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2012年12月 5日 (水)

【立ち読み】「早蕨」10月号⑩ 大阪府教員採用試験を受けなかった学生のつぶやき②

   
  (つづきです)
 
その他にも理由はある。大阪府教育行政基本条例にあるように、違いを認め合う人間を大阪が大切にしてきた、また、子どもたちにそういう力をつけさせたいというのなら、大阪府立学校条例の第2条3項にあるように、学区は広げることは逆効果であると考えるし、地域に誇りを持つ人間を育てるためには、地域それぞれに学校を残し、地域で子どもたちを育てるべきであるはずだと考える。

  何より、まるで学校も教職員もなまけているかのような視点から教育現場を捉えている点が気になる。学生の私でも声を大にして言えることは、知事よりも、各地域、各学校の子どもたちを理解しているのは、各地域の保護者や住民、各学校の教師たちであるということであり、そんな保護者や住民、現場の教師の声をもっと積極的かつ、できるだけストレートに反映させるよう努めることを教育行政機関に願う。保護者や住民の意見はある程度取り入れようと努力していることは感じられるが、現場の教職員の意見が反映されそうな期待はいっさい感じられないのが残念である。
 
  教育委員会からの通達や現在の職場環境がどれだけ現場の教員を苦しめているのか、知事も教育委員会も知っているはずである
  。
  その改善を図ろうという努力を怠っていると感じる自治体では私は魅力を感じない。教育に関して言えば、むしろ今、愛すべき大阪の、知事や教育委員会のような人たちのことが情けないと感じる。勤務成績についても、教員を苦しめるばかりで、全く現場の声を尊重していないのだなと悲しくなる。
 
 
  以上のような理由から、私は大阪府の教員採用試験を受けなかった。

(「早蕨」10月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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