おすすめ情報

本の紹介

« 「高生研総会」考 | トップページ | 急募! 「社会以外」or「小学校」の憲法実践 »

2013年7月 6日 (土)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑦ 遠足いろいろ④ つくる つながる 学び合う 行事づくりは春の遠足から

(前略。以下、「遠足論」を展開した「遠足の商大堺」・Sさんのまとめ部分です)
 
行事を通して変化する子どもたち。その中での失敗・悩み・もめごとを通して成長していくクラス。それらを見ていくうちに、私自身の行事に対しての見方が変わってきた。みんなが笑顔ですんなりコトが運び、生き生き動くことこそが大切だと思っていた。しかし、モメたり、課題が残ることにも大切な意味があると思えるようになってきた。それを乗り越え、異質なものが共同し、他者と力を合わせることの大切さを青年期を生きる彼ら彼女らに学んでもらいたいと思っている。

  そんな機会を奪っているのが教師側にあってはならないが、大阪を取り巻く教育環境は果たしてどうだろうか。子どもたちは、いま教師からも親からも塾からもメディアからも、勉強するのは、自分の利益のためだと教えられている。仲間を蹴落として、優位に立てば、有利になると教えられている。いい大学に行き、いい企業に入り、いい年収を獲得するために勉強するのだと教えられている。
 
  しかし、学校の目的はただひとつ、それは「集団を支える成熟した市民を生産する」こと、要するに「大人を作り出す」ことであると内田樹は言う。「勉強ができないから、生徒指導上問題があるから、こっちの言うことを聞かないから退学やろ」ということをよく耳にするが、それは大切なものを学ぶ機会を失わせ、そんな子たちの学びを奪っていることになる。私は、そんな生徒にこそ、大切な学びを保証できる教師であり続けたいと思う。

(「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

« 「高生研総会」考 | トップページ | 急募! 「社会以外」or「小学校」の憲法実践 »

早蕨(さわらび)」カテゴリの記事