おすすめ情報

本の紹介

« やります「おまかせHR研究会」2012討ち入り例会 | トップページ | 恒例! 年末奈良教育大学学生向けHR講座 今年もやります。 »

2012年12月13日 (木)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑬ こんな大阪ワンデイウォーク 日本最古の官道 「竹内街道」をゆく

(前略)
  駒ヶ谷駅に降り立つ。夏~秋の季節は電車を降り立つと甘酸っぱい香が漂ってくる。そう、このあたりは河内ぶどうの一大産地。駅近くに「河内ワイン館」もあり、試飲OK。予約すればワイナリーの見学も可。(早々に酩酊はまずいので来訪は帰りに)
 
  太子町までのこの間は、車の交通量も少なく、田園や飛鳥川や山々の風景と、多様な時代な歴史的景観を同時に味わいながら、飽きることなくのんびりと街道歩きが堪能できる。
 
   駒ヶ谷駅北にある古い集落を歩いていくと道はゆるやかに上っていく。国道といってもこのあたりは、集落の中はすれ違うのがやっとの狭い道で集落から出ると2車線というくり返しだ。羽曳野市から太子町に入った春日というところで、現国道とは別に旧道が残っていて、旧街道の趣がぐっと増してくる。竹内街道は茶色に舗装されていて、案内板も充実、休日のハイキングコースとして地元も力を入れていることがわかる。
 
上ノ太子駅を過ぎた六枚橋で小さな川を渡るところから竹内峠への上りが始まるが、ここで右に折れ「叡福寺」に詣でることにする。「叡福寺」は羽曳野市の「野中寺」(中ノ太子)、八尾の「勝軍寺」(下ノ太子)と並ぶ太子信仰のメッカで「上ノ太子」と呼ばれる。広い境内の奥に鎮まる太子廟には聖徳太子:太子の母・太子の后が眠り、三骨一廟という。この周辺には、敏達陵(太子西山古墳)、用明陵(向上古墳)、推古陵(高松古墳)、孝徳陵(上ノ山古墳)が点在する。叡福寺の山間から東南にかけて竹内峠にかかるあたりを「王陵の谷」と呼び、その清澄な空気は古代にそのままタイムスリップした感覚になる。

  再び六枚橋から竹内街道に戻り、少し歩くとゴールの「竹内街道歴史資料館」。「石の道」・「最古の街道・大道」「太子信仰の道」「庶民の道」という歴史変遷に従った4つのテーマに沿って、街道の歴史を学ぶことができる。
 
  最後に資料館から徒歩20分ほどの「太子温泉」で疲れを癒したい。ここの露天の檜風呂は僕のお気に入りだ。ここからは上ノ太子駅(近鉄南大阪線)と河内国分駅(近鉄大阪線)に無料送迎バスが出ている。
 
  このあたりでステキな食事処なら、太子山田の「アスカガーデン」(0721-98-3456)。池の上にせり出したオープンテラスでランチor焼きたてワッフルで一憩もいい
  。
西行終焉の地 弘川寺 まで足を延ばす。このまま帰ってもいいが、今日は河内の名刹「弘川寺」までがんばって歩く。資料館から南へ3キロ余の「高貴寺」は慈雲尊者が隠栖したといわれる寺だけに静けさとその佗いがすばらしい。参道の美しい椿の並木、本堂前の枝垂れ桜も見事。

(後略。中村貴彦。「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

« やります「おまかせHR研究会」2012討ち入り例会 | トップページ | 恒例! 年末奈良教育大学学生向けHR講座 今年もやります。 »

早蕨(さわらび)」カテゴリの記事