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2013年2月10日 (日)

【立ち読み】「早蕨」12月号⑦  こんな大阪ワンデイウォーク 関西駅ぞばぐるっと一周旅③

   京都から新快速に乗って長駆姫路へ。姫路駅といえば今やすっかり名物として定着した「えきそば」。和風出汁に中華麺を合わせたオリジナルメニューが売り出されたのは戦後間もない1949年。決して奇を衒おうとしたのではなく、うどんを売りたくとも統制品の小麦粉がなかなか手に入らず、コンニャクとそば粉混ぜた麺を販売、その後も味、食感、保存性など考え試行錯誤をくり返して中華麺に行き着いたのだ。以来60余年、「えきそば」は姫路の味として親しまれ、メディアにも登場、知名度が上がった。(天ぷら・きつねとも350円)

 今度は山陽電車に乗り換え。山電沿線の系列駅そば店『山陽そば』で食べたいのが「ぼっかけそば」だ。甘辛く煮込んだ牛スジ「ぼっかけ」、本場は神戸長田。終戦直後の闇市では牛肉は希少品、勿論庶民の口には入らない。そこで廃棄されていた牛スジ肉を何とか利用できぬか、苦心の末に生み出されたのが「ぼっかけ」で、当時は米も容易に手に入らず主にうどんにのせて食べられるようになった。

 姫路からすぐ、飾磨で下車。飾磨駅の『山陽そば』は唯一ホーム上にあって駅そばの雰囲気がある。肉の旨みと脂身のコクが絡み合い味付けともうまくマッチして、舌がとろけるようなまろやかさが魅力だ。麺とつゆとの相性も抜群の390円。半ぼっかけと天ぷらに生卵をのせた豪華な「スタミナそば」もまた390円。(『山陽そば』は姫路、飾磨、明石、垂水、板宿、高速長田、阪神元町の各駅に)

(つづく。中村貴彦。「早蕨」12月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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