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2013年9月24日 (火)

【立ち読み】「早蕨」8月・全国大会報告号⑦ 全生研とのコラボ企画に参加して(中)

 班では小・中・高の教師が混じって交流し、それぞれの職場が抱える子どもの状況を話し合うことができて、月並みだが、良い勉強になった。ただ、子どものために何とかしたいのはやまやまだが、何が出来るのか、どうしたらいいのかというところでみんなの言葉は現実を前に重くなった。しかし、班での話は盛り上がり、コラボ企画としては大成功だったように思う。

大学の先生からのお話は、教員になろうとする学生の状況をふまえながらの貧困についてのお話であった。先生によれば、今の教員養成課程の学生達は、自分は貧困とは言えない状況で育った学生が多いので、小・中・高校時代に、自分の回りに貧困や困難を抱える同級生がいたことが見えていないという。先生は学生達のこのような意識や、プライバシーのことがあるので家庭への介入が難しいという反応を示すことに大いを問題だと考えているという。

先生から、子どもに関わることはプライバシーにかかわることであり、教師の関わりで子どもが大人になったときが変わるという お話があった。それを先生は、未来に関わる仕事と言う言葉を使っていたが、そんな教師という仕事の大切さを改めて感じた。

 先生によれば、貧困はそれが子どもをどれだけ不安にするかという点で、政治問題・社会問題としてとらえるべきであるという。また、自分は貧困では無いと思っている人もスレスレの処にいるという。そして、教育にお金がかかることもあり、親が貧しく充分な教育を受けられないことにより、貧困は連鎖していく。今は昔のように皆が貧困でないので、そんな中で格差が生まれ、やがて、貧困は無知を呼び込む。先生の、私たちには貧困が見えているかという問いかけは重かった。

(つづく。加藤都。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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