前より落ちたな」となるか。映画でもシリーズ3部作で終わるか、ご長寿映画になるかは2作目次第じゃないかな。Oさんのアドバイスはプロの書店員の目線でありがたかったです。

 実は、表紙デザインも195号から一新する予定です。今、デザイナー・出版社とや
りとりしていますが、「昭和」じゃないお洒落な装丁になりそうです。12月15日・16日の全国フォーラムでは、1次案をお見せできると思います。

  (井沼淳一郎・「新高校生活指導18歳を市民に」編集長)

すごくうれしい書評

航薫平著『えーっ!バイト高校生も有給休暇』を、『高校のひろば』誌で、東京の高校生が書評を寄せてくれています。

これがまた、「そうそう、それを伝えたかった!」といううれしい内容で。

<以下>

 航 薫平 著

 この本で特に印象に残ったところはまず、アルバイトをしている高校生の労働実態です。

 私自身、「決められた出勤時間より30分早く出勤して、仕事をしなさい!」と先輩から言われ、早くから仕事をしてもシフトどおりの給与しかもらえなかったことや、夜10時過ぎまで働かされ「10時以降の高校生の勤務は労働基準法に違反する」からと、10時以降の賃金は支払われなかったことがあります。この経験からアルバイトへの待遇について疑問を感じていました。

 ですから、本の中で、アルバイトは「見習い」として扱われ、「正当な額の給料が支給されない」という高校生の証言と私自身の経験とが重なって共感を覚えたのです。

 そしてこのような実態があるにもかかわらず、「アルバイトは権利を主張できる立場ではない」と考えている人が多いところです。

 本の中で、教師が「アルバイト従業員の給料が国で定める最低賃金に達していない場合、『たたかう』という人は手をあげて」と言い、手をあげた生徒は30人中3人。3人はクラス中から「世間知らず」のように非難されます。職場での不当な扱いに納得できなかった私は、その3人と同じように「これは法律に違反している」と考えましたが、私はそこで、声をあげてたたかうということができず、アルバイトをやめるという選択をしました。私は職場でのたたかい方を、よく知らなかったからです。

 この本の中で主人公が「アルバイトでも有給休暇が取れる」と学び、「みんなで有給休暇を取ろう」と訴えたことは、「すごいこと」だと思いました。私を含め多くの人が違法な労働条件、理不尽な状況の中で声を上げるのをためらっているのが現実であると思います。

 しかし、本書のなかで、教師や弁護士、労働組合に相談をして、学んだうえで、店長に有給休暇を認めさせたところに感動し、励まされました。

「今おかしいぞ」と思っている人が声をあげてたたかうことができたなら、あるいは、「おかしい」現状に気づかずにいる人がそれに気づけたなら、労働者の権利は確かなものになっていくでしょう。

 学校の授業、テレビ番組や地域などで労働基準法などの権利に関する法律を理解しやすいように伝え、会社でも新入社員や新人アルバイトの人に有給休暇が取れるなどの権利があると教えたりするなど、知るきっかけや学ぶ場をつくることが必要です。同時に従業員が声を上げるためのサポートを厚くすることで、「おかしい」ことを「おかしい」と言える、労働者の権利が保障される社会にしていかなければと思います。

()フォーラムA企画 1143円+税

  

東京都都立高校3年生 岡田ちふみ(『高校のひろば』2012年冬号)

2012年12月20日 (木)

【再ご案内】12月22日(土) 恒例! 年末奈良教育大学学生向けHR1日講座

「現役教師たちが大勢でやってくる」が旗印の年末恒例講座。
 教師をめざす大学生たちをゲームで一気にクラス・班に分けてのワークショップ。
 若手教員の参加歓迎。なかなか見せてもらえない、HR派先生たちの「クラス開き実演」をご一緒に。

□奈良教育大学 「特別活動の研究」
□主催:おまかせHR研究会

「行こう」は、左記「メール送信」からお申し込みください。

2012年12月19日 (水)

年賀状それぞれ

 選挙速報をききながら、年賀状を書いていました。

「(前略) やたらと競争をあおり「言いたいことを気軽に言えない」、そんな昨今の風潮に反対です。「敵」を見つけてたたきつぶし合うのでなく、考えが違っても苦労しながら一致点を探る――昨年は大阪の教育や原発関係のシンポや授業に取り組みました。「憲法」が注目されそうな今年、自分のポジションでできることを懸命にやりたいと思っています」

 それぞれの人がいろんな思いを持って迎える2013年、です。

2012年12月18日 (火)

1年1組の物語⑦

                               
〈文化祭・4〉

  文化祭前日。我がクラスは3年生の教室をつかうことになっていたので、4時間目終了後、2階へ移動した。迷路地図を41枚印刷し、みんなに配った。男子と女子の半分が教室を掃除して机の組み立て、残りの女子が段ボールその他必要なものを上から運んで来て、机を組み立てたらみんなで段ボールを貼り付けて迷路を完成させるということにした。

  SyやA、T、Yらはみんなを指示して、掃除をし、机を組み立て始めた。みんなが一生懸命動いている。机を固定するテープが無くなりかけるとDが買い出しに出てくれた。机を組み終わると、女子が段ボールをいっぱい隣の控え室から運んできて、みんなで貼り付け始めた。はじめはゆっくりで、これで終わるれるのかと思ったが、そのうちにみんな夢中で段ボールを貼り付けていた。(私は欲しいもの、足りないものを調達してくるパシリと化していた。でも、この生徒達の力はすごい!)
  曲がり角や霧吹きで水をかけることになったあたりは、入念に黒のゴミ袋を段ボールの上に貼り付けた。一段落すると、女子たちは入り口と出口の飾り付けをはじめ、風船できれいに飾り付けた。すべての準備を整えて、なんと5時半に下校した(!)。

  文化祭の日は在校生や子ども達に大受けで、生徒達は当番表に従って楽しそうに客の相手をしていた。途中私は、壊れた霧吹きで水をかけまくっていたKから霧吹きを取り上げた。1日目が終わった後、少し時間があったので、反省会をした。女子達やDから、水のかけすぎに対してクレームがついた。KやRyやTaら男子が水をかける場所に関係なく、教室の中で水の掛け合いをしたのである。客からも文句も出ていた。Syも段ボールが溶けるから、水掛は控えて欲しいと言った。Kたちは明日は水掛を控えると約束した。

  2日目、行くところがないのか、男子数人が控え室に残っている段ボールを片付けて良いかと聞いてきた。私は、なるべく早く片付けを終えたかったので、有り難く男子達に片付けてもらうことにした。2日目も平和に終わった。女子は軽音とダンス部を見にいってしまった。男子だけが残っていた。取り組みは2時半までだが、まわりが2時頃から片付けはじめた。男子が、片付けて良いかと聞いたので、いいと言ったら、暴れていいかと言う。良いというと男子達は嬉しそうに、段ボールを暴れながらはがし始めた。あっという間に、教室はゴミの山となった。女子が帰ってきて、みんなで片付け始めた。「大丈夫」と7月に言ったとおり、みんな力を合わせて片付ける。段ボールは細かくちぎってゴミ袋に入れるのだが、副担任の先生も手伝って、みんなでひたすら片付けた。誰も逃げない。

  途中閉会式があった。うちのクラスは賞はもらえなかった。(うちは3部門あるが、各部門1つしか賞がもらえない)

  閉会式後、また片付けに戻り、6時前にすべて片付けて、教室もきれいにした。テニス部の男子が二人、クラブに行くと言ってゴミ袋を持って帰ったほかは、誰一人帰らず、最後まで片付けて帰って行った。

  文化祭後、あまりのがんばりに感動した私は、手製の賞状を作り、生徒達の前で読み上げ、集合写真といっしょに教室に飾った。みんなうれしそうだった。

  しばらくたった後、生徒会が文化祭のよかった取り組みアンケートの結果を出した。うちのクラスは、学校中で3位だった。(1位はダンス部、2位は2年生の喫茶店)しかも、ベスト10に1年生の取り組みが3つ入っていた。(クラブ3・3年2・2年2・1年3)詫間DVDを見せた成果であろうか!「今年の1年はよくがんばった」という評価とともに、文化祭は終わった。 (河内 愛子)

2012年12月17日 (月)

大阪高生研総会2013の概要が決まりました。

事務局会議にて、以下決定。
1/14(月)、ご予定ください。

<以下>

【1月】1月14日(月) 大阪高生研総会  新春に贈る実践報告例会

「The トラブル!!~こじれた関係性をどう指導するか~」

    ゲスト 福田敦志さん(大阪教育大)

<スケジュール(予定)>
 9:30-11:00 大阪高生研総会
 11:00-12:30 The トラブル!!~報告3題
   ①クラスの気になる生徒と
   ②文化祭の指導のなかで
   ③職員室での憂鬱
 13:30-14:30 分散会(①~③の3つのうちどれかに分かれて)
 15:00-15:30 福田さんのお話
 15:30-16:45 全体討論
 17:30    懇親会

2012年12月15日 (土)

ちょっといいやん! 勝手にBOOK案内 「小熊英二著作」2冊

「早蕨会員」としてデビューいただいた、大学教員・Kさんの、小熊英二さん著作の書評特集です。

●小熊英二『私たちはいまどこにいるのか』(毎日新聞社、2011)

著者の小熊さんは慶應義塾大学で日本の歴史・思想の研究をされています。これまでいくつかの重厚(文字通り)な著作を発表してきましたが、本書は専門書ではなく、時々のコラムやインタビューなどを集めたもの。震災の直前に出版されましたが、政治運動や市民運動が「沈滞」していると言われるなか、冷戦後の日本社会が変わらざるを得ないターニングポイントに来ていることを説得的に語っています。反貧困、プレカリアート運動の分析も秀逸です。現代社会における市民形成と市民運動の意義が歴史の流れのなかに位置づき、元気の出る一冊です。(定価1890円)

●小熊英二『社会を変えるには』(講談社現代新書、2012)

 その小熊さんの最新刊、しかも一般向けに書き下ろした民主主義論・社会運動論がこの本です。象牙の塔の研究者ではなく、震災後には反原発市民運動の先頭に立ってきた小熊さん(市民団体とノダ総理との会見にも参加していました)。市民が何もしなければ社会は「望んでいない方に」変わる。つまり行動してもしなくても、「社会を変えない」ことなど不可能だ、というスタンスで本書は書かれています。そもそも民主主義って何なのか? なぜ日本では民意がここまで政治に反映しないのか? そうした疑問を考えるにも役立ちます。(定価 1365円)

2012年12月14日 (金)

恒例! 年末奈良教育大学学生向けHR講座 今年もやります。

「現役教師たちが大勢でやってくる」が旗印の年末恒例講座。
 教師をめざす大学生たちをゲームで一気にクラス・班に分けてのワークショップ。
 若手教員の参加歓迎。なかなか見せてもらえない、HR派先生たちの「クラス開き実演」をご一緒に。

□奈良教育大学 「特別活動の研究」
□主催:おまかせHR研究会

※「参加」「参観」希望者は、左記にメールください。

2012年12月13日 (木)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑬ こんな大阪ワンデイウォーク 日本最古の官道 「竹内街道」をゆく

(前略)
  駒ヶ谷駅に降り立つ。夏~秋の季節は電車を降り立つと甘酸っぱい香が漂ってくる。そう、このあたりは河内ぶどうの一大産地。駅近くに「河内ワイン館」もあり、試飲OK。予約すればワイナリーの見学も可。(早々に酩酊はまずいので来訪は帰りに)
 
  太子町までのこの間は、車の交通量も少なく、田園や飛鳥川や山々の風景と、多様な時代な歴史的景観を同時に味わいながら、飽きることなくのんびりと街道歩きが堪能できる。
 
   駒ヶ谷駅北にある古い集落を歩いていくと道はゆるやかに上っていく。国道といってもこのあたりは、集落の中はすれ違うのがやっとの狭い道で集落から出ると2車線というくり返しだ。羽曳野市から太子町に入った春日というところで、現国道とは別に旧道が残っていて、旧街道の趣がぐっと増してくる。竹内街道は茶色に舗装されていて、案内板も充実、休日のハイキングコースとして地元も力を入れていることがわかる。
 
上ノ太子駅を過ぎた六枚橋で小さな川を渡るところから竹内峠への上りが始まるが、ここで右に折れ「叡福寺」に詣でることにする。「叡福寺」は羽曳野市の「野中寺」(中ノ太子)、八尾の「勝軍寺」(下ノ太子)と並ぶ太子信仰のメッカで「上ノ太子」と呼ばれる。広い境内の奥に鎮まる太子廟には聖徳太子:太子の母・太子の后が眠り、三骨一廟という。この周辺には、敏達陵(太子西山古墳)、用明陵(向上古墳)、推古陵(高松古墳)、孝徳陵(上ノ山古墳)が点在する。叡福寺の山間から東南にかけて竹内峠にかかるあたりを「王陵の谷」と呼び、その清澄な空気は古代にそのままタイムスリップした感覚になる。

  再び六枚橋から竹内街道に戻り、少し歩くとゴールの「竹内街道歴史資料館」。「石の道」・「最古の街道・大道」「太子信仰の道」「庶民の道」という歴史変遷に従った4つのテーマに沿って、街道の歴史を学ぶことができる。
 
  最後に資料館から徒歩20分ほどの「太子温泉」で疲れを癒したい。ここの露天の檜風呂は僕のお気に入りだ。ここからは上ノ太子駅(近鉄南大阪線)と河内国分駅(近鉄大阪線)に無料送迎バスが出ている。
 
  このあたりでステキな食事処なら、太子山田の「アスカガーデン」(0721-98-3456)。池の上にせり出したオープンテラスでランチor焼きたてワッフルで一憩もいい
  。
西行終焉の地 弘川寺 まで足を延ばす。このまま帰ってもいいが、今日は河内の名刹「弘川寺」までがんばって歩く。資料館から南へ3キロ余の「高貴寺」は慈雲尊者が隠栖したといわれる寺だけに静けさとその佗いがすばらしい。参道の美しい椿の並木、本堂前の枝垂れ桜も見事。

(後略。中村貴彦。「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月12日 (水)

やります「おまかせHR研究会」2012討ち入り例会

本日。

恒例の生駒山懐の某温泉にて。

来年からシステム変わる大阪大学教育実習講座はどうする?
 「担任のアイディア」「教室の裏ワザ」100連発本の新版は?
 それとも「こんな時代」だから、新刊がのぞまれている?

16:30 趣旨間違わないしっかりした会議(風呂入る人はそれまでに)
19:00 風呂
19:30 恒例年忘れメタボしゃぶしゃぶ宴。

 さあ、今年も押し詰まってきました。

2012年12月11日 (火)

1年1組の物語⑥

          〈文化祭・3〉

  段ボールがもらえなくなった!ピンチ!!まだまだ必要数にはかなり足りない。生徒達はもらえる店を探しながら、作業を進めていた。

 そんな中、Aたちは、クラスでタオルをそろえようと言いだした。(クラスTシャツにしたかったのだが、お金が足りなかったのだ)AたちはHRでクラスに色の希望を聞き、圧倒的多数の賛成で、Aの一押しの黄色に決まった。ひとつの店で5・6枚くらいしか手に入らないので、A・T・H・Si・Yらは買い出しのついでに少しずつタオルを買っていたが、なかなかそろわない。そうするうちにまた一週間が過ぎた。
  段ボールの作業はかなり遅れていた。

  文化祭1週間前の金曜日、「土曜日に作業するなら付き添うけど」と言うと、生徒達は来るという。当日、女子5名(Y・E・Si・Mk・Ms)と男子3名(Na・J・Ko)がやってきた。みんなが段ボールを集めに行き、帰って作業を初めて少し経ったとき、私に外線が入った。Syからだった。彼は父親に頼んで大量の段ボールを持って、車で送ってもらってやってきた!彼は、その日は私服だったので、「帰ります」と言ってダンボールを置いて帰った。(うちは私服登校禁止)

  私は来ていた生徒達を呼び、みんなで段ボールを4階まで運び上げた。「男前!」みんなの喜びようはすごかった。段ボールを数えてみたが、これで何とか足りそうであった。

  文化祭まであと一週間。やっと残る人数も増え出した。AやHやTに言って、後ろの黒板にやらなければならない仕事をすべて書き出してもらった。そして、やる人を募らせた。また、やったものは消してゆき、仕事や進行状況がみんなに見えるようにした。

 うちの迷路は「不気味迷路」で、黒く塗った段ボールに不気味な絵を描いてゆくことになっていたので、そろそろ絵を描く作業に入る生徒もいた。また、迷路の中のあちこちにクイズ入った箱を置くことになっていたので、生徒達はそのクイズも考え始めていた。

  文化祭3日前。ついにクラブ禁止になった。これで、一気に残る人数が増えた。段ボール塗りもほぼ終わりに近づいていた。

  文化祭前々日、昼から文化祭準備。AやHに「みんなの仕事分担を考えてね」と言っておいて、「分担どうしようかなあ」と思ってHRに行ってみると、AやHそしてバスケ部女子Moらが、もう黒板に仕事を全部書き出し、希望も聞きながら、誰がやるのか分担していた。

  買い出しに行く者6グループ、そして教室作業の者。みんな一斉に散っていった。
クイズの賞品のお菓子や、黒のゴミ袋・黄色のタオル、その他必要なものを買い出した。作業も順調だった。あとは組み立てるだけなので、生徒達は、5時過ぎには帰って行った。
  明日は126の机を組み立て、140枚の段ボールで迷路を作らねばならない。先生達には「何時までかかるかわからんで」「大丈夫か?」などと言われた。うちのクラスを少し補助するため、2階に降りることになった他の1年生と2年生のクラスが教室のいらない机を運んできてくれることになった。(助かりました!)
  さあ明日は文化祭前日。頑張らなければ。                           

(河内 愛子・つづく)

2012年12月10日 (月)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑫ イケ麺ず&スウィーツ・パラダイス 手打ちうどん きぬや

  西淀川高校から車でちょっと天王寺方面に行ったところにある、「繁栄商店街」というなんともレトロな商店街の入り口に、その店はあります。昭和のにおいのする店構え・手打ちという看板・店の外にある懐かしいジュースクーラー。「何かにおうよなあ…」という高生研麺好きメンバーのカンに狂いはありませんでした。

うどんが手打ちなのは勿論、焼きそばの麺までご主人の手打ち。それぞれ、うどん・焼きそば・焼きうどんを注文しましたが、値段も安く、味は想像以上!思わず発する「うまい!」の一言。サイドメニューも充実していて、大きないなりずし、ちらしずし、そしておでんを注文しましたが、どれもおいしく、オススメです。

  家族でやっているお店で、かわいいおばあちゃんが出迎えてくれます。最後に懐かしいジュースクーラーにひかれて、「ひあしあめ」を飲み、満足して帰ったのでした。
  定休日は残念ながらわかりませんが、麺の好きな方、是非、行ってみてください。(我々が行けたので、日曜は開いています。)    (加藤 都)
                                          

(「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月 9日 (日)

基本は「相手の立場を尊重すること」

 かつて井沼さんの「自殺20000人」の授業を大阪まで見学に来られた宇都宮健児さんは、現在、東京都知事選に立候補中。

 「ヤミ金ハンター」として名をはせていた宇都宮さんを最近の、『週刊SPA!』 が特集しているけど、

「(記者は)宇都宮氏からヤクザ、ヤミ金への対処の仕方を教わった。その基本は「相手の立場を尊重すること。決して下には見ないこと」だった」

 という宇都宮さんの姿勢には、学ぶこと多いです。

●不屈の弁護士にして都知事選候補者・宇都宮健児氏が語る「コワい人との交渉術」
http://nikkan-spa.jp/341318

 こちらも、注目記事。

●ブラック企業に入れ知恵する“ブラック士業”が暗躍中
http://nikkan-spa.jp/341148

2012年12月 8日 (土)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑪ 2012文化祭 28時間TV

(前略)

<最初で最後のリハーサル>
 この間、役割ごとに担当者がよく働いてくれました。クラスの出し物を看板で表現する「ポスター」制作、台本の修正&加筆、漫才&コントのネタ合わせ(合計5組が出演)、ダンス甲子園の練習(2名が出演)、ランナーの走る映像の撮影、小道具大道具の作成、音響の編集、クラスTシャツの作成。特に、ビデオ編集はS男が毎晩家に持ち帰り、頑張ってくれました。
 1回目のリハは準備不足のため不参加、2回目のリハは絶対参加!と言われていたことをS男しか知らず、準備不足を理由に不参加。(この後、彼は小劇場担当の先生にこっぴどく叱られました。)
くじ運も重なり、最後のリハは本番の4日前という早い時期。各係のタイミング(照明の明暗転、緞帳の開閉、音響挿入、ビデオ再生)に時間が必要で、通しの練習はたったの1度しかできませんでした。規定で、30分間を超えると賞の審査対象外になるということを聞かされ、タイマーで計時しながらのリハ。
  終わってみると、ゆうに30分超え!
N希は「俺は賞よりも思い出をとる!」と、視聴覚教室にいるクラスメイトに名言を残しました。

 本番までの3日間、毎日2回は教室で通し稽古を行ないました。まず、ランナーとタレント役がステージに上がり、アナウンサーの司会で28時間TVが始まります。カウントダウンでランナーが走り始め、会場を出たランナーの走る映像(録画)がスクリーンに映し出されます。その後舞台では漫才、コント、ダンスと繰り広げられ、その途中には中継という形で(もちろん録画で)映像を挿入。さらに、なぜランナーが走るのかというインタビュー映像も流し、ランナーのゴール間際にはお約束の「負けないで」を歌い、ランナーのゴール後、全員で「サライ」を歌って終了。
 漫才・コントが5組ある分、結構時間が押してしまうのです。しかし何度も練習をすると、所要時間が30分で収まるような見通しが出てきました。
               
 見通しができると、N希から、本番と同じ視聴覚教室でもう一回練習させてほしいとお願いがありました。小劇場担当の先生に、私からお願いに上がると「担任の付き添いで」という条件付きのOKが出ました。リハを2回すっぽかしているのに、ルールを破ってこっそり練習していることが許されてしまうことに対して、個人的にはあまり良い気分はし
ませんでしたが、生徒たちはようやくスイッチが入り真剣そのものでした。

<文化祭当日>
 8組の出番は日曜日(9/9)で、視聴覚教室には「面白い企画らしいで」と前評判を聞きつけたお客さんで溢れていました。スタートから30分間、お客さんは笑いっぱなしで楽しんでもらえたようでした。
 企画のスタート後、しばらく経ってランナー役のN希が裏手にやってきた時、「先生、30分で収まるかな?ここまできたら、賞取りたくなってきた!」と興奮ぎみに話していました。「負けないで」が歌われ始めると、私から「あと4分!」の声を聞きステージへ上がっていきました。本当はゴールの後にネタを仕込んでいたようだったけど、N希はネタをせず、「ありがとうございました!」とあっさりした幕切れを選びました。

 文化祭の終わりは、クラス企画の片付けをして荷物も身体もHR教室に移動してから。最後の最後に体育館で表彰式が行われます。

(下略。M。さあ、表彰式では? 「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月 7日 (金)

維新公約「最低賃金制の廃止」――ただでさえ違法横行なのに、法律まで守ってくれなくなったら。

サトウです。

表題について、別のブログにこんな原稿を書きました。

(以下。一部改)

大阪高生研のメンバーたち、どうすれば高校生に 「オオカミの群れ(=社会)に裸で放り込まないで、肌着1枚身につけさせ(by湯浅誠さん)」られるか、ということで、法律家の方々とコラボで「使える労働法」を教えています。

このたび、維新の公約に「最低賃金制の廃止」が盛り込まれました。
これ、目的は「雇用を増やすため」としているが、やっぱり「ブラック企業を増やす」ことになりかねない。

今でさえ、高校生バイトの世界では、

「研修・試用期間だから」
「ウチの会社はいまは赤字だから」

などと言った理由で、最低賃金以下の労働がまかり通っています。
ひどいところでは、堂々と「ウチは労基法適用外の会社だ」と言って違法状態でバイトを雇っている(もちろん、雇用契約書などなしで)。

高校生たちからききとりをすると、時給800円(=現在の大阪府の最低賃金)の職場の多いこと多いこと。
いまはかろうじて法に守られているけど、最低賃金制が廃止になると、おそらくこのうち多くの会社では時給が下がるだろう。

高校生たちは「ウチの会社はこうなってる」「不況だから今はこうなってる」と言われれば、「そういうものなんだ」と思わされてしまいます。
「パート・アルバイトでも有休が取れる」ことは、経営者だけでなく、「知識人」と呼ばれる方でもご存じない方も多くおられます。
(「時給で働いてるのに有給休暇なんてあるはずないやろ!」が通用している)

「最低賃金以下は違法」「バイトでも有給休暇は取れる」「変だと思ったら組合がある」「労基署に行くにはどうすれば?」など、弱い立場のなか、強弁されてムチャクチャな条件で働いている高校生たちの諸権利を、当の高校生だけでなくすべての方に――これからも微力ですが、できることをやりたいと思っています。
http://book.asahi.com/booknews/update/2012110800012.html

「負の所得税」制度も含めた維新公約を議論のきっかけとして、逆に、いまも知られていない現行労働法やバイト高校生の実態を広める機会にできないか、と思案中です。

(PS)
その後、維新がこれを「撤回」しました。
やっぱり……。

今までネットで応援していた人らからも批判が噴出しています。
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1354623214/

2012年12月 6日 (木)

「高校入試だよ!? 全員集合!~どうする大阪の高校~」、報道いろいろ

  いくつか掲載いただきました。

●大阪日日新聞  「教育の商品化懸念 大阪府の公立高校入試」
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121202/20121202024.html

●朝日新聞   「変わる高校入試、保護者ら議論」
http://www.asahi.com/area/osaka/articles/OSK201212010168.html

2012年12月 5日 (水)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑩ 大阪府教員採用試験を受けなかった学生のつぶやき②

   
  (つづきです)
 
その他にも理由はある。大阪府教育行政基本条例にあるように、違いを認め合う人間を大阪が大切にしてきた、また、子どもたちにそういう力をつけさせたいというのなら、大阪府立学校条例の第2条3項にあるように、学区は広げることは逆効果であると考えるし、地域に誇りを持つ人間を育てるためには、地域それぞれに学校を残し、地域で子どもたちを育てるべきであるはずだと考える。

  何より、まるで学校も教職員もなまけているかのような視点から教育現場を捉えている点が気になる。学生の私でも声を大にして言えることは、知事よりも、各地域、各学校の子どもたちを理解しているのは、各地域の保護者や住民、各学校の教師たちであるということであり、そんな保護者や住民、現場の教師の声をもっと積極的かつ、できるだけストレートに反映させるよう努めることを教育行政機関に願う。保護者や住民の意見はある程度取り入れようと努力していることは感じられるが、現場の教職員の意見が反映されそうな期待はいっさい感じられないのが残念である。
 
  教育委員会からの通達や現在の職場環境がどれだけ現場の教員を苦しめているのか、知事も教育委員会も知っているはずである
  。
  その改善を図ろうという努力を怠っていると感じる自治体では私は魅力を感じない。教育に関して言えば、むしろ今、愛すべき大阪の、知事や教育委員会のような人たちのことが情けないと感じる。勤務成績についても、教員を苦しめるばかりで、全く現場の声を尊重していないのだなと悲しくなる。
 
 
  以上のような理由から、私は大阪府の教員採用試験を受けなかった。

(「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月 4日 (火)

1年1組の物語⑤

〈文化祭・2〉
                                                           河内   愛子
夏休み、生徒達は登校すると決めた日には入れ替わり立ち替わりやって来て、作業をして、片付けて帰るという日々が続いた。しかし、やがて、来る人が固定化してくる。「ライン」で回しているらしいが、A、H、T、K、Y、S、Si(女子)、N、J(男子)がほぼやってくるメンバーになった。そのメンバーも、バイトなどで全員集まるのは難しく、4・5人の日もあった。
女子文化委員(女子は2人いた)のひとり、Hのイライラがつのってくる。AやT・Yは活動自体を楽しんでいて、Hに「夏休みが終わったら、みんな来るって」と言う。私も、あまり無理に頑張らなくても、夏休みが終わってからみんなでがんばろうと声をかけたが、そのうちHはあまり来なくなった。
 そのうち、Aも来ない生徒達に対して不満をもらすようになった。やってくれそうな男子に声かけを勧めると、Aたちは、バスケ部男子2人に声をかけ、買い出しに出かけることに成功した。(うちのクラスの男子は運動部加入率が高いので、クラスには目が向きにくい)

  夏休み最終週は、A・H・Tは、はじめからここはバイトと言っていたので、来られるメンバーだけで作業を続けた。Y、S、Si、K(女子)N、J(男子)が来ていた。来週から授業という日、「掃除に来たほうがいい?」と聞かれ、思わず「手伝ってくれたら嬉しい」と言ったら、本当に、女子がやってきた。Y、S、Si、Kの4人が来てくれて、教室をきれいに掃除した。(こんなの初めて!)

  夏休みが明けた。私は、夏休み中の作業の様子を語り、みんな都合がある日は仕方がないが、残れる日は残って思い出に残る文化祭にしようと呼びかけた。しかし、A・Hらが「残って」と言うが、夏休みより多いものの、残る人数は多くない。そこで、黒板に残れる日を書いてもらうようにしたが、書いてくれない人もいて、残る人はあまり多くない。(しかし、LHRの時間には、みんな一生懸命作業をしている。やる気が無いわけではない)1週間はあまり進展せず過ぎた。
  私は、学級委員のMを呼んで、中心で頑張っている女子達を支えるためにも、いろんな生徒に残るよう声をかけてほしいと頼んだ。彼女は、勿論わかってますと答えた。
Mはダンス部で忙しい中、声もかけ、残れる日は残っていた。

  文化祭まであと2週間という月曜日、水泳部Sy(男子)が残った。試合が終わったのだろう。この日から、彼は毎日残るようになる。彼は、設計図を作り直し、机がいくついるのか、段ボールが何枚いるのか計算した!机が126、段ボール約140枚。(私とMがアバウトに設計図どおり作れるのか検証していたが、詳しい数まで計算していなかった)そして、かなり段ボールが足りないということが発覚すると、親を説得し、自分の家の段ボール(新品!)40枚を持ってきてくれた。Syの加入で、生徒達に弾みがついてゆく。

しかし、段ボールはまだ足りない。しかも、よそのクラスが少しずつ動きだし、段ボールを集めて回るようになったので、近所の店に行ってももらえなくなった!ピンチ!!まだまだ足りないのに!                                     つづく

2012年12月 3日 (月)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑨ 大阪府教員採用試験を受けなかった学生のつぶやき①

  大阪出身ながら大阪府の教員採用試験を受けなかった学生さん数名の手記。
 そのうちの1人、Bさんの文章を全文掲載。

<以下>

  私は、教育とは崇高なものであると考えている。明るい未来と豊かな社会を創造する可能性を秘めた力があると考えている。
 
一方で、人々の人生、人格、思想を左右するほどの力があるとも考えている。戦前では教育の力により、国家が(教師はそれに加担するかたちとなり)多くの教え子に「正義」を教え込み、それを信じこんだ教え子たちを育てるに至ったこと、教え子たちを戦場へ送り出す結果となった歴史がある。これは悲しい事実であり、私は教師となった時、同じような悲劇を引き起こしたくはないと考えている。

  教育の秘めている恐ろしさをよく理解した者こそが主体的かつ中心となって教育に携わっていくことが今も将来的にも必要とされることだと考える。そして全ての国民があらゆる角度から教育のあり方、考え方について活発に議論し交流し合う社会こそが理想であり、その先には常に子どもたちの豊かな成長と権利を保障する目的がなければならないと私は考えている。決して教育が上記以外のある一定の目的(例えば、国の経済成長政策の実現、手段)のために利用されてはならないと考えている。
 
しかし、今回の大阪府教育行政基本条例を受けて、もしかすると私が恐れているような結果を生み出すことに、私自身が加担しかねないのではないかと感じた。だからこそ大阪府で教員採用試験を受けない決断をした。その理由のひとつが「知事」の必要以上の教育への介入という可能性を秘めている点である。条例の中で、知事は教育委員会とあらゆる場面で協力体制をとることになっている点が気になる。

  教育委員会はもともと、戦前の反省に立って、教育が政治と密接につながり、政策に利用されないよう、教育の中立性を確保するために教育委員会法を根拠に組織されたものであったはずで、教育委員会法が地方教育行政の組織及び運営に関する法律に変わったからといって、その教育の中立性は守り続けるべきであると考える。つまり、教育委員会こそがまず、自分達の教育観や現場、地域の意見を積極的に取り上げ、活発な議論を繰り返し、リーダーシップを発揮し、教育の方向性を示すべきであると考える。しかし、まるではじめから知事の意見を求めるかのような姿勢がみられ、教育委員会が楽をしようとしている感じがするのが許せないのである。また、知事が教育に関わる内容については、教育界や教育現場が求める「教育条件の整備と拡充」のみでよいと考える。それ以外の教育への積極的な介入は、知事の考えを押しつけるような可能性を秘めており、それは戦前の悲劇を繰り返しかねない、上意下達のシステムを確立させてしまう危険性があるといえるのではないかと思う。だからこそ、私は大阪府の教員採用試験を受けなかった。
 
  (つづく。「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2012年12月 2日 (日)

「高校入試だよ!?全員集合!~どうする大阪の高校~」、ご参加本当にありがとうございました。

「やっと入試について語れる会ができたか。」と参加者のお一人が話されましたが、入試というのを高校の側がきちんと考えていなかったことがわかった思いに駆られました。
それは、守口の中学校のA先生の報告があってのこと。くるくる変わる入試制度に対する現場教師と生徒、保護者のとまどい。その中で、学校で学ぶことがどんどん空虚なものになっていってる現実・・・。A先生のお話から、学ぶことの意味をあらためて考えさせられました。それは高校にも言えることですが・・・。

入試とは教育問題の本質の1つなのではないかと改めて思いました。私は受験させて「選ぶ側」ですが、その選び方は「こんな形でやりなさい」とおりてきます。学校では前期入試と後期入試もやって手間が増えてたいへんだみたいな議論しかないのですが、そんなことよりももっともっと大事な「学ぶことの意味」とか「高校に行くことの意味」のようなものが語られないといけないんだとあらためて思った次第です。教師や保護者があつまって本当にいい議論ができました。また改めて、中身については報告したいと思います。

「教育だよ全員集合」はまだまだ続きます。まずは御礼まで。(首藤)

2012年12月 1日 (土)

「大阪ええじゃないか」関連企画「高校入試だよ!?全員集合」本日開催です。

 ある普通科進学校の教頭先生は「前期入試で何人来るか想像もつかない。採点ができるんだろうか・・・。」とぼやいていたそうです。
人気校は前期入試(2クラス分80名)で受験者が殺到するのではないかと。一層2極化がすすむのではないか・・・。そんな気もします。

「大阪府教育振興基本計画」「府立学校の将来像検討」議論も注目です。読めば読むほど、「うーん」。

入試制度を入口にして大阪の教育を考える企画。どうぞふるってご参加ください。

  ○○○

大阪の高校入試が、今、すんごいややこしい!この春、教育条例が制定された大阪では、教育改革が猛スピードで進んでいます。生徒も保護者も先生も、変わる高校入試に右往左往していませんか?おまかせ改革で大丈夫?内容知らなくても大丈夫?大阪府教育委員会による「大阪府教育振興基本計画」と「府立学校の将来像」の「中間まとめ」をのぞき見しながら、子どもに寄り添う教育・生徒のための教育ってどんなんやろう・・・。
みんなで考えてみませんか?Let’s熟議!!

報告Ⅰ:「高校入試はこう変わる~新しい入試制度のしくみ~」 府立高校教員
報告Ⅱ:「中学校の進路指導の現場から」 中学校教員
熟 議 :参加者で入試制度への疑問・不安・期待などについて熟議

日時:2012年12月1日(土)13:30~16:30(受付13:00)

場所:エル・おおさか708号室

主催:教育だよ!?全員集合!実行委員会

http://kokucheese.com/event/index/60675/

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