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2014年7月26日 (土)

【立ち読み】「早蕨」6月号③ 若手担任の3ヶ月奮闘記③

  昨年、初めて担任で受け持った1年生のクラスは、3年間クラス替えがなく持ち上がりの予定だった。坊主頭に、小麦肌のまぶしいスポーツ推薦の子たちと、1年間じっくり時間をかけて信頼関係を築いてきたつもりであった。

「『2年生も一緒にがんばろうな。進路についても考えていかなあかんし。』そんな話を終了式でしよう、新学期には早速遠足もあるし…」などと考えながら、悠長に年度末を迎えようとしていた。遠い昔のように思える。そのころはまさか、涙を堪えながら教壇に立つことになるなんて、想像もしなかった。

クラスは全員進級したが、私だけ“留年”したのである。

テストも終わり、授業もなかったので、終了式で来年度の担任は私ではないことを告げなければならなかった。最後に、1人1人にミサンガを編んであげた。いくつか落ちた涙が鮮やかな色の刺繍糸に染み込んでいくのを見た。大袈裟と言われても構わない。あの2週間の気持ちを私は一生忘れない。

(後略。Nさん。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

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