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2013年10月 1日 (火)

【立ち読み】「早蕨」8月・全国大会報告号⑩ 問題別分科会 いじめ・体罰問題が高校現場に問うていることは何か

    全生研の藤木祥史さんのお話をもとに行われた分科会でした。
   
(前略) それと同時に、「藤木氏だからできる実践ではないか」という声も。これに対して藤木氏は次のような論旨。この教育実践は、社会に適応させる人間づくり、新自由主義のもとでの学校教育への疑問が基底にある。一部のエリートの育成と多数への「規範意識」徹底教育を学校に求める時代へのアンチテーゼ。これは高生研のみなさんに通じる感覚ではないか。おかしい、と思いつつもゼロトレランスに流される中学校や高校…。それに抗う視点を持つことで藤木実践に少しでも近づけるのかもしれない。

 全生研はリーダー育成から集団づくりを目指してきたが、それがうまくいかなくなっていると藤木氏は言う。全生研ではいま、「もっとも重い課題を抱えた子どもを軸にした集団づくり」に重点を置いているそうだ。課題層を排除せず、課題層の抱えるしんどさに寄り添い、リーダー層に迫る。「両極をつかむ」ことを通して、高学力で無関心な中間層を炙り出す。この集団分析をもって全体指導にあたる。こうした冷静な分析と方針をもとに、困難と真正面に向き合うアプローチが藤木実践の魅力なのだろう。

(明石 希美。「早蕨」8月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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