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2013年8月の投稿

2013年8月31日 (土)

【立ち読み】「高校生活指導」196号② 「LINE」では伝わらないこと

(10月20日(日)予定の例会は、いま、愁眉の問題でもある若者の「LINE(ライン)」などのツールをとりあげます。実践事例の1つが、本号巻頭の以下)

今年の三月には初めての卒業生を出した。三年間の担任生活では、様々なトラブルもあり、後半増えてきたのが「LINE」絡みのトラブルだった。実際に、三年生の秋にはクラスが空中分解しそうなくらいのトラブルが起きた。

(中略)

夏休みのある日、健太が登校してきたので、クラスの近況について話をした。健太曰く、「夏休みにクラスで花火をしようと計画したが、実施に至らなかった」そうだ。詳しく聞いてみると、雄太と由香がそれぞれ幹事になって計画をし、LINEを使ってクラスメートに計画と参加の案内を発信していたそうだ。当初は雄太と由香が頻繁に呼びかけて計画も進んでいたのだが、実施間近になって二人からLINEへの連絡が途切れてしまったとのことだった。何人かの生徒は「どこでするの?」、「何時からするの?」という投稿をしたものの、幹事からの連絡は来ない状態だった。やがて「バイトやから無理」や、「暇やったら行くけど」という投稿がされるようになり、まとまりがないままに時間だけが過ぎた。そして、実施日も近くになったある日、業を煮やした春香が、「こんなグダグダやったらやる意味ないやん」と投稿したことで、気まずい雰囲気になり、LINEに以後、誰も投稿しなくなり、花火大会は計画倒れになったのだという。このときは、生徒だけで運営しているコミュニティにズカズカ踏み込むのも変だと考え、しばらくは静観をすることにした。

 二学期が始まり、例の投稿をした春香は学校を休みがちになっていた。ある先生からは「ウチ、クラスで浮いてるねん」と漏らしていたと聞いており、本人への声かけをしつつ、クラスの人間関係の把握に努めることにした。

(三木啓司。後略。「高校生活指導」196号)

2013年8月30日 (金)

【立ち読み】「高校生活指導」196号① 「ワクワクスタートダッシュで春の遠足」

(196号は大阪関連満載。まずは、「転勤即担任」となった澄田さん)

4月に転勤して、いきなり2年生の担任を持つことになった。4月8日までにクラス全員の名前を覚え、始業式から私らしさ全開のHRを展開した。
 
学級通信を配り、クラス開きを終わったころから、「担任空回り」感が充満していた。というのも新たに途中から担任団に入る私のために用意していただいたクラスの印象は、『いいメンツ集めたで』と言われたとおり、静かだった。消極的なわけではなく、やる気がないわけではない、ただシャイで積極的に発言する生徒が少なかった。一人ひとりと面談をすると、反応が悪いわけではない…。

4月のグランドルールは私が決めた。【4月中にクラス全員の名前を覚える、できるなら全員と話そう】私たちが居心地のいいクラスにするために、私たちでルールを決めようと提案したが、一向にアイデアがでなかったので、残念ながら、最初は担任が決めてしまった。同じクラスでありながら名前や顔を知らないなんて絶対に避けたいと思っていた。ならばと、春の遠足でワクワクスタートダッシュをしようと試みた。

遠足首脳会議プラスR-1グランプリ

 
 校内行事係になったのは、クラスの中でも真面目でおとなしい女子3名だった。『遠足首脳会議するでー』と3人と昼休みに遠足レク会議をするが、『レクなんか要る?』というオーラが漂う。『せっかくやん。なんかおもろいことしようや!このクラス初めての行事やで!』と、なんとか焚き付け、レクの内容を一緒に考える。一人がビンゴを提案し、「しめた!」と内心思った私は……(下略。澄田しおり)

2013年8月29日 (木)

イギリスで「ザ・遠足」⑤

(前回の続き、最終回になります)

 これらの文章は、現地教育スタッフのパソコンでプリントアウトしてもらう際に、「プレゼント」として、デスクトップに保存してもらった。

「今度、日本人高校生グループが研修に来て、フリーの日をどうしようか、と悩んでいたらお伝えください」

 こう言ってにっこり笑う。

 えっ? もちろん、英語でそう伝えたんですよ。
 相変わらず単語を並べているだけなんだけど、2週間近く英語のなかで過ごしていると、「英検4級不合格」が最終英語学歴(?)のぼくでも、思いが伝わる程度のコミュニケーションを取れるようになっていました。

以下、現地スタッフに渡した「まとめ」より、抜粋。
 
<実際にやってみて>
・実施に実費(バス代)がいるので、オプション企画とした。28人中20人が当企画に参加。残り8人は「宿舎でゆっくり」を楽しんだ。
・ノッティンガムは市内にショップ等が集中し、また、人も安全、親切であるため、この種のゲームには最適であると感じた。
・バス料金は学生1£。ただし、バス料金は示さず、生徒に尋ねさせた。
・「バス停はバス通りまで出ること」と指示。大学門前停留所は不可。
・「28番」もしくは「Y28番」のバスが頻発。「ビクトリアセンター」行きに乗るよう指示。
(ほかのバスでも市内に着くバスならOKだが、帰りのバスは28番のビクトリアセンターバス停から乗るので、28番で行くと帰りがわかりやすい)
・日曜日は店が閉まっている可能性あり。インフォメーションも早く閉まる。
・本校では、2日前に市内半日観光があったので、オールドマーケットスクエアの一角を集合地とした。
・15:15~15:30に一度集合し、希望者は17:30までショッピングを認めた。
・帰りのバスは「Jubilee Campus」で下車。下車前に車内ボタンで連絡。
・なお、バスの大人料金は、1,7、1,6、1,5の3種類のときがあった。
・全班無理なく「ミッション」をこなし、バスで往復した。「連れ歩かれるだけ」でなく、また、気さくに現地の人と交流もでき、自信になったようだ。 

<以上>

<この日の担当・Nさん(2年生)の「ダイアリー」>

今日はfreedayだったので、私たちのグループは午後からノッティンガムに行きました。市バスで向かい、現地の人たちにインタビューをしました。内容は……中略……を尋ねたところ、温かく答えてくれました。
 1人目はエチオピア人の方で、2人目の方は子連れの方で、①・②それぞれ、「ロビン・フッド」、「very nice!!」でした。③の内容についてはとても嬉しい内容でした。このような経験が初めてでき、とても良かったです。

●番外・・・イギリスで「労働条件正常化要求運動」
 
※割愛します。この話もぜひきいてほしい。

(以上です。サトウ)

2013年8月28日 (水)

夏の終わりに……「小さな実践報告会」のお知らせ

  うまくいかなさを、ありのままに出せる、聴いてもらえる、そしてできたらそれで終わらずにみんなで読み解いていける場を、小さくても作れたらと思っていました。
商大堺の藤田さんと話して、6月の「ぴらいち例会」に来てくれた2年目の先生が、実践報告をしてくれることになりました。こんな会です。

小さな実践報告会 8月30日(金)午後6時30分 ソフィア堺 2階和室

6月の「ぴらいち」で注目を集めた、教師歴2年目Nさんと「俺はなぜこんなに男前なのか?」とうそぶくAくんのかかわり。2度の無期停学でもう後がないA君のその後は? じっくりと聞き、分析します。本格的な2学期を前に、もう「ひとまなび」しませんか。参加費200円。

「南大阪高生研」の名前でとってあります。

暑さに、正直夏バテ気味ですが、無理せず、じんわり元気をもらえる会にしたいと思っています。お互い、ゆっくり楽しくいきたいですね。

(井沼淳一郎)

2013年8月26日 (月)

イギリスで「ザ・遠足」④

(イギリスで行った「班別シティ・オリエンテーリング」、前回のつづきです)

さっそく、以下の「ミッション」を策定し、生徒たちに提示しました。

<以下>

チャレンジコース:ノッティンガム・シティミッショントリップ

【ミッション1】
・市バス(2階建て)に乗れ。そのときの乗車料金はいくらか答えよ。
・交通事故にくれぐれも注意しながら、バスをバックに写真を撮れ。
(自分たちが乗ったバスでなくてもよい)

【ミッション2】
・本校のことを少しも知らない外国人(国籍問わず。ただし日本語をしゃべられない人に限る)2人にこのゲームの趣旨を英語で説明し、以下のミッションに従い別紙に書け。

①ノッティンガムの「有名なもの」は何かきけ。

②「日本」もしくは「日本人」に対してどんなイメージを持っているかきけ。

③「われわれ日本の高校生へのメッセージ」を書いてもらえ。(「サイン(名前)」や「国籍」も書いてもらえればなおよい)

※もし「いけそう!」と思ったら、その人と一緒に写真を撮れ。

●15時15分~15時30分の間に「26日にノッティンガムショッピングのあとに集合したところ」にグループ全員そろって顔を出す。
(帰りのバス停留所を教えます。全員がきっちり時間内に集合できたら、現地でその後、自由時間をとります)

●何かあれば 078-○×△◆-□■◎▽まで公衆TEL。集合時間に間に合いそうにないときも、必ず15時15分までにTEL。

<以上>

 各班ごとに時差出発。
 生徒たちには「小銭をいっぱい用意しておくこと」と指示したけど、あとで彼らにきいたら、「学生料金」はジャスト1ポンド(約160円)でわかりやすかったとか。
 自分たちだけでお金を払って目的地で降りる(=バスを乗りこなす)経験は異国での大きな自信になる。
 15時15分に街に行くと、「インタビューしたらめっちゃエエ人ばっかやった」と笑顔のメンバーたちが続々と集合地点に集まってきました。

(もう1回続きます。サトウ)

2013年8月25日 (日)

「高校生活指導」196号の販売普及大作戦

編集長 井沼です。

あの熱い京都大会から早や20日。
僕の学校は、早くも授業です。(3年生は21日から始まっています)
最近の高校は、「仕事しなければいけない、ナマケモノは許されない」の強迫観念に充ちています。
充電する期間が本当に短い。

そんな中でも、全教教研に行った方々から、「高校生活指導、売ったよ」のうれしい知らせ。
現場では、「このままの学校じゃダメやろ」の思いも強くなっているのではないでしょうか?

さて、総会で、僕は、「高生研会員みんなで分担して、売ろう。会員一人が1~2冊販売・普及するだけで、目標1000は突破できる」と呼びかけさせてもらいました。
学びの夏。全国あちこちで顔合わせてのお薦めが、売った人も買った人も元気になる秘訣です。
どうぞみなさん、気軽にまわりに声かけてください。

和歌山大学の平田さんから、9月7,8日の日本生活指導学会(和歌山大学)のお知らせが届いています。
高生研関係者で行かれる方も多いと思います。
ぜひ、1冊、2冊とお知り合いに薦めてください。

「高校生活指導、持ってないよ」という方。
平田さんが保管してくれていますので、気軽にお声かけ下さい。

2013年8月24日 (土)

日本生活指導学会第31回研究大会が和歌山で。

 平田です。

 来月6~8日に、和歌山大学教育学部で、日本生活指導学会第31回研究大会が開催されます。
 
 本学会は、教育学だけではなく、臨床心理学、司法福祉等を専門とする実践家や研究者から成る学際的な学会です。課題研究や全体会をはじめ、一つの問題を多様な視点から考えられる大会になると思います。

 6日は、前日企画として、和歌山市内のNPO法人エルシティオで、見学とひきこもり・若者支援」が開催されます。
 7日は、課題研究A「「いじめ問題」と生活指導上の実践的課題」、課題研究B「原発事故後の学び」が開催されたあと、全体会「現代の生活世界のあり方を問い直す」が開催されます。夜には、学内で懇親会も開催します。
 8日は、自由研究発表、並行してポスターセッションのあと、課題研究C「青年期生活指導実践」、課題研究D「困難な課題を抱える若者の自立支援」が開催されます。

 課題研究や自由研究・ポスターセッションは同時に複数開催され、どれも惹かれる内容なので、どこに行くか迷います。
 
 詳細は、大会プログラムおよび学会ホームページを見ていただけると嬉しいです。
 学会ホームページ 
http://jasg.blog54.fc2.com/

 事前申し込みは、6日の前日企画以外は不要です。

 お忙しいと存じますが、よろしくお願い申し上げます。

追伸:昨春に完成した「和歌山大学前駅」は、「前」ではないのでご注意ください。徒歩だと、15分ほどかかるうえに、上り坂です。(バスが運行しています)
 また、大学周辺に飲食店はありません。一日目は生協食堂(朝、大会受付で食券を購入していただきます)、二日目はお弁当(一日目に弁当引換券を購入していただきます)をご用意いたしますので、ご活用ください。 

 和歌山大学でお待ちしております!

(平田:和歌山大学)

2013年8月23日 (金)

イギリスで「ザ・遠足」③

 (つづきです。「イギリスで「学級びらき」」「イギリスで「学級通信」&「文集」」の項割愛)

●イギリスで「ザ・遠足」

  期間中、土・日曜は語学研修がない。土日は、サッカー・マンUの本拠地スタジアム見学や古都・ヨーク、チャッツワークなどへのバス遠足(エクスカーション)などあるが、後半、「各国ごとにスケジュールなしのフリータイム」という日が1日ある。

「プログラムは毎日かなりハードだし、ここは1日ゆっくり宿&大学でフリータイムということにしよう」

 もう1人の付き添い者であるM先生とそう決めたが、生徒たちはなかなか元気な者も多く、

「先生、街に出てショッピングしたい」

 のリクエストも多い。

 イギリスの旅もあと2日。前々日には観光バスで送迎してもらい、ノッティンガムの街中でショッピングを楽しんだ生徒たち。まだまだおみやげが買いきれていないらしい。

「せんせ、街に連れていってよ」

 再び「引率」はどうなんだ? 郊外にある大学から街中までバスで約15分ほど。生徒たちが語学研修を受けているときに何度か「下見」をした成果でいうと、このノッティンガムという街、おだやかで治安もよく、人は思いっきり親切。大学から路線バスが頻発しており、どのバスに乗っても、皆、街の中心地であるビクトリア・シティまで連れていってくれる。

(生きた英語を使うには、絶好の街だ……)

 われわれおまかせHR研究会が神戸や京都でよく行う「班別シティオリエンテーリング」ができるじゃないか、、この街。

さっそく、以下の「ミッション」を策定。

(サトウ。つづきます)

2013年8月22日 (木)

さわらび8月号は全国大会大特集

西村ぼんです。
8月号の編集をします。

6月例会報告
全国大会大特集 
憲法集会
連載

製本&事務局会議は25日(日)です。

2013年8月21日 (水)

イギリスで「ザ・遠足」②

 ●13泊14日の修学旅行!

 1学期終業式の夜、21:00関空集合。ドバイ経由片道23時間ほどかけてやってきましたイギリス。ロンドンからバスで4時間ぐらい北にあがったところにあるノッティンガムという中都市。
 ノッティンガム大学の夏休み中、当大の寄宿舎に泊まり、英語研修を受けるというプログラムです。

 一緒に授業を受けるのは、本校からの28人のほか、ロシア人、スペイン人、イタリア人、セルビア人、中国人など。
 さまざまな国籍の若者たちが、一同に会して授業を受けます。

 英会話だけでなく、サッカーやバレーボールなどのスポーツや、タレントショー(演芸会)、ディスコ、カジノなどのプログラムなどがある。緯度が高いイギリスなので、夜10時ごろまで外は明るく、夜のプログラムも10時まであります。

 さて、付き添いが決まったあとで、過去の付き添い経験者の方々がいろいろと“内情”を教えてくれます。
 やれ、

「グレード別の英語の授業について行けず、ホームシックにもかかって精神的に参ってしまう生徒のケアがたいへん」
「熱が出たりけがをした生徒を病院に送迎したり、薬の服用を英語でドクターと交渉したりする必要がある。昨年も病気になった生徒がおり、病院に連れていって手術を受けさせた」
「生徒がすぐ親に電話やメールをするので、保護者から問い合わせがいっぱいくる」
「飛行機はトランジット合わせて片道23時間。エコノミー症候群必至!」

 などなど。

 特に、朝、7時半の起床・点呼から、夜は10時までプログラムがあり、その後、点呼、就寝指導という長時間労働。

 その際「やっかい」なのがイタリア人なんだと。
 とにかく陽気はいいのだが、遅くまで騒いでいるうえに、本気?かウソか日本人女子の部屋に夜間侵入(アタック)を試みようとする者もいるとか。
 それを夜中じゅう阻止せねばならない……う~ん。聞いてないぞ。

「まあ、修学旅行の付き添いをイメージしてください」

 そんな声をあちこちできいたけど、修学旅行はせいぜい2泊か3泊やん。
 それに比べて今回は13泊14日。
 そんな長い、それも身を張って生徒たちを守る「修学旅行」……ありえへん。

(サトウ。つづきます)

2013年8月20日 (火)

イギリスで「ザ・遠足」①

(公立高校でも、海外へ希望生徒の語学研修を行う学校があります。この夏、研修に付き添い、イギリスで「班別シティオリエンテーション」を行った記録を抜粋でお伝えします)

 この春転勤した勤務校は「国際教養科」を併設しており、夏休みに希望者の語学研修があります。

「へー、イギリス研修ですかぁ。今年は担任ないし、だれも行く人いなかったら付き添いしてもいいですよ」

 確か4月の早い時期にそんなこと言った覚えがある。すると、ホントに付き添い希望者が「だれもいなかった」らしく、「アンタ、行ってもいいって言うたよな」ということで、今回の付き添い者に決まりました。

「いいなあ、タダでイギリスに行かせてもらって」

 そう言ってくれるのは学校外の人だけですよ。
 同僚の方々(=実状を知ってる人たち)はみな口をそろえ、微妙な笑みを浮かべて言います。

「ご……ご苦労さんです」

 今年、付き添うことになったのは、去年本校に転勤してこられた体育科のM先生(1年学年主任)と、今年来たばっかの社会科のぼく。
「英会話? 何それ?」
 そんな2人が付き添いに決まっての語学研修スタートです。 

(サトウ。つづきます)

2013年8月18日 (日)

アレン・ネルソンさんのDVD

こんにちは、事務局長の首藤です。元アメリカ海兵隊員で故アレン・ネルソンのDVD『9条を抱きしめて』のご紹介です。以下はカバーの紹介文です。「このDVDは、ネルソンさんの貴重な講演やインタビュー映像、政治学者ダグラス・ラミスさんとの対談、劇画風マンガによる戦争体験や人間性をとり戻していくストーリーなどによる感動的なドキュメンタリーです。戦争という殺戮に関わった一人として、ネルソンさんは、戦争や暴力の恐ろしさを訴え、人間が平和に生きていくための道筋を、優しくも力強く語りかけています」 頒価1,000円。お問い合わせは大阪高生研までどうぞ。

2013年8月17日 (土)

『高校生活指導』196号、ここに注目!

大阪若手の実践が3つも!

高校生活指導196号には、大阪の若手の実践が3つも載っています。

巻頭を飾るのは、M先生の「LINEでは伝わらないこと」。いまどき、LINEのトラブルを巡ってのHRの話し合いが示唆的です。

 

S先生の「わくわくスタートダッシュで担任」は、おおまかせや大阪高生研で学んだアイディア満載。遠足でのクラス作りはお見事!

 

新任2年目H先生は、定時制での生徒会実践。映画作りを通してストレートに定時制高校生として生きる意味を問いかけ、自分自身も成長していきます。

 

若手の実践に今を切り開く希望が見えます。ぜひ読んでほしい3本です。

2013年8月15日 (木)

日本生活指導学会は9月7日(土)8日(日)

事務局長の首藤です。暑いのなんの・・・。残暑お見舞い申し上げます。さて、日本生活指導学会の研究大会。9月7日(土)8日(日)今年は和歌山大学で開催。概要はこちらでご覧いただけます。

http://jasg.blog54.fc2.com/

2013年8月14日 (水)

各大会にいらした全国のみなさんに感謝!

続いて首藤です・・・。教科研では青年期問題を考えました。進学校の様子と生きづらさや困難を抱えた生徒たちが多く通う通信制の私学、そしてぼくの学校のレポートをもとに今の高校生の自立の問題を真剣に議論しました。今ほど、青年の自立が困難な時代はないなあ・・・。大人になるってどういうことかあらためて考えた次第。今、大人のぼくたちも生きづらくなってきているし・・・。進学校は競争でおいまくられ、生徒は疑問を抱く間もなくそれが当たり前として一生懸命学校生活を過ごしている。ぼくの生徒たちは「どうせ〇〇高校やし」という諦念の中にいて、それでもぼくたち教師は、「正社員になろう」的なキャリア教育で課題を先送りしている・・・。そんなことを考えました。こんなわずかな行では説明しきれないのですが、きちんと整理してまた生徒たちと向き合うときの力にしたいと思います。夏の学びで出会った日本全国のみなさん、ありがとうございました!

2013年8月13日 (火)

番組のご案内「終戦」にちなんで・・・

みなさん、こんにちは。事務局長の首藤です。さて、明後日15日は終戦記念日ですね。先の「学校で憲法を語るつどい」実行委員会で貴重な戦争体験を語ってくださった瀧本邦慶さんが、明日14日のニュース番組MBS「VOICE」でお話されます。瀧本さんは、ミッドウェー海戦に従軍され、その後トラック諸島で飢餓と戦いながら九死に一生を得て終戦を迎え、今では戦争の語り部として各地で講演をされています。6月には私の生徒たちに貴重な体験をお話いただきました。瀧本さんが語る戦争の真実に生徒たちは静まりかえって聴き入っていました。「本当のことを若い人に伝えたい」とおっしゃる瀧本さん。テレビで何を語られるか、注目です。ぜひご覧ください。

 8月14日(水) 18:15~。 MBS『VOICE』

2013年8月12日 (月)

大会いろいろ・・・

こんにちは、事務局長の首藤です。今年は、ぼくたち高生研と全国生活指導研究会(全生研)の大会が京都、歴史教育者協議会(歴教協)が大阪、教育科学研究会(教科研)が大阪と、馴染みの教育サークルが関西で大会を開くケースが多かった。歴教協には1日参加で内田樹さんのお話を聞き、そのあと、高生研に3日間通しで参加、全生研とのコラボ企画で全生研もちょこっと参加。教科研はレポートを頼まれたこともあって3日間参加。どれも本当に良い勉強になりました。ちなみに9月には日本生活指導学会(これは学会)が和歌山大学である。こちらも行くつもり・・・。
なぜ、関西か?たまたまかもしれない。やはり大阪の教育改革への危機感は大きいと思った。これが全国を席捲するか押し返せるか・・・大きな節目にあるな感じる。それと、やっぱり3.11とフクシマは忘れたらアカンということを改めて思った。特に教科研で小出裕章さんのお話を聞いてそう思った。小出さんの話は4回目やけど、核と原子力の違いはないわ。共存できないわ。国をあげて被災地の復興、福島の復興にとりくまないと・・・。ストレートには何ができるかわからんけど、とにかく生徒と考え続けること問い続けることはできるかなと思いました。

2013年8月11日 (日)

「高校生活指導 18歳を市民に」196号ができました!

 196号全体のコンセプトは、<生徒の希望となるような生徒会>の再生です。

 近年、いじめ自殺、「体罰」自殺など、生徒が命を絶つ悲しい事件が続いています。にもかかわらず、大人の騒ぎ方にくらべて、同世代の子どもたち自身の意見表明や行動を見聞きすることはほとんどありません。日本の高校生は、地域政治はもとより学校政治への参加からも遠ざけられた結果、あまりにも非政治空間の中で沈黙しているかのようです。学校では「教師がルールを作り、生徒は黙って従う」(酒田孝)という流れが制度的にも文化的にも強まり、「生徒会自治の形骸化」が進行しています。生徒の意見表明や自治が尊重されないことと学校における暴力性の浸潤は、深いところでつながっているのではないかと思います。

 生徒会は、たとえ今は「学校の下請け機関」のような状態であっても、制度として生徒自治を一定保障するものであり、生徒会活動を通して民主的な政治体験や制度変革を経験できる「可能性」を秘めています。また一見、「非政治的」に見える高校生の発言や行動にも、現状批判や変革の種子が眠っているはずです。生徒の要求を掘り起こし、学校生活変革のリーダーとなれる生徒会をどう育てるか? 酒田基調発題を軸に196号全体から読み取っていただければ幸いです。

 新機関誌も、196号で3冊目になります。現場は多忙を極め、編集委員も同様ですが、これまで以上に編集委員の相補的チームワークでつくりあげた1冊です。前号からデザインを一新し、おかげさまで好評を得ていますが、今回さらに、表紙擦れによる痛みをなくすための保護カバーをつけてみました。
 
 進化する新機関誌は、いつでも現在進行形です。ぜひ手に取ってみてください。書店に並ぶのは8月末になるので、早く欲しい方は、
inuma@mug.biglobe.nejp までメールを!

井沼淳一郎

2013年8月10日 (土)

全国大会&「学校で憲法を語るつどい」感想いただきました!①

各所からいただいたメールのうち、いくつかを紹介します。

【学校で憲法を語るつどい】

お疲れ様でした。

「学校で憲法を・・・」とても考えさせられました。

教育に対する統制が強まる中で、どんどん自己規制してしまう教育現場。
その中でもいろいろ工夫して、実践をしておられる先生方・・・でもほんの一部の先生だと思います。

「もっと、先生の思いを語ってほしい。僕らは、僕らで自分の頭で考えるから」という若者。
96条改正問題について・・・1/2と2/3といった分数がわからない高校生。
憲法の条文を自分の言葉で言い換えてレポートがかける高校生 この学力の差。
教室で生徒たちに直接語りかけている弁護士。

いろんなことが盛りだくさんでした。

家で 夫や息子相手に 語ったのですが、教師志望の息子は、現場に出る前から自己
規制にかかっているようで・・・。

憲法・政治をもっとオープンに語れる雰囲気をどうしたら作れるのでしょうか・・・

                                 (参加された保護者の方)

2013年8月 9日 (金)

教科研大会は本日から。

関西当たり年の今年、教科研(教育科学研究会)の全国大会も大阪で。

大阪高生研事務局長・首藤さんは「青年期」の分科会でレポートを依頼され、報告します。
「憲法を語るつどい」でお世話になった久保田貢さんほか、今まで大阪高生研でもお呼びした方々の顔も多く見られます。

本日の記念講演は小出裕章さん。 

http://homepage3.nifty.com/kyoukaken/2013taikaichirashi_0611.pdf

2013年8月 8日 (木)

「学校で憲法を語るつどい」、こちらも64名の参加で!

京都での全国大会後(5日)のアフター企画「学校で憲法を語るつどい」も、直前のゲリラ豪雨にもかかわらず、64名もの参加をいただき、豊かなものとなりました。

大会~「つどい」ハシゴで書籍販売をしておられた本屋の方に、

「いろいろ憲法集会に出てるけど、今日の会はホンマおもしろかった。これ、ええで」

と言ってもらいました。

きのうの懇親会でも「次回を」という声がいろいろ出ていました。

憲法ってさまざまな活動の前提となるいわば「空気のようなもの」。
「おーい、最近、空気が薄くなってきているぞー」をあちこちで訴えたいと思っています。

立派に自分の信念、思いを表明してくれた学生・Tくんとも、いろいろと「教えあい」していきたいです。
くったくのない彼が、本名を出して活動しても全然平気な世の中をつくるのが、ぼくら世代の役割でもあり。

全民研や教科研の方々からも、

「また、次一緒にやりたいですね」の声しきり。

長らくの大会運営で疲れておられるのに、雨のなか駆けつけてくださった高生研の方々にも心から感謝しております。

全国大会、「憲法」つどいの感想等も、また順次アップしていこうと思います。

2013年8月 7日 (水)

祝 新高生研全国大会 参加者200名目標突破!!

大会終了後、高生研メーリング・リストには、「本気で200人」にこだわった現地・京都の実行委員会や各グループ員の方々に、

「質量共に新高生研の第1回をかざるにふさわしい大会」
「フレッシュで素敵な出会いがたくさん」
「例年になく、若者と女性が多い集会というイメージ」
「レポート内容が充実していて、勉強になりました。初参加、初レポートの方もいて刺激的」

 などの、「よかった。ありがとう」の声が飛び交っています。

 総括や残務作業ほか、課題もたくさんあると思いますが、ひとまずはみんなお疲れさま!

 さあ、スタートです。

2013年8月 4日 (日)

いよいよ大会最終日。そして、「学校で憲法を語るつどい」、本日17:00から。

8月5日の憲法企画も、京都駅前開催ですから、終わってじゅうぶん大阪に帰れます。
この日は午前中、高生研大会問題別~総会~憲法のつどい、の流れで、どうぞ「ぽこっ」と時間取れたら、日帰りでも京都に来てください。

昨日報告のとおり、充実のラインナップ。
全国の教師の実践ミニ報告をポスターセッションの形式で行います。
各民間教育団体所属教師の「すごい」実践報告もありますが、管理人・サトウが思う、5日夜の「学校で憲法を語るつどい」の最大の「目玉」は、最近、私たち大阪高生研の例会に来てくれてる、大学生の発表だと思います。

自分が公立小中高等学校で受けてきた憲法に関する授業について語るだけでなく、

「ちょっと友だちにきいてみました」

と実にフットワーク軽く、大学のクラスメート相手に行った「突然ケンポウアンケート」を結果発表。
われわれ教師に「教えて」くれます。

〔一例:質問2〕 社会の授業で憲法を扱ったことはありますか?ある場合はどのような授業でしたか? また、どのようなことを習いましたか?

● ある…27人
・覚えさせられた。
・第9条にふれるなど、有名なところだけ。
・第9条を覚えさせられた。
・ちょっと読むだけ。
・穴埋めの授業。
・重要な条文の解説と暗記
・裁判員制度の仕組みを習う際に憲法の授業をした。
・政治経済の授業。
・条文にアンダーラインを引いて覚えた。
・25条はテストに出るので、覚えた。
・「憲法はみんなが生きるのに大切なもの」みたいな感じで習った。
・入試に出るところだけ。
・憲法用語の説明と憲法の説明。
・平和主義や戦争放棄について習った。

● ない…5人

ほか、教師として「んんん」とうなりたくなるよな結果等等、現代若者の「憲法観」が出ています。

 次代を担う(というか、一番「被害を受ける」)年代として言いたいことを、教師相手に「教えて」くれ、これらをもとに、参加する教師や保護者、弁護士さんたちで、「じゃあ学校でどう語ればいいのだろう?」を考えあいます。

 場所・申し込み等は、 http://kokucheese.com/event/index/104331/ から。

そして、大会は、 http://kouseiken.jp/Taikai/ 

2013年8月 3日 (土)

さあ、京都大会です。

さあ、始まりました。

大会応援ブログ http://kouseiken.jp/Taikai/ も、毎年、大会前日が「感動のフィナーレ」。

明日は本大会の「メイン」、一般分科会。

http://kouseiken.jp/Taikai/%e3%80%90new%e3%80%91%e9%ab%98%e7%94%9f%e7%a0%94%e3%81%af%e5%88%86%e7%a7%91%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%82%84%e3%82%8b%e6%b0%97%e3%81%8c%e9%81%95%e3%81%86%ef%bc%81%e5%88%86%e7%a7%91%e4%bc%9a%e3%83%a9/

そして、「今年のメイン」、「全生研とのコラボ企画」です。

なお、5日夕方の「学校で憲法を語るつどい」も報告ラインナップが整いました。
充実!の8ほんです。

<報告ラインナップ>

A:憲法96条をもとに教室で模擬国会  (高校教師)

 96条をめぐって生徒の議論が盛り上がる その仕掛け 生徒は何を考えたのか 憲法教育の意味を考える

B:法言語教育として憲法を国語で扱う (高校教師) 

国語で憲法を扱った授業を紹介する。内容は、憲法に関連して多彩なゲストを招いての授業、生存権の25条を自分のことばで書き換える授業、憲法をテーマに誰かにインタビューして1人称書きでその内容をまとめる課題などである。

C:憲法を守らねばならないのはだれだ?~教師と授業を行った若手弁護士からの報告   (弁護士)

弁護士と教師が“コラボ”で「立憲主義の趣旨から国民の憲法擁護義務の有無を考えた」実践。そもそも国民には憲法を守る義務がある?ない? さて、生徒の答えは?

D:生徒会活動は“生徒主権”なのか?! (高校教師) 

形の上では「民主的」なはずの生徒会。その活動は民主主義を実践的に学ぶ格好の材料のはず。ところが、実際には、形がい化する役員選挙、行事の下請け機関化・・・生徒会顧問が日常の指導の中からチョイスした論点を通じ、生徒会活動が“生徒主権”となる方途を考えます。

E:「一人暮らし調査」生存権と労働権の授業 (高校教師)

この授業は、労働権と生存権をつなげるものです。このポスターを見に来てくれるお客さんには、わかりやすいようにプレゼンします。

F:憲法改正の授業、失敗に終わりました (高校教師) 

 「憲法を守るのは、天皇・首相・国会議員・公務員」ということについては、生徒はわかりました。でも、「憲法改正」にすすむと・・・「わけわからん」・・・なぜ、どうして?

G:若者世代が受けてきた憲法教育~ある大学生の場合~ (大学生) 

 社会の授業で憲法を扱われたことはありますか?どんな授業でしたか?何を習いましたか?社会以外の科目であるますか?・・・。学生が周囲の学生のアンケートを実施。若者世代が受けてきた憲法教育の実態が浮き彫りになる。若者たちは学校で憲法をどう学んでいるのだろうか・・・その実態が授業を受けた若者の手で明らかになる。

H:「予習─授業─復習」サイクルと「調べ─考え─議論する」スタイルを重視した憲法教育の実践 (短大准教授)

 160人を5人程度の班に分け、共同で学習することを前提とする。 毎回の授業にあたって、予習課題を与え、それについて予習[自分で調べる]→[自分で考える]→[班の友人と議論する]→[その成果を持って授業に臨む]・・・大学での憲法教育の実践。

詳細は→ http://kokucheese.com/event/index/104331/ 

高生研大会→ http://kouseiken.jp/Taikai/

2013年8月 2日 (金)

ふたが閉まるまで

 いよいよ明日から全国大会。今年は全私研が城崎で地元開催だったので、分科会運営だけでなく、開会全体会の準備もあって大変でした。生活指導・自治活動の24分科会は今年も11本のレポートを中心に、涙と笑い感動に満ちた3日間になりました。

 さて、遅れていた参加者組織も終盤に入ってようやく本格化。商大堺は日帰りがほとんどなれど、延べ8名まで来ました。50代の私をのぞけば、30代一人、20代6人。

 どんなに魅力的な企画が一杯でも、こちらの働きかけ次第で躍進できるか否かが決まります。情勢は予断を許さぬ厳しい状況です。「あの人は大丈夫」と、手を緩めれば大変なことになります。現に「高生研は大丈夫」論が広がり、何度も高生研に参加してきたリピーターが別大会に流れています。まさに新高生研全国大会の成否はここからの奮闘にかかっていると言っても過言ではありません。「大阪の教育が変われば日本の教育が変わる」のスローガンを実現するため、大阪高生研として最後の最後まであらゆるつながりに声をかけきりましょう。

 歴教協全国大会は4日まで。「終わったらその脚で京都へ!」と訴えて参加する事になった先生も。最後の憲法集会が終わるまで、ともに頑張りましょう!   (私学・F)

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