おすすめ情報

本の紹介

« 大阪高生研総会 感想集① | トップページ | 【立ち読み】「早蕨」12月号⑤  こんな大阪ワンデイウォーク 関西駅ぞばぐるっと一周旅① »

2013年1月18日 (金)

「体罰・暴力」①

この間の「バスケ部員自殺」に端を発した「体罰・暴力」の問題に際して、大阪高生研内でもさまざまな議論が行われています。

「緊急学習会」を行おうという話も出ています。

以下、大阪市長が遺族に謝罪した時点での、管理人・サトウ個人文責の意見です。
「大阪高生研内でも評価分かれたところ」と承知のうえ、お読みください。

<以下>

大阪市長の「きっちりした謝罪」

ぼくは、この間の大阪の「教育改革」は、ぼくたちが今まで大切にしてきた大阪の教育の「いいところ」をどんどん失わせているんじゃないかと不安に思う立場です。

 また、前から橋下市長が「口で言ってきかなければ手を出さなきゃしょうがない」(https://www.youtube.com/watch?v=xSeMDxxaIcw)とか言ってたことは絶対おかしいし、そのうえで、今回の「バスケ部員自殺」に際し、

「クラブ活動の中でビンタをすることは、ありうると思っている」
「教育委員会が体罰禁止とか、手をあげることは絶対にありえないという、うわべっ面のスローガンで事にあたっていたことが最大の原因」
                  
 などと、その後も暴力容認発言をしたり教委攻撃に使っているのは絶対おかしいと思っていました。

 しかし、12日、遺族宅を訪れた橋下さんは、「スポーツの指導で頭をたたかれたり、尻を蹴られることは普通にあると思っていた」が,「自分の認識は甘すぎた」ときっちり謝罪をされました。

 このことについては、「また発言がブレた」と批判的な向きは多々ある。
「どうせ、世論の風向きを読んだだけの謝罪だ。「教育は20000%強制」の思想は何ら変わっていない」との冷めた見方もある。

 けど、ぼくは耳の痛い批判にもしっかりと向き合い「厳格に暴力は排除しなければいけない」と言いきった橋下さんの今回の姿勢を大いに評価しますし、「懸命な指導だから」「「正義」があるから」と「暴力は絶対ダメ」の立場になかなか立ちきれない土壌がぼくらの現場にあるのなら、それはしっかり反省せねばならないと思います。

 教育現場だけでなく、社会全般が「暴力的」になっている昨今。幅をきかしている「言うてわからんヤツは殴らにゃわからん」という考え方を否定する。「暴力は排除しなければいけない」との前提をしっかり取り戻す。「暴力に頼らなきゃ指導できない」のなら教師失格だ――と。

 これが「学校」での常識となり、やがては「社会」、そして「国家」間のレベルでも、「暴力に頼らなきゃ交渉できないのなら外交担当失格だ」が常識となることこそ、貴重な「命」の重さに報いることだと思います。

 大阪市民であるぼくは、橋下さんもがんばれ、と心からエール送ります。
 もちろん、大阪が取り組もうとしている「教育改革」が、「殴らなければ暴力的でもいい」んじゃないことは言うまでもないです。
(だから、「学校現場は言うてもわからんから、強制的に校長を全員民間人にする」は暴論だと思います)
 
 
                                              (文責・佐藤功)

« 大阪高生研総会 感想集① | トップページ | 【立ち読み】「早蕨」12月号⑤  こんな大阪ワンデイウォーク 関西駅ぞばぐるっと一周旅① »

意見」カテゴリの記事