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2014年8月の投稿

2014年8月31日 (日)

全国大会後「私」の後泊①

 全国大会後の「私」の後泊を「学び直し」という視点から綴ってみます。

関西のメンバー、ある人は東京へ、ある人は宇都宮へと三々五々に別れましたが、札埜はその後「結城」の町へ。

 結城は北関東の「結城紬」で知られた伝統ある町。昔からの見世蔵が至る所に残るとても風情のある町です。以前から訪れたい町でした。私の実家は祖父の代から呉服屋で今も母親が現役で経営しています(流石に呉服は売れなくなって、学生服販売が中心です)。

そんな環境で育ったので、着物はとても身近な存在であり、「紬」は日常語としてありました。祖父や母の口から発せられた「にしじん」「おおしま」「ゆうぜん」「せんば」などと並んで「つむぎ」があったのです。「結城の紬は高いけど、ええ紬や」微かに残る今は亡き祖父の言葉通り、結城の紬はユネスコから世界遺産の認定を受けたほど優れた品であり、非常に高価。高価な分だけ完成に至る過程も気が遠くなるほどです。

つくば学園都市を後にして、つくばエクスプレスで守谷まで。そこから取手と下館を結ぶ関東鉄道に乗り換えます。この関東鉄道がつくばエクスプレスと違って良かった!1両または2両編成で、北関東ローカル漂う電車です。無機質なつくばエクスプレスとは大違い。車窓からは農業立県・茨城を如実に表すどこまでも広がる田園や、車窓から手の届く所に名産の梨の木畑や玉蜀黍畑が。個人的には、つくばの町から見る東側の筑波山より、西側から見る筑波山のほうが美しく見えました。人々にとって日常の風景に溶け込んでいる山、という感がずっとしました。男山と女山も西側から見たほうがはっきりわかるように思います。本当に常陸の国の人々にとって、昔から変わらぬシンボル、拠り所なんだなあと実感しました。大阪にある生駒・金剛のような、徳島にある眉山のような。つくばの町から筑波山を見ても「百人一首」にある「筑波嶺のみねより落つるみなの川・・・」の歌は出て来なかったけど、関東鉄道の車窓から筑波山を眺めると確かに頭の中に陽成院の歌が出てきました。(札埜和男。つづく)

2014年8月30日 (土)

第5回南大阪例会ーゆく夏を惜しみつつ、激動の9月にそなえてー③

いよいよ本日!
南大阪例会です。全く知らない定時制の先生から飛び込みで参加申し込みもあり。人数が増えても顔の見える普段着のさーくるの良さを生かしていきたいと思います。(井沼)

朴さんからレポート概要が届きました。

「NPO法人D×Pでは、特に通信制高校に通う生徒が卒業後に進学も就職しないという進路未決定問題を解決するために、学校の先生と協力しながら総合学習の時間でのキャリア教育を行っております。その中では①成功体験の醸成(自分に自信がもてる)②社会関係資本の獲得(つながりをつくること)を目的にプログラムを学校にて行っております。今回の発表会では、このキャリア教育について詳しくご説明させて頂きたいとおもっております。どうぞよろしくお願いいたします」

NPO法人D×P 朴 基浩

8月30日(土)18:00~21:00
場所:堺市西文化会館ウェスティ講座室

第1部  田中さんと細川さんのレポート
第2部  総合学習のつくりかた
NPO D×Pの朴さんのレポートと榎原さんのミニ報告

 a.. 所在地:〒593-8324 西区鳳東町6丁600
  b.. 最寄駅:JR阪和線鳳駅
  c.. バス停:南海バス西区役所前
  d.. 電話:072-275-0120
  e.. ファックス:072-275-0130

どうぞ皆さまお越しください。

2014年8月29日 (金)

西谷文和さん、越野章史さんのコラボ

大阪高生研でもよくお世話になっているお2人が、コラボで語られます。

組合の支部教研ですが、「どなたでも参加可」だとか。 以下、ご案内の文章です。


<以下>
ゲストの西谷文和さんは一昨日、アフガンから帰国されました。今回は落語家さんほか異色・多彩な顔ぶれでのアフガン訪問。「イラクの子どもを救う会」ブログではその模様がご覧いただけます。 http://www.nowiraq.com/blog/ 

西谷さんから「・・・一昨日、無事アフガンより帰国しました。・・・最新映像をご覧いただきたい・・・」とメールがありました。戦争のリアルをそれこそ「リアル」に語っていただけると思います。

越野先生からは、「これから準備ですが、がんばります。」とメールをいただきました。私たちに覆いかぶさっている“教育改革”はどこに向かおうとしているのか・・・。お二人のお話をもとに子どもたちの平和な未来と私たちの豊かな実践のために、参加者のみなさんと学びあいたいと思います。途中参加・途中退席ノープロブレム! どなたでもご参加いただけます。ぜひご参加ください。ご参加いただける方はメールをいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。 

2014年府高教大阪市内北支部夏季教研 みんなで考えたい『教育の未来と戦争のリアル』~戦場で教え子が銃をとる日を迎えないために~

日時:8月30日(土)13:00受付13:10~17:00 

場所:たかつガーデン 鈴蘭  〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7番11号 TEL 06-6768-3911  近鉄大阪上本町駅下車5分 地下鉄谷町9丁目駅徒歩8分 お話:越野章史さん(和歌山大学教育学部)&西谷文和さん(国際ジャーナリスト)

★プログラム 1.13:20 越野章史さんのお話「安倍教育改革は生徒をどこに導く?」

2.14:30 西谷文和さんのお話 「シリア、イラク、アフガンでの戦争のリアル」 3.15:40 全体交流 「教育・平和・若者“未来を拓く学校”を語る」  終了 17:00    ◆参加費:無料  ◆懇親会 組合員1,000円 一般は実費 ◆主催:大阪府立高等学校教職員組合(府高教)北支部。

2014年8月28日 (木)

第5回南大阪例会ーゆく夏を惜しみつつ、激動の9月にそなえてー②

8月30日の南大阪例会、報告してくれる若手2人のレポート紹介です。

<A報告>
去年の文化祭で取り組んだ「爪楊枝アート」を通じて、クラスの雰囲気や生徒たちがどうなっていったかをレポートします。
そこで気づけなかったことや、もっとこうしたら良かったと思ったことを今年の文化祭にどう繋げるかも話せたらなと考えています。
「クラス」という大きな括りに焦点が合ったレポートなので、そこまで深められた内容ではないかもしれませんが、よろしくお願いしますm(__)m

<B報告>
私からは、Mというクラスの男子生徒についてレポートさせていただきます。入学当初は特に問題のない生徒でしたが、時間の経過とともにみえてきたMの不安な要素に、どう対応すればよかったのか、また、Mの卒業までに自分ができることは何か、掘り下げたいと思います。
過去2年間を振り返りながら、ただいま執筆中ですが、うまくまとまるか、心配です( ̄0 ̄;
よろしくお願いします!
クラスづくり実践とケアが必要な生徒への指導。どちらも今、現場の課題に関わるレポートになりそうです。

第5回南大阪例会ーゆく夏を惜しみつつ、激動の9月にそなえてー
8月30日(土)18:00~21:00
場所:堺市西文化会館ウェスティ講座室
 a.. 所在地:〒593-8324 西区鳳東町6丁600
  b.. 最寄駅:JR阪和線鳳駅
  c.. バス停:南海バス西区役所前
  d.. 電話:072-275-0120
  e.. ファックス:072-275-0130

2014年8月27日 (水)

第5回南大阪例会ーゆく夏を惜しみつつ、激動の9月にそなえてー①

  井沼です。お久しぶりです。南大阪の若手教員、いい実践してます。ぜひのぞいてやってください。

第5回南大阪例会ーゆく夏を惜しみつつ、激動の9月にそなえてー

8月30日(土)18:00~21:00
場所:堺市西文化会館ウェスティ講座室

第1部  田中ゆうすけさん(私学)と細川千明さん(公立)のレポート

第2部  総合学習のつくりかた
NPO  D×Pの朴さんのレポートと榎原佳江さん(公立)のミニ報告

今回は2部構成で考えてます。
1部は、南大阪メンバーのふたりの初レポートです。
2部は、通信制高校生のキャリア教育支援の実践を行っている朴さんのレポートと、はじめての学年の総合学習年間計画を職員会議で提案した榎原さんの報告。若手がリードする学校作りの可能性を考えます。

 a.. 所在地:〒593-8324 西区鳳東町6丁600
  b.. 最寄駅:JR阪和線鳳駅
  c.. バス停:南海バス西区役所前
  d.. 電話:072-275-0120
  e.. ファックス:072-275-0130

2014年8月26日 (火)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑬ イケ麺ず&スイーツ 時雨餅の竹利商店

  南海岸和田駅前から伸びる岸和田駅前通商店街の日本一高いアーケードを抜け、旧26号線と交わる交差点の向こう側に その店はある。僕の子どもの頃の面影はもうほとんど残っていない岸和田駅周辺であるが、40年前からその佇まいもほとんど変わっていない。その味も子どもの頃に食べたそのままで、時折無性に食べたくなる。
 
 
  『竹利商店』は、かつて岸和田藩の御用達であった菓子製造販売商で、江戸時代の中期より代々伝えられた製法で、こだわりの味を守り続けている村雨専門の老舗。店では赤(450円)・白(550円)2種類の「時雨餅」しか売っておらず、また作りおきをしないため当日作ったものが売り切れ次第閉店するこだわりぶり。
 
 
  名前の由来も、ほろほろと崩れる様が、時雨のようだから、と雅だ。肝心の味も、ぱさぱさした見た目と違い、しっとり、もちもちした食感で、控えめな甘さがあとをひく。もちもちっとした味わいの中に代々受け継がれた歴史とこだわりが感じられる。一般名の「村雨」は貝塚市西町の「塩五」の商標登録。しかし、伝承として第六代岸和田藩主岡部長住公命名の「時雨餅」がルーツである。岸和田旧市地区では「村雨」を製造し、商う和菓子店多しで、それがその街を象徴している。またそれぞれ味の違いと地元消費者の好みがあり、そこに「村雨」文化の深さがある。
 
  陳列(ショーケースとは言わない)の中にいつもおばあちゃんがちょこんと座っている。「うちのがほんまもんや~、他所とはちゃうねん、お殿様からもらった(お菓子の)名前やねん」と話す。岸和田弁丸出しで…。
 
 長年店を守り続けているこの女性の名前は竹田さん。「竹利」の「竹」は竹田が由来であろうか。竹田家が260年間この味を伝承してくれていると思うと頭が上がらない。
(後略。城塚俊彦。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月25日 (月)

来年の全国大会は大阪に決定!

こんばんは、三木です。
つくば大会お疲れ様でした。

北海道旅行ボケでなかなかやる気スイッチが入らない状態ですが、いよいよ学校も始まりますので、慌てて動きだしている始末です。

さて、全国大会中に参加しているメンバーで来年の大阪大会の話しをしました。
その結果、前回大会をどのように作っていったのかを知る必要があるという話になり、まずは、大会についてのレクチャーを受ける会を設けようと決まりました。

日程ですが、26日(火)18:00~から。

その日は本来、早蕨の発送作業をする予定でしたが、ベテラン組は早蕨の発送作業をし、若手+首藤先生は全国大会についての会議をします。
その際に

①    前回大会のレクチャー
②    つくば大会の総括(気づいたこと よい点 反省点など)
③    仕事の分担
④    今後のスケジュール

について話しをする予定ですので、考えられる部分は考えておいてください。

2014年8月24日 (日)

『授業工房』古文・歴史編開催!!

こんにちは、首藤です。シリーズ『授業工房』第3回のご案内です。今回は、一旦公民編はお休みして「古文・歴史編」です。題して「大鏡の世界と貴族政治」ぜひご参加ください。周囲の方々に広めていただけると幸いです。

★日時:2014年9月23日(火・休)14:0017:00pm 受付13:30 

☆場所:クレオ大阪中央 研修室1 〒543-0002 大阪市天王寺区上汐5-6-25

℡:06-6770-7200

地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 1・2番出口から北東へ約3分

★参加費:500円 

★模擬授業&発題:中村貴彦さん(府立和泉総合)&首藤広道(府立西淀川)

★内容紹介★

「授業工房」第1回と第2回は公民編で充実の内容でした。次回公民編(公民編第3回)は11月9日(日)の予定ですが、9月は古文(国語)&日本史のコラボでやってみようという企画です。題材は、『大鏡』の「花山院の出家」。日本史の教科書では、院政期に書かれた「すぐれた歴史物語」「転換期に立って過去の歴史を振り返ろうとする、この時期の貴族の思想の表れ」と紹介される『大鏡』。高校時代に習ったという方も多いと思います。権謀術数渦巻く貴族政治がどう描かれ、教科書がいうようにどこがどうすぐれているのか、いないのか・・・。とっつきにくいといわれる古文ですが、その味わいにふれて、みなさんと古文と歴史を学びあいたいと思います。社会科・国語以外の先生ももちろん大歓迎。みなさん、ぜひご参加ください。

★第4回「授業工房」公民編は11月9日(日)14:00~を予定しています。

★主催:「授業工房」実行委員会 後援:大阪高生研 申し込み先:首藤広道 shutti21@yahoo.co.jp (資料準備の都合がありますので事前にお申込みください)

2014年8月21日 (木)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑫ 重鎮メンバーも昔は若かった④ ハマらなかったオギちゃん

(前略)その修学旅行に、オギちゃんは来なかった。
 「なぜ来なかったんだろう」。ムード最高潮の修学旅行の間、僕はずっとオギちゃんのことを考えていた。少なからぬショクを受けたのだ。クラスのムードに乗れない生徒のことなんかに、この間思いを馳せたことは一度もなかった。僕は酔っていたのだろう。生徒と一緒になって盛り上がるのはいいんだけど、酔ったらアカン!!ということか。


 「先生、オギちゃん、どないしたんン」。尋ねる生徒に、「風邪でもひいたんやろ」と軽く答えながら、実はこの間のことをあれやこれや思い返すことばかりの修学旅行だった。大阪に戻って「オギちゃん、君はなんで来なかったの」と訊く度胸はなかった。(オギちゃんは「風邪をひいてしまって……」とこたえるだろうけど)。


 3年生になって新しいクラスになると、オギちゃんは欠席を重ねることもなく、ごくフツーに卒業していった。あの時、僕はオギちゃんを不登校一歩手前まで追い詰めていた。「若さに任せて行け行けドンドン……、そろそろそこから卒業しなくては……」そんなことを考えさせられた。


 一人ひとりが確かな居場所があるクラスとは?そんなクラスづくりをするにはどうしたらいいのだろう?これが僕のテーマになった。高生研に顔を突っ込みだすのはそれからだ。


(後略。中村貴彦 。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月20日 (水)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑪ 重鎮メンバーも昔は若かった③ 私を変えた生徒たち

 「先生、明日大介を見に来てください。本当にいい顔してますから」
 大介の母親からこんな電話をもらったのは、昨年の秋、9月下旬の夜だった。


 「大介」は2年の時に担任をした生徒。彼は2年に進級した直後から『何のために高校に行くのか』で、ずいぶん悩んでいた。4月下旬から5月上旬にかけて休みが増え、僕は足しげく岸和田にある彼の自宅まで通ったものだった。


 男気が強く、強い自尊心をもつ彼は、髪の毛を染めたり、ピアスをしたり……とはまったく無縁の硬派タイプ。地域の青年団の有力メンバーで、ケンカの強さから、近隣では彼の名を知らぬものはなかった。


 幾度か家を訪ね、彼と話し込むうちに、大介は剛健な外見とは裏腹に、大変ナイーブで優しい心根の持ち主であることがわかってきた。地車(だんじり)を愛し、春木の街を愛し、地元の友人(つれ)友人(つれ)を何よりも大切に考えるかれにとって、「堺市内の大学附属高校」は、あまりにも場違いであったのだ。中学を出てすぐに働き始めた友人たちへの気遣いや焦りを感じているようでもあった。


 「大学へは行かへん。とりあえず、それだけは決めている」と彼は言った。学力的にも、経済的にも、それが十分に果たせる条件にあったため、僕にはそれが、「惜しいこと」のように思われた。だから、当初は「大学に入学してから、ノンビリやりたいことを見つける手もある」などと、“助言”をしていた。一方では、学歴社会の弊害を憂いながら、それを積極的に拒もうとする大介を、そこへ追い込もうとしていたのだった。ほとんどの生徒が進学を希望する本校で、この決意は“異端児”を宣言するものであった。しかし、この決意も含めて、僕自身は、彼と彼の母親からずいぶんたくさんのことを教わったように思う。


 彼の母は「大介のこと、もう少し待ってやってください」と口癖のように話されていた。もとより、彼を“切る”つもりなどなかった僕は、「今彼に一番必要なのは『じっくり考える時間』だと思いますから、待てるだけ待ちます」と、これもまた何度も同じ言葉を口にしていた。


すると彼女は……


(後略。藤田隆介 「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月19日 (火)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑩ 重鎮メンバーも昔は若かった②「彼らが伝えたかったこと」とは?

  (前略) どうにかして少しでも学力のある生徒を呼び入れるために、特色ある学校づくりをしなければならない。T高校は周りにも評判の生徒指導の厳しい学校、いわゆる管理的な学校としてスタートした。開校当初の混沌とした雰囲気も落ち着きを見せ、入学したての頃は何をしだすかわからない生徒も、卒業の頃には落ち着いて社会へ出て行くようになった。

  私もそんな中で、「自分のやり方を生徒に遠慮なく押し付け、おとなしく教師の言うことに従うことを強いる」というスタイルを確立していったわけであるが、2回目の卒業生を出したときに、ふと自分のやり方に疑問を持つようになった。

  私が担当した学年は成績はまあまあ良かったのだが、問題行動の多い、手のかかる生徒たちだった。それが3年目にこちら(教師)の思惑通り、ほとんど手のかからない、イイ子ちゃんになっていたのだ。そして、社会はバブル全盛の好景気、就職もほとんど一発で決めてくる。生徒も教師も笑顔で卒業式を迎えたのだが…。

  三年間おとなしく教師の言うことに従うことを強いられた生徒が、社会に入ってどんな社員になるのか。教師の替わりに、経営者や上司の言うことになんでも従ってしまう、そんな人間を育ててきたのではないかと考えてとき、果たして自分がやってきた方法が良かったのかと言う大きな疑問が生じた。

(後略。西村康悦。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月18日 (月)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑨ 重鎮メンバーも昔は若かった① 私の原点

  教師は生徒によって作られると言う。私にも、今までに様々な出会いがあり、多くのことを生徒たちは教えてくれた。その中でも、今の私の教師としての原点になっていると思っている事を3つ挙げてみたいと思う。

1つ目は、私が大学卒業後、非常勤で初めて教えたI高校3年8組の生徒たちのこと。彼らは私に親しみは持ってくれたが、こちらが初めてということもあり授業は惨憺たるものだった。悩んで先輩の先生に相談すると「『点数を引く』と言うといい」とアドバイスされた。「生徒を脅しながら授業をするのは嫌です」と反論する私に、その先生は、「ではその気持ちを生徒にぶつけてみろ」と言って励ましてくれた。次の日、覚悟を決めて教室に行った私は、1人の生徒が立ち歩き始めたのをきっかけに、自分の思い(「点を引く」と脅しながら授業をするのは嫌だと言うこと、不慣れだが分かるまで教えたいと言うことなど)を語った。何があっても絶対に泣かない、そう思いながら夢  中で話し続ける私の言葉を、彼らは真剣に受け止めてくれた。また彼らの要望もなされ、その時間は話し合いで終わった。

その後、授業は急には変化しなかったが、彼らと私は確実に親しくなった。

(後略。加藤都「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月17日 (日)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑧ メードイン大阪の駄菓子

 実は大阪は駄菓子の”名産地”だ。子どもたちが小銭を手の平に握りしめて、真剣な眼差しで、駄菓子を選び、足し算勘定をして店のおばちゃんとやり取りをする…駄菓子屋はコミュニティ体験の原点になっている!

?
 ひとつひとつの駄菓子には、驚きや笑いのネタとぬくもり感が盛り込まれ、子どもたちへの愛情で満ちている。その基盤は大阪ならではの、ものづくりの知恵と技術の積み重ねであり、駄菓子ワールドは、まさに”大阪文化”なのである。

 「煙草を吸う大人の真似をしたい」と子ども心をくすぶったのが「ココアシガレット」。大阪市淀川区の「オリオン」が1951年(昭26)に開発して大ヒット。現在もさまざまに味を増やして販売している。

 「上手に口笛を吹いてみたい」憧れを叶えたのは、東淀川区の「コリス」。「フエガム」を親会社の「ハリス」から引き継ぎ、「フエラムネ」を1973年(昭48)に発売した。現在海外にも輸出している。

 住之江区の松岡製菓「満月ポン」は大阪名物として土産にも使われるようになった。アポロ宇宙船が月に行ったことから、それまでの「ポンせんべい」から名前を変えたらしい。

 生野区にはメーカー本社が集まる。
 「セコイヤチョコレート」「チョコエッグ」の「フルタ製菓」は林寺に。
 「島田のラムネ」の「島田製菓」は巽(たつみ)巽(たつみ)西。
 「はちみつきんかんのど飴」「のど黒飴」をはじめとするのど飴に定評ある「ノーベル製菓」が巽北。
 「丹生堂本舗」といえばラムネ、チョコ、グミ…で新今里に。舎利寺には「薮内製菓」…まだまだある!?

 松屋町界隈には「扇雀飴本舗」。歌舞伎役者の中村扇雀(現坂田藤十郎)に因んでネーミングされた商品「扇雀飴」をそのまま社名にした。飴やグミの「UHA味覚糖」、パイン飴」の「パイン(株)」と、ナゼか飴の会社が多い。

 堺では「前田のクラッカー」の「前田製菓」、「都こんぶ」の「中野物産」、「シスコーン」「ココナッツサブレ」の「日清シスコ」。「世界一小っちゃなコンペイトウ」を開発した「大阪製菓」は、職人技術をアピールして残したいと考え、堺と八尾に「コンペイトウミュージアム」を開設している。

 他にも、食感や占い、パロディを楽しむ菓子は尽きない。
 あの日、あの時、あの頃のおやつ…。メードイン大阪の駄菓子は、子どもにとっても大人にとっても、人生の物語を彩る大切な宝石なのだ。

(中村貴彦。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月16日 (土)

「早蕨」8月号は全国大会特集号

8月号編集担当のKじこさんから、原稿依頼。


「8月号のさわらびは大会特集号になります。
以下、担当をお知らせします。(中略)
「これは私が書く!」、というところについては立候補、執筆をお願いいたします。


タイムテーブル・・・
8月26日(火)     製本作業
8月24日(日)     原稿印刷。
8月20日(水)     原稿締め切り 


突貫工事のような日程ですが、なにとぞご協力のほど
よろしくお願いいたします」


 お盆休みはみな筑波を思い出しつつ執筆です。

2014年8月15日 (金)

それぞれのつくば大会

「つくば大会に参加していただき、ありがとうございました。
参加者は以下の135名でした。
初参加が31名、学生が18名で、これらの方々が大会をフレッシュで活気あふれる大会にしてくれました。(後略)」

 現地・茨城のIさんからのメールです。
 その報告によると、大阪からの参加者は14名。

 大会が終了するやいなや家族と待ち合わせて北海道へと飛んだ者、
「大会終了後、芝居見物や「故宮」展を見るなどして遊んで帰りました」
「 翌日の富岡製糸場は朝の9時半から雨中1時間半待ちで断念。代わりに急きょ原爆の図」の丸木美術館に訪問できたのがよかったです」

 みなそれぞれに行く夏惜しんで、さあまた日常です。

2014年8月13日 (水)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑦ イケ麺ず  旅立ちの日に食す~人生の節目に「ぜにや」あり

 一人息子が、この春、京都で一人暮らしを始めた。彼は子どもの頃から身体が弱く、卵と小麦粉の食物アレルギー・アトピー性皮膚炎で、給食の献立も別メニュー。ちょっとした風邪引きでも肺炎になってしまう虚弱体質で、眠れぬ夜は一度や二度ではなかった…。

 高校3年生の春に、ようやく「小麦粉解禁」となった。学校帰りのたこ焼きも、メロンパンも、パスタもラーメンも、17歳で初めて口にした。「すごい楽しみにしてたんやけど、意外と大したことないなぁ」が、感想だった。そんな彼に「これはうまい」という麺類を食べさせてやりたい…と、親父が思案したあげく選んだのが「堺市中区土塔」にある「ぜにや」だ。二人きりで訪れたのは下宿も決まった3月末のことだった。

 
 商大堺高校の最寄り駅深井駅周辺にはまずまずのうどん屋が数軒あるが、その中で群を抜いているのが「ぜにや」だ。土塔町はこのエリアの旧村で道幅が狭く、曲がりくねっている上に、田畑のミニ開発で住宅が密集している。路線バスが走る「表通り」から一本入った住宅地の一角に「ぜにや」はある。この店自体が仕舞た屋風(というよりまさに普通の住宅)で、町に溶け込んでいるため発見は容易ではない。ただ、11:00の開店を待ちかねた常連客たちが早くから長蛇の列をなしているので、その店(家?)がかろうじて「ぜにや」だとわかるという状況だ。

 この店を訪れる以上、行列を厭うてはならない。ベンチ等も少なく、なかなかはけない行列にしびれを切らすこと数十分。ようやく店内に通された。ここは迷わずに「おろし天ぶっかけ」一本で。待つことさらに10数分、大きなどんぶりが運ばれてきた。エビ天、野菜天、半熟卵天などがあふれんばかりに盛りつけられている。慎重に天ぷらをより分け、箸を沈めていくと、もっちりとした弾力をもつ美しい乳白色の麺に行き当たる。

 ただならぬ気配に息子も緊張を高めている。親父の動作をまねて、麺を箸でつまみ上げ口に運び、ズズッ…。「うわっ」あとは言葉にならなか 親子で肩を並べ、至高の一杯をすすりあげる時間は、ほんの数分。でも、これから一人の市民として生きていく彼の人生に、とっておきのうどんとともに寄り添えた時間は芳醇そのものだった。「うまかったな」「うん」言葉少なに感想を述べあい、店を去る。この先、彼と二人でどれほどの時間を共有できるかわからない。それでも、息子の旅立ちに「ぜにや」を食べた日のことを忘れることはない。「ぜにや」は、そんな人生の節目にこそ食してみたいうどん屋である。

(藤田隆介。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月12日 (火)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑥ 6月例会「ぴらっと1枚実践話会」報告② 行事でいかに学ぶのか

(体育祭の実施要項案のクラス討議結果を報告に行った体育委員は……?)

(前略)生徒会室へ結論を報告しに行った生徒は、待ち構えていた生徒会部長の教員から、「反対なら修正案を出せ。これ(反対)でいいと思っているのか」と散々詰められ、泣きながら帰ってきた。反対票を出したのはわがクラスのみだった。

よくよく話を聞いてみると、「① 2月から教員は準備していること。②反対の場合の代案を出すこと」を諭され、『反対するクラスがあると、当日までのスケジュールが狂う、体育祭が実施できなくてもいいのか』など高圧的に言われ、黙り込んで私のもとに帰ってきた生徒は、『じゃあ、反対するなってことやん。賛成じゃないと差し戻しってなんやねん』と怒り、戸惑い、悲しみ、様々な思いで困惑していました。

 放課後、教室で泣き止んだ2人と、今後どうしたいのか話し合った。『大好きな生徒会部長を困らせたくはないが、やっぱり納得できない』『こんな大事なことなのに話し合う時間が持てないのはおかしい』

そこで他のクラスの生徒が次々にやってきて、彼女たちも同じく反対の立場であることを主張した。しかし、クラスで賛否を問われた時は反対できなかったり、適当に話を聞いていたりだった。中には数人の生徒が生徒会部長へ直訴しに行ったが、取り合ってもらえなかったとの事だった。

(下略。Y子。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月 8日 (金)

さあ、いよいよ全国大会へ。

いよいよ明日9日から全国大会inつくば。
左記「つくば大会応援ブログ」の内容も充実してきて、どれに出ようか、と迷います。

  → http://kouseiken.jp/Taikai/

 台風11号の動きが気がかりだけど、「大会からめて前乗りを」と考えるメンバーはさっそく今日から上京、とか。

 さあ、楽しみましょう。

 大阪高生研ブログも明日から11日までは大会参加のためお休みします。

 では、つくばで。

2014年8月 7日 (木)

全国大会の「放課後」

大会の魅力の1つが、分科会終了後の交流会。
今年も魅力的な交流会がいくつも。
当日、先着順でエントリーします。

先年、大阪例会で太鼓講座を行ってくれた太鼓集団「響」の講座もあります。

<3.太鼓集団「響」と太鼓を楽しむ>

会場→第2食堂

太鼓集団「響」は、埼玉県立浦和商業高校定時制の太鼓部を母体とする太鼓集団です。復興支援先の東北からつくば大会に駆けつけてくれるのは、イギリス公演でも中心に活躍した飯島学さんです。「響」は事務所を桶川市に、稽古場(響スタジオ)を本庄市児玉町飯倉に構え活動しています。2014年事務所のある桶川に響プロデュース、若者たちの居場所HIBIKICafe(ゆったりしていてコーヒーがおいしい)をオープン、映画「月明かりの下で」の夜間定時制高校で、若者の居場所の必要性と意義を発信しています。
映画では、2002年の入学から2006年の卒業までの4年間、そしてその後へと、生徒一人ひとりに寄り添った貴重な映像が、テレビ放映を経て、ドキュメンタリー映画となりました。
開会行事での演奏に続いて、交流会では「響」の指導者のもと参加者が太鼓をたたき交流を深めます。
プロの凄さと太鼓の楽しさが味わえる貴重な機会です。ぜひご参加ください。17時30分開会です。

第52回高生研大会in茨城・つくば
 8月9日(金)~11日(月)  
左記「つくば大会応援ブログ」でご案内。
  → http://kouseiken.jp/Taikai/

2014年8月 6日 (水)

全国大会後、それぞれの後泊

ある人は家人と待ち合わせてそのまま北海道へ飛ぶ。
ある人はせっかく東京まで来たのだからということで、歌舞伎ほかの芸事三昧。

それぞれの「大会後」を楽しむ予定だとか。

中村、西村、サトウは、神奈川在住・Mさんにわざわざクルマで参加してもらい、大会最終日、「別れのつどい」終了後すぐの出発をもくろんでいます。

<以下・予定>

11日(月) 総会後(15:00ごろ)、宇都宮に向かいます。
この日は宇都宮のビジネスホテルに泊まり、宇都宮餃子の店をハシゴ。
宇都宮は県都でありながら、日帰り温泉施設が充実しているので、夕食前に1浴します。

12日(火)は、足利学校、岩宿遺跡、富岡製糸場を可能な範囲でまわります。
プラス佐野ラーメンと1浴は必須です。
気が向けば、日光や上州の温泉地まわりになるかもしれません。
夜、新横浜から帰阪予定。

台風が心配。
それ以上に、K嬢を加え5人乗りコンパクトマーチに、メタボ含めて5人で乗車。
宇都宮餃子、佐野ラーメン……これって果たして大丈夫なのか?

第52回高生研大会in茨城・つくば
 8月9日(金)~11日(月)  
左記「つくば大会応援ブログ」でご案内。
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2014年8月 5日 (火)

今週末は高生研全国大会inつくば。大阪からは15人!

  「クラブがあるから行けるかどうか……」
  最後の最後まで検討していたKさん(若手女性)が調整ついて申し込み。
  記念すべき「大会申し込み100人目」となりました。
 
  連日送られてくる大会実行委員からの報告では、「大阪からは今のところ12人参加」ときいていますが、いえいえ、和歌山や兵庫、そして遠く神奈川在住(!)の大阪高生研メンバーの参加は今のところ15名。
 
  さあ、しっかり楽しみしっかり学びましょう。 
 
第52回高生研大会in茨城・つくば
 8月9日(金)~11日(月)  
左記「つくば大会応援ブログ」でご案内。
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2014年8月 4日 (月)

【立ち読み】「早蕨」6月号⑤ 6月例会「ぴらっと1枚実践話会」報告① 「ぴらいち」を書いてみて、報告してみての感想

何を伝えるのにも情報不足である。敷居が低いからこそ始められるが、発表の後で得たものはのリスク(敷居の低さ)から程遠いハイリターンであった。

  A4一枚に文字を書くことは、最初はどう文字で埋めようか考えるが、次第に自分の抱えている思いに気づき手が止まらない。読むほうは気楽だが、発表する側には時間も文字数も足らない。また別の場で実践報告・検討をしたいと思った。また新たな報告ができるよう、自分なりのやり方で意識して教育実践をしてゆきたい。
 
 
   Aさんの実践では、決起集会や嘆願書を最終目標に置いていたが、クラスの中に「体育大会が嫌だった(だから今回の団分けも興味がなかった)」という子の本音を見出し、尊重した柔軟さと担任としての包容力は、個人的には結果としてよい実践だったのではと思う。
(O。「早蕨」6月号。購読申し込みは、左記、「メール送信」へ)

2014年8月 3日 (日)

全国大会応援ブログで情報発信中④ 「国語で扱う原発授業~授業の枠組みを考える」

「ええーっ、残念やなー。
なんで応援ブログに札埜分科会の紹介がないのよ。

「憲法」のことにしろ「集団的自衛権」のことにしろ、授業でとりあげることさえ「政治的」とか「偏向」とか言われて指弾されそうなご時世ですやん。

そんななか、あえて国語の授業で、進学校での受験圧力ともたたかいながら、「政治的」事象をがんがん扱ってる札埜さんの報告ですよ」


「札埜分科会の紹介原稿を特急で書いて」と応援ブログ担当氏に頼まれ、本日の記事は(なぜか)サトウが書きました。(「特急」です)


「はっきり言ってこの分科会1本参加するだけでも、遠く筑波までいく価値あるってなモンだい」と続くこのご案内、ぼくの本心です。

 続きはつくば大会応援ブログでご案内。
 各分科会の見どころを順次語っています。
  → http://kouseiken.jp/Taikai/

2014年8月 2日 (土)

全国大会応援ブログで情報発信中③

「大阪の三木です。今回、第3分科会「HR初任研 ~はじめての学級担任~」の運営をします。思い返せば、私も3年前の名古屋大会で初担任の1年を報告しましたが、伊藤さんの報告も初担任の1年を振り返ったものです」


 大阪メンバーは報告以外にも運営やその他で活躍します。


 つくば大会応援ブログでご案内。
 各分科会の見どころを順次語っています。

  → http://kouseiken.jp/Taikai/

2014年8月 1日 (金)

第5回南大阪例会ーゆく夏を惜しみつつ、激動の9月にそなえて(報告編)

南大阪例会と言いながら、大阪、奈良各地から参加を得、また若手率75%のフレッシュな会となりました。

コンセプトである顔の見える関係で困り感をありのまま語り聞き取ってもらえる、は今回も達成できたかな。

若い先生の感想から。

「罰ではないやらせ方」「離れていく生徒との距離感」は、状況はまったく違うのですが、自分も同じことを課題として持っていたり悩んでいたりするところで、悩みを独りで腐らせることなく前向きに解決していこうという先生方に励まされました。まさに「仲間がいる」という実感でした。(Tさん)

以上報告by井沼

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