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2013年3月16日 (土)

【立ち読み】「高校生活指導」195号① 実践記録「おもしろそう!」が学校を変える

第1特集「学校に対話と討議を」。
大阪の若手教師・澄田さんの実践が巻頭です。

「今年度、生徒会主担をやるにあたって、「自治」する生徒会が私のこだわりであった。主体的にやりたいという生徒と、やれるところまでやってみたかった」

 そんな澄田さんの思いがストレートに伝わってくる気持ちのよい実践記録です。

 
  (前略)体育大会を終え、この勢いで部活動を盛り上げられないか。体育大会前の看板作り等で、放課後少し生徒が残るようになっていたこの時期に、なんとか部活動へ勧誘できないかと執行部は考え、部活動代表者会議を開いた。「部活動強化に何かやりたいのだけど…いいアイデアないですか」と執行部が切り出す。「俺バドミントン」「バスケでゲームがしたい」それぞれ個人的な意見しかでない。その主張からは部員人数が少ない弊害が共通していた。本校の部活動加入率は極めて低く、特に一・二年生の加入は数名程度で、来年度には休部になる部活動が多い。
 
  「部活動のコラボしよや」という意見が出た。「コラボ、いいやん。どんなことならコラボできるかな」と私が返すと、個人的にやりたいことが飛び交う。「部活対抗○○ならできるんちゃうん?」「球技大会みたいな感じ」「今おる部員だけでやっても…」「部活宣伝も兼ねないと」などと声があがった。執行部に持ち帰って議論することとなった。
 
  今までの部活動代表者会議は、部員名簿の提出や予算請求でほとんどが議論ではなく、教員が一方的に話すことが多く、執行部はただ出席していた。しかし今回は、私が少し口出したが、執行部が司会をし、執行部は各部長の声をしっかりとメモし、今後の企画につなげようとしていた。
 
「部活動コラボ」について話し合いが本格化していった。「「夏祭り」に「部活動コラボ」を混ぜてできひんかな?」と私が提案すると、「夜店とかする?」「夏祭りってどんな感じ?」「金魚すくい」「でも、部活動のコラボやろ?」「バスケとか野球とか?」「やっぱり学年対抗の球技大会みたいなんがいい」「一・二年生来るかなー?」と、前よりは具体的に話が進んでいった。私は「目的というか狙いは何や?」と聞くと、「部活動を宣伝する」「一・二年生に来てもらう」「みんなで楽しむ」「一・二年生を巻き込む」と執行部の中で目的が明確化していく。

  (後略。澄田しおり。「高校生活指導」195号)

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