【立ち読み】「早蕨」12月号⑥ こんな大阪ワンデイウォーク 関西駅ぞばぐるっと一周旅②
京阪特急に乗り換え丹波橋、改札口脇の『麺座』に入って券売機で食券を買おうとして発見!? その名も「炙りきつねそば」。味をつけていない油揚げを軽く火であぶりそのままそばにのせてある。わずかに焦げ目がつく程度に炙るのだが、出された瞬間から香ばしい匂いがフワッーと漂う。味付けをしていないのでふんわりと軽く外側はカリッとした歯ごたえ、筏のようにつゆに浮くのも視覚的におもしろく、最初に食べても終わりに食べても同じ食感風味を楽しめるGoodアイデアそば(340円)。
関西では味付けをしない油揚げを細かく刻んでのせる「きざみ」が普及している。関西以外ではうどんそばのトッピングとしては「油揚げイコール味をつけるもの」という固定観念がある。味をつけない油揚げを用いる「駅そば」文化が根付く関西なら当然の発想かも知れぬ。(『麺座』は丹波橋の他 中書島、寝屋川市にも)
近鉄で京都へ移動、JRに乗り換える。JR京都駅には3軒の駅そば店があるが、今日は西跨線橋上の『門左衛門麺・串』。定食を含めたオリジナルメニューが多く「知恵と閃き」を感じさせるここでのオススメは「京風そば」(400円)。わかめ、とろろ昆布、梅干し、きざみ、カマボコそしてぜいたくに湯葉がのった豪華絢爛!?そばだ。
湯葉は食感がつるつるしていて滑らかな舌触りと歯ごたえで、うどん・そばとの相性はいいが、駅そば店ではなかなかお目にかかれない。セルフの天かすもお好みで。
この店は酒類や一品ものも多く取り揃えていて、夕刻以降は立ち飲み処としての顔も併せもつ。『麺・串』と称するだけに串揚げ天ぷらが名物でその串揚げ2本がのった「麺串そば」(480円)もある。一杯ひっかけるなら3本の串盛りに生ビールのついた600円のセットが断然!!
(つづく。中村貴彦。「早蕨」12月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)
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