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2013年3月の投稿

2013年3月31日 (日)

京都らしい演出で

今夏の京都大会(8月3日4日5日)の準備が進んでいるようです。

「3日に30分間の開会行事が予定されておりまして、京都らしさと新しい高生研のコンセプトの両方がメッセージとして出せればいいな~と考えています。

後半はまだ霧の中ですが、前半は京都らしい演出で京都学生祭典踊り普及部のオリジナル創作おどり「京炎そでふれ!」を見ていただくことにしました。京都学生祭典オリジナルの創作おどりである「京炎そでふれ!」は、京都の特色をふんだんに取り入れて創られました。(下略)」

今年の「大会応援ブログ」のタイトルは、「そ〜どすそ〜どす、京都におこしやす」。
「京炎そでふれ!」の話は、以下で。
                              

http://kouseiken.jp/Taikai/2013/03/25/%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%bc%aa%e3%81%8c%e5%ba%83%e3%81%8c%e3%82%8b/

2013年3月29日 (金)

【立ち読み】「早蕨」2月号⑩ 2013年大阪高生研総会報告(下)

◆総会での論点と決定事項(抄録)
①総論にかかわって:全国高生研と地域高生研の関係は微妙。独立で対等・平等か?独立は合意事項ではない。応援し、応援される関係で交流と共同をすすめる。

②「市民としての資質と能力を育てる」に違和感。18歳を市民として扱いながら市民に育てるということでないと受験体制や管理主義に対抗できない。教師が生徒に向き合う際のWスタンダードの反省をふまえよう。

③「早蕨」:中身は充実している。しかし、編集が負担になっている。原稿締め切りが守られないなど問題も。印刷の負担も大きい。担当者を広げるなど体制を見直し、さらに充実を。

④会計:支部から地域高生研への移行期会計年度は1月から12月。8月から翌年1月の総会までで次年度の会費を集める。2012年の会費は徴収しない

⑤大阪高生研規約:大阪高生研には大阪在住・在勤でなくても加入でき、権利関係も平等です。(規約に書き込まず確認)

⑥方針:大阪高生研は、会員が気軽に実践を語り、聞きとられる実感をもてる活動をめざす。その上で、豊かな学びができる、いろんなやりたいことができるという実感をもてる活動をめざすことを確認。「あれこれやりたい・おまかせ企画」全体予算は10万円で。

⑦予算:全国フォーラム等、G会議への参加者補助は若手会員などを中心に。全国高生研の事務局員、G員には補助しない。

⑧全国委員会補助は削除。その分は予費に。

★総括と決算、方針、予算はそれぞれ参加者の拍手で承認されました。

(「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月28日 (木)

【立ち読み】「早蕨」2月号⑨ 2013年大阪高生研総会報告(上)

◆2013年大阪高生研総会は、全国高生研の組織改編にともなって支部としての位置づけから地域高生研に発展改組する節目になるものでした。総括では、これまでの大阪高生研の活動をふりかえって何を大切にしてきたのかを「総論」をとおして振り返りました。

  大切にしてきたもの。それは、2000年代の格差と貧困の拡大と、ここ数年の暴力的に加速する政治の教育への介入を梃子に高校教育の新自由主義的で能力主義的・競争主義的な再編がすすむ中で、高校生とその同世代の若者を市民として遇しつつ、若者たちが社会に自立していくための本当に必要な学びとは何かを模索してきたこと。そして、若者たちが福祉や労働の権利をとりもどし、それを体現するセーフティネットの学校を構想してきたこと。その上で、子ども・生徒の成長が自己責任論で切り捨てられる状況を、生徒・教職員・保護者・市民など多くの人との共同・協働の関係をつくりつつ切りひらいていきたいという思いにもとづくものでした。
 
  こうした点を確認できた総論では、今日の大阪の教育の状況をふりかえりつつ、昨年1年の活動を意味づけ、新しい大阪高生研と大阪の高校教育の展望を示唆する議論が一定できたと思います。

(つづく。「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月27日 (水)

激しいデッドヒート?

新聞折り込みには塾や予備校のチラシがテンコ盛り・・・。大阪ではR塾とM教室の熾烈な合格者数競争が展開されている。これまで北摂地盤のRは公立で偏差値トップのK高校にダントツの合格者を誇っていたが、河内筋から進出してきたMが猛烈な攻勢をかけて今年は逆転。何とK高校では定員320名のうち160名がMで150名がR。ということは残るは10名?・・・。それでMのチラシはK高校の合格者が160名というのを前面に打ち出してきた。するとRは、府内進学特色校10校の合格者数898名を打ち出して・・・。まあ、何とも言えぬありさまで・・・。それにしても1つの高校で2つの進学塾の出身者が占めるというのはどんな感じなんだろう・・・。高校受験で塾の役割というか影響力はとても大きい。有名校への合格者数は塾のウリだから、それを前面に出して競うのもわかる。が、ウリはそれしかないの・・・?と思ってしまう。一概に善悪を論じることはできないが、中学校の進路指導と塾の進路指導との関係はどうなのかとかいろいろ考える・・・。競争主義への圧力が強まる中で受験とは何か、今一度考える時期ではないか。(S)

2013年3月26日 (火)

【立ち読み】「早蕨」2月号⑧ イケ麺ず&スウィーツ・パラダイス

      CLUB HARIE<クラブ ハリエ> http://clubharie.jp/

こちらも多くの皆さんご存知のはず、和菓子舗「たねや」の洋菓子部門「クラブハリエ」。

夫の会社がここの洋菓子を入れる容器を卸しているそうで、それなら一度食べてみよう!と、大阪の阪神百貨店へ。

いつも繁盛してるなぁと横目で見てはいたものの、そんなに美味しいのかなぁとも思い素通りしていた店でバームクーヘンを購入。さすが阪神百貨店、箱もタイガース柄が用意されている!

ハリエの袋をさげて、お気に入りの店・豚しゃぶ「佐くら」(ブリーゼ店)で昼食。提供される滋賀県近江産の豚が、クラブハリエのバームクーヘンを食べて育ったことを知り、夫と2人で爆笑。そうそう、バームクーヘンのお味は、並ぶ価値あり☆私たち家族では評判上々でした。

中身の詰まった食べごたえと、しっとりした触感、甘ったるくなくコーヒー紅茶にぴったりです。

(M。「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月24日 (日)

『高校生活指導』195号好評発売中!!

高校生活指導195号「学校に対話と討議を」、ただいま販売促進中。先日のM先生凱旋記念「和歌山大学行商」では、4冊購入いただきました。明るい表紙が好評です。

職場で、高校生活指導195号をはじめて手にした30代の先生から、こんな感想が。「対話を通じて生徒と向き合うひたむきな姿に感心しました。反面、その成果が得られなかったときの徒労感も透けて見え、気の毒に思いました。対話に挑み、くじける若手教員をサポートするベテラン教員とのチームワークがないと難しいなと感じました。」

実は、生徒会部長として執行部の人間関係トラブルに悩んでいた彼に勧めたところ、「まさに、僕に今必要なのは対話をどう成り立たせるかなんです」と読んでくれました。その感想が上記。195号の実践記録はすごい実践ばかりじゃなくて、等身大で悩む先生たちの姿がリアルに出ています。彼の感想もそんなところに共感を持って読んでくれたみたいです。

購読の申し込みは、大阪高生研まで。このブログのメールでお申し込みください。

2013年3月23日 (土)

.(教育あしたへ 先生の挑戦:4)改憲・竹島、直球で議論 考える主権者育てる

「最終章」と銘打った朝日新聞「教育あしたへ」新シリーズは、数々の「教育の壁」を扱うもの。

 21日のテーマは「政治教育の壁」。

 知った顔がいろいろ登場します。 

○「国会を召集しまーす」
 2月、立命館宇治高校(京都府宇治市)であった2年生の政治・経済の授業。教諭の杉浦真理(しんり)(49)が呼びかけると、六つの班から1人ずつ「国会議員」が出てきた。
 議案は、改憲の手続きを定める憲法96条の改正だ。

今の96条はこうだ。

〈改正は、衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成で発議され、国民投票の過半数の賛成で承認される〉

 だが首相の安倍晋三は、国会が発議しやすいよう「3分の2以上」を「過半数」に変えたいと主張している。

 教室の国会でも、6人の議員中3人を改正賛成派が占めた。ただし、協議してまとめた案は首相とは違った。

 〈国会は3分の2→過半数に下げる。国民は過半数→5分の3に上げる〉

 国会のハードルを下げるのは首相と同じだが、改正の判断は重いので、多くの国民の支持が必要だと判断した。(下略)

○多くの学校は政治問題を扱うことに及び腰だ。「判断の分かれることを教えていいのか。どこかから突っ込まれたらどうするのか」。現場ではそう自主規制しがちだと大阪府立緑風冠高校の教諭佐藤功(52)は指摘する。

 「教師はマジメで完璧主義者が多い。忙しくてすべてを理解する時間もない。だが、避けていては、決まったことを受け入れるだけの若者がますます増える」

 佐藤には定番の手法がある。新聞記事やビデオで説明し、意見を書かせる。自分の考えは述べない。生徒の声のいくつかを選び、賛否に分かれて紙上討論を重ねる。

 橋下徹が大阪府知事時代に主導した府教育基本条例案を取り上げた一昨年秋の授業でも、この手法を使った。(下略)

▽杉浦さんの顔や全文参照は、

 http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201303200468.html

 http://blog.livedoor.jp/oisosan/archives/52028453.html

2013年3月22日 (金)

【立ち読み】「早蕨」2月号⑦ 特集 市立高校における体罰事件から考える―暴力のない学校をつくるとは―④ 「体罰問題」を考える

特集 市立高校における体罰事件から考える―暴力のない学校をつくるとは―④ 「体罰問題」を考える

(前略)
  
<怖い思い出>
私は、小学2年生の時、担任の先生に頬を1度だけ叩かれたことがあります。理由は、チャイムの合図で直ぐに教室に戻らず、校庭で遊んでいたからでした。この時、ほとんどのクラスの子どもたちが、外で遊んでいました。そして、先生に怒られみんなでゾロゾロと教室に戻ると、「班長は、全員前に出て並べ!なぜ班長は、みんなに注意をしなかったんだ。連帯責任だ!!」と先生に怒鳴られ、端から順に平手打ちを受けました。あっという間の出来事でした。私の頬の内側は破け血が出ていました。

 あまりに突然のことだったので、私はその時涙も出ませんでしたが、家に帰ってからもジンジンと痛む頬を撫でながら、「チャイムですぐに教室へ入らなかったことは悪いことだけど、こんな風に叩かれなきゃいけないことなのかな?私は、先生の手先じゃない。班長がみんなの見張り番なんだったら、私は、班長なんてしたくないな…」というような思いが、ぐるぐると頭の中をずっと巡っていました。私は、この時から学校に対して違和感を抱くようになったのです。

 でも、こんな漠然とした違和感を持ちつつも、私はこの日の恐怖を忘れることができず、教師への絶対服従は私の身体に確実に浸透し、本当の自分をどこかに置いたまま、従順な子どもとしてずっと過ごしていました。でもこれは、成長するにつれ自己乖離を広げる大きな原因となっていきました。

 体罰は、人に恐怖心を植え付けるだけで、そこに指導も学びもありません。そこにあるのは、見せかけの頑張りと自己肯定できない偽りの自分に苦しむ子どもたち、或いは、考えることを既に諦めた空虚な子どもたちの姿だけなのだと、私は思うのです。

 何より、「体罰」は学校教育法により禁止されているのですから、このことを真摯に受け止め、「体罰」に頼らない指導を考えていくことが緊急課題となっているわけです。教育とは、指導とは…そして、学校・集団・リーダーといった、今当たり前にあるものを問い直すことが必要な気がします。それを考えようとしているのが「高生研」だと、私は思っています。

(後略。Mさん(保護者)。「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月21日 (木)

和歌山大学で講座やります。

きのうはおまかせHR研究会の「桃」例会が、和歌山の加太で行われました。
例会後は、紀淡海峡の旬の魚を堪能、大阪へ戻ったメンメンですが、一部は和歌山泊まり。
今日は和歌山大学「採用直前講座」の講座を1つ担当します。

(4)第4講座「4月から5月の学級・HRづくりの見通し
         ー6月の学級崩壊を生まないためにー」
    14:50~16:20

 和歌山大学出身・Mさんの“凱旋講座”。
 いつものおっさんたち3人がまわりを固めます。

2013年3月20日 (水)

【立ち読み】「高校生活指導」195号② 生徒と楽しむ行事のアイディア スタート!!担任 四月の準備

「鉄道記事ばっかじゃないぞ」と一部で評判の中村代表の「クラス開き」が、今号の巻頭。
思いのこもった一文です。

<以下>
!!担任 四月の準備

ホームルーム担任の特別な意味

  三十年近く教員をやっていても「担任」という言葉を聞くと新鮮な響きと独特の意味合いを感じる。
 
 教員免許取得は教科「担任」養成が中心のカリキュラム(「教科教育法」はあっても「ホームルーム指導法」の講座はない?!)なので、「担任」(なぜか当然に一般名詞としては「ホームルーム担任」を指す)は、各校務分掌と同様に教員として採用された後各自がその経験・体験に基づきながら試行錯誤の中で、今もなお形をつくりだしているものなのだ。

 だから偶然の積み重ねで「担任する」ことによってはじめて「担任になる」のであり、さらにこうした長いプロセスの中で漸く「担任である」意味が明確になってくる。そしてこの世界を生きてきた僕にとっては、ほろ苦い思い出を含む教師としての軌跡(担任になっていく螺旋状の軌跡)そのものといっていい。

 では、どうすれば「担任」になれるのだろうか。生徒や保護者にとって僕が「担任」でいいのだろうか。毎回自問自答する命題だ。

 入学式や始業式に校長が担任を発表しても、それは形式的な意味でしかない。生徒や保護者にしてみれば、それは拒否できない学校の一方的な通告。だからこれは単なる始まりであって僕自身がこれから先、時間をかけて生徒や保護者にとって「担任」にならなければならないのである。

手始めには、あいさつ状

  (後略。中村貴彦。「高校生活指導」195号)

2013年3月19日 (火)

おまかせHR研究会 2013「桃」例会です。

大阪発HR実践研究&執筆集団「おまかせHR研究会」、「七夕(7月)」「討ち入り(12月)」「桃(3月)」の年3回の例会を行っています。

基本は「趣旨間違わないきっちりした会議」+「宴」(+「温泉(できれば)」)。

今年も「桃」の季節となりました。
2013「桃」は、来たる3月20日の祝日。
和歌山在住のNさんに骨おってもらい、和歌山・加太の温泉民宿を予約しています。

加太は、魚のうまさと新鮮さでは有名です。13時に会議前に温泉に入り、その後会議。17時にまた一浴。のち、宴会。

●趣旨間違わない会合内容
①「担任のアイディア」新版制作 
②「憲法」本関係
③「阪大教育実習事前講座」

などなど。

発刊10年を経て、『担任のアイディア100連発』の新版作成にとりかかります。
若いメンバーも一緒に、さあ、アイディアを出し合おう。

加太とれとれ魚ちりを食しながら、今年も「春になってきたなあ」を味わってきます。

2013年3月18日 (月)

【立ち読み】「早蕨」2月号⑥ 特集 市立高校における体罰事件から考える―暴力のない学校をつくるとは―③~かつての体罰問題を乗り越えて~

   今回の桜宮高校生徒の自殺から明るみに出た「体罰事件」は日本中に大きな衝撃を与えた。私も、かつて起きた体罰事件当時の体験が蘇り、「指導」の名の下に未だに体罰が半ば公然と容認されてきていたことに愕然とした。

 自殺に追い込まれた生徒の心の葛藤を思うといたたまれない思いだ。私の経験から何よりも気になるのが当該校の生徒たちのことで、心のケアが必要だと思う。そして体罰を正面から批判して来れなかった教職員もまた大きなダメージを受けているだろう。

 連日のように報道されバッシングが続いているが、体罰問題は外圧や政治的介入による解決ではなく、当該校の教職員が中心となり教育実践の中でこそ乗り越えていくべき問題だと考える。(中略)

   体罰によらない指導のあり方の模索
 
  部活指導も生徒指導も生徒との信頼関係を構築していく(桑田氏のいう「人格をリスペクトしあう」)中で行う。教師は自分の指導に体罰はなくても「脅し」や「侮蔑」  はないか点検しつつ、問題行動があった場合は、なぜそれが問題なのかを生徒自身にも考えさせ、生徒の言い分もしっかり聞く指導を心がけた。   
 
  生徒の受けたダメージや学校への不信は教育実践の中で回復し取り戻す。(中略)
 
 桜宮高校の事件をきっかけに、改めて「体罰によらない指導とは何か」「教育とは何か」が問われてきている。保護者・生徒も含め、幅広い国民的な論議が必要だろう。そして、生徒も教師も不当なことに対し「おかしい」と言える学校、相互批判ができ自由な発言が保障される「民主的な」学校であることが重要だ。しかし、今、これとは逆に学校現場には管理主義と成果主義が持ち込まれ、教師を萎縮させ、益々教育に柔軟性を失なわさせている。これこそが「体罰を生み出す構造」ではなかったのか。私たちは保護者と共に今、こうした教育行政のありかたをも問題にしていかなければならないと思う。

(T。「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月17日 (日)

日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)設立記念シンポジウム

最近、高生研でもよくきかれる「シティズンシップ」。

「日本シティズンシップ教育フォーラム」というものが設立され、本日、東京で設立記念シンポが開かれます。

大阪高生研の活動にもよく参加してくださる京都の杉浦真理さん(近々、「シティズンシップ教育」の実践本を刊行されます)がショートスピーチを行い、小玉重夫さん(東京大学)が総括講演を行われます。

立教大学にて。
→http://kokucheese.com/event/index/70051/

2013年3月16日 (土)

【立ち読み】「高校生活指導」195号① 実践記録「おもしろそう!」が学校を変える

第1特集「学校に対話と討議を」。
大阪の若手教師・澄田さんの実践が巻頭です。

「今年度、生徒会主担をやるにあたって、「自治」する生徒会が私のこだわりであった。主体的にやりたいという生徒と、やれるところまでやってみたかった」

 そんな澄田さんの思いがストレートに伝わってくる気持ちのよい実践記録です。

 
  (前略)体育大会を終え、この勢いで部活動を盛り上げられないか。体育大会前の看板作り等で、放課後少し生徒が残るようになっていたこの時期に、なんとか部活動へ勧誘できないかと執行部は考え、部活動代表者会議を開いた。「部活動強化に何かやりたいのだけど…いいアイデアないですか」と執行部が切り出す。「俺バドミントン」「バスケでゲームがしたい」それぞれ個人的な意見しかでない。その主張からは部員人数が少ない弊害が共通していた。本校の部活動加入率は極めて低く、特に一・二年生の加入は数名程度で、来年度には休部になる部活動が多い。
 
  「部活動のコラボしよや」という意見が出た。「コラボ、いいやん。どんなことならコラボできるかな」と私が返すと、個人的にやりたいことが飛び交う。「部活対抗○○ならできるんちゃうん?」「球技大会みたいな感じ」「今おる部員だけでやっても…」「部活宣伝も兼ねないと」などと声があがった。執行部に持ち帰って議論することとなった。
 
  今までの部活動代表者会議は、部員名簿の提出や予算請求でほとんどが議論ではなく、教員が一方的に話すことが多く、執行部はただ出席していた。しかし今回は、私が少し口出したが、執行部が司会をし、執行部は各部長の声をしっかりとメモし、今後の企画につなげようとしていた。
 
「部活動コラボ」について話し合いが本格化していった。「「夏祭り」に「部活動コラボ」を混ぜてできひんかな?」と私が提案すると、「夜店とかする?」「夏祭りってどんな感じ?」「金魚すくい」「でも、部活動のコラボやろ?」「バスケとか野球とか?」「やっぱり学年対抗の球技大会みたいなんがいい」「一・二年生来るかなー?」と、前よりは具体的に話が進んでいった。私は「目的というか狙いは何や?」と聞くと、「部活動を宣伝する」「一・二年生に来てもらう」「みんなで楽しむ」「一・二年生を巻き込む」と執行部の中で目的が明確化していく。

  (後略。澄田しおり。「高校生活指導」195号)

2013年3月15日 (金)

「大阪の教育の明日を考える会」ミーティングします。

今度は「大阪 "教育条例” 制定から1年。さて、大阪の教育は?」と題した検証シンポジウムを5月に行う予定(下記参照ください)の「大阪の教育の明日を考える会」。

大阪高生研となじみの深い研究者さんや法律家の方々とともに、大阪高生研メンバーも多数参加しています。

次回の「ミーティング」が3月19日(火)19:00よりなんばで行われます。
「行くよ」は、左記「メール送信」よりお問い合わせください。

●大阪の教育の明日を考える会主催「大阪 "教育条例” 制定から1年 大阪の教育どうなるん !? 立ち止まって検証してみよう集会」

日時:2013年5月26日(日)午後2時~5時(最大延長午後6時まで)
場所:大阪大学中之島センター 7階 セミナー室
 アクセス:
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

【企画趣旨】
 「大阪府教育行政基本条例」「大阪府立学校条例」が制定されたのは昨年3月のこと。ほぼ1年が経過します。その後7月には「大阪市立学校活性化条例」も制定されました。以後、大阪では「授業評価」「学校選択制導入」「府立高校学区撤廃」「学校協議会」など、矢継ぎ早やの改革がすすみつつあります。

 一昨年秋の「教育基本条例案」以来、私たちは「大阪の教育 "不安の声”」と題して大阪の "教育改革” に懸念を示してきました。一連の改革は子ども・生徒たちをどこに導こうとしているのか、また、発達と成長はどう保障されるのか、あらためて考える必要がないでしょうか。

改革が具体化されつつある今、この間の「よくなったこと」「悪くなったこと」を、立ち止まって考えてみませんか。
 「とりかえしがつかない」とならないために・・・。 .

詳細は、 http://kyoikunoashita.sakura.ne.jp/

2013年3月14日 (木)

【立ち読み】「早蕨」2月号⑤  イケ麺ず&スウィーツ・パラダイス 京都・麺屋 極鶏 <めんや ごっけい>

京都・麺屋 極鶏 <めんや ごっけい>

  京都一乗寺。評判高く、ご存知の方もいるのでは?このあたりのラーメン店をよく訪れる夫に連れて行ってもらいました。昼の12時前に到着すると、店外に10人程が待ちの状態。スープが切れ次第終了とのことで、店員さんがちらちら待ち人数を読みに出てきます。「ここで終了(スープ切れ)」というカードを最後尾の客が持たされるのは面白い。店内はカウンターありテーブルあり座敷ありの全13席。家族連れもいました。私たちは4人連れだったのでテーブル席へ。
 
  ラーメンの種類は超濃厚肉濁鶏白湯の鶏だく、自家製マー油を加えた黒だく、スープ表面に唐辛子をふりかけた赤だくの三種(写真は鶏だく)。とにかく、大量の鶏肉をスープに溶かし込んでいるというスープが印象的。見た目はこってり、赤だくの唐辛子が沈まない程にトロトロ!食べごたえのあるスープと言える濃厚さだけど、後味はくどくない。麺によく絡み最後まで飽きることなく完食。女性も多い店内でした。京都観光の締めにいかがですか。
 
叡山電車「一乗寺」徒歩5分または「修学院」徒歩15分 11:30~14:30  18:00~スープ売り切れ ランチ営業・日曜営業 不定休

(M。「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月11日 (月)

近畿ブロックゼミナールに行ってきました②

 家族状況はたいへんで自己否定感の強いT。小さいころからずっと「なんでおればっかり怒られる・・・。」という思いをもってきました。そのTくんに、徹底した「配慮と応答による呼応関係」をつくるような指導を藤木さんは考えていきます。教室で立ち歩くTくん。ぼくたちがいつもやるような学校的価値観を押し付ける指導ではない。どんな指導ならTは反応するか、これは反応するなあと思う指導を考え抜き、Tくんを指導していきます。不必要に追い詰めず、周りの子を指導しつつ、最後に立っているのがTくんであるとTくん自身が気づいて自分で座って行く。Tくんの様々な過去をしっかりとふまえてTくんの課題に応じた指導だと思いました。

 「俺ばっかり」を超える指導に大きな役割を果たすのがクラスの「紛争委員会」。クラスの中のもめ事を「紛争」と認定し、担任が随時指名する委員と担任が解決にあたります。はじめは指名ですが、そのうち「常任」メンバーができあがっていく。そこで、議論されたKさんに対するTくんの問題発言。体育祭のムカデ競争のとりくみの中で、悔し涙を流した女子の中の一人、KさんにTくんが、「問題発言」を投げかけます。それを、クラスの男子のKさんへの気分の先取りして、男子の仲間になりたいと分析した藤木さんは紛争委員会で解決していきます。そうした中で、次第にTくんを排除するのではなく、仲間として認識していくクラスのリーダーたちが育っていく。

 授業でTくんがした落書きを、「落書きをしたのは誰か?」と激しく問い詰める先生に対して、だれも犯人を言わなかった。あとで、打ち明けたTくん。みんなも知っていて、で、「なんで、先生に言わなかったんや」という藤木さんのみんなへの問いにかけに、「だって、どんな指導されるかわからなかったんやもん。」というAくん。そこに今時のリーダー像(アジったり、先頭を走るというリーダー像ではない姿)があると藤木さんは言います。

2013年3月10日 (日)

近畿ブロックゼミナールに参加してきました!①

みなさん、こんばんは。大阪の首藤です。暖かくなって花粉の活発な飛散で苦しんでいます。おまけに風邪が長引いて・・・。

高生研近畿北陸ブロックゼミナールは今日、大津市で開催でした。大阪からは9人の参加。全体では340名だったでしょうか。分科会報告はここではおきますが、午後の京生研の藤木さんのお話はとてもよかったです。まず班に分かれて、今の子ども・若者の関係性、教師と生徒の関係性について思うところを出し合い、藤木さんのお話になりました。

講演テーマは「子ども・若者の関係性を育む指導とは何か?」

まずは、中学校期に出現する「K」についての理論的解説。Kとは、思春期葛藤から、「少年期問題」さらに「愛着形成期の養育問題」を抱える、象徴的な仮称です。つまり、もっとも課題の大きな生徒の象徴。Kは自分たちの社会を形成しえない課題をもち、家族的な抑圧、学校的抑圧、少年期集団からの排除と抑圧の「三重の抑圧」下にあります。その「K」への指導原則は、「排除しない」「親との共闘」(それは互いの世界に立ち入らないという相互不介入を前提に含みます)そして教師は「教育と福祉を結ぶ軸」になるということ。そうした理論を明らかにしたうえで、2009年ころの「K」の一人、Tくんとクラス集団づくりの指導を例に、藤木ワールド(ちょっと言い方は悪いですが)が話されていきます。

つづく

2013年3月 8日 (金)

はじめの一歩・・2

国際理解選択生の「はじめの一歩!-イラク戦争10年とアフガンの今を知る」会の報告(続き)です。企画した15人からぼつぼつと感想が届いています。いくつか紹介します。

◇Aくん

 何かを始めることは大変です。そして、何かをやり続けることも大変です。しかし、このイベントのおかげで、はじめの一歩を踏み出すことができました。平和な日本に住む僕たちが、平和の意味を理解することは難しいことです。その難しいことに挑戦する、ひとつの手段が関心を持ち続けることだと思います。これから先、僕は世界中の人が1日でも早く、平和な生活ができるように願いながら生きていきます。

◇Bくん

 ぼくはレザさんと朝に会話をしていろんな衝撃を受けました。小さい頃から爆弾の処理の仕方を知っていてそれを遊び道具代わりにしていたことやサッカー場が処刑場になってしまったりして話を聞かない限り絶対知らなかったことが知れました。ぼくの夢では西谷さんみたいに行動に移れはしないけれどずっと関心を持ち続けて出来ることはして関わりを持って行きたいと思いました。こんなイベントは多くの人にしれてもらえる機会になって良かったと思います。

◇Cさん

思ったよりたくさんの人が来てくれて本当に良かったです。感想用紙にも、たくさん感想を書いてくれていてとても嬉しかったです。感想を読んでいると、『生徒達が自分達で、知った事を伝えたり広げたいと思い、それを行動に移した事が素晴らしい』という意見が多く、すごい企画をしたんだなぁと思いました。アフガニスタン人の生の声を聞きたいというSさんの提案が無ければ、レザさんにも会えていなかっただろうし、話も聞けなかった。ほんとみんなに感謝。あとは、この企画の趣旨である「関心を持ち続ける」という事は難しいという事を、知ってもらえた又は再認識してもらえたかな!と思いました。企画を立てる事は大変なんだなと思ったけど、企画の準備や流れを知る事が出来てすごく今後の為になったし、
来てくれた人達に『ありがとう!すごく良かったよ!これからも頑張ってね!』と言われた時の嬉しさは半端じゃなかったです。国際理解の授業を取って本当に良かった。

◇Dさん

 私はレザさんの話を聞いて改めて早く戦争や差別がなくなればいいなと思いました。アフガニスタンで戦争や差別があるのはきいたことあったけど、これほどまでに酷いものとは想像もしてませんでした。女性は選挙もできないし、勉強もしてはいけないし、夫や兄弟と一緒じゃなかったら外を出歩けないとか他にもかなり酷い差別があるんだなとレザさんの話を聞いて知りました。差別は女性だけでなくレザさん (民族)も受けたと聞いたときは本当に残酷だなと思いました。しかももし女性が1人で外に出たら馬を殴るような太い鞭で殴られると知ったときは、いくら決まりだからといってもそこまですることはないんじゃないかと思いました。その他にも、お酒を飲むと殺されるとか、ものを盗んだら手を切られるとか、女性は不倫をすると公開処刑されるなどがありました。しかもその公開処刑はサッカー場で行われて何百人もの人の娯楽になっていると知って、めっちゃ悲しいことやなーと思いました。少しずつでもいいからそういうことがなくなってくれればいいなと思いました。

 レザさんは14歳のときに妹を連れて家を出て働いてお金を稼いで生活していたと聞いて、今、私は日本で生まれてなに不自由なく暮らしてきたけどもし、私が14歳のときそういう境遇になっていても私は弟や妹を連れてレザさんの様にはできないなと思いました。レザさんは凄いなと思いました。今回のこのはじめの一歩をきっかけに二歩、三歩と歩んでいけたらいいなと思います。国際理解のメンバーと井沼先生には感謝してます!!楽しかったです、ありがとうございました!!

◇Eくん 井沼先生、短い間でしたが、本当にお世話になりました!自分は最初、国際理解をとるのか、英語総合をとるのかで迷っていましたが、名前に惹かれていたので、国際理解をとることに決めました。実際とってみると、授業はとても面白く、興味深いものばかりで期待を上回っていました。西谷さんをゲストに招いて下さったことは僕の今後の人生にもおそらく影響してくると思います。こんなに素晴らしい体験をさせてもらって、感謝しています。授業、本当に楽しかったです。これからも、高校生達に素晴らしい働きを続けてください。また会いに学校いきます。ありがとうございました!

 

◇Fさん 

お疲れ様でしたー( ´ ▽ ` )ノほんまにいい経験になったと思うし、こんな真彩でも今の世界の現状を知って自分に何か出来へんかな?とか思えるぐらい心に残りました!!こんないい経験が出来たのも、国際理解楽しかったのも井沼先生のおかげやと思ってます( ´ ▽ ` )ノほんまにありがとうございましたーお菓子ばっかり欲張ってごめんなさい()またこのメンバーでご飯とか行きたいです( ´ ▽ ` )()今日はほんまにお疲れ様でした!

◇Gさん

今日、講演会がうまくいって本当によかった。 最初の私は正直ただ単位さえとれればいい、卒業さえできればいいと、授業にあまり何も求めていませんでした。3年になって、もともと海外が好きだったので「とってみよぉー」から始まりました。そんな私がこの授業をとって、学ぶことの楽しさがもう一度わかった気がしました。もっと知りたい、世界に何か貢献したい、という思いがより一層増えていきました。感心を持ち続けることからもう一歩踏み出して行動に移すことで、だれかの心を動かせたならもっと成長できると思いました。とりあえず私は20代のうちに、もうひとつの夢として、一人で自分の足で世界中を見て、感じに行きたいと思います。どんなかたちで2歩目を踏み出せるかはわからないけど、高校最後に何かを残すことができてやってよかったと思います。

少しずつ当事者的になってきた感じがします。


2013年3月 4日 (月)

「はじめの一歩!・・・」大盛況御礼

国際理解選択生の「はじめの一歩!-イラク戦争10年とアフガンの今を知る」会は、50人を超える高校生、教員、近隣住民の参加で感動のうちに終了しました。

 僕は福泉の卒業式があったので、会場到着12時過ぎ。生徒たちはすでに西谷さん、レザさんと1時間以上の打ち合わせを済ましていました。

 レザさんが英語でスピーチと言うことで、急遽作った通訳隊の2人は、レザさんの話の概要を聞いて必死で訳したそうです。でも、実際のスピーチでは、打ち合わせにない話をレザさんが入れるモンだから、焦りまくってました(笑)。西谷さんの助けも借りながら、でも最後まで立派にやり通しました。司会の2人は、綿密な打ち合わせを踏まえて、どんどん自分の意見を盛り込んだMCで、会場を感動させました。西谷授業報告書の説明をした2人のうち1人は、前日午前3時までかかって、何を伝えたいかどう伝えるかの台本を書いたそうです。

 最後に、西谷さん、レザさんへの花束贈呈など、僕の知らないうちにサプライズまで用意していました。彼らのがんばりは、参加者の感想(8割以上が「非常によかった」)に現れていると思います。感想抜粋以下。

地域の学校でこのような企画がされているというのを知り、ものすごく心強くうれしくなりました。(自分が高校生の時にはこんな授業がなかったのでうらやましいです)若いみなさんの輪に参加させてもらえて勇気をいただきました。(40代 近隣住民)

高校生の皆さんが司会から通訳まで(!)自ら取り組まれた企画力に驚きました。「タリバンの20人とくらべて僕らは15人とみなさん」ということばに感動しました。これからもしっかり勉強を続けてください。(50代 卒業生の母)

アフガニスタンにはテロリストたちがたくさんいるからアメリカが攻撃しているんだと、ただただ単純に考えていました。だけど今日の西谷さんの講演で、攻撃を繰り返していた背景には色んな理由があり、それが今の今までの現状を引き起こしているのだと理解しました。これからこういうことに興味を持って調べたりしようと思います。(友だちに誘われて 10代 高校生)

手作り感満載で自分たちでつくり上げた「会」というのが、びんびんに伝わってきました。聴衆に向かって語りかけることばも通訳されたことばも、「自分(たち)のことば」となっていました。50代 教員)

 このあと、近くのサイゼリアでレザさんを囲んで高校生や参加者の異文化コミュニケーションも楽しかった! まさに、「後生、恐るべし!」です。 先生がエラいのはあたりまえ。後から生まれた生徒(後生)は先生を乗りこえていく存在だ、という意味。

 わざわざ来てくれた高生研関係者のみなさん!ありがとう!!

2013年3月 3日 (日)

【立ち読み】「早蕨」2月号④ ぼんの、る・く・る!~演劇の魅力について語る~ その④

   ネーミングにはいささか自信がある、といっても独り善がりの評価だ。若い頃、某組合の新聞に連載したエッセーの題「担任日和」はいちばんのお気に入りである。肝腎の内容は散々だったが…。
 
  さて、このエッセーの題「ぼんの、る・く・る」もかなり気に入っている。「“るくる”って何なん?」ってよく聞かれるが、「そのうち種明かしするから」と白ばっくれ続けていた。聞いていただいた方、ごめんなさいね。最近では「るるぶ」という、見る・食べる・あそぶの語尾をとった情報誌があるので、その伝だろうと見当はつけていただいていると思う。

話はそれるが、職員室の私の後ろの席のKさんは静岡出身で、静岡には「る・く・る」という施設があるのだという。で、ネットで調べてみるとありました、静岡駅前に「静岡科学科る・く・る」が。ひらがな書きというところも、文字と文字の間に「・」が付くところも一緒。ただし、この施設のネーミングの訳は「みる・きく・さわる」の略だとか。
 
「ぼんの、る・く・る」の“るくる”は、私の演劇に対する関わり方の語尾を取った。すなわち、「観る」「(脚本を)書く」そして「演る(演じる)」である。

(下略。西村康悦。「早蕨」2月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2013年3月 2日 (土)

大阪 "教育条例” 制定から1年。さて、大阪の教育は?

大阪の教育の明日を考える会主催「大阪 "教育条例” 制定から1年 大阪の教育どうなるん !? 立ち止まって検証してみよう集会」を、下記要領にて開催します。企画内容の詳細が決まりしだい、改めてお知らせを掲載します。

日時:2013年5月26日(日)午後2時~5時(最大延長午後6時まで)
場所:大阪大学中之島センター 7階 セミナー室
 アクセス:
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

【企画趣旨】
 「大阪府教育行政基本条例」「大阪府立学校条例」が制定されたのは昨年3月のこと。ほぼ1年が経過します。その後7月には「大阪市立学校活性化条例」も制定されました。以後、大阪では「授業評価」「学校選択制導入」「府立高校学区撤廃」「学校協議会」など、矢継ぎ早やの改革がすすみつつあります。

 一昨年秋の「教育基本条例案」以来、私たちは「大阪の教育 "不安の声”」と題して大阪の "教育改革” に懸念を示してきました。一連の改革は子ども・生徒たちをどこに導こうとしているのか、また、発達と成長はどう保障されるのか、あらためて考える必要がないでしょうか。改革が具体化されつつある今、この間の「よくなったこと」「悪くなったこと」を、立ち止まって考えてみませんか。

 「とりかえしがつかない」とならないために・・・。 .

詳細は、 http://kyoikunoashita.sakura.ne.jp/

2013年3月 1日 (金)

【ご案内】シンポジウム:梅田の野宿者襲撃殺人事件を考える

近ブロの前日、大阪でこんなシンポがあります。
高生研でもお呼びした、北村年子さん(フリージャーナリスト)もシンポジストの1人です。

<以下、ご案内>

シンポジウム:梅田の野宿者襲撃殺人事件を考える
なぜ野宿しているだけで富松さんは殺されなければならなかったのか?

2013年3月8日6時半~
大阪市立住まい情報センター

▼事件の概要
▼シンポジストからの発言(各15分)
▼参加者との質疑応答
(シンポジウム後、希望者で襲撃現場で献花、梅田の夜まわりに参加)

シンポジスト
北村年子(フリージャーナリスト)
荘保共子(こどもの里館長)
井上佳名子(大阪府立伯太高校教員)
長瀬茂 (西成公園よろず相談所)
岩佐嘉彦(弁護士)
司会 生田武志(野宿者ネットワーク)

少年たちによる野宿者襲撃殺害事件

10月12日から14日、大阪駅周辺に自転車でやってきた4~5人の若者たちが、いきなり「じゃまやねん」「謝れ」などと言って野宿者の頭や体を蹴り続けました。そして、67才の富松さんが搬送先の病院で亡くなり、他にも70代の野宿者が脳挫傷を負って入院させられ、3人ほどがケガを負わされました。
報道によると、襲撃したグループは府立高校1年の16才の少年を含む未成年のグループでした。1~2年前まで中学生だった少年たちです。

なぜ少年たちが野宿者を襲うのか

野宿者を襲うのは、ほとんどの場合、10代の少年グループです。しかし、その背景には社会全体の野宿者への差別や偏見があるのかもしれません。
中学生、高校生に「家の人から野宿者(ホームレス)について何か言われたことはありませんか」と聞くと、「話しかけられても無視しなさい」「目を合わせてはいけない」「あんな人になりたくなかったらもっと勉強しなさい」といった答えがたびたび出てきます。ある意味で、大人の偏見が少年たちの野宿者襲撃を後押ししているのかもしれません。
そして、野宿者襲撃は「集団の力による個人への暴行」という点で、「いじめ」とよく似ています。野宿や貧困という社会的問題、そしてこどもたちの「いじめ」をはじめとする暴力の問題を考えていく必要もあるのかもしれません。
私たちは、富松さんを追悼し、事件を考える集会を11月16日に持ち、襲撃現場での献花、梅田の夜まわりを行ないました。その後、「野宿問題の授業」を学校で行なうよう、大阪市教育委員会と府教委との話合いを開始しています。こうした話し合いを契機に、教員研修や資料集の作成、そして様々な学校での授業が行なわれることを期待しています。

シンポジストについて
北村年子さんは、1995年に起こった道頓堀橋の野宿者水死事件の加害青年など、いくつもの事件の被害者・加害者の双方と深く関わり、『「ホームレス」襲撃事件と子どもたち』という本をまとめています。また、社団法人「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」の代表理事として活動を続けています。

荘保共子さんは、野宿者の多い西成区にある「こどもの里」で、こどもたちが野宿者を訪ねる「こども夜回り」を1986年から続けています。荘保さんは、1983年に横浜で起こった野宿者襲撃事件にショックを受け、こども夜まわりを始めました。こどもたちはおにぎりを作り、学習会に参加し、路上の野宿者のいる場所を回って、おにぎりや味噌汁を渡して、話をしています。

井上佳名子さんは、府立伯太高校の教員で、野宿者ネットワークの夜回りに数年間参加しています。校長や他の教員や生徒たちも夜まわりに参加するようになり、昨年は1年生を対象に「野宿問題の授業」を行ないました。府立高校の教員で、この問題に最も熱心に取り組んできた方です。

長瀬さんは、西成公園で野宿をしている当事者で、たびたび起こる公園野宿者への襲撃に直面し、襲撃にきた中学生たちを捕まえて、学校との話し合いを行なったこともあります。また、大阪市教育委員会との話し合いにも継続的に参加されています。
岩佐嘉彦さんは、少年事件に精通した弁護士で、野宿者襲撃を行なった少年も含め、多くの少年たちと関わってこられました。今回は、「少年たちとの関わりから見えてきたもの」について話していただきます。

私たちは、今回の襲撃事件で亡くなった富松さんを悼み、ケガを負わされた人たちの思いを受け止めたいと思います。
今回のシンポジウムでは、貧困や野宿の問題、こどもたちのいじめや暴力の問題、野宿の現場や学校現場での取り組みについて報告し、意見を交わしていきたいと思っています。
貧困・野宿問題に、そしてこどもの問題に関心を持つ多くの方に、シンポジウムへの参加をお願いします。

連絡先・梅田の野宿者襲撃殺害事件を考える実行委員会 
06-6647-8278(釜ヶ崎医療連絡会議)

参加費無料(会場でカンパお願いします)

大阪市立住まい情報センター
大阪市北区天神橋6丁目4-20
TEL.06-6242-1160
地下鉄「天神橋筋六丁目」駅下車 3号出口より連絡

http://pub.idisk-just.com/fview/1FdY0Y0NlsjxKTiNFC0rzFTNTZ4g2sZ64Kn_rSjgDFxqFRAyT-xPAQ/5qKF55Sw6KWy5pKD5LqL5Lu244OB44Op44K3.pdf

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