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2013年10月 3日 (木)

【立ち読み】「早蕨」8月・全国大会報告号⑪ 異文化共生を作るシティズンシップ教育とは

和光高校の相良教諭による実践報告。高校2年生むけ対象の「英語演習」の時間(選択、受講者24名)で、異文化共生をテーマに1年かけておこなった。相良教諭は英語科であるが、「英語は目的でなく手段である」という位置づけで、英語は手段として使用される。

 一学期は日本にいる「外国人観光客」にインタビュー調査を行い、その様子をビデオでとり、クラスでシェアすることを行った。二学期は「日本にすむ在日外国人」を対象に、朝鮮学校やInternational School, Tokyo Indonesian Schoolを訪問するなどしてインタビューを行い、「日本に住んでいる外国人にとって住みやすい国なのか」をレポート提出。3学期は朝鮮学校、インドネシア学校の生徒たちと合同シンポジウムをおこない、「今の日本社会は異文化社会と共生ができているか」ということをはなしあった。

 相良教諭自身、日本にうまれて中学までを日本ですごし、高校はニュージーランドで3年間をすごし、また日本の大学にもどる、という異文化体験をもっている。ご自身の経験も実践に結びついていると思われる。「答えのない課題を探求する」という試みは和光高校の文化という背景がある、ということも指摘された。生徒の認識を深め、既存の言説を問いなおすことができているという評価があった。一方で、朝鮮文化と朝鮮学校の文化は異なるのではないか、などの意見もあった。

(大津尚志。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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